【感想・ネタバレ】言葉にすれば願いは叶う 私に勇気をくれる英語フレーズのレビュー

あらすじ

日本トップクラスの同時通訳者のエッセイ。

ダライ・ラマ、テイラー・スウィフト、ビル・ゲイツ、オードリー・タンなどの
通訳を経験してきた田中慶子さん。「世界で活躍する日本人を増やしたい」と、
コーチングなども行っています。

そんな田中さんが同時通訳を通して見ているステキな「ひと・もの・こと」を、
覚えておきたい英語のフレーズとともに紹介。

なじみあるフレーズに深い意味を感じたり、思わずクスッと笑ったり、一歩踏み出す
勇気をもらえたり・・・。英語が苦手な方にこそ読んでいただきたい1冊です。

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Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて購入してみました。
著者は同時通訳者とのこと。かっこいいな~。テイラー・スウィフトやベッカムの通訳を務めたことがあるそうです!すごい~。

そんな田中慶子さんが英語のフレーズとともにご自身の体験や考えをエッセイとしてまとめられたものです。紹介されている英語のフレーズは、単語は簡単でもすぐには意味がわからなかったり、はたまたピッタリとくる日本語がなかったり。そうかと思えば、どうしてこういうフレーズになったかと考えてみると言葉の深さを垣間見ることになったり。英語学習効果を期待するとちょっと違うかもしれませんが、同時通訳者が気になった英語フレーズとそれにまつわるエッセイという面白い掛け算で、とても興味深い本でした。田中さんが語られる言葉はすごく優しく、押しつけがましくなく、上品で、さすがに人と人の間に立って言葉をやり取りする方だけあって、読んでいてとても心地よかったです。

不登校気味だった高校時代から、思い切って留学され、トップクラスの同時通訳者になるという夢のあるストーリーの背景には、相当なご苦労もあったかと思いますが、そういったことを見え隠れするくらいに語られているのがちょうど良かったです。

田中さんは通訳として出会った方々をひとりひとりとてもリスペクトしていて、その方々のエピソードは確かにどれもリスペクトに値するものでしたが、私にとって一番印象に残った方を、と言われたら、オルガン奏者のドン・ルイスさんでした。

”We have to stop being victims.”
ドン・ルイスさんの言葉です。
田中さんがこの言葉についてお考えになったことにとても共感しました。ドンさんは、祖先が黒人奴隷としてアフリカからアメリカに連れてこられたというルーツを持っておられ、そういう重い過去があってのこの言葉だと思うと、胸がいっぱいになりました。そして、この言葉は、ドンさんの意図とは全く違う方向への解釈かもしれませんが、自分の人生を他責にしないように、と言っているような気がしました。何か理不尽なことがあった時、自分は犠牲者だと何かに責任を押し付けて結果的に弱者になっていないか。報道などでそういう傾向を見て取ることが多くなったので、より、この言葉が印象に残ったのかもしれません。強い人だけが発することのできる生きる力を感じる言葉です。

ひとつひとつのエピソードを少しずつ、また折々で読み返したい本になりました。予想以上に素晴らしい読書となったので、たくさんの方におススメしたいです。

余談ですが、ある一か所で「的を得る」と表現されているのに驚いたのですが、AIに聞いてみたら今はこちらも正しいとされているようですね。古い人間なのでしょうか、そこはどうしても違和感がありましたが、正しいとされている日本語なので、こちらが慣れるしかないですね。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

冒頭、メキシコ人の友人が教えてくれた言葉がわたしにも響いた。
p2「寂しい時も、神様が一緒にいてくださることを忘れないで」。敬虔なクリスチャンである彼女らしい言葉ですが、私が特定の宗教を持たないことを思ってか、「神様だけじゃなくて、ひとりの時は『自分自身』が一緒にいる。ひとりぼっちは寂しいと悲しむんじゃなくて、自分自身と一緒にいられるチャンスなんだよ」と付け加えてくれました。
p3「この言葉を思うと、不思議と気持ちが和らぎます。感情にのみ込まれそうになっている自分を別の視点から見ることができるような、少し視野が広がるような気がして、ネガティブ思考に陥って自分のことを悲劇のヒロインに仕立てて(笑)イジケたくなる気持ちにストップがかかるようです。それどころか、「寂しい時は自分自身といられるチャンスなのだ!ラッキー」なんて、妙にポジティブ思考に転換できたりもします。
夫が2週間家を空けたときも、この言葉に励まされ、「思い切り自分自身といられるチャンスだ!ラッキー!」と思って全然寂しくなく、満たされた気持ちで過ごすことができた。確かに、嫌な人といるより大好きな自分といられるほうが幸せだ。

p76 著者の母校マント・ホリヨーク大学の創設者の言葉"Go where no one else will go, do what no one else will do."もいいなあ。

