すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とても大事にしている本です。
折に触れて読み返します。
温かく、切なく。感じ取るものが多すぎて言葉にならない。でも大事なことってこういう事だよね、ってそっと教えてくれるような。
自分の中で優しさが込み上げてくるような。
記憶が80分しか持たない博士、その担当をする事になったシングルマザーの家政婦、そしてその子供のルート。
記憶が80分!その設定にまず驚きます。
例えば、大事な人を失くしても、記憶は消えないし、お互いきっと心の中で残る…というその大前提が、ない。
私はやっぱり最後までその事が切なかったです。
でも、確かに存在した時間は消えないから、自分が忘れなければいいんだ…って私の心が追い付くまで、物語がそっと寄り添ってくれました。
やり切れないような悲しみを抱えていても、日常は穏やかな愛に溢れていて、それに気付ける自分でいたいと思わせてくれた。純粋で、文体もとても美しい。あと博士を通して数学の面白さも教えてもらえました。
この本に出逢えた事にとても感謝しています。子供たちにも読んでほしいな。
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Posted by ブクログ
シリーズ第19弾。
下町の古書店〈東京バンドワゴン〉は、朝御飯の支度から始まってあと片付け、カフェの準備、洗濯などの家事から犬の散歩まで連携プレーができている愛に溢れた大家族。
隣の銭湯のあった敷地で、青を中心として新しく事業を始めることになり、着々と準備が進んでいます。
人気アイドルの楽曲を手がけることになった研人。
堀田家にアイドルがやってくるのですが、裏にはとんでもない事実が?
ミュージシャンとしても一人前になり、人間的にも成長した研人が、勘一も顔負けの行動に出て事を荒立てないで、問題を解決して丸く収めてしまった。
堀田家では何かとんでもない事件が起こっても、読み終わるといつも心が温かくなります。
LOVEの力ってほんとうにすごいです。
花陽の結婚話から、さらには我南人の隠し子騒動まで出てきて、この一冊ですごい展開になっていて迫力満点でした。
読み始めた頃にはまだ小学生だった花陽が結婚するなんて、想像もしなかった。
花陽も研人もすっかり大人になって、この堀田家を支えているのです。
何だか泣けてきます。いつもの流れなんだけど、やっぱり読んでよかったなーって思わせてくれるのです。 -
Posted by ブクログ
ランジェリーショップの店長かなえと、お店に連なるさまざまな人の物語。タイトルはラブリーだが、この著者の描く話だから、女子の好きなものを集めたラブリーなお話というわけにはいかない。
根拠のない先入観や決めつけ、ご近所さんの噂話や妙に近い赤の他人、暗黙の枠組やその枠に入らざるを得ない状況、選択肢の無さなどに加えて介護問題まで織り込んだ、地方都市らしい生活環境やその環境で知らず知らず刷り込まれてしまう価値観など、それぞれのエピソードにリアリティを感じる。他人に見られることを前提とせず、ただ自分が身に着けて満足感を味わうランジェリーとは、そのような環境で生きている者の隠している自分らしさの現れではないだろうか。個人的には、入院時にふさわしいパジャマを探すのが大変だったことを思い出した(探すのは楽しかったけど)。どの話も明るい話ではないが、共感する女性は多いのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
冒頭の作品「なめらかな世界と、その敵」の書き出しから違和感を持ちます。
「うだるような暑さで目を覚まして、カーテンを開くと、窓から雪景色を見た。
青々と茂った庭の草木に、今もちらちらと舞い落ちている綿のような雪は、いずれ世界を一面の白に染めるだろう。」
恐ろしく矛盾に満ちた表現ですが、この小説の登場人物たちからすると当たり前のことなのです。
なぜなら彼女たちは、並行世界を自由に行き来することができるからです。
例えば、うだるような暑さの現実から雪が降っている現実に移動し、また、青々と草木が茂る現実に移動してから綿のような雪が降る現実を選んで移動することができるのです。
彼女たちはそれを「あちらに行く」とか「こちらに帰る」と言います。見たい現実を選んで普通に移動しながら生活しているのです。
SFってスゴイですね♪
設定で何でもできる♪
とても開放的で解放的な不思議な感覚の世界の中に浮かんでいるような気がしてきます。
ちょっとクセになりそうです♡
そんな世界である事件が起き、ストーリーが動き始めます。そこから先の展開でもまた作者の技量に唸らされます。荒唐無稽のようで堅実です。
SFは深い。
ドボーン!
常識やしきたりなどをかなぐり捨てて、SFの宇宙に飛び込んでみませんか♡
(大事なポイントを見落とさないように一行一行シッカリ読んでいきましょう。)
〔作品紹介・あらすじ〕
並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作など、ベストSF2019[国内篇]1位に輝いた傑作集がついに文庫化 -
購入済み
ドラマでハマった人はぜひ
最高でした。ドラマよりお互いの(特にイリヤ・ロザノフ)の心情を知ることができて、あっという間に読み終わってしまいました。
シーズン1のドラマの続きがしっかりありますので、そちらが気になっている人にもおすすめです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ4月に新聞の文化欄で紹介されていました。
AI時代と呼ばれるような時代になりつつあるからこそ、「人間にしかできないこと」に関連する心理学を学べたらいいなと思い読みました。
人間独自の思考スタイルとしての「アブダクション推論」はたしかに、人間ならではのことだなと感じました(2026年秋時点の感想として)
知識面としても読んで役に立つ+AIに圧倒されて落ち込むのではなく、人間だからこそ持てる「好き」という感情だったりを肯定・励ましてもらえる本だ!と感じました。
「人間としての強み」を伸ばし続けていきたいと思いました。おすすめです!
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