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Posted by ブクログ
ネタバレ2026.01.02
本書の良さは序盤は人によってはクドイと感じるくらい丁寧に、登場人物の日常を明らかにするための背景描写があり、かつ、終盤には疾走感のあるイキイキとしたアクションが描かれるという小説としてのバランスの良さにある。
ネタバレになるが、確かに、ある登場人物の女性は「男を見る目がない」と思うし、男は女性の前で見せる顔とは違う顔で生きているのだなとも思う。これに対し、男性たちは良い人、悪い人、いろいろだが、「そうだよな」と腑に落ちる行動をとるところにも納得感がある。登場人物それぞれの心と行動のありようが人間らしく描かれることに好感を持っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「生きとるものは、そう容易く括れんのよ」
実在の本草学者、畔田翠山(幼名十兵衛)を主人公にした、少し幻想譚も混じった歴史小説。
主人公は人との交わりが下手、自分の感情を表情や言葉にするのが苦手で、嫌いな言葉だが今ならコミュ障と揶揄されるタイプの人物。だが、その観察力や洞察力や粘り強さなど、本草を学ぶ素質に溢れており、師匠の桃洞先生はしっかりとそれを認めていて、導いていく様子はとても良い。
桃洞先生の孫、良直がまたいい味出してるんよねぇ、要らんことばっかり言うし、しゃべり方はケンカ腰が常で否定から会話を始め寄るし、どっちか言うたら彼の方がコミュ障っ気があると思うんだが…。それでも、コメディリ
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