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私たちは何を言語化することができ、あるいは言語化することができないのか――。20世紀哲学の金字塔『論理哲学論考』をウィトゲンシュタイン研究の第一人者が解説。よくある誤解を丁寧に解きほぐしながら、『論理哲学論考』に挑戦するための準備運動をこの一冊で。入門書の入門を意識した平易さが嬉しい決定版。
【目次】
はじめに 何のために書かれた本なの?
第1章 哲学を終わらせる企み
第2章 世界とは何か? 言語とは何か?
第3章 語りえないことが浮かび上がる
終 章 読んだ後は投げ捨てるべき本か
『論理哲学論考』の翻訳について/次に読みたい本/
現代の論理学を知るための入門書
ウィトゲンシュタイン略年譜
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Posted by ブクログ
初心者には本当に有り難いシリーズ、2冊目を購入。
誤用されがちな『論理哲学論考』の結論となる1文について、そこに至る読み解き方を超抜粋で解説、面白さを伝えてくれる。
…そしてめちゃくちゃ興味が湧く。
『論理哲学論考』の末尾
―――
読者は私の諸命題を葬り去らなければならない。そのとき、読者は世界を正しく見るだろう。
語りえないことについては、沈黙しなければならない。
―――
…カッケェ。
思わず呟いちゃったよね。痺れる美しさ。
私の敬愛するSEKAI NO OWARIさんの『天使と悪魔』を思い出すなどした。
―――
否定を否定するという 僕の最大の矛盾は
僕の言葉すべてデタラメ なんてことになんのかな
―――
ウィトゲンシュタインは言語化が無意味だと言っているのではなく、言語化できないことを取り出して切り分けることによって人間の思考を炙り出している、と受け取った。
きっと浅い解釈だろうから、将来的に深めていけるのが楽しみだ。
Posted by ブクログ
結局のところウィトゲンシュタインの『論考』って何が言いたいの?という結論の説明。所謂、「語りえないことについては、沈黙しなければならない」の"語りえないこと"は結局何の事なのか?から、彼の簡単な素姓と『論考』を執筆するに至った流れ、論理空間、アフォリズム的な文章故に多くの人達に誤った形で『論考』が解釈されている事、独我論、観念論、"世界の限界"についてなどが簡潔に書かれています。
勿論、この1冊だけではまだまだ『論考』を完全に理解するには程遠いと著者自身が言っていて、そもそも『論考』を読むにはそれなりの下地が必要で、その下地に当たる次に読むべき一冊を巻末で何冊か紹介してくれています。親切。
要するに、入口の手前~入口の一冊ですね。ご興味ある方は是非!(すばひび好きとか)
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