すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
遠い未来や宇宙の話ではなく、一年後くらいにありそうな少しだけ未来で、人々の希望や繋がりの物語。
池澤春菜さんがこの本を「ホープパンク」と表現していて、確かにどの短編も希望を持って戦っている人たちばかりだった。
一番好きだったのは表題作の「陽の光が消えた町で」。
物資もインフラも不安定な中、地区の人々が自分の時間や特技も含めて物々交換をして助け合って暮らしている姿は、「コミュニティ」のつながりの強さと、「コミュニティ」の持つ希望が感じられた。
AIの話2本が入っていて、「デジタル社会の歩き方」で感じた今の時代の問題点が、別角度の解決策を提示されているように感じられた。
読む順番とタイミングが絶妙だったみたい。
「人は意思決定を少なくし、屋外で過ごして、車をなるべく使わず、従来のソーシャルメディアに費やす時間を減らすほど幸せになる。」
この一文に、SNSと距離を置き、スマホから手を離し、アナログな日々の大切さを改めて感じられた。 -
Posted by ブクログ
シンガポールに住んでいて、盲腸になって医者にかかった日本人のおじさんが600万円を請求されたらしい。保険で済んだそうだが。このようなことは日本では起こらない。その手の話し。
様々な社会経済におけるお金で買っちゃ(売っちゃ)いけないだろ的な商材やサービスの実例に則し、モラルの観点や構造を分析したあと、次にそれに判定を下すのではなく、必ず両者の立場や言い分、第三者的な視点を通して解説され、読者に問題提起することによって思考をうながすもの。
さまざまな知られざる事実をだいたい上記のような型で並べているのでとても読みやすい。
著者のマイケル・サンデルはハーバード大学の大人気教授で、福岡伸一との対談で知った。能力主義と道徳性の関係性を丁寧に言葉にする専門家。現代の知の巨人だと思った。 -
Posted by ブクログ
子どもたちは悪くない。
ただ皆一生懸命に生きているだけなのだ、そう思う。
脇にいる大人たちだってそうなりたくてなっているわけじゃない。ささやかな幸せを喜び、時に運命を翻弄される出来事に流されまいと必死にしがみついてでも生きている。
ただそれだけなのだ。
月と蟹。
手に取ったときにはわからなかったタイトルの意味。
それは子どもたちの放課後の遊びでもあり、昭三爺さんが死ぬ前に慎一に遺した遺言のような話しでもある。
表紙の絵、
よくみると誰かの影が写り込んでいる。
物語を読み進めるとそのことに気がつく仕掛けなのか、
最初全く気がつかなかった。
そしていよいよラストになって表紙の意味していることがわかるのだ、。
途中からページをめぐる手が止まらず一気に読んだ。
それにしても毎度焼かれるヤドカリが可哀想〜と思いながら読んでいたのはわたしだけかしら?
-
Posted by ブクログ
「神と米」(と美味しいもの)が主題のエッセー。日本文化を大切に、とか、米文化を守ろう、というのは一見空虚に響きがちだが、読んでいるうちに、「ああそうか、彬子女王はあの歴史に出てこられる方達のご子孫なのか!」と今更ながら気づき、それはすなわちご自分の家族や家の文化を大切にしたいという気持ちでもあるのかーとハッとした。
それにしても文章が面白い。昼休みもギリギリまで、料理しながらもずっと読んでいた。もちろん「公人」としての職位や知名度で声をかけられたりもあるとは思うが、ご友人とか人との関係を大切にされて、そこから生まれる縁を楽しんで生活されている。読んでいて全く嫌な気持ちにならないのである。 -
購入済み
ちびリシェル(リズちゃん♡激カワ^^)から始まり、リズとレオンハルト殿下とのやり取りや、またまた魔物退治、そして最後のあのシーンへ。
振り返ると3巻も色々ありました^^
ゼロやアルとリシェルの関係もやや変わって来た様に思います。
アイナはいつも何か言いかけては邪魔が入り^^;
多分、ソコ重要な気がするw
本編はちょっとシリアスに入っちゃったけどおまけマンガがたくさん入ってて、それはどれもほのぼのしてて面白かったです。
てかアルパパが美形過ぎて目が⋯目が幸せです♡
この世界、色んな人が色んなスキル持ってて楽しー♪
続きも楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色んな人が言っている通り、ホラーだった。びっくりするくらい人が死んでいった。『風の海 迷宮の岸』の泰麒だ!と気付いたけど、蓬莱に来たのは1回だけじゃなかったっけ?『風の海 迷宮の岸』の後の話?とよく分からなくなったので、忘れないうちにもう1回読もうと思う。高里のクラスメイト達が、報復がエスカレートするにつれて態度を変えていくところとか、後藤が広瀬に「お前は高里とは違う」と説教するところとか、心理描写がとてもリアルでそこが面白かった。人が本当に次々と死んでいくので、高里が帰った後のこっちの世界はどうなってしまうんだろう、広瀬は何を思って生きていくんだろうと途方もない気持ちになった。最後の漢文の意味を調べてから、広瀬の気持ちを思うとやり切れないなあと思った。『東の海神 西の滄海』まで読んでからこの本を読んだけど、舞台がこっちの世界なのでより共感できた。色んな人が言うように、魔性の子は何作か十二国記シリーズを読んでから読んだ方が、理解できることが多い気がする。面白かった。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。