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Posted by ブクログ
その人にとって必要なタイミングで出会う、というのは本当にその通りなのだと、この一冊を読んで感じました。
正直いうと、青春小説と聞いていたので、あらすじも知らないのに、高校生の青臭い恋愛について書いてある小説なら読まなくていいやと思ってました。本当にすみません。
この一冊については、もっと早く出会いたかった、というような感想をよく目にします。
でも、私の場合は学生の時にこの本に出会っていても、うまく心に波を立てられなかったと思います。
今、読んだから、心の中にある思い出と、恩田陸さんの書いた文章が、重なり合い、広がり、心に染み渡った感覚になったのかと思います。
とはいえ、こう感じるのは、私の人生経験の浅さが要因の一つだとおもうので、もっと早くこの本と出会いたかった、と言える人間になりたいと素直に思います。
私は融のように無償の愛を当たり前だと思う節もあるし、貴子のように最初から出遅れているという気持ちがあるから自分は自分で他人は他人と思うし、美和子のようにあえて人に言わないけど少し傲慢な部分もあるし、内堀亮子のように子供のような面もある。
どの登場人物にも、自分と重なる部分があり、恥ずかしいような気持ちになり、そして側からみるとそう感じるのかと納得いくことも多かったです。
私にとっては、この本を読むのは今が最適なタイミングでした。
そして、本作の主人公貴子と融が心を許し合うのもこの歩行祭が最適なタイミングだったのだと思います。
融の親友である忍が、「すべてはタイミング」と語っていて、本当にその通りなのだと思いました。
貴子と融がもっと早く話していたら?
杏奈が日本にいたら?
融が忍と走ることを選ばなかったら?
必要なタイミングを、どこかで、神様が見ているのかもしれませんね。
読み終わったあとの満足感がすごくて、
歩行祭1日の出来事しか読んでいないとは思えません。
しばらく、この余韻に浸ろうと思わせてくれる一冊でした。
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Posted by ブクログ
大正の時代でさえ、成金の人身売買じみた結婚は非難の的になるのが意外だった。
戯曲を思わせる転調。瑠璃子も直也も勝平も…みんなみんなちょっとした出来心で起こした行動すべてが報いとなってしまう。
結構ボリュームあるのに退屈せず読み進められる。600ページ近くあるのに4日程度で読み終えるほど読む手が止まらなかった。普段なら2週間〜1ヶ月近くかけて読む量くらいなのに。
新聞での連載だった性質のお陰か、次のお話に移る前に1〜2行程度で前回のあらすじのような文があって、それがとにかくガンガン読み進めるための助けになった。振り返らず進めてしまうスタイルが良い。
なんとたわしコロッケは出てこない -
ネタバレ 購入済み
ついに
やっっっと戻った!小夜と過ごしたこと全部忘れちゃうの悲しいね。若々しくて可愛い鬼灯さまとさようならも悲しい。でも今の鬼灯さまのところに戻れて良かった…
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