くあぁぁぁ、「てぇてぇ」が止まらんな!!ここまで、「尊み」が強烈な漫画も、そうはないだろう。
この作品で、シルバニアファミリーを購入した人は増えただろうけど、もうそろそろ、コミケで薄い本が売られても、私は全く驚かないな。
これまでも、シルバニアファミリーの持つパワーに震撼させられてきたので、さすがに、もう、ブッ飛ばされないだろう、と高を括っていたんだが、この(6)を読んで、ブレーンバスターをモロに喰らったバカは私だ。
まさか、まだ、攻撃力を増してくるとは、岡野先生・・・・・・とんでもない殺傷力を持っちまった漫画になっているけど、いっそ、行けるトコまで行っちゃってほしいってのも、ファンとしての本心。
若干、性根が悪いキャラは出てくるにしろ、話の中心っつーか、メインのキャラに関わってくる人々は、善性寄りってのも、読んでいて楽しい点。
勘違いや常識の相違、また、言いたい事を我慢していた所為で拗れてしまっていた人間関係や環境などが、シルバニアファミリー愛がキッカケになって解消されるってのは痛快だ。
性格的な意味合いで不器用すぎる亀山親子の問題が解決したのも、この(6)の重要な展開だが、それを上回ってきたのが、茂原・保田先生が子宝に恵まれた展開。
この二人が、シルバニアファミリーに背中を押される形で結婚したのも驚きだったが、懐妊にも、シルバニアファミリーを絡ませてくるあたり、岡野先生の信念をしっかりと感じる。
文化祭や進学関連で、菜々子×美守座のラヴ度が、更に強まった点も、実に好かった。同じ(重い)想いを持っているからこそ、相手の意志や未来を尊重したい。自分の中だけに抱え込まず、ちゃんと話し合い、受け入れ、折衷案を見い出そうとする二人は、ほんと、相思相愛だな。
様々な事を乗り越えた「写真部(実態はシルバニア部)」は、ついに、デザフェスへ乗り込む!! (7)は、このデザフェス編に加え、保田先生の出産なども収録されるだろうから、確実に、この(6)を上回ってくるのは、容易に想定できる・・・今の内に、鍛え直しておこう、私。
この台詞を引用に選んだのは、深いなぁ、と感じたので。
人種、年齢、性別に関係なく、凄い事を凄い、と認めて、尊敬の気持ちを相手に伝えるのって、ほんと、大事だよな、うん。
リスペクトが出来る親がいるってのは、子にとっても幸せだろう。
これまで、誤解っつーか、お互いに不器用な性格すぎて、無駄に高い壁が出来てた分、それがぶっ壊れた、いや、ギャルにぶっ壊された今こそ、これまでの時間を取り戻せるよう、菜々子パパと菜々子グランマには仲良くしてほしいトコ。
(息子からとはいえ、男性からの「尊敬」、それは、男尊女卑の世界で生きてきた彼女にとって、初めて言われた、最大級の褒め言葉だった)(by天の声)
もう一つ、グッと来た台詞を。
ぶっちゃけ、これは、何と言うか・・・ぶっちゃけ、名言枠には入らない。
シンプルに、菜々子ちゃんが見せた、嫉妬の念が可愛らしかった。
ただ、それだけの理由で推している。
菜々子ちゃんと美守座、これがベストカップルであるのは絶対だ。
麗らかな百合の間に入ろうとする雄は4あるのみ、と物騒な事を言うつもりはないにしろ、この二人を裂こうとするクズは許さん。
しかし、玉は良い子なのである。
若干、キツい所はあるにしろ、芯がある男なのは間違いない。
それだけに、玉の恋心も応援はしたくなる。
ただただ、気張れ、としか言えん私を許せ、玉。
「何?菜々子」
「んー、応援はしないよ。取られたくないもん」
「何が?」(by菜々子、玉)