【感想・ネタバレ】「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問のレビュー

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Posted by ブクログ

お勧めしたいです。若い方にも管理職の方にも。
具体⇆抽象 
部下と上司の関係、現場と本社(管理者)の関係、仕事の仕組みや問題解決 全てにおいて役に立つ。抽象化して考えれば根っこは同じ!

しがない30代の課長なりたてリーマンです。
社長から本を勧められて読みました。

視座の高い社長が勧めるということで、今の自分に必要なのだろうか?と疑問におもってた。

ところが本を読み始めて数十分で考えが変わった。まさに冒頭に書いた通り。部下にも勧めようかとおもう。仕事の頼み方がバトンパスに例えられててわかりやすい。

いやー良書を勧めてくれた社長には感謝。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

2024/05/13読破 

一言 抽象的に考え、言葉を発することができるようにトレーニングしたい

感想 抽象と具体はマジックミラー。抽象を教えることはできない、というのは深い内容でした。人との接し方を考えないといけないですね

下記は印象に残った点

p206
行動とは、「自ら能動的にリスクを取ることで、他人へ影響を与えること」

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

 同著者の「具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ」を読んで、日頃の自身の仕事やコミュニケーションの取り方について新たな観点から眺められるようになり、この概念について更に詳しく知りたかったことから本書を手に取った。
 
 抽象化は一見つながりのない事物について「Why」を問うことで見えない関係性(因果関係/手段と目的/優劣関係)を見出し、全体を一纏めにして俯瞰することができる。関係性を見出すということはすなわちある目的に沿って特別な属性のみを抜き出すことで、言い換えれば「余計なものを捨てる」とも言え、個別性を喪失したことにより適用の自由度が上がる。この「自由度が上がる」とは「次元が増える」とも言い換えられ、例えば「時間」「金」を「資源」という形で抽象化しグルーピングすることで2つの変数を掛け合わせた「時間(長短)×金(高安)」の2次元で意思決定に役立てることができる。
 このような抽象化のプロセスは、ある目的に従ってグルーピングを行い、優先順位をつけて余計なものを捨てるという意味での「戦略的思考」の基盤だ。
 
 一方でこのような戦略的思考を目的実現に向けて進めていくとなると抽象化とは別のプロセスを辿らなければならない。自由度が高く応用が利くことで大まかな方針を定めることに向いていても、「健康的な生活を送る」といった抽象的で実行を伴わない場合があるためだ。このような自由度の高さは組織内で個人個人が自分でその目的に従って成果を出す上で選択肢に幅を持たせる一方で、個々人で捉えている解釈が異なるというコミュニケーションギャップが起きる懸念が付きまとう。

 実行レベルにまで落とし込むには「問題発見」の抽象化から「問題解決」の具体化のプロセスを経る必要がある。
 具体化で問われるのは「How(手段)」であり、抽象化によってグルーピングされた事柄について選択肢を絞り込み、数字や固有名詞を用いて「自由度を下げ」、具体的施策に落とし込んでいく。このように戦略を実行可能なレベルに落とし込む過程は抽象化の「戦略」に対応する「戦術」といえる。
 先の「健康的な生活を送る」という人生戦略について考える場合、「健康的な生活」は抽象的で個々人で解釈が異なるし、何をしたらいいかが明らかになってこない。
 仮に腎機能の弱い人間が「健康的な生活を送る」ことを目的とした場合、腎機能の低下を抑えるという目的に従って「How」として運動や食生活に着目することになるかもしれない。そこで、目標として「①食生活の最適化/②余計なものを食べない/③定期的に体を動かす」を立てたとする。このままではやはり抽象的で実行には至らない。
 食生活を「栄養」という抽象的概念から考えると「塩分」「脂質」などの変数が挙げられる。このような変数の中から腎機能低下を抑えるという目的に向かって「何が本当の問題(変数)か」という観点から考えると「塩分」のコントロールが問題になるだろう。
 腎機能の低下を抑えるには成人男性の場合1日6.5g程度であるとすると、これを加味して目標に固有名詞や数字をあてはめることで「①1日の塩分摂取量6.5g/②ランチの外食は月1回/③週2回ジムに行く」など実行可能な内容に落とし込める。

