ビジネス・実用の高評価レビュー
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「社会のためになることを、儲かる構造にする」
本書は、資本主義そのものを否定するのではなく、その“使い方”を問い直す一冊だった。
著者は、現代の資本主義が抱える歪みの原因として、「成長の目的化」と「時間軸の短期化」を挙げる。本来は手段であったはずの“成長”が目的そのものになり、四半期単位の成果が過度に重視されることで、企業活動は長期的な社会価値よりも短期的な数値に引き寄せられていく。その結果として、環境問題や社会問題といった外部不経済が積み上がってきたという整理だ。
印象的だったのは、資本主義を「暴走した仕組み」として断罪するのではなく、「強力だからこそ、方向づけが重要なエネルギー」と捉 -
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「学ぶことは、人生を主体的に生きるための行為である」
本書は、「なぜ人は学ぶのか」という問いを真正面から扱った一冊である。受験や資格、就職といった外的な目的のためではなく、人が学び続ける意味そのものを問い直している。
著者は、学ぶことの本質を「世界を理解する力を持つこと」だと捉える。人は何も知らないままでも生きていくことはできる。しかし、社会の構造や歴史、思想、経済の仕組みを知らないままでいると、自分の置かれている状況を正しく理解することができない。結果として、与えられた環境や価値観に無自覚に従うだけの存在になってしまう。
学ぶことは、単に知識を増やすことではない。
世界の見方を手に入れ -
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ドラッガーもこの本読んだのでは、と思わせるほど、現代のマーケティングの考え方や、ビジネスを進めるうえでの気概といったものの本質を示した名著。
一万円札のインパクトが大きいことから、内容もさぞかし高尚なもので読みにくいのかと思いきや、とてもわかりやすく、びっくりするほど辛辣な記述が多かった。
齋藤孝氏の現代語訳がわかりやすいというのもある。
以下は刺さった内容。
156ページ
人間の見識、品格を高めるためには、物事の様子を比較して、上を目指し、決して自己満足しないようにすること。
183ページ
ただ流れに任せて生きているだけで、かつて自分自身の有様を反省したことがない。生まれて今まで自分 -
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【読んだ理由】
東大に入る予定は全くないが、東大の人はなぜ頭がいいのか?ということに疑問を持ったからです。東大生は元から地頭がいいからと思っていましたが、とりあえず記憶力を上げる方法があるのなら試しに読んでみようと思い購入しました。
【内容】
・当たり前のように調べる
東大生は日常で目に映る物に対して納得するまで調べ上げている。
例えば信号の色は緑なのになぜ青と言われているのか。このような日常の出来事を深掘りすることで知識として蓄えている。
・原因思考
例えばuniformという英単語があるが、なぜuniformと呼ばれているのか?
これには原因があるはずと探すのが東大生。
uniという単語 -
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まず、この本に出会えた事を感謝します。
読み始めから、とても読みやすく、すらすらと読めた。賢者になるための旅を始める。
賢者=成功という意味だ。
アレックスは、中年の50歳で、人生に疲れていた。子供も2人おり、よく喋る妻もいる。ただ、家に帰っても子供も妻も帰りが遅く最近はあまり喋っていない。会社も、前社長には大変可愛がられたが、現社長からは、リストラ予備軍として目をつけられている。
そんな人生に疲れたアレックスは、昔住んでいた故郷に帰る。もうそこに立つことは無いと思っていた場所に帰ってきたのだ。
そこへ、一人の少年サイードに出会う。
話を聞くとサイードは、9人目の賢者に会うためにこの公園にやっ