すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
『歴史が判断を下してから時が経った出来事を、こうしてあとから振り返ってみると、当時のことにはすべて意味があり、鳥の飛翔さえ確かな予言になっていたと思えてくる。しかしながら、刻々と過ぎゆく現在の真実〟というのは、もちろんあとから想像するよりずっと熱く、騒々しく、生々しいものではあるけれど、多くの場合"過去の真実"よりも、時には"未来の真実"よりも不確かな様相を呈するものだ』―『第三部 アタワルパ年代記/1 コンドルの落下』
ローラン・ビネの小説を読むのは、これで三冊目。訳者あとがきにも紹介のある通り、この作家の最大の特徴は歴史的事実と虚構の巧みな綯い交ぜ -
-
Posted by ブクログ
家出していた父と和解するシーンは感動致しました。営業の仕事に翻弄され、自分のことで頭が一杯だった依織が、とまり木の人たちと触れたことで大人になり、父の大変さや苦しさを感じ取ることができるようになる流れが素敵でしたね。相手の弱さを許して、自分の弱さを許されて、少しずつ人は大人になっていく。
現代の社会問題化しているパワハラや介護なども取り入れていたのも今作のポイントだと思います。読者さんの悲しみや苦しみに寄り添い、そして癒すような書籍になっていると思います。
パンを推す依織が、自分のために食事を作るようになる流れや、言葉遣いの荒いお客さんにも負けずに対応する流れなども良く、成長がよく描けていたと -
Posted by ブクログ
小惑星なんて降ってこなくても私たちは平等に死ぬし、それは何年後かも明日かもわからない。それなのに、人類絶滅という形で余命が与えられたらどう生きていいのかわからなくなる。普段は明日とか近いうちに死ぬかもなんて思わずに、毎日を積み重ねているわけなのに
死に限らず、成人、卒業、引退、大切な人との別れなど、人生には様々な節目、「終わり」があり、その度に私たちはある意味死んでいるのかもしれない。それ以前の日々には戻れない
一ヶ月後死ぬかもしれない、明日死ぬかもしれない、そうなった時に、それを受け入れてもいいと思えるような人生を送ることができているか
物語終盤、登場人物たちは『納得の仕方』を見つける -
Posted by ブクログ
ダグラス・アダムスの法則
①生まれた時からあるもの
自分が生まれた時にすでに存在していたテクノロジーは「自然な世界の一部」として受け取る。
②15歳から35歳の間に登場したもの
新しくエキサイティングで、自分たちの世代の革命的なものとして歓迎する。
③35歳以降に登場したもの
自然の秩序に反するものや、不気味で理解しがたいものとして
拒絶反応(テクノロジー恐怖症)を示しやすくなる。
新書の文章とは違う引用だけど、これ、すごいな。
年齢によるテクノロジー受け入れ度合。
凄く頷ける。
でも何とかこれに抗って、インターネットやらSNSやらAIやらにチャレンジしているけど。
スマホのキー入力
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。