増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか

1,540円 (税込)

7pt

★★★推薦の声、続々!!★★★

スマホで溶かしてしまう時間の意味から、自分がなぜ短歌を詠んでいるのかまで。著者とともに考える旅路が、本当に面白くスリリングでした。哲学って乗り物なんですね。スマホを片手に持つ人は、セットで本書を持ちましょう。
――俵万智(歌人)

この本が「世界」を360度変えてくれる。ただ一周して同じ場所に帰ってきただけなのに、「心」はもう、180度違う。
――尾崎世界観(ミュージシャン・作家)

現代精神分析まで視野に入れた哲学。若い世代が、モヤモヤする方が健康にいいと考え出すだなんて、資本主義もいくところまでいっちゃってる。
――東畑開人(臨床心理士)

「つながる」ことよりも「つながらない」ことが難しい時代に必要なのは、「哲学」だった。するする読めて、その三倍の時間考え込む。そんな体験の豊かさを思い出させてくれる本です。
――宇野常寛(批評家)

人生の手綱をスマホに奪われた世界で、創造性をいかに取り戻すか。
現代人の悩みを超高解像度かつ超本質的に言い当てている、デジタル時代の処方箋!
――安斎勇樹(MIMIGURI代表)

忙しくすることは難しいことではない。むしろ安易で平凡な生き方だ。暇を作り、孤独でいることにこそ、勇気が必要だったのだ。読み終わった今なら、人生の主導権をスマホから取り返せそうな気がする。
――水野太貴(「ゆる言語学ラジオ」スピーカー)

即時(アジャイル)で常時(ユビキタス)なスマホ時代に、
超遅効で来る、孤独の消化不良(グルメ)
それでも、尚、「哲学」は美味い!!
高解像度モニターの中に満腹感を探すより
本書の導きとともに、知恵の樹の実の素晴らしき胃もたれにありつけ!
―― 魚豊氏(『チ。―地球の運動について―』作者)


メディアで話題の1冊が、18000字超の増補と改訂を加え、ついに新書化!
■付録 「『スマホ時代の哲学』を実践する人のためのQ&A」
■ドミニク・チェン氏(発酵メディア研究者)による解説「『スマホ時代の哲学』の発酵」



""つながっているのに寂しい、常時接続の世界""を生き抜くための書。

スマホは私たちの生活をどう変えてしまったのか?
いつでもどこでもつながれる「常時接続の世界」で、
私たちはどう生きるべきか ?

ニーチェ、オルテガ、ハンナ・アーレント、パスカル、村上春樹、エヴァetc……
哲学からメディア論、カルチャーまで。
メディア出演続々・新進気鋭の哲学者が、様々な切り口で縦横無尽に問いかける!

「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取り巻く不安や退屈、寂しさを埋めようとしている。

そうして情報の濁流に身を置きながら、私たちが夢中になっているのは果たして、世界か、他者か、それとも自分自身か。
そこで見えてくるのは、寂しさに振り回されて他者への関心を失い、自分の中に閉じこもる私たちの姿だ。

常時接続の世界で失われた〈孤独〉と向き合うために。
哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。


◆目次

はじめに
第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方
第2章 自分の頭で考えないための哲学――天才たちの問題解決を踏まえて考える力
第3章 常時接続で失われた〈孤独〉――スマホ時代の哲学
第4章 孤独と趣味のつくりかた――ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話
第5章 ハイテンションと多忙で退屈を忘れようとする社会
第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル
おわりに
あとがき
増補改訂版 限定付録「『スマホ時代の哲学』を実践する人のためのQ&A」
あとがき――増補改訂版によせて
『スマホ時代の哲学』の発酵(解説:ドミニク・チェン氏)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後に書かれているドミニク・チェンさんの解説が、実は一番好きだったかもしれない笑。最後までじっくり読んでよかった!

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    哲学という、とっつきにくい領域を、アニメや映画を織り交ぜながら、現代に合わせたトーンで書かれていて読みやすい。

    学問として突き詰めている著者が書く内容は、凡百の自己啓発本とは一線を画す。

    自分の頭で考えたものは限界がある
    もやもやをそのままにしておく力を持つ
    孤独であるべき
    自己の中に多様性があ

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    本当にすごい人ってSNSでフォロワーやいいねが多い人ではなく、自分の孤独と上手く付き合える人なんだね。私たちは、SNSの流動的な快楽に慣れすぎて、孤独や退屈に耐えられなくなっているのは受け入れたとして、無理やりスマホを自分の手元から離すのはまた毒です。どうしても気になってしまうものです。なので、自分

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    423 audible
    孤独は自分と向き合うための大切な時間,SNSでつながることで、自分の感情をSNS用に仕立ててしまうことが危ない。SNSに自分をハイジャックされない。寂しい気持ちを自分の中で受け入れていこう。

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    常時接続の世界で生きるには孤独に自分と向き合うための時間が必要。ただし過剰な自己愛は他人の視点という競争の軸を入れてしまう

    ・想像力を高めるには?
     ー自分の頭に他人を住まわせる
      ー書籍は解釈ではなくそのままの思考を理解するようにする

    ・心を安定させて生きていくには?
     ー瞬間快楽的なものに

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすくて、読みやすい。スマホ時代に生きている上で、薄々思っているが、気づかないようにしていることに対して、向き合うきっかけになる一冊。そして、スマホをやめろ!などという自己啓発本などの短絡的な論理を展開するのではないのも凄く魅力的だった。ネガティブ・ケイパビリティを大切にしていきたいと思

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    この本からの学びメモ。

    SNSから離れ、代わりに趣味に没頭し、孤独な時間を持つ。自分の中に他人を複数住まわせ、自己対話する。モヤモヤ、わからなさ、難しさがあっても、すぐに乗り越えようとせず、孤独の中で反芻して馴染ませる時間を持つのがいい。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    孤独を楽しめ!ってよくある内容かと思ったが違った。
    趣味を通してネガテイブケイパビリティと向き合う。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    常時接続の世界ではかなり多くの人が退屈をかき消すためにジャンクな欲求を満たし続けている。
    だが本当に満たされる状態になるためには孤独に少し足を満たして、自分だけで何かを営むという行為も必要になる。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    「モヤモヤ」を抱えておく能力
    ――ネガティヴ・ケイパビリティ
    (ネガティヴ・ケイパビリティは、ジョン・キーツというイギリスの詩人が提示した概念。)

    ネガティヴ・ケイパビリティの概念がよかった。

    自己啓発でテンション上げることへの警鐘を発していおり、社会や集団の歪みや問題点を放置してはいけないよっ

    0
    2025年11月22日

増補改訂版 スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ディスカヴァー携書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

谷川嘉浩 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す