あらすじ
凍てつく母子の闇。 後宮へ赴き、実母である太后に援助を請うエイ政。しかし、太后は、エイ政の政敵である丞相・呂不韋と密会を…!? 王宮、風雲急…!
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
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自分の子が憎い
呂が政の母親を利用したことで政は生まれた。その政を呂は潰そうとしている。因果ですね。母親に憎まれるってどんな気持ちなんだろか…。政治と愛が入り組んで複雑です。
匿名
レンパ大将軍の魅力
今回相手となる魏の大将軍としてレンパが登場しますが、とても魅力ある人間で個人的には好きです。
趙の王を悪く言って追放されるというのも、実力は抜きんでているが社内政治しないせいで出世できないサラリーマンのようでいいですね。
Posted by ブクログ
後宮の陰謀編。太后と呂不韋の姦通は、後々呂不韋の失脚に繋がるはずなので避けては通れない話題。それを向などのキャラをうまく使って膨らませている。
一方の対魏戦では、攻城戦で井蘭車が出てきて王賁(おうほん)や蒙恬(もうてん)が大活躍。