 以上のように「具体⇔抽象」思考について考えるということは戦略・戦術の意思決定についてメタ的に意識して考える上で役に立つ。自分と相手の話している単語は同じでも抽象度レベルの差異からすれ違っているかもしれない。あるいは新年の目標が一向に進まないのは目標が具体化が足りなかったり、変数の選択の誤りから目的とかみ合っていないからかもしれない。

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2024年05月03日

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P77

世の中の事象は全て具体と抽象で成り立っている。
環境が変わられば、縦列の上位、下位にとなりうる。
単に情報を集めるのではなく、そこからの思考の派生が必要。

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2024年03月02日

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具体と抽象とは何か?何故議論がかみ合わず不毛な議論に終わるのか?などを実例を使って分かりやすく説明している本。
自分は技術者でものを作る側だったので、具体に振り切った考え方が多かったが、数年前企画に異動となり抽象的な内容の話が多くなった。議論がかみ合いにくくかなり違和感があったが、この本を読んで全てが腑に落ちたように思う。抽象と具体の往復により思考が深まること、今どう言う前提で議論しているのかなど常に考えつつ、有意義な議論、思考をしていきたい。

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2023年12月06日

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具体と抽象
抽象が分かる人は具体もわかる
具体は事実であり抽象的とは共通事項と考えていましたが、プログラムのオブジェクト指向の考え方って先進的たったのだなと思いました。
1を知って10を知るという考え方に近い

印象的だったのが、人ととのコミュニケーションギャップがなぜ生まれるか。抽象的に総合的に考えて話すのと、あくまで自分の都合の良い世界で話すことのギャップだとある。前提条件としての制約を付けることで、会話の本質を見極めることも大切。
情報処理で習った知識の組織内の共有のSECIモデルに通ずるものがある気がしました。

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2023年11月23日

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抽象化と具体化の繰り返しを自由自在に自身でコントロールできるようになりたい。人と話が噛み合っていないな、と感じる時に思う願望でした。これまで生きてきた中で何とか誤魔化しが効いてやり過ごしてきました。しかしこれからの時代、多様性と混沌が入り混じる中で物事の本質を捉え、これまで生きてきた経験というスパイスを織り交ぜて、具体化、実践していくための手掛かりとなった一冊でした。繰り返し、繰り返し、自分の中にしっかりと腹落ちして消化、栄養が行き渡るまで読み返してみたいです。

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2023年11月07日

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具体化ばかりに焦点が当たりがちで、抽象化は悪だとさえ思ってきましたが、自身のやって来たコンセプト設計やビジョンなどは抽象化の賜物だったことにやっと気づくことができたのは本当に良かった。当面は細谷功さんにゾッコンです。

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2023年10月24日

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事象に対する普段の捉え方や考え方を見つめ直すいいきっかけを与えてくれた本。定期的に読みたいと思った。
抽象と具体を整理し、両者の関係を整理してみる。
抽象とは解釈の自由度が高く、個別具体の各論は捨てて全体を俯瞰すること。
具体とは解釈の自由度がなく、誰がみても同じように捉えることができ、個々の具体の違いは明確になる。

具体と抽象、どちらが優れているかという話ではなく、互いの特徴を的確に捉え使い分けることが大切だと学んだ。
普段の生活や仕事の個々の出来事は具体のことが多いので、そこから注意深く「なぜ」と背景や原因を考えて次元を上げる。
そこから共通点を見つけ具体的な打ち手に落とし込むことで問題解決に繋がる。逆も然り。

