すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ほんの少し前にスピノザとエピクロスを一気読みしてその後別作者達の本を読んでいたけど、どうにも読み応えが物足りず、夏川さんの文章に浸りたい、、!となりまた夏川作品に戻ってしまった1冊。笑
やはり情景描写の表現がとにかく深く、初めて聞く言葉がいくつか出てきても、「難しい表現が多くて読みにくい」ではなく、「どんな意味なんだろう」と思わず調べたくなって、一つ一つの文章を丁寧に読みたくなるしその読み応えがとても心地よいし、病みつきになる。
今回は高齢者医療(看取り)が中心だった。医療作品なので基本的には他の作品と似通っている雰囲気もあるけど、だからこそ夏川作品を読み重ねるうちに医療の現場の過酷さが -
Posted by ブクログ
ネタバレ連作短編本格ミステリ。
幕間の洗脳。
①捨てられない物と捨てられた者
子供、遠く後ろからおじいちゃんとおばあちゃんに声をかける。しかし、耳が遠いので返事はなかった。車椅子の祖母だけが手を振ったように見えた。そして、そのまま二人は平屋に。おじいさんはおばあちゃんを車椅子にのせて後ろから押して。
火事。
祖父、祖母の名前を呼びながら「俺を捨てんでくれ」
おばあちゃん、消失。
火事跡から見つかった脚立は、手押し車だった。
おじいさんは車椅子のおばあちゃんを押していたと思われていたが、そこに乗っていたのは案山子だった。藁でできているので燃えてなくなった。→なるほどのトリック。農家が多い -
Posted by ブクログ
私だけが、どうしてこんなに生きづらいのだろう?
私ももっと、みんなみたいに仕事にやり甲斐を感じて、好きなことにお金を使い、素敵な人に囲まれて幸せでいたいだけなのに。
今までの私は、どれもこれも叶わなくて、絶望と不安ばかり感じていた。
医師の勧めもありスキーマ療法を始めて、今、ようやく、
私の中で起こっているさまざまな問題の根源は、私の育ってきた環境にあるのだと理解した。
常に母親の機嫌をとり続けることに疲弊し、
規律に厳しく常に何かに怒り続けている父親に怯えていたが、
それは一般的な両親ではないと、ようやく実感が持てるようになってきた。
この本は、私にとって、答え合わせのような内容だった。 -
ネタバレ 購入済み
作者さん買いです!
幸色のワンルームも良かったけど、また違う方向で魔法使いの話描いてるの嬉しいー!!たくさん魔法使いの話あるけど、監視員?警察官みたいな人が悪役っぽい感じかなあ。続きが楽しみです!
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Posted by ブクログ
傑作と聞いていたけれど、とても考えさせられる長い物語だった。
主人公の女性は、一つの判断を誤った。それをきっかけに、大事な大事な息子との時間を失ってしまう。子どもがいる身として、読んでいてとても辛かった。
もちろん、ひき逃げは良くない。ただ、夫の対応や、一歩間違えばより酷い犯罪者になっていたかもしれない親友の行動、そして悪意のある同僚など、さまざまなことを考えると、主人公はあまりにも運が悪かったように思う。
一度の失敗で、すべてが変わってしまうことが怖かった。もちろん、人生はやり直すことができる。それでも、時には決して間違ってはいけない出来事というものがあるのだと知った。
一方で、主人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天才小説家が崩壊していく姿がどこか生々しくて。
救いたい一心で始めたはずの創作がその崩壊を加速させていき、次第に少女自身も壊れていく描写も痛々しくて。
お互い大切に想いあっているはずなのに、段々とかけ違えていくボタンが、解くことさえできないところまでいってしまったのがなんとも言えなくて哀しかった。
最後の結末は分からないけど、1度目の「俺はお前を、見ているからね」はまだ純粋な慈愛の気持ちから発せられた言葉のはずで、それを思いだすってことは前向きに生きていく気持ちの現れかもしれない。
でも個人的には、線を飛び越えた先で、今度こそしがらみとかそういった事柄一切なしに、敬愛でも執着でもない第三の感情
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