すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『2020年のロマンス詐欺』
『五年目の受験詐欺』
『あの人のサロン詐欺』
『詐欺』という言葉と辻村深月のジャンルの広さに身構えて読み始めました。
どれも読後は強張った肩の力が抜ける感覚を覚えている。
やはり人は1人では生きてはいけないと思わせてくれました。
解説の一穂ミチのいう『深月の一刺し』はよくわかる。
何気ない言葉が心に刺さって離さない。
お気に入りは『あの人のサロン詐欺』かな。
『五年目の受験詐欺』も思わぬ方向へいって楽しめた。
『2020年のロマンス詐欺』の
"だけど 、人は目的や理由がなくやりたいことがあってもいい。"
刺さりました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ帯に挙げられた『N』は、全六章をどの順で読んでもよいというコンセプトだったが、6!=720通りのうち1通りしか読んでいない。本作『I』は、全二章をどの順で読むかによって結末が変わるという。読み方はたった2通りしかない。
本作は、二つの章が上下逆転して印刷されており、どちらの章も本のほぼ中央から読み始めることになる。そのため、巻頭に置かれた約束事を読んでおらず、読み終えた後に早とちりしてしまった。約束事に注意して、読み返してみると…。
二つの章は、それぞれ物語として完結しているし、どちらも重い。ネット上にネタバレを公開しないようにとのお願いが載っているが、自分が読んだのは多くの人が命を -
ネタバレ 購入済み
神の悪戯で魂弾き出され体験者のネネデリアちゃんとその兄アルバーノ、元のベルラを想ってくれてたの切ない。
人の目に映らない魂、目で見える仕草や態度、観点こそ違うけど見破れば戻るんだから神が試してるってことかねぇ。
それはそれとしてベルレナとして魔法修行も始めて、仲良し父娘がさらにキャッキャしててよき。
パパ友ニコライドさんご本人も遊びに来て楽しいようで何より。
思い出の故国で息抜きお出かけベルレナに、ちゃんとニアミスして気づくアルバーノくん有望だなぁ。
憑依ベルラは推しと育んだ絆をゲーム脳で潰してしまわないかハラハラするー。むしろ惚れてるから後年ヤバくなるんか…? -
Posted by ブクログ
登場人物の表情や内側で思っている気持ちの描写がリアルで怖かったし鳥肌がたちました。
自分でも無意識のうちに、悪気なく相手が嫌な気持ちになることを言ってしまっている気がします。
後から発言を後悔することもあるけれど、たぶん何気なく言っていることの方が多いんだと思います。
そして自分も過去に言われたことの内容や嫌なことをされた人も行動も言語も今でもハッキリ覚えてます。
過去の失言は今からは変えることはできません。
この本を読んで人に対しての言葉遣いや自分の発言を
気をつけようと思いました。
この本怖いな感じたのは自分にも当てはまる部分があったからだと思います。読んでいて息がしにくかったです。
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