あらすじ
新人作家の藤阪燈真の元に奇妙な依頼が舞い込む。コンビ作家・翠川双輔のプロット担当が死去したため、ミステリ専門雑誌『アメジスト』で連載中の未完の作品『殺導線の少女』の解決編を探ってほしいというものだ。担当編集の霧子の力を借りて調べるうちに、小説に残された故人の想いが明らかになり――。各種メディアで話題沸騰の新人作家と敏腕編集によるビブリオ・ミステリ第2弾!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前作同様、なにか凄まじい仕掛けがあるのかと思ったがそういう訳ではなかったのにも関わらず、クオリティが落ちないことに驚いた。
作中の人物はそれぞれ特徴的で役が立っていて良かった。特に良かったのは、琴莉ちゃんのいかにも10代の女の子!って感じの表現だ。
また、『ミステリとはこういうものだ、こんなに素晴らしいものなんだ』ということを伝えられている気がした。至る所から伝わってくるこのミステリ愛はすさまじく、杉井光先生は本当にミステリを愛しているのだなと感じた。
ミステリが洗練されていて面白く、個人的には前作よりもスラスラ読めた。
何も知らないまま、透明に生きる女の子。
知ってしまった瞬間、絶望する女の子。
対極ではあるものの、どちらも絶望的で、こんな自分ではまだ言葉にすら出来ないくらいだった。
Posted by ブクログ
前作を読んで念の為、確認作業をした(o^^o)
前作と違った感じの作品だったけど面白かった。
ミステリーとミステリは違う件は正直、ちょいちょい刑事小説や学園ものの小説の中でしたかありえないファンタジーあったりするし、細かい理屈はわからないけど、どうでもよいやん!(笑)と思ってしまった。
続編が出たら読みたい。
杉井光さんの他の作品も読みたくなった。
Posted by ブクログ
1もそうだけど本当に展開が読めなくて面白い。
編集者の種明かしパートで終わったとしても、なるほどな、、で完結していたが、その話を受けて主人公が続きを書く理由が素敵でほっこりした。
2時間以内で読み切れたし良い読書体験だった
Posted by ブクログ
燈馬がずーっと書けなくて悩んでいる場面が続くばかり。これはさすがの作者も、この2をどう書いて1を凌ぐ作品にしようかと悩んでいるのだろうかと心配した。
作中作の荒々しさに、どうしてこんなものを書いて2になるんだろうかと疑念もかすめたが、読み終えてみるとしっかり2だった。
燈馬と霧子の心の通い合い、ストーリーを貫くヒューマニティー。読む私の心も透き通った気持ちにしてくれた。
杉井さん、3も書いてもらえるだろうか?
Posted by ブクログ
霧子さん相変わらずかっこよかったです!
1冊目みたいに、他では見たことない!とかはなかったんだけど、小説内小説が面白くて一気読みでした。
というか、
《ミステリー》って《サントリー》と同じイントネーションじゃないんですか!?読書家さんは《エスプリ》と同じ発音するって本当?
ここが一番の衝撃でした。普段、本を読んでも誰かと会話することなんてないから……
Posted by ブクログ
ミステリとしては、前作よりも個人的には好みでした!
さすがに仕掛けによる驚きは前作に上回りませんでしたが、
そういうことだったのか、、、という真実を知った時のなんとも言えない気持ちが忘れられません。
全体を通してすごく読みやすかったので、一気読みできました!
