【感想・ネタバレ】ライフ・シフトの未来戦略―幸福な100年人生の作り方のレビュー

あらすじ

★全世界100万部のベストセラー『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』共著者によるまったく新しいビジョン
★「フィナンシャル・タイムズ」ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤー最終選考選出
★ノーベル経済学賞受賞のダロン・アセモグル絶賛!「必読の書。重要なメッセージと多くの教訓が含まれている」


「この本は説得力があり、読む者に勇気を与えてくれる。そして、豊富な知識に基づいている」
――ニーアル・ファーガソン(歴史学者)

「すべてのページに新しい発見がある」
――デビッド・A・シンクレア(ハーバード大学医学大学院教授。『LIFESPAN』著者)

(「はじめに」より)
長寿化がAIやサステナビリティ(持続可能性)と同じくらい私たちの未来にとって重要なテーマであることを示したい。……本書では、個人の視点と社会の視点の両方から論じる。社会が長寿化にどのように適応するべきかという議論を抜きにして、長くなる人生を個人がどのように生きるべきかを考えることはできない。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

長寿をテーマに様々なことが書かれていました。

読書には、アルツハイマー病の発症を最大5年遅らせる効果がある。

「朝、目が覚めて、人生への興味が前の日よりいくらか薄れていない日はない」スウィフト

不健康期間を圧縮し、寿命に占める健康寿命の割合を高める。
加齢に伴う個別の病気に関心を払うよりも、生物学的老化のペースを遅らせて、病気の予防と健康の維持に重きを置くべき。

研究によると、みずからの将来の老いについて前向きな自己認識を持っている人は、そうでない人に比べて、平均で7.5年長生きするという。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

著者は人生100年と言われるような長寿化=人生の長期化によって生じる課題=人生計画やキャリアプランの立て方、医療制度や経済と金融制度の在り方、高齢者であること、老いることの文化や思想を根本的に考えることの重要性をAIや環境問題と同様に考える時代になったと主張する。
そしてエバーグリーン型=あらゆる局面で新鮮さを失わない状態を保つ老い方をできる可能性を最大限高めるために、今できることをするべきと説く。
それには健康、お金、人間関係、生きがいやスキルが失われないことが重要。
今有効なことを実践し、情報収集を絶やさない(医療の進歩に注意を払う)。
人生終盤の時期が持つ可能性を過小評価しない。
未来のために行動し、その恩恵は今受ける選択肢もある事を忘れない。
結論的にはエバーグリーン的な発想が必要なことは同意するが、個人差はあり社会全体として制度や文化がどう変化していくのか注視していくべきだろう。
また個人レベルのアプローチがイギリスでも日本と変わらないことに人間社会の普遍性を感じた。
結論自体は想定できるシンプルさだが、それに至る著者の思考プロセス(元々は著者は経済学専攻だが、本書のための研究データや該博な知識に基ずく)は興味深いものがあった。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

健康な体でいつづけることが、100年時代に向けた準備として、一番大切

ネガティブなイメージの老化を、前向きに捉えられる本

間違いなくくる長寿社会の過ごし方のヒントが知れる

未来の本って面白い
長寿社会って、あんまり語られないよね

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2025年07月21日

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