スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き

スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き

1,760円 (税込)

8pt

“つながっているのに寂しい、常時接続の世界”を生き抜くための書。

スマホは私たちの生活をどう変えてしまったのか ?
いつでもどこでもつながれる「常時接続の世界」で、
私たちはどう生きるべきか ?

ニーチェ、オルテガ、ハンナ・アーレント、パスカル、村上春樹、エヴァetc……
哲学からメディア論、カルチャーまで。
新進気鋭の哲学者が、様々な切り口で縦横無尽に問いかける !

「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取り巻く不安や退屈、寂しさを埋めようとしている。

そうして情報の濁流に身を置きながら、私たちが夢中になっているのは果たして、世界か、他者か、それとも自分自身か。
そこで見えてくるのは、寂しさに振り回されて他者への関心を失い、自分の中に閉じこもる私たちの姿だ。

常時接続の世界で失われた〈孤独〉と向き合うために。
哲学という「未知の大地」をめぐる冒険を、ここから始めよう。

★三省堂書店神保町本店 人文社会ランキング1位!(2022.12.5~12.11集計)


・現代人はインスタントで断片的な刺激に取り巻かれている
・アテンションエコノミーとスマホが集中を奪っていく
・空いた時間をまた別のマルチタスクで埋めていないか?
・常時接続の世界における〈孤独〉と〈寂しさ〉の行方
・〈孤独〉の喪失――自分自身と過ごせない状態
・スマホは感情理解を鈍らせる
・「モヤモヤ」を抱えておく能力――ネガティヴ・ケイパビリティ
・自治の領域を持つ、孤独を楽しむ
・2500年分、問題解決の知見をインストールする
・「想像力を豊かにする」とは、想像力のレパートリーを増やすこと
・知り続けることの楽しさとしての哲学
etc…

◆目次

はじめに
第1章 迷うためのフィールドガイド、あるいはゾンビ映画で死なない生き方
第2章 自分の頭で考えないための哲学――天才たちの問題解決を踏まえて考える力
第3章 常時接続で失われた〈孤独〉――スマホ時代の哲学
第4章 孤独と趣味のつくりかた――ネガティヴ・ケイパビリティがもたらす対話
第5章 ハイテンションと多忙で退屈を忘れようとする社会
第6章 快楽的なダルさの裂け目から見える退屈は、自分を変えるシグナル
おわりに
あとがき

◆購入者限定特典 スマホ時代を考えるための読書案内つき

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スマホを捨てるのでなく、スマホがありながら、病みがちな私たちへ向けた考えた方の本。
    難しい話もあるけど、なるほどなと感じさせる。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    とても良い本だと思います。
    最初は哲学とはどんなものなのかという、少しとっつきにくい話題から始まります。でも、読んでるうちに、気づけば自分の悩みや、嫌だと思っていることとの重なりが見つかり、さらに自己啓発の危険性や趣味の必要性という思いがけない方向に進み始めます。

    数々の著名な哲学者の言葉も引用し

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    他の作品のようにスマホによって現代
    にもたらされる現象を挙げ、批判していたが著者は自分も同じ体験を現在進行形でしていることを挙げ
    ていて他の作品よりも不快なく聞き入ることができた。また、若者向けの作品として中盤ではアニメや流行の話題に触れていて自分も共感できるところが多くてよかったと思う。

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

    自分も内容を完全に理解できたわけではないけど、今を生きる10代20代の方に読んでもらいたい。

    個人の体験としては一昨年くらいにTwitterアカウントを削除してて、その時期から自分に向き合う時間がだいぶ増えたなぁ(画面をスクロールする時間が減ったなぁ)と実感している。
    主には趣味のトレーニングに対

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    自分と同世代の新進気鋭哲学者。

    YoutubeやInstagramを無心で何時間も眺めてしまう私は、「快楽的ダルさ」に浸っているのだ。四六時中追立られているプレッシャーからの解放という一時的な処方であるという説明は、実感覚と相違なし。

    自己啓発への警鐘は個人的に新しい切り口で学びになった。無理く

    0
    2025年07月12日

    購入済み

    言葉にできない良さ

    久しぶりにビビッときた本です。
    時間を見つけて少しずつ読み進めていて、少し読むたびに妙に納得してしまい、なかなかページが進みません。
    これはよいものだ!と思ったので紙の本も購入しました!

    #深い #タメになる #共感する

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    昨今の自己啓発文化や根拠もなくポジティブにぶち上げる風潮に、実態の無さを感じていたけれども、なんて洗練された言語化をしているんだ…!と感動して読んでおりました。
    最近、自分でも注意力の散漫さが気になっていたので、1つの糸口が見えた気分です。ものごとをよく観察したいと思いましたし、自分の中で塞いでしま

    0
    2025年01月13日

    Posted by ブクログ

    自分が村上春樹の小説の主人公が好きな理由が言語化されていたように感じた。

    ネガティヴ・ケイパビリティ
    すぐに結論を出さない
    不確実なことや曖昧なこと、理解できないことや状態を受け入れる
    自分の理解可能な範囲に無理に落とし込まない

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    他者の完全理解は不可能だが、だからこそ面白みがあると感じ、好奇心を持ち、知ろうと努力することの大切さについての部分が1番心に響いた。

    0
    2024年11月04日

    Posted by ブクログ

    現代人はスマホによって孤独から逃れている。
    孤独な時間を持ち、自分の内なる声や不安・モヤモヤした感覚と向き合うことが充実感や結果的な気持ちの落ち着きにつながる。

    0
    2025年12月07日

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