すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
これはすごい。この一冊は、私の人生の指標になるほど大切な気づきを与えてくれた。
著者岸田奈美さんの、創作小説といわれても遜色ないほど、波瀾万丈な人生を面白可笑しく描いた、でも涙せずにはいられない大傑作エッセイ。
普段はエッセイを読んだり、買ったりしないのだが、タイトルにどうしようもなく惹かれて読んでみた。読むペースがゆったりな私が、半日で読み切ってしまうほど没頭してページをめくり続けた。
たくさん傷ついて、たくさん苦しんだ岸田さんだからこそ、誰も傷つけない、皆んなを笑顔にする文章が書けるのだと実感させられる。
人が背負う傷は、恥ずかしいものなんかじゃない。生きてきた勲章であり、強みにも変 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごく面白かった
各章で出てくる「汚れ」
それを隠そうとする当人の弱さだけでなく、その周りにいる人物さえも不気味さを覚えた。
汚れた手を「汚れたけど洗った手」ではなく
「元から汚れていなかった手」にしたいという
人間の本性のようなものがこの作品からはすごく伝わった。
個人的に好きな編は「ミモザ」だと感じた。
本書(文庫本)の解説にもあったが
「悪い事をしたから悪いことが起きるとは限らない」
という瀬部の発言には、正直恐ろしさを感じた。
しかし「人の弱さを利用する人間」だけを恐ろしいと感じたのではない。私は利用された人間は自らも逃げ場を消してしまう現実に恐ろしさを感じた。 -
Posted by ブクログ
あ〜あ
人生が5回くらいあったらいいのになあ!
そしたらあたし
5回とも違う町に生まれて
5回とも違うものをお腹いっぱい食べて
5回とも違う仕事して・・・
それで5回とも・・・同じ人を好きになる
久保帯人.BLEACH.237話.井上織姫
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・・・ただし、腐れ縁の悪友もセットである。
あの時の「もしも」を題材とし、異なる世界に夢を馳せる。もしあの時、違う選択肢をとっていたら私は薔薇色の大学生活を送っていたに違いないと。もしもの世界が四畳半を通してつながる。そんなおはなし。
さて、本作はパラレルワールドを題材とした作品である。主人公は冴えない大学生である。取得単位は恐る -
Posted by ブクログ
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙の流れを汲む、マーケッター森岡毅氏による20 歳の娘に宛てた手紙調の本書
そもそも不平等である世界のシビアな現実に触れつつ、「強み」一点を磨くことが世界を生き抜く術であることをロジカルに語っていく。
強みは名詞ではなく、
動詞にあることも示唆深い。
(サッカーが好きではなく、サッカーで仲間とコミュニケーションをとることが好き)
何よりも表題となっている「苦しかった時の話」が突き刺さる。
異例の抜擢で、P&G本社の花形ブランドを任させるが、壮絶なイジメに合い、血尿を出しベッドで会社に行きたくないと思う毎日は、自分なら絶対に壊れてしまう -
Posted by ブクログ
国際ブッカー賞翻訳書部門受賞作。
今、台湾文学がアツい。
日本人として台湾文学を読むとき、そこには日本で失われたノスタルジーを台湾に見出す。
その上で、本作に描かれている台湾の風景も、すでに失われている。
失われた風景もあるが、残される食文化がある。
本作は「食」「鉄道」そして「シスターフッド」が描かれる。
それに加えて、失われた風景のノスタルジーがテーマにあると思うのだ。
舞台は戦前、日本統治下の台湾。
著作が映画化された女流作家の青山千鶴子は講演に招致され、一年以上台湾に留まることになった。
通訳の王千鶴とふたり、台中に留まりながら台湾西海岸を北へ南へ鉄道に乗り、
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