この具体と抽象の行き来は意識して鍛えていきたいので、日頃の事象から精神的な事象に再構築してもう一つの世界を作り上げられるようにしたい

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2023年10月04日

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こういうビジネス系の本はあんまり好んで読んでこなかったけど、それは偏見だったなぁと思えた本。読み終わった後に、具体、抽象という言葉だけだと抽象的過ぎてイメージが湧かない自分は具体で物事を考える人間なんだなぁとわかっただけで進歩かなと思う。作中にある数学者が全く逆のこと(あなたの話は具体的過ぎて分かりにくいから、もっと抽象的に話して欲しい)を言っていたのは自分にとっては新しい発見で本当に興味深かった。
もともと抽象的に物事を考えることができる人は限られているそうなので、それが出来ない人は色々違う視点で見てみるようトレーニングが必要だし、仕事でのコミュニケーションギャップの一因がこれかもしれないと思える部分があるので自分の周りの事象でも当てはめて考えていきたい。

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2023年10月01日

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なんとなく買って読んだが読みやすかった。
章が進むにつれ理解度が深まるため、段々と面白くなっていく感じ。
具体↔︎抽象を意識して、業務に取り入れたい。

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2024年04月09日

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「自分の頭で考える」って何?と聞かれたら、何と答えますか?

私は、どこかで聞いた情報をただ鵜呑みにするのではなく、自分で調べて意見を持つこと、くらいの粒度でしか理解していませんでした。

しかし本書を読んで、具体→抽象と考えた後に自分に当てはめて具体を考えることで、幅広い選択肢から自分の意見を構成できるようになることだと思うようになりました。

抽象と具体を繰り返して考えることで、一つの事象に対して、さまざまな角度から見ることができるのだと思います。

また、アナロジーを考えることに苦手意識を感じていたのですが、これも抽象化能力であることに気づき、ハウトゥーを知れたのはとても良かったです。

すぐにできる気はしませんが、
・議論では抽象レベルが揃っているかを意識する
・具体の次に抽象で捉えることで、似た具体がないかを考えて転用する(=アナロジー)
・抽象には正解がなく切り取り方次第なので、正解を意識しすぎない
この辺りを意識するだけですごく仕事がしやすくなりそうです。

今日から実践してみます。

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2024年04月05日

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物事を考える時具体→抽象→具体の順番で考えていく。具体だけだと表面的な問題解決になり、抽象だけだと机上の空論になってしまう。この流れで考えていくことが大事

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2024年03月21日

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人と話がうまく噛み合わない理由が
何となく理解できた気がする。
抽象度が高い視座でビジネスを考えると
現場と話が噛み合わないのは
そういうことなのかも。

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2024年02月24日

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抽象と具体という視点を持てているか、その中で今行われていることがどこなのかをその軸上にマッピングできるかどうか

前提をすり合わせる重要性を感じた
言葉の定義はファジーなことばかりなので、コミュニケーションミスを生じさせないためにも、自分が抽象化する際は前提や目的を明確にする

印象的だったのは以下三つ

「抽象化とは都合のいいように切り取ること。切り取った人も聞かされた人もそのことに気づいていないためコミュニケーションギャップが生まれる」
→どんな条件下、目的でその言葉を使うかを明確化する

「プロの仕事とは、抽象的依頼に幅広い具体的な業務知識を以てベストの着地点を示せること。不自然に具体的な依頼をしてきた場合には、あえて抽象度の高いニーズに一旦戻した上で再度ベターな解決策を示す」
→これお客さんとのやり取りで頻繁に生じそう
→経験や勘所をもって抽象的なお題にベストなレスポンスをする。時に具体の依頼がある時には、フィージビリティややる意義を検討し抽象度を引き上げるアクションも求められそう

「他人を抽象化し自分を具体化しがち。他者への一般論理想論を振りかざしがち」
→他者を具体に捉える

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2024年02月23日

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具体というものは細かく、抽象というものは自由度が高い。
そしてその段階、抽象から具体におろす際の段差の話は響いた。抽象の次の具体に対してどれだけ丁寧にその間を読んで託せるか。ここが私の勘所だろう。

