すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
中村文則さんとの対話「社会の危機になにをできるか」と魚豊さんとの「自分の立場を描かない強さ」に、私が密かに抱いている「小川哲は小説で社会を変えようとしている説」を勝手に読み解き、痺れてしまった。(どこかにファンは推しに対して勝手な幻想をつくりあげる的なことが書いてあって、これ私じゃんってもなったけど)
でも最後にリチャード・ローティーを出して締めくくるあたり、小説の力でリベラル・ユートピアを実現しようとしてるんだよね、うんうん(涙)って胸熱だった。
とにかく読みどころ満載でページをめくる手が止まらない!
どの対談も濃厚で熱量が高い。読んだことのない作家、一作だけ読んで苦手意識があった作家、フ -
Posted by ブクログ
貧困は数字で語られることが多い。何億人が貧困状態にあり、所得はいくら足りないか。しかし、その数字の背後には、一人ひとりの人生と尊厳がある。「助ける」ことよりも、「自ら立ち上がれる仕組み」をどう築くかという点だ。施しは一時の救いになっても、働く機会や金融へのアクセスは、未来を変える力となる。支援とは、相手を弱者と見ることではなく、その可能性を信じることでもある。豊かな社会に暮らす私たちは、世界の課題を遠い話として眺めがちだ。だが、一杯のコーヒーや一着の服の向こうにも、世界はつながっている。そのつながりに気づくことが、貧困を考える第一歩なのだろう。
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの、生きるぼくら。
ぼくら、という言葉には、人だけでなく、動物も植物も、小さな微生物も含め、巡り巡る命を意味しているのだと思う。
イジメやひきこもり、スマホ依存、認知症……。現代社会において問題視される事象ではあるが、当事者でなければ、それほど気に留めることはない問題ではないだろうか?
1枚のハガキによって引き合わされた家族。血縁があったりなかったり、覚えていなかったりする中で、昔ながらの米作りを通し、「今」を生き抜く力を育んでいく。
人は、一人では生きていけず、誰かを支え、支えられてこそのものだと教えてくれる。
言葉ひとつが、人生とつぼみの懸命さが、何気ない人の温かさが、心に沁みる。 -
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