Posted by ブクログ
ほかの方のレビュー同様、ギミック的な要素を期待していた部分があるので星−1だが、シリーズ2作目としては上出来だと思う。
私はあまりミステリー(サントリーと同じ発音)が得意ではないので、作中作で読むくらいがちょうどいい。前回同様、全然関係なさそうな人物たちの言動や行動がつながりあって、霧子さんによって真実に導かれる流れは面白かった。
ギミックとしてではなく、存在していない物語の続き(透明な物語)を生み出すということと、琴莉の菊谷に対する曇りない善意とその思いを守ろうとする宇津木をはじめとする周囲の人々の純粋な嘘がどちらも透きとおっていることが、今回2作目としてとても納得感があった。
Posted by ブクログ
今回も、やさしい物語でした。
燈真がどんな物語の続きを書くのだろう?と
あまり予測が立てられないまま読み進めて
いたけれど、琴莉を思う気持ちと
菊谷さんの願いを守りたかった気持ちが
伝わってくるラストでした。
個人的には、「ミステリー」を「サントリー」と
同じように発音していたのでギクリとしました。
燈真と霧子さんの間に流れる空気感が
好きだなあと改めて思わされました。
Posted by ブクログ
続きだからとはいえあえて「2」にしているのだから、と相当の期待を持って読んだ。実際、「透きとおっ」てはいなかったから不満が出るのも理解できるが、物語の完成度には全く文句はなかった。『殺導線の女』に隠された真意は衝撃的だったし、燈真がその物語を、それに託された嘘ごと完成させるというラストも後味が良かった。全体として、優しい想いが遺された作品の謎を燈真と霧子が解き明かして燈真が完成させるというプロットは前作と同じで、そういう意味では透きとおった物語だともいえると感じた。
Posted by ブクログ
一作目は、作品を最後まで読んで、タイトルの意味がわかった時、衝撃で鳥肌がたった。
今回は、逆にこれ以上どんな謎が隠されているんだろうかという期待と興味で手に取った。
前回のような、紙媒体だからこそできたトリックではなく、内容そのものが、途中から見方を変えることで、違ったストーリーになってくるといったこれも違う意味で予想を裏切られ、面白く読めた。
コンビのミステリィ作家のアイディアを担当する方の人物が、雑誌での連載中に亡くなってしまった。それがきっかけでその連載を読んだ新人作家、藤阪燈馬は、結末がどうしても気になる。内容からも、何かヒントになるようなものはないかと読み返すうちに、そのストーリーそのものにも、色々な疑問な点が浮かんでくる。ミステリー作家仲間もあれこれと想像しては、結末がやはりどうしても気になる。
今までの連載された内容から湧き上がってくる違和感、これは意図的なものなのか、それとも考えすぎなのか。その疑問を彼の編集担当の霧子さんと相談するうちに、何かヒントにならないものがメモや何かで残っていないだろうかと調べ始める。
そして、彼が亡くなった原因とそこに隠された真実がわかった時、このタイトルにおいて前回とは違った印象で受け止めた。
Posted by ブクログ
第1作目程の驚きはなかったが『殺導線の少女』の謎解きは凄く良かった。
1人の少女を守る為に周囲の大人達が賢明になって作り上げた優しい偽り。そして皆の思いを踏襲しながら作品を完成させた燈真の優しさ。ミステリーでありながら終始、穏やかな空気が流れている作品であった。時間を空けてストーリーにあった方法で再読してみようと思う。
霧子さんの洞察力は1作目同様冴え渡っており、燈真とも息が合っているので続編にも期待したい
Posted by ブクログ
話はすごくよかった。ミステリも好きだし。
この作品はただストーリーを進めるというよりかは話の中でトリック的なものを扱うのかこの話の主題ならまあ続編ということでいいのかも?
ただ
Posted by ブクログ
作中作という構成が個人的に珍しくて面白かった。
本筋よりもそっちの物語の方が気になるくらい惹き込まれた。
内容はすごく好きだったし面白いのだけど、前作のトリックが凄すぎたことと、タイトルが2なので今回も何かしらのすごいトリックがあるのでは?!と期待しすぎて、少し肩透かしはくらった。
あとは、そこまでがっつり話が出てくるわけではないけど、前作の内容をうっすらとしか覚えてなかったので再読すればよかったな〜という後悔。
Posted by ブクログ
おもしろかったけど、1作目のようなプラスアルファを期待してしまうのだな。
と言うか、タイトル!
