ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
帯にあるように「私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている」ということを、カオス理論をベースに、進化生物学や歴史から様々なエピソードを挙げて論じている。脳科学、行動科学の知見から、因果関係や物語を作り上げてしまう脳の仕組みを解説し、最終的には自由意志はないと結論している。記述は論理的で科学的な成果に基づいており、わかりやすく整理されている。それを踏まえて最終章では、偶発性や不確実性にゆだねて現在を享受することに重きを置くことを提案している。
最新の科学の知見が、仏教の縁起や「今を生きる」ということにつながるものと感じた。
また、著者の引用する書籍に、ニコラス・タレブ、 -
Posted by ブクログ
はじめに、の中に、タイトルに対しての回答がざっと詰まっているので、ここを立ち読むだけでも意味があると思います。
私は正直ショックだったのですが、なるほどとも思い残念な納得感を感じました。
誰もがその所属するなににも縛られず「自分らしく」生きられる社会は素晴らしい、というのはその通りなのだけれど、結局そのリベラル化が極まっていくことにより社会はどんどん複雑になり、私たちはの首がだんだんと締まっていくという現実。
ポピュリズム(右傾化)がリベラル化の行き着く先ということは、もうどっちに行っても最終的には地獄に着くってことなのかもしれないですね。悲しき人間社会。。
日本も近年は平和と自由を享受でき -
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Posted by ブクログ
たとえば、会社で仕事をしているときと、家族と一緒にいるとき、私たちは同じ自分だろうか?
本書では、それぞれの自分を『分人』と定義して解説している。
学校や仕事、家庭で辛い思いをしている人に読んでほしいし、自分ももし辛いと感じたときは読み直したい。
絶対にそれがその人の全てにはなり得ないし、その理解は人生を楽にしてくれるはず。
以下印象に残ったこと
・『分人』の構成比率がその人の個性となる。
もし生きづらいと思えば、金融資産のようにそのポートフォリオを調整していけばいいし、いろんな分人に分散させることはリスクヘッジにもなると思った。
・自分が好きな分人を大切にすれば、自己肯定感や幸福感が
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