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Posted by ブクログ
「優しさ」とは何かが、わからなくなった時に必ず読み返す一冊だと思う。私は世間一般的に言われる、共感とか寄り添いみたいなものを技術的に身につけてしまった人間で。だからこそ、他者からの優しいねという言葉は、私がその寄り添いを心から多分できているわけではないから、素直にありがとうと思うことができなかったりする。また、この小説のタイトルにもなっている傲慢と善良という言葉が個人的にはとても嬉しい言葉で。物事には何事にも二面性があって、同じ行動をしたとしても人や置かれている環境が違えば、優しさにもなる一方で余計なお世話になったりもすると思う。だからこそ、私は多分優しさとはなんだろうと生涯色々と悩み続けるの
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Posted by ブクログ
ネタバレ「わりきる」という言葉ほど残酷なものはないのだろうと思った。特に自分自身で思うのではなくて、他人からの割り切るしかないよという言葉はすごく残酷だと思う。世の中には、やはり年齢とか家庭環境、置かれている状況によって、どうにもできないことが多く存在している。けれど、やはり私は、まだ子供なんだから諦めなさい割り切りなさいという言葉は、その子の気持ちを置き去りにしてしまっている気がしてしまって。私1人の力ではどうにもできないことが9割だと理解しているけれど、せめて子供達の気持ちを無碍に扱う言葉だけはかけないように生きていきたいとこの物語を読んで思った。
そして加害者家族の母親や被害者の女性の、一見する