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Posted by ブクログ
ジョン万次郎の生涯の後編。捕鯨から帰ると妻のキャサリンが亡くなっている。後編は読後感は少し重い。失意に沈む万次郎は帰国を決意し、カリフォルニアで金の採掘をしてからハワイに寄り、仲間とともに帰国する。琉球に降り立つ作戦が奏功する。琉球は島津氏の傘下で、かつその時の殿様は斉彬。こういう所もついている。そういう運命だったのだなと思わずにはいられない。しかし覚悟して帰ってきたもののやはり日本は重苦しい。死罪にならなくて時代が彼を必要としてくれたにも関わらず、やはり重い。見えない天井がそこにある。それでも天寿を真っ当できて、船長ともアメリカで再開できて良い人生だったのだろう。足るを知っていたというのだろうか、実利的な人だったのだろう。とても魅力的で多くの人に知ってもらいたい生涯だった。読んで良かった。しかしこの本に書かれる水戸の斉昭と勝海舟は本当に嫌なやつだ。もちろんいい所もあるんだろうけど、斉昭なんて最悪だな。勝もちょっと見方が変わった。
Posted by ブクログ
ちょっとネタバレになりますが…ジョン・マンは日本へ帰国する決意をし金鉱で旅費を工面し琉球へ。しかし罪人扱いされるが言語取得能力に長けていたため次第に琉球弁・仮名を覚え少しづつ住民と親しくなり、そして薩摩の島津斉彬公が海外事情に聡明だったため厚遇されたのが大きかったのだろう、紆余曲折を重ね無事故郷へ。この2人のやりとりが楽しい。そして幕臣へと…。やはり外国を知っている中浜万次郎の日本への影響力はすごいですね。万次郎のアメリカ生活を記した河田子竜の『漂撰記略』により坂本竜馬に開国への道を進む影響を与え、土佐藩の山内容堂・吉田東洋といった重鎮にも会っているんですね。しかも親しく。なのにね〜…。勝麟太郎と咸臨丸に乗りアメリカへ行ったり。幕府の切れ者と言われた勝先生が小さく見える。当然開国派のため攘夷派に狙われ、なぜか人斬り岡田以蔵に護衛されたり。竜馬が頼んだのかな?斉彬公繋がりで薩摩と親しくなったため小松帯刀に影響を与えたりとまさしく幕末の奇跡の人でした。でも時代のためアメリカのスパイと疑われ順風満帆には行かなかったけど最後は感動的な終わり方でした。
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