すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
壮大かつ緻密な世界観。オアレ稲を中心にした農業・生態系・帝国の歴史・政治が一つの物語としてつながっている。流石です、最高でした。
香りを声として聞こえると表現する事も、とても新鮮な表現で、普通では無い感覚の鋭さがより伝わってきました。
読んでいると蝗害や外来種など、現実世界でも取り上げられる問題を思い起こさせる物語でした。
欲を言うと、救いの稲をどうして行くか、皇帝が答えをだしたところからの立て直しの5年間をじっくりと読みたいです...
そちらだけ展開がアッサリされていたので少し物足りなく感じてしまいました、、、
また、アイシャが神ではない普通の人としての香君の在り方を目指していますが、アイシャほど香りの分かる人の後継はどんな立場になるのか、その頃には香君の在り方を変える事ができているのか、オアレマヅラはどんなところなのか、たくさん想像が膨らんで、もし続きがありましたら是非読みたいです。
展開が面白くて、次はどうなる?と一気に読んでしまったので、またじっくり読み直したい本です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読。(2025.10.02)
全編ほぼ新幹線車内でのお話。うっすら鉄ヲタ気味の私にはそれだけでワクワク嬉しい…!
「グラスホッパー」の続編的な作品なので、知ってる人がちょいちょい出てくるのも面白いです。七尾君は今回も不運で可愛い。気弱なひょろひょろメガネ男子なのに腕っぷし強いの刺さり過ぎます。
次々人が死んでいくけどあっさりぽっくりすぎて何も感じないところに殺し屋業界を実感します。こわい。
それでとにかく中学2年の王子やばい。ずっとムカついてました。言ってることが世の中の本質をついてるからこそ煽られるんだよな…。
再読。(2026.10.07)
忘れっぽい私でも流石に展開を記憶しているレベルに何度も読んでるけどまだ面白い!にしても、伊坂先生の作品には例え話をするのが好きなキャラが沢山いるね。中でもこの作中の「檸檬」がとびきり好き。トーマス愛すぎるし、クセ強な名言多すぎ。たしかに昔トーマス見ながらイライラしたこと結構あったな笑。木村の両親が大御所なの分かった上で読むと、序盤から会話の端々に伏線あるの分かって楽しい。あと、七尾君の緊急時の頭のキレが天才的笑!蜜柑に仕掛けた罠が可愛くて「エルマーの冒険」のエルマーの荷造りを思い出したな。 -
Posted by ブクログ
「バベルの会」という読書サークルをテーマにした
5つの短編により構成されている。
著書の米澤さんは、青春ミステリーモノ
『氷菓』シリーズで有名だが、
その頭で読んでしまうと
度肝を抜かれるかもしれない。
文体は古風、上品なテイストで書かれており、
物語自体もどこか華やかな感じで
進んでいくようだが、
読み進めるにつれて徐々に雲行きが
怪しくなっていく。
そして最後には……
5つの中でも、
1本目「身内に不幸がありまして」
2本目「北の館の罪人」
4本目「玉野五十鈴の誉れ」
は読後フリーズしてしまった。
重厚な読後感を求めている人に
オススメしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「費用対効果。そんなこと言ってたら、絶対、子供なんて作れない。子供なんて、結婚なんて、理不尽なことばかりだもの。じゃあ、今のあなたの生き方なんて、どこに費用対効果があるの?旅して、バイトして死んでいくだけなのに、何を偉そうに。旅行していったい何になるの?」
「そんなに費用対効果が大切なら、もういっそここで死になさい。それが1番、効果があるわよ。ご飯も食べなくて済むし、家も傷まない。」
人は三千円の使い方で人生が決まるらしい。三千円くらいの少額のお金で買うもの、選ぶもの、三千円ですることが結局ら人生を形取っていく。
今まで何も考えずに浪費して生きてきたと思う。
来年から就職して、自分のお金で家賃を払って、食費を払って、光熱費を払って、日用品代を払って、何かの時のための貯金をしなければならない。
また1年後、読んでみたい。
自分のお金でやりくりし始めてこの本を読んでどういう風に感じるのか楽しみ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ過去が壮絶すぎてもう言葉も出ない。打ちのめされながら読んでいたら、えーっ!まさかの叙述トリック...?!ずっと語り手はキムだと思ってたクメール・ルージュ時代の物語がキムじゃなくてリャンセイの話だったとは!しかもリャンセイが兄でキムが弟だったんだ(@_@;ぎゃー!もう一回最初から読まないと...
重すぎる過去と、閉ざされた口、そこから生まれる誤解や軋轢のために傷つけあってしまう家族。【愛がゆえ】なんだけど、過去の記憶を掘り返すことで損なわれてしまう人生。最後は希望が持てるので少し安心した。生き残った人たちには、もう何も失ってほしくない。そして平和な日本に生きている自分の境遇に心から感謝したい。
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Posted by ブクログ
大学院で博士号を取得しながらも、ある理由からその道を諦め、警察官となった沢村依理子は、北海道警察で現場経験を積んでいた。沢村は、ある底冷えする1月、少女死体遺棄事件の捜査に加わった。発見された少女は5年前に誘拐され行方不明となっていた島崎陽菜だった。容疑者死亡で未解決だった陽菜ちゃん誘拐事件は、沢村の手で解決できるのか…。
第67回江戸川乱歩賞受賞作。
伏尾さんの新作が連続で出版。『誰何』を読む前にデビュー作を読まねばと、遅ればせながら手に取った。
読み始めは、時系列についていけず、「今はどの時?」と、なったけど、読み進めると先が気になり、どんどん読む速度が加速し、あっという間に読み終わってしまった。
キャリアにノンキャリという序列や「臭いものには蓋をする」と言った古い体質の警察内部がよく描かれていて、参考資料をたくさん読み込んで丹念に作られ、江戸川乱歩賞に応募したんだなとその意気込みに感心した。
手元には伏尾さんの2作目『数学の女王』がある。早速、読み始めようと思う。
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