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2024年02月13日

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登山家じゃなくても山に登りたくなることがたまにはある。山に登ると風景が一望できて、地上では見えない景色が視界に広がる。地上で見ていた木々は広大な緑の森林に変わる。麓で暮らす田中さんちの大きな二世帯住宅は、米粒サイズに縮小されて集落のほんの一部にすぎなくなる。
このように山頂と地上では見る景色がまったく異なり、そのギャップの振れ幅が大きいほど別世界のように感じられる。この二つの世界を違う言葉で表現したのが「抽象」と「具体」なんだと思うわけです。つまり「山頂=抽象」で「地上=具体」。

仕事にしろ私生活にしろ、他人と話していて会話が噛み合わなかったりすれ違うことがよくある。「いやぁーそういうことが言いたいんじゃないんだよなー」という場合、たいていそれぞれの見ている景色が違うのが原因なんですよね。自分は山頂(抽象)から見た景色の話をしているのに、相手は地上(具体)で見た景色の話をしている。山頂から見ると大きな川も細々と静かに流れてるように見えるけど、地上で見ると雄々しく流れて飲み込まれそうに感じる。

コミュニケーションのギャップって防ごうとしても防げるもんじゃない。それなら相手がどの立場で話しているのか、山頂(抽象)なのか地上(具体)なのか、さらに発展して理想(抽象)なのか現実(具体)なのかを意識できるだけである程度のギャップを埋めることもできちゃうわけです。

「この人は抽象の世界からきてるんですね」「ほーあの人は具体の世界からくるのか」そういうふうに全体を俯瞰できれば、なんとなく尖ってたものも丸くおさまりませんかね?と、軋轢なく平和に過ごすための指南書なんじゃなかろうか。

この本を読んで世界を見る角度が少し変わった気がする。気がするだけでも十分価値はある。そう思うのは僕だけではないですよねきっと。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

発想が飛躍してしまう自分。相手に伝わってないなということも多々あるのだが、これを読んで腑に落ちた。
※説明下手というのも多々あり(苦笑)

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2024年01月31日

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まずこれからAIがますます進化してくる中で、「具体↔︎抽象」で考える力の重要性を理解できた。実際に、ベテランの人など平社員でも知識が膨大な人はいるが、会社で出世している人は特に抽象化能力が高い。この能力を鍛えるためにも、普段から身の回りの些細なことに興味を持って、「なぜ?」と深掘りしていくことが大切だと感じた。

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2024年01月27日

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ネタバレ

1年後にもう一回読みたい。
抽象化と具体化の行き来によって発想を豊かにしたりコミュニケーションの齟齬をなくすことを目的として書かれた本。

本書では具体化と抽象化は「根本的な問題解決」のために重要だと述べられています。
私はSEなのでSEなりに考えてみると、例えばソースコードにエラーが発生した時、エラーの解消法を調べます(これは個別事情→個別事情の、具体→具体の移動)。しかし、一旦エラーの発生を抽象化して考えると、「コンパイラが読み取れないコードが入っている」となります(個別事情→一般化という、具体→抽象の移動)。
となると、今回のエラーに関わらず、コンパイラが翻訳できないコードはエラーになるので書いてはいけないと結論づけられます。

このように、まずは現実の事象を具体的にとらえ、それを一度抽象化して根本的課題を追求したのちに、その解決策を再度具体化するという行き来することで発想は豊かになっていく。という話はかなり腑に落ちました。

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2024年01月25日

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具体化することはイメージしやすく実行しやすいが、抽象化することは意識しないとなかなかできない人間だったが、この本を読んで一歩引いて俯瞰して物事を考える重要性を学んだ。