ただ、1作目のプラスアルファはストーリーを超越してしまっていているので、良し悪しだな、と。
シリーズをこれから読む人は必ず「1」「2」の順番で読むことをおすすめします。
Posted by ブクログ
本屋で続編をみかけて。
本当、新刊情報がなかなか追いつけない。。
前作の特徴的な仕様とは違うけれど、主人公と編集者のこれからの話をまた読みたい、と今作を読んで思った。
面白い、と評されるミステリ短編を書くのって、凄い。実際、どうなるのだろう、と面白かったし
主人公が書いたとされる終章もなるほど、と。
伏線を全て回収できず、とあったけれど、部屋に足りないものが何だったのか、それは原作者のみ知るものなのだろうなぁ。。
『テロリストのパラソル』題名からして気になる。
孤独を愛する事、と耐える事、の違いになるほど。
『「求められているのは驚かせるのと同時に納得させることです。これはほんとうに難しいんです。驚きと納得は本来両立しないものだからです。…なるべく高く、なるべく遠く、読者の想像力を超えたはるか彼方に跳躍しながら、着地してみせるのがミステリです。着地できなければそれはただの無謀な身投げで、蛮勇を笑われるだけです。見事に着地するアクロバットだからこそ読者はそこに美しさを見出すんです。」』
『「本を読んで感じたり想ったりすることなんて『面白あった』『つまらなかった』以外にあるわけがないんです。それで原稿用紙一枚二枚を埋めるなんて不可能ですから、どうしても感想ではないことを書くか想ってもいないことを考え出して書くかになります。」』
『「…ていうか面白い本ほど『面白かった』以外出てこないですよね。いちいち細かく考えちゃうのはつまんなかった本のときだけで。」』
『「お料理もそうですよね。『美味しかった』以外の、たとえば『しょっぱかった』『甘かった』なんて感想が出てくる料理は失敗です…。」』
『考えてみれば僕にとっても高校時代はそう遠い昔ではない。ほんの四、五年前だ。記憶は、手でこすった黒板みたいにかすれているけれど。』
『…顔から、なにかがするっと抜け落ちたのが分かった。なんなのかを説明するのは難しい。…ただ、彼の心を思考を仮縫いで留めていた糸が、音もなく引き抜かれた。そんな風に見えたのだ。』
『…透明なカプセルに入れられた…だった。でも、…くるくるとカプセルを回していろんな角度から詳細に観察できるようにしてくれていると見せかけて、…は常に…の陰に隠れていて、結局ほとんど見えなかった。そういう印象しかない。』
Posted by ブクログ
前作がとっても良く引き込まれて読んだので期待してたのですが⋯なかなか読み進められなかったです。ですが結末近くなりそう来たか〜と思いましたし、結果主人公の優しさがありました。
Posted by ブクログ
前作同様に物語外のところでの仕掛けにも期待していたが本作品にはなかったので少しがっかりした。
それでも内容は申し分なく面白かった。
"世界でいちばん透き通った物語"としてはもちろん個人的には"殺導線の少女"の物語が面白かった。
殺導線の少女はイヤミスとして、世界でいちばん透き通った物語はミステリーながらも最後は琴莉を思う暖かさがあり良かった。
どちらの物語でもまんまと叙述トリックに引っかかった。
いつも通りの霧子の洞察力にも脱帽したが、ラストでいつもとは反対に燈真の考えで霧子がハッと気づくシーンは新鮮で良かった。
霧子さんのミステリーに対する考え方が凄く分かりやすかった。
菊谷と宇津木は仲が良くないのかと思っていたが、結局長年一緒に仕事をしていただけあって信頼しあっているんだなと感じた。
Posted by ブクログ
「ミステリ」ではなく「ミステリー」
もちろんミステリ好きにもお勧めできるが
ミステリー好き、即ち入門書としてよりお勧めしたい。
“ビブリオ”系の作品はメタな視点が多く、本のあれこれ、本の楽しさを教えてくれる。
本シリーズでは実在する作家、作品について触れる機会もあり、続けて読みたい作品を見つける手助けもしてくれるだろう。
第一作に続き、ある読者のために書かれたその文章はやるせないくらいの優しさに溢れており、「透きとおっ」ていた。
Posted by ブクログ
新人作家である藤阪燈真が霧子さんと共に再び推理する。コンビ作家の翠川双輔の連載の続きを考えて物語を完成させて欲しいという依頼。。
連載作品まで出てきて一時だけ別の作品読んでることになるから不思議な感覚になった。
どう回収していくのかハラハラしてたけど、なるほどという感じ。
デビュー作くらい衝撃のある作品を燈真にもっと書いていってほしいな〜!
燈真もわかりやすいし、霧子さんの燈真に対する気持ちが見え隠れしてて可愛かった。
Posted by ブクログ
最後まで読み終わって、このタイトルでいいんだって納得出来た。
ちょっとつまらないな〜と思いながら読み進めて行ったけど、最終的には面白かった気がする。
Posted by ブクログ
ギミックではなく物語として正当な続編
本の感想はおもしろいかつまらないかの2択なのはとても同感
作中作もちゃんと面白くて得した気分
主人公と霧子さんの距離感が好き
タイトルには少し違和感
透きとおった物語=1人のために書いた物語?