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Posted by ブクログ
現代の夫婦のあり方に一石を投じる良書。
自分達の親世代(高度成長期)には、「夫は仕事、妻は家庭」という分業が成立していたが、経済成長が頭打ちになった現在ではこのような分業が成り立たなくなっている。さらに時代は女性の社会進出を推し進めていため、夫婦の形も多様化してきている。
本書では、それらの代表的なパターンとして、「活躍する妻とイクメン夫」「大黒柱と内助の功(前時代の夫婦像)」「恋人夫婦(子供なし)」「羽ばたく妻と立ちすくむ夫(熟年離婚)」について、それぞれ長年の取材事例を紹介している。
そこには、それぞれのパターンにおける夫と妻の「こうあるべき」という幻想と理想の解離に苦しむ姿が赤裸々に紹介されている。
夫は家庭内や社会から孤立し、「男らしさ」の呪縛から解放されずに苦しんでおり、妻は家事と仕事の両立に苦しめられている。さらに一旦離職した女性は正規雇用ではなく非正規雇用という低賃金にも苦しめられている。
政府は盛んに働き方改革という名目だけを推進しているが、実行面は企業に押し付けているだけであり、それがそのまま現場の労働者に押し付けられてしまい、以前よりも働きづらい労働環境になっていると一人の労働者として思う。よく言われることではあるが、政府・企業ともに真の働き方改革を推進すべく、現在の労働環境の問題を直視した実効性のある対策を早急に打ち立てることを望むばかりである。
Posted by ブクログ
夫婦はこうあるべきという幻想にとらわれて、現実的な等身大の夫婦になれない夫婦を長期にわたる取材を通して明らかにしていくルポ。
子育てを終えて、積極的に外に出て行く妻と定年後孤立していく夫。
その理由として、女性は長年妻として、母として精一杯努力してきたからすっきりするが、男性は夫として、父として役割を果たしてこなかったからうまく子育てを終えられないというのには納得。
戦後は明日の生活が豊かになることが夫婦の共通の目標だったが、今はある程度豊かになったのでただ一緒に生活しているだけでは満足できなくなってしまった。
より多くを相手に求めるようになる。
その解決策として
・コミュニケーションを十分に図る
・経済的・生活的・社会的・精神的自立が必要。
相手への依存度も期待値も下げる。
利他の心を持ち、寛容に。
・全ての人の長時間労働をやめる。仕事も家事も育児もみんなで分担。
女性も働いて、夫からの経済的自立。
男性も働いて、妻からの生活的自立。
子育てしていない人も解放された時間でリカレント(学び直し)や趣味など私的領域で有効活用できれば、不公平感も解消され、職場風土も改善される。
Posted by ブクログ
夫婦の在り方様々だ、その時々の世間の風潮でかくあるべしという考え方も変わってくる。
夫婦はお互いに影響し合って、関係性が変化していく。一方がしっかりしていて、何でもテキパキこなせば、片方は少し怠惰になる傾向がでる。逆なら逆の傾向に振れる。
今放送されている、知ってるワイフと言うドラマでは、上手くいかなくなった夫婦の夫が、過去を変えて別の妻と結婚するが、前の妻が身近に現れて、夫婦だった時の妻との違いに驚き、荒れた妻の状況が自分のせいだった事に気づくと言うストーリー。
コミュニケーションが不足している事が、日本の夫婦の最大の問題なのだと思う。
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ビジネス・実用
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