すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズの3作目
今回は兜と息子克己の家族が主軸。連作短編集的な物語だが繋がりがはっきりしており一つのまとまりのある作品。
今回の作品は前2作に比べて、特にポップで愉快に描かれていた。恐妻家としてめちゃくちゃ共感できる部分もあり、わかるわ、自分も同じような事を女房に言われているなって思いながら読んでいた。兜と一緒で嫌いとか嫌だとかではなく、自分の言動行動で機嫌を損なわしたくないという一心。明るく穏やかでいてほしいだけ。
かといってやり過ぎるとそれは違うものになってしまうので加減が絶対。文面からにじみ出る兜の行動言動の愉快さが自分の共感と重なりリンクする。
その言動行動は対人関係において誰の中にもあるものだろうと思う。それをポップにユーモラスに描ききっている作者は本当に素晴らしい。
伊坂さん風に書けば伊坂さんの両手を自分の両手で覆う様に取り、彼の目を見て大きく頷きながらガッチリと握手したい気分。
今作品は「愛」を強く描かれている。
妻と知り合い妻を愛し、息子を育て息子を愛す事で彼の持つ力は家族を守る為の強さへと変わっていったのだと読み取れる。
死んでなおその愛を継続している兜に胸を打たれる。
形は歪で一般的ではないけれど素敵な家族愛が溢れる作品だった。
新作「777」。前3作を読んでからにしようと積読を選択してよかった。3作通して本当に面白かった。期待値が上がりまくっている。 -
ネタバレ 購入済み
終わったのぉ〜哀しい。
溺愛ハルくん、大暴走してとうとう同棲に漕ぎ着ける。
落ち着くかと思いきや、やっぱり大暴走して雪斗ヘロヘロ笑。
社会人になった2人は、これからも様々な問題にぶち当たるだろうけど、大きな愛で乗り越えるんだろうな。
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ルポ トランプ王国2 ラストベルト再訪
- カート
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試し読み
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匿名
ネタバレ 購入済み続編
すれ違いも少しありつつ、最後はハピエンで終わってよかった!
攻めが少しだけ執着しちゃって、乱暴にしちゃうけど、受けは気持ちかったみたいなの最高です。 -
Posted by ブクログ
ラノベだし、可愛い子が出てくるわけだし、ホラー要素はおまけ程度なのではと舐めてかかって読んでみたら、かなりガチめのホラーでとても面白く読めました。満足。
舞台は東京・八王子。
自分の容姿に自信はありつつも、逆に言えば容姿しか取り柄がないのだと自覚していた高校生の姫奈は、自分を売り込むために、YouTubeで人気の心霊系チャンネル【廃墟めぐり】を運営している同級生の透花と真冬に声をかける。自分もその廃墟めぐりに参加したいのだと、そして注目され芸能人になりたいのだと…。
姫奈のなかなかにシビアな心中の描写、怖がりなうえに心霊に興味があるわけでもなさそうな透花たちが廃墟めぐりをする理由、登場する魅力的なキャラクターたち、かわいいイラスト、登場人物が美少女だからと手心を加えない容赦ない展開と描写、衝撃のラスト…
このラストから続きがどうなるか気になります。
廃墟めぐりのメンバーは生き残れるの?
他にもいろいろ気になるところが。
2巻もぼちぼち読んでいきたいです。 -
Posted by ブクログ
さみしさが、読むほどに募る。
吐き出すことのできない、行き場のないさみしさ。
いっそあなたには、鳥になりたいと、遠くへ飛んでゆきたいと願ってくれと思う。
だがあなたは立ち去ることを選ばずに、静かに閉じてゆく。
その眼差しは自らの内へ、選んだことと選べなかったことの境目へと向けられる。
残されるのは沈黙だけだ。
ままならぬ、と独りごちる。
母親との関係、夫との関係、冷たい都市に満ちる閉塞感だけではない。
自分自身の心が、自分にとってままならない。
それでも、今ここにあるのは閉じ切った哀しみではない。
彼女たちの頑なさの内側に秘められたしなやかさ、自らを見つめる眼差しの確かさは、かりそめの地に根を下ろしながらも遠い光へ向かって枝葉を伸ばす若木なのだ。
暗闇と光へーその両方に向かって、身体を引き裂くようにして伸びてゆく。
本書は、遠く離れた地でそれぞれの孤独に生きるものにとって、密やかに、だが確かにつながっている、同じ時代を生きていると感じさせてくれる。
僕らは孤独な木ではない。
たとえ、言葉にする術を持たずとも、ささやかな葉ずれはきっと、あなたに、僕に届く。
ーーー
“木々が見ている方向はいつも、陽のあたる方だ。運動場のあの木は明るい場所で育ったおかげで円く堂々と枝を伸ばしたが、日陰に立つ木々の枝は例外なく切実に曲がっている。ある木は光の中で生まれ、ある木は日陰で生まれるのか。
だがいずれにしても、その葉は等しく青く輝く。
その葉は日差しに向かってまっすぐに伸びていく。“
ー「赤い花の中で」より -
Posted by ブクログ
ネタバレ原告ゴリラ、被告動物園。こんな裁判なら何度でも傍聴したい。
裁判の顛末についてはフィクションとして楽しむべきだし、引用されていた判例もおそらくフィクション。
本筋は言語と意思の疎通にあるように感じた。
人間じゃない獣として扱われたローズが、人権を獲得し、人間として自身の行動を選択する。
弁護士に「君は弁護士になるには優しすぎる。僕みたいな冷酷な獣じゃないと務まらない」と言った言葉を受け取るラストシーンが印象的。直感的に「人間が獣を自称し、ゴリラが人間として扱われている」面白さを感じてしまったが、両者共に人間であることを思い直させられた。 -
ネタバレ 購入済み
かなり切ない
大好きな人には好きな人がいて、でも失恋したのだから自分がそばにいたいと、お試しの恋人にしてもらう。一緒に住んで、まるで本当の恋人のように抱かれて、でも好きとは言ってもらえなくて。
受けの健気さに涙涙。
お酒を飲んで記憶をなくすのは気をつけないとな〜。
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