日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録

1,980円 (税込)

9pt

企業にはいくつもの壁がある。
巨大企業・日立の壁はとりわけ高い。

【製造業史上最大の赤字からV字回復を果たした日立。しかし、そこからさらなる闘いが始まった――。】

2009年3月期に7873億円という製造業史上最大の赤字(当時)を出した日立。幸い、未曾有の危機に際して経営を引き継いだ川村隆・中西宏明両氏の大ナタによって立ち直り、大きな「壁」を超えた。
世間からは「奇跡のV字回復」と喝采を浴びたが、実は改革は道半ばにあった。不測の事態がふたたび起これば、二番底を打つ状況になりかねなかったのである。中西氏の後を継いで社長となった筆者は、相次いで改革に打って出る。それは、日立という巨大企業の中にいくつも立ちはだかっていた壁を叩き壊す作業であった。
言い訳文化、事なかれ主義、縦割り組織、もたれ合い、先送り体質、忖度……本書は、日立最高幹部が現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た経営改革の実録である。

組織の壁、事業の壁、歴史や伝統の壁、メンツの壁……「会社の壁」を破るのは、これを読んだあなただ!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日立の壁 現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録
    大企業の壁を現場の力で打ち破る勇気が心に響く一冊です。
    日立製作所が製造業史上最大の赤字から見事なV字回復を果たしながらも、まだ終わらない課題に挑み続ける物語が現場目線でリアルに描かれています。組織の硬直化や縦割り文化、忖度とい

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    製造業復活に向けた様々な示唆を与えてくれる本だと思う。JTCと揶揄される企業は多いが、日立の例を見るとまだまだ復活できるはず。

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    経営に興味がある肩は是非一度読んでいただきたい一冊。
    2008年のリーマンショックで多くの企業の業績が落ち込んだ中、それを外的要因ではなく、日立自身が抱えていた"大企業病"と捉えた所からの大躍進の裏側を詳細に知ることが出来る。

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    現場経験が全ての原点。
    伝統的なニッポンのサラリーマンの成功スタイル、かつ世界に伍していける柔軟で革新的な経営者の両面を見た。見習いたい。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    2008年に製造業史上最大の赤字を出した日立が、今日の磐石な経営・事業体制に持っていくまでに何をしてきたのかを社長自ら書いた本。
    大企業再生系の本は経営判断がダイナミックになるので、読んでいて面白い。

    カンパニー制からビジネスユニット制への転換など、末端社員からすると何が変わるのかよく分からない改

    0
    2024年02月29日

    Posted by ブクログ

    日立がどんな性質の大企業病であったのか、いかにしてその解決に取り組んだのかがよく分かる
    様々な新しいことに挑戦している反面、本質的な部分は変わっていない、変えていないことも非常に面白く感じた
    どのようにして日立を変えていったのか、それを通して学べることが多く書いてある

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    たった一人しかいない自分を、たった一度しかない人生を、ほんとうにいかさなかったら、人間生まれてきた甲斐がないじゃないか。
    山本有三 路傍の石
    利他の精神
    Impossible→I’m possible

    0
    2023年04月23日

    Posted by ブクログ

    証券アナリスト全国大会で講演されていて、印税が寄付に回ると聞いて、購入
    日立の本は、この人も書いてたけど、川村さんのラストマンを読んで以来。
    そこからはずいぶんと事業構成が変わったようで、立て直しのあとの変革を描いてて、講演も案外聞き入ってしまったけど、この本も面白かった。

    ・トップダウン、ボトム

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    巨大企業・日立製作所には「壁」があるという。内部昇進の序列、部門間の縄張り意識、外の声を遮る厚い組織文化――長年の成功体験が築いた砦だ。守りは足かせとなり社員を閉じ込める檻にもなる。社長・東原敏昭は経営危機に直面し赤字事業の撤退、部門間の人材交流、海外幹部の登用を断行。現場の声を吸い上げる対話も重ね

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    大企業を外から見た時の小回りの利かなさについて、内から見ることで理解出来るし、トップがそこに危機感を持つことの重要性が理解できた。
    また、今の大企業は事業の柱(この会社って何の会社?)が一見分からないことが、生き残りのバロメーターなのかも知れない。(主要事業への傾倒は移り変わりの早い今ではリスクであ

    0
    2025年07月17日

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