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Posted by ブクログ
京都の街なかの小さな病院で看取りの医療と向き合う医者の話。シリーズ2冊目。この医者はもともと大学病院の医局の出世頭だったが、病死したシングルマザーの妹の息子を引き取るにあたり退局し、最先端とは程遠い医療に邁進する内科医。しかし彼は凄腕の内視鏡遣いなのだ。
神様のカルテの著者による小説なので、主人公は哲学の教養がある。前作はスピノザ、本作ではエピクロス。人は快楽を求めるべし、ただし快楽とは娯楽や欲望のことではなく、苦しみのないことだ。主人公は、医療を信じてない。人の運命を医者が左右できると思うなんておこがましい、人は必ず死ぬ、抗えない運命の前で人間ができることはほとんどない。それでは医者はどう -
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Posted by ブクログ
突然夫に離婚を言い渡された沙也加は、夫が週に二、三回ここで食べるのが生きがいと言っていた定食屋「雑」に偵察に行く。そこは常連客から「ぞうさん」と呼ばれる背の低い老女が一人できりもりしていた。夫が出て行った後の家賃の工面のため、沙也加はこの「雑」でアルバイトをすることになるのだった。
最初はぎこちない関係の2人だったが、故郷を離れ老いた身1つで店を営む孤独なぞうさんことみさえと、夫に出ていかれブライドを傷つけられていた沙也加は互いに歩み寄り心を開くようになっていく。この店の常連客の高津さんも加えて、それぞれの困難を乗り越えていく様子が描かれている。
店の名前は雑だけど、ヒューマンドラマとしての描
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