すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ「おまえは、加奈の日記を読んだはずだ。加奈がどんな思いをしていたか、全部横で見ていたじゃないか。安藤さん、つらかっただろうな──おまえがそう言ったんだ」 声が徐々に震え、最後は言葉にならなくなる。堪えきれず、左目から涙がこぼれ落ちた。熱い感触が頰を滑る。「なのにどうして──それで反省することができない」 咲は、感情をすべて封じ込めたような無表情を崩そうとしない。 安藤は唐突に気づいた。いくら言葉を重ねても、目の前の人間に届くことはないのだということに。言葉は重ねれば重ねるほど一つひとつが薄くなっていって、一向に厚みを増さない。
もうここの文章に尽きる。
おもしろかった。人を変えることな -
Posted by ブクログ
長友選手の書いた本ということで即決で買いました。自分は本当にネガティブ思考でメンタルの弱いタイプなので、彼の言葉から何か学べることがあるだろうと思い読みました。読んでいて思ったのは彼もまた僕らと同じ1人の人間であるということ。彼も沢山傷付き苦しんできたのだということ。今のような強靭な精神力を手にするために想像を絶するような努力と苦労をしてきたのだということです。
特に、何事にも最後は感謝をしろ、ピュアであれ、頭の中でイメージしてこれは自分にできると言い聞かせる、などといった言葉は強く印象に残っておりこれからの自分の生き方や考え方に活かせそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ志村ふくみ・若松英輔『緋の舟』、辰巳芳子『手の味こころの味』『いのちと味覚』をきっかけに、キリスト教(カトリック)の世界の本に少し寄り道している。
その過程で、カトリック教会が、第二バチカン公会議(1962〜1965年)で他宗教との対話を訴え、その実践が今も続けられていることを知り、現代のありようをもう少し知りたくなり、本書を手に取った。
現代の教皇の回勅(司教や信者に向けた公文書)を取り上げながらの解説(対談)なので、上記がわかりやすかった。
「神=至高の正義」の存在を信じ、その正義のために「自分の持っているものを与えるだけはなく、自分自身を与えなければならない(第一章)」とする点には、正 -
Posted by ブクログ
澤村氏の大人気シリーズをベースに、勿論怪異との対峙を軸に語られてはいるが、これは今や世界中に影を落とし、この瞬間も幾多の命を奪い続ける卑劣な戦争を糾弾する言わば『反戦』がテーマの人間ドラマだと思った。
冒頭の序文で、我らが絶対的正義の守護者ウルトラマンが、唯一地球人に背を向けた(思い止まってはくれたが…)エピソードの一部台詞が綴られていた。
害意等を微塵も持たない異星人が心無い地球人の手によって虐殺される話だった。
人間は大なり小なり鬱屈した感情を内包して日々生きている…
だから、
そこに正義だ!或いは復讐だと、それらしい道筋を付けると、いとも容易く暴発してしまう。
その愚かさこそを見事に
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