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Posted by ブクログ
爽快な妊婦コメディ。もう最高。めちゃくちゃ笑った。
主人公の俊貴は、控えめで笑顔が可愛い由依と結婚し、仲良く暮らしていたのだが、二人には子供ができないという悩みがあった。そして不妊治療を4年続けた末、子供を諦め、夫婦2人で生きていくと決めた。
そんな矢先、俊貴が仕事から帰宅すると、由依は窓ガラスが震えるほど絶叫しながら、珍妙な格好で踊っていた。
「ヨウセイダーーーーッ!」
頭には妊娠検査薬を二本差している。なんと、陽性。自然妊娠していたのだ。一緒に喜びたい俊貴だが、由依の様子がおかしい事に気が付く。
髪型はデニス・ロッドマンのように紫の坊主に、喋り方は『ドラゴンボール』の孫悟空のように、性 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生がただ歩くだけの行事を舞台に、ほとんどが会話劇で構成されており、大きな事件が起こるわけではない。それなのにこんなにも面白いのはなぜだろう。
人物や情景の描写が丁寧で、その人や風景が目の前に浮かび上がってくるようだった。自分もこんな風に繊細に世界を感じられたらいいのにと思った。
学生時代の行事では、いつもはあまり話さないような人とも楽しく話せるような浮き足だった雰囲気がある。この本を読んでいる時、そういった独特の気持ちを思い出して、懐かしくもあり、もう体験することはないのだと思うと切なくも感じた。
今ここにいない人の優しさとか愛を実感するような、あたたかくて素敵な物語だと思った。 -
Posted by ブクログ
もっと感覚的な、スピリチュアルなものかと思ってた!本格的なガチンコ研究を経て、いくつもの偉業を成された、すんごい話やった。そして読みやすい!すぐ読み終わった。
確かに考え方も、見える世界も変わるなぁ。生き物がとことん好きで好きで愛を感じたし、すごいことばかりされてきてるのにそのエピソードが全く嫌らしくなかった。そう、著者の人の良さが滲み出てた。研究の苦労話も何かワクワク感を醸し出すような、そんなポジティブな語り方で、本当はもっとたくさん苦労があったはずなのにそこの年月もさらっと流してて、研究に辛かった思い出しかない自分にとっては純粋に尊敬した。
単純にすごいなぁっていう話なんやけど、それを読者 -
Posted by ブクログ
くそ最高の筋肉ミステリー。
主人公のひたむきさ、機転、間抜け感、そしてストーリーの面白さ、最後までわからない謎、とても楽しく読んだ。何より文章がうますぎて、リーダビリティMAX。物語そのものが面白いから余計なことをしてない。説明するとこ、しないとこ、無駄の削ぎ落とし方が絶妙だと思う。いやー、すごい。言葉やセリフを読者の心に残してやろう、みたいな邪念がいっさいなく、ただただ面白い物語を書くことに集中していて素敵すぎる。僕が読書で得たいものは興奮であり、気分の高揚であり、ドキドキ感なんだと再認識させてくれた。
ストーリーで言えば、週刊誌の記者を人生で初めて応援できた。小説ってすごい。
あらすじ -
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勝手な「分別」
人間は簡単に「物」を「ゴミ」に変える。そして一度“汚れ(けがれ)たもの”と見なせば、二度と価値を見出すことはない。その残酷な選別は、恐ろしいことに「人間」に対しても……。
スラムに閉じ込められた人々は“族民”と呼ばれ、高い塀で隔絶されている。そして犯罪を犯せば、ゴミともども、悪臭が漂い肺を蝕む空気が満ちる、文字通りのゴミ捨て場“奈落”へと捨てられる。その光景は、現実にある巨大なゴミ山のスラム街を彷彿とさせ、胸が締め付けられる。
そんな理不尽な世界で、主人公ルドは叫ぶ。
「どいっつもこいつも、ゴミだの族民だの、上だの下だのぉ‼ お前らの都合で勝手に分別してんじゃねエエ‼」
長い時間物を大切 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連作短編集でサクッと読めるんだけど、優しさと温かさが後を引いて最後まで一気に読んだ。
不穏になったりハラハラしたりせずに終始優しい雰囲気で話が進んでいくのが心地よかった。
すごく泣ける表現をしているわけではないのに、その優しさが心に沁みてきて涙が出た。
わたしは蕗ちゃんよりの性格をしていると思う。
笹ちゃんみたいな人は好きなのに、自分と比べて落ち込むこともあるし、素のままで周りに慕われていることを羨ましくも感じる。わたしは笹ちゃんみたいに生きられないからすごく眩しく思えた。
最後の章で笹ちゃんの淋しさに触れた時、笹ちゃんと蕗ちゃんが姉妹で本当によかったと思ったし、この姉妹をすごくリアルに感
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