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日本では急速な少子高齢化の進行を背景に60歳を過ぎても働き続けることが可能な環境整備が進んでいる。働く側も経済的理由だけでなく生きがいや健康維持などさまざまな理由で定年後の就業継続を望むケースが増えている。本書では、再雇用、転職、フリーランス(個人事業主)、NPO法人などでの社会貢献活動、そして管理職経験者のロールモデルに乏しい女性の定年後に焦点をあて、あるがままの〈等身大〉の定年後を浮き彫りにする。
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Posted by ブクログ
同じ人物を中年時代から長期取材で追って、まとめているのが「等身大」として良きルポとなっている。ポータブルスキルかぁ。年金があてにできない就職氷河期末期世代も避けて通れない道。なんとかしないとなぁ。ホワイトカラーの管理職経験が役に立たない以上。いいきっかけになります。
もうすぐ今の会社は退職しなければならないタイミングになっており、この本を読んだ。 友人たちも、同じような悩みを抱えており、特に介護の必要な家族のいる人は、難しい選択を迫られている。 大手企業で早期退職を選択したが、再就職は思ったようにはならなかった方もおられ、シニアの第二の人生は想定通りにはならない...続きを読む事が多いと感じている。 もう少し早く資格でも取っておくべきだったな。
再雇用。6割減の収入で元部下に顎で使われるのを潔しとせず、転身。NPO法人、フリーランス、ボランティア。第二の人生みつけたと達観するその話に、何か物足りなさを感じる。「もはや『バブル後』ではない」と株価を示す「おわりに」にあきれる以外の言葉はでない。緊縮財政、インボイス制度。弱者切り捨て、大企業優遇...続きを読むの政策。会社に守られていた者たちも定年とともに誰もが弱い側になる。もっと怒れ、まだまだ悩め!考えることを止めるな!自分の人生が終わっても社会は存続させなければいけない。シニアこそ政治だ!公民権に定年はない。
男性らしさ女性らしさの放棄がところどころに主張されており、そこに共感するところはあまりないが、長期間のインタビューが多数のケースに行われており、参考になるところは大きい。ただ万人に適合するものではないため、参考にして自分のキャリアを考えようとするものという感想。
定年された方のインタビューを中心に書かれていたが、多くの方が会社を見返すとかリベンジと言っており。私の様に会社とか昇進への執着がなく過ごした人間には、あまり理解できない内容でしたが、これが普通の人の生き方なんだと感じました。
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奥田祥子
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