すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
久々に、作者が書きたいものを書いた作品を読んだ気がする。
読者の期待など、どこ吹く風。
誰の為でもなく、自分の為に書いたような感じが、最高に清々しい物語にしていると思う。
だって、主人公は暴力大好きな女。
暴力は、どんな理由があってもダメだよねって声高に言われるこの時代に。
舞台は、今どきこんなヤクザいるのかって思うくらいにベタなヤクザの屋敷。
そんな、時代に全くそぐわないこの物語が、面白かった。著者の思いが全くぶれないからだろう。
純粋にエンタメとして面白かったが、解説を読んで、ただのエンタメでなく、固定観念の破壊という凄さに、唸った。
ちなみに、「ババヤガ」は東スラヴ(ロシアなど)の -
Posted by ブクログ
なぜ自分は生まれ、なんのために生きているのか。
主人公のあらたは、生まれたときから父親が不在で、経済的に恵まれた家庭でもない。周りの友人と比べ、自分は特別な才能を持った人間でもない。そういう環境にいると段々卑屈になってしまい、自分の存在意義を見失ってしまう。そんな中、亡くなった父親のことを調べるうちに、一日一日が、とてもかけがえのない時間だということに気付かされる。
くすかやあらたのように、至って普通の人間の方が圧倒的に多くて、何のために生きているのかよくわからないけど、友人との時間を楽しんだり、美味しいものを食べたり、何気ない時間を大事に生きるということが、私たち普通の人間の生きる意味なので -
Posted by ブクログ
野暮用続きで全く読書時間が取れない日々…
そんな時にしっかりと癒してくれた本書。
梨木香歩さんが、八ケ岳の自宅周辺を中心に出逢う山野草達をひとつひとつ紹介してくれるエッセイ。
イラストも美しくて、写真で見るより特徴がよくわかるし、心にじんわり効いてくる。
山野草だけでなく、街なかで見かける花もいくつか登場する。
梨木香歩さんの花々への思い出を語る文章を読みながら、私自身もいくつかの花々達の思い出が甦ってくる。
花の名前を覚えた時のことや、思いがけない場所で出会えた時のエピソードなど、梨木香歩さんと同じように様々なエピソードが自分の中から湧き出てくるのが心地よい。
印象的だったのは、岩煙草 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族が殺された瞬間から復讐の月日が始まる。
俺の神な罪を許す神ではない。地獄をも超越する戦いの神。
夜と風。我らは彼の奴隷。
煙を吐く鏡(テスカトリポカ)。
マフィアから逃げる主人公。エル・ボルボ。
容赦なく一般人も殺す。
写真で探すマフィア。
似たような格好のやつが多すぎる。
この格好で来るのが亡命の条件とSNSだ流した。
神に心臓と顔をささげる。
かつての仲間の心臓をえぐり出して、口の中に詰める。どうせ、あとでマフィアにみつかって、拷問されて自分の行き先をばらされることになるので、殺す。
液体窒素で腕を凍らせて、ハンマーで殴ってくだけさせる。
主人公と思えぬ容赦なさがすごい。
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Posted by ブクログ
昔の人間の行動や思想、願望や習慣はこのお噺という手段を通じて、後世の人々に伝えられて来たのではあるまいか。このお噺は我々の生存にとって必須欠くべからざるものの一つなのではないか。幾千年となく、人類は同じようなことを喋り、同じようにセックスし、同じように子供じみた悩みを抱いてきたのだ。人間の一生というのは、始めから終わりまで一つの面白可笑しいお話、信じられないほど馬鹿馬鹿しいお噺にすぎないのではないか?私が今書いているのだって自分のお話なのではないか?ものを書くというのは、挫折した願望にとっての排け口であるにすぎない。所期の目的を達し得なかった願望、作家自らが受け継いだ知力の範囲内で抱かれた願望
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