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キョウコは、有名広告代理店を早期退職し、貯金を切り崩しながら相も変わらず、古いアパート「れんげ荘」で月10万円のささやかな生活。義姉や姪のレイナ、友人のマユちゃんの相談にのったり、ご近所のチユキさんと隠れ家でランチをしたり……。そんなキョウコの癒やしは、散歩で出会う彼女が密かに棟梁と名付けた犬、兄夫婦が飼っている猫の動画や、時折訪ねてくるヤモリ……そしてたまに自分にご褒美で、鰻の特上を食べたり――ささやかな幸せを身の周りでみつけながら、ゆっくり丁寧に暮らすキョウコを、温かく濃やかに描く書き下ろし長篇、記念碑的第10弾
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Posted by ブクログ
「れんげ荘物語」第10弾。
この頃はキョウコ自身には何も起きなくて、周りの人たちには悲喜交々あり、相談されては一緒に悩むのが日常。
まるで「台風の目」のようだ。
多少のマンネリを感じていたけれど、今回はチユキをはじめとする「男っていう生き物はどうしようもない」と憤る女子たちの談義が刺激的だった。
キョウコの友人の女性は、勉強がしたくて入会したサークルで、自分はイケおじだと勘違いしている70代男に言い寄られ、これも奴の一言一言が気持ち悪くて、でもいかにもありそうほんとにやめてほしい。
キョウコ自身には何も起きない、と書いたが実は今回はちょっと嬉しいことが起きる。
周りの人たちのお悩みにいつも寄り添ってきた「ご褒美」は、鰻重だけではなかった。
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