(笑)や(泣)、ちーん、など、けっこう軽いタッチの文章なので、婦人之友社という真面目な出版社もこういう本を出すのね…と少し意外な気持ちになった。

p130アメリカの現代アート作家、ジェームズ・タレルのことが紹介されている。
「直島の地中美術館にも彼の作品がありますし、新潟県十日町には、なんとジェームズ・タレルがつくった「泊まれるアート作品」もあります。
このタレルの作品は、谷崎純一郎の『陰影礼賛』からインスピ―れんしょんを受けたと言われる純日本家屋です。英語では"In praise of shadows(影を称える)”というタイトルがついています。」
そこに泊まってみて、less is moreを実感されたそうです。少ないほうが豊かに感じる。「夜じゅう暗くて見えづらい中で、『不便だなぁ。でもこれが風情というものか』など、いろいろなことを感じながらひと晩を過ごしました。そして朝日を見た時は、心から嬉しく感じたのです。周囲の景色がこんなにもきれいで、家の中に入る日k理の美しさに感動し、『光があることが嬉しい、ありがたい!』と心から思いました。暗さを味わったからこそ湧いてきた気持ちだと思います。」

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

同時通訳者の田中慶子さんの本。読むとつい遠くを眺めてしまうような本だった。私はここだけではない。いろんな国とつながっているんだと思わせてくれる本だった。
印象に残ったこと
・「ねえ、私の話聞いているの?」に“Yes, I am listening”と答えるのは、「聞いてるアピール」。 相手の気持ちに寄り添う時の“I hear you”は「あなたの気持ちは伝わるよ」 。“Can you elaborate on that?”の“elaborate”は「精巧な」とか「入念な」などの意味。直訳すると「細かくして欲しい」、つまり「詳しく聞かせてくださいますか?」 掘り下げたい時によく使う表現。
・英語は男性と女性で、“he”または“she”と代名詞を使い分ける。日本語は区別がないので、訳すのが難しい。なるほど!
・テイラー・スィフトの言葉。“Nice to meet you”ではなく、“Nice to see you” だと、「また会えてうれしい」になる。
・” I do not apologize”は直訳すると「私は謝りません」 だが、誤る必要がないほど頑張ったことを示す言葉でもある。
・“sometimes”と”sometime”は、最後に“s”があるかないかで意味が違う。“sometimes”と“s”がつく場合は、「時々」という意味。“sometime”は、「いつか」や「そのうち」という意味。“ sometime”と似た言葉の“someday”は“sometime”よりも遠い未来の「いつか」。
・「いつか」を表す表現として、“one day”を使うこともある。 キング牧師の演説が有名。
・「人は設定したゴールの『一歩手前』までしか到達できないらしい」英語を学ぶのも、「目標」ではなく「その先」にある本当に実現したいこと=“true north”を実現するための手段。大きな夢を見ることの本当の価値は、「目指している」と自分が思っていることの先にこそ、“true north”があるからではないか。
・ダイアログ・イン・ザ・ダーク創設者のハイネッケの口ぐせは、“The sky is the limit”。「空が限界」だが、空は果てしなくどこまでも続く。「空が限界」とは、「限界なんてない。何でもできる!」
・“Do you want to~”を、「掃除したい?」と聞かれているのだと理解して、“No, I don't want to(いや、掃除したくないよ)”と答えてしまうのはあまりよくない。“ I'm sorry, I have homework(ごめんなさい、宿題があるの)”と「できない理由」を述べつつお断りするのが、お世話になっているホストファミリーに対して角が立たない言い方。
・卒業校であるアメリカ最古の女子大、マウント・ホリヨーク大学の言葉を誤って出口さんに教えてしまったとのこと。こういうミスも教えてくださるのが慶子さんらしい。
・英語のスピーチでは“recognition” が重要。誰にお世話になったのかをいう。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

Go where no one else will go, do what no one else will do

他の誰も行かない場所に行き、他の誰もやりないことをやりなさい

素敵な言葉。冷や汗と共に心に刻まれている
著者、慶子さんは、やっぱり愛すべきキャラ

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

朝イチで知った田中さん。
通訳者が、単なる通訳ではないのを番組で感じて、この本を読むと、どれだけ相手の心を感じて、理解してコミュニケーションをとっているかと感動。
そして、アートとサイエンスっていうのは最近よく言われる二つの要素だけど、その意味があまりわからなかったけれど、この本を読んで理解できた気がした。
何度か読み返したい本です。

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2025年12月10日

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