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Posted by ブクログ
男らしい、その呪縛から男性はいつ解き放たれるのだろう。
今やイクメンなんて当たり前。
「なんちゃって」や「ファッション」ではなく、男性も育児を担う頼もしいパートナーとなりつつある。
加えて仕事もできて、大黒柱でもある......。
そんな輝いている男性はごく一部。
40代以上の男性たちはどうもそんな社会の変化についていけず苦しんでいるようだ。
見えない、見せないようにしていた男性の「病」とはなんなのだろうか。
第1章では会社に縛られ、地位だけが仕事になっている男性の言葉が重い。
私も上昇志向は強い方だとは思うが、未だ下っ端に甘んじているためこの男性の気持ちはよくわからない。
そんなに地位ってしがみつかなければいけないもの?
会社で仕事をする意味って、それだけ?と。
第2章では妻の不実、第3章では行き過ぎた教育パパとそれに応えられない(ように父親は感じている)息子の話。第4章では母に縛られ、介護に行き詰まる。
本書で強く感じたのは、どうして一人だけで抱え込むの、どうして話をしないの、どうして自分の考えだけが絶対なの。
そして、どうしてそんなに自己中心的なの、ということだ。
中年以上の男性がインタビューの相手なのだが、皆揃いも揃ってそうなのだ。
女のあなたにはわからない、結婚していないあなたにはわからない、フリーのあなたにはわからない......。
それはかつて「男の特権」であった居場所が既に失われているのに、周囲を気にしすぎるあまり現実を直視できないからだと著者は分析する。
私はそこに女性の側の問題もあるように思う。
主婦が当たり前、責任者は男、男は愚痴るな、泣くな.......そうではなく、精神的にも経済的にも互いを保管し、支え合うパートナーとして男性と向き合うべきだと思う。
男女ともに感情をきちんと出して、話し合い、助け合えば、結果的に社会は双方にとってより暮らしやすいものになるはずだ。
Posted by ブクログ
うん?
なんか読みたかったものと違うぞ?
そんな感じ。
中身はタイトルから想像できるそのままなのだが、なんかしっくりこない。色々と生々しいルポではあるのだが、何となく、自分の主張に沿ったものだけ取り上げてるような。
ラベリング論も知ってるし、男性に対するいろんな視点も判るが、そういう目線で見ればこう解釈できるねみたいな。
男という病って、むしろ成功している人たちも分析しないと足りないんじゃないかね。
どのくらい普遍的な話なのかも判らない。
なんか臭う。
女性の目線だな、と感じること自体が、男の病か。
本の趣旨とは違うが、その病って、本当に不要なものなのか。
人としての病は何だ。女としての病は。
こういう論調は合わないなあ。
Posted by ブクログ
最近フェミニズム系の小説やエッセイを読みすぎて、世の中の男という男(夫を含む)や、男中心に作られてきた社会のしくみが全部敵に見えてきて、我ながらこれじゃいかん!と思ったので(笑)、あえて真逆な本を読んでみました!
もともと、近所の共産党の事務所に
「女性や子ども、高齢者(お年寄り、だったかな?)が暮らしやすい社会にしましょう!」」みたいなポスターが貼ってあって、これを見るたびに「あぁ、可愛そうな成人男性…だれも守ってくれないじゃん」って思ってたのです。
男って、弱音を吐けなくてかわいそうな面もあるよね。
…というわけで、著者が、社会の中で、「男だから」と悩み、苦しんでいる男性たちを取材した記録です。
とても興味深かったです。
結論言っちゃうと、結局は妻とか母とか、子どもとか、周りの人といかにコミュニケーションをとるかによるよね。それは男だろうが女だろうが、同じ。仕事で行き詰ったり、家庭で居場所を失ったり、問題に直面した時、やっぱり夫婦・家族でよく話し合わないと問題は解決しないし、心も救われない。だけど、それが分かっていても、人って素直に心を打ち明けられないものなのよ・・・私にも、わかる。男だからとか女だからとかいう問題じゃなく。肝心なことは、一番身近な、肝心な人に言えなかったりする。
でも、仕事を言い訳に、家事・育児から目をそらしたりするのは、やっぱり、フルタイムで仕事をしながら家事・育児のほとんどを担っている女性からしてみれば、甘えんなこらぁあああ!としか思えないよね笑。本当はフルタイムで働き続けたかったのに、育児や夫の要望でそれがかなわなかった女性とかからしてみても、仕事に打ち込める環境を与えられたのに、弱音吐いてんじゃねえよ!とか思うかも。女性の方がよほど、逃げ場がなくて、弱音を吐く暇もなく、本当に死に物狂いで働いて、家事も育児もしてるんだよ、って私は言いたい。私はこの10年、本当に死に物狂いでやってきた。それだって、「私は女で、母だから逃げられない」という思いからだった。
男にしても、女にしても、性的役割分業に縛られることは、本当に苦しいこと。だけど、だからこそ頑張れるっていう面も確かにある。
生きていくって本当に大変。
男よ、そして女たちも、もっと弱音を吐いてもいいんだよ、ってことなのかな。
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