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Posted by ブクログ
人を愛することに理由はあるのだろうか。人を愛するというのは自身の生きる意味を見出すために必要な極めて本能的な営みであり、そこに理由など求めてはいけないのではなかろうか。とはいえ自分ではない他人を愛するということは極めて難しい。自身とは異なる考えを持つ一方で、いくらをもってしてもその考えを理解し尽くすことはできない。己の考えを理解し尽くせぬのと同様だ。たとえどれだけ互いの愛が互いにとって疑いのないものであったとしてもそれを証明するものは何一つないのだ。だからこそ互いの意思疎通が重要であるのだと認められているのであろうが、かえって過度な意思疎通もまたその愛に疑念を生じさせうる余地があるようにも思わ
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな殺し屋シリーズ最新作!!!!!!
伊坂幸太郎の作品は他にも読んだけれど、やっぱり殺し屋シリーズがダントツで好き。
マリアビートルが大好きなので、その世界線の新作が出てくれたのが嬉しくて一気読み!
マリアビートルに続いて、超強いのに超不運な殺し屋、てんとう虫が主人公。
てんとう虫がいいなと思うのは、殺し屋で淡々としているのに、"業者"界隈では珍しく、人の心を持っているところ(今回も、まったく関係ない事件に巻き込まれるのに、その依頼人が自分の頼み事を一つ聞いてくれたから、という理由だけで最後まで守り切る)。
今回は業者だらけの高級ホテルに身を潜めている、記憶力抜群の -
Posted by ブクログ
これはすごい。この一冊は、私の人生の指標になるほど大切な気づきを与えてくれた。
著者岸田奈美さんの、創作小説といわれても遜色ないほど、波瀾万丈な人生を面白可笑しく描いた、でも涙せずにはいられない大傑作エッセイ。
普段はエッセイを読んだり、買ったりしないのだが、タイトルにどうしようもなく惹かれて読んでみた。読むペースがゆったりな私が、半日で読み切ってしまうほど没頭してページをめくり続けた。
たくさん傷ついて、たくさん苦しんだ岸田さんだからこそ、誰も傷つけない、皆んなを笑顔にする文章が書けるのだと実感させられる。
人が背負う傷は、恥ずかしいものなんかじゃない。生きてきた勲章であり、強みにも変 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごく面白かった
各章で出てくる「汚れ」
それを隠そうとする当人の弱さだけでなく、その周りにいる人物さえも不気味さを覚えた。
汚れた手を「汚れたけど洗った手」ではなく
「元から汚れていなかった手」にしたいという
人間の本性のようなものがこの作品からはすごく伝わった。
個人的に好きな編は「ミモザ」だと感じた。
本書(文庫本)の解説にもあったが
「悪い事をしたから悪いことが起きるとは限らない」
という瀬部の発言には、正直恐ろしさを感じた。
しかし「人の弱さを利用する人間」だけを恐ろしいと感じたのではない。私は利用された人間は自らも逃げ場を消してしまう現実に恐ろしさを感じた。
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