具体から抽象への変化:whyを問う
抽象から具体への変化:howを問う

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2023年12月08日

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物事は具体的であるべきだと思っていた自分の考えが矯正された気持ち。
文章でも同じように、抽象化のために切り取る難しさがありそう。
具体と抽象のどちらも大切ということで、具体⇔抽象往復とはうまい言葉。

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2023年12月05日

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audible
実践するのか難しい
メモの魔力と組み合わせながら練習して、すぐに頭の中で実践できるようにする

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2023年11月19日

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他人との話し合いがうまくいかない時の道標になるかもしれない この考え方の感動を伝えられる人が周りに少ないのが寂しい

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2023年11月15日

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抽象は自由度が少ないが真意を突いたものであり、具体はその逆。人間は自分の物差しで物事を見るため、具体的な話になると話が噛み合わなくなる時がある。

今どの話をしているのか、まずは抽象的に物事を捉え、それを補足するために具体を使い、抽象的な結論に帰結しなくては、物事は進んでいかない。

結局は、「抽象→具体→抽象」と思考プロセスを仕組み化して考える事が重要。

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2023年11月11日

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もっと物事を大きく捉えたい、すぐ部分に入ってしまう自分を変えたくて読んだ本。
上司は具体ばかり求め、自分の気に入ったものを採用するタイプ。自分にとって都合のいい判断をする人。
代わって、優秀なコンサルは、抽象と具体の行き来が上手。顧客の課題を顧客に合わせて解決する。

じゃあ、どうする?
•コミュニケーションギャップが出そうなときは、〇〇は-だが、△△は-でないをつくり、ギャップを明確にする
•二項対立軸をつくる
•似たようなことって他にないか?と考える 

他にも
•新しいものは旧来のものさしで判断しない
•他人のことは具体で見て、自分のことは抽象でみるくらいがコミュニケーションにはちょうどいい
もなるほどだった。

読書の楽しみは、抽象的な内容を自ら考えること
ほんとにそうだ

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2023年10月01日

購入済み

コミュニケーションを変えられそ

これまで自分の考えをうまく伝えられなかった理由も分かりました。何度も読み込みたい本です

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2020年09月03日

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ネタバレ

思考を抽象化するとはどんな事かを丁寧に説明した本書。

その中で、思考の抽象度を上げる例として挙がった「持ち家か賃貸どっちが得か?」というテーマへの回答が秀逸で感動すら覚えた。賃貸は抽象度を上げると住む場所の「サブスク」と考えられる。サブスクの特性から賃貸を見直すという回答方法が印象的であった。

あと「他人には簡単にレッテルを貼る(抽象化する)くせに、自分がそうされると(自分の事は詳細の具体が見えている分)不満に感じる」という人間の特性の記載になるほどと納得した。そこで著者は、他人の事は具体的に見て、自分は抽象的に見ると良いとアドバイスする。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

具体的さを求める自分には難しかったけど、それは創造力が不足しているからなのかなと思った。
議論をする中で「論点はそこじゃないだろ」と思う時はお互いが見えてるものが相違していて、具体を求めるとさらにずれるので、抽象化して考えていく必要があるのだと思った。
相手から具体的なものを与えられたら確かに自分は考える能力は省エネで済むので楽だが成長にはつながらない。
きっと自分の課題は抽象を抽象または具体で考えることなのだろうと感じる。

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルの通り、具体と抽象の説明から始まり、後半に具体と抽象の思考方法をケーススタディのような問題でトレーニングする内容。
印象的なのは、噛み合わない会話を具体と抽象の観点からその原因を解説している点で、自分でもこういう会話するなーと思いあたるものもあり、参考になった。

ただ噛み合わない場合、どうすれば解消できるかまでは踏み込まれていなかった。
たとえば、このパン屋は女性に人気である、と言う発言に対して、好きじゃない女性もいる、と反論するシーンでは、前者は抽象派、後者は具体思考というズレによって噛み合わっていないと本書は主張している。このズレの解消方法については各自の考察に任されているのか、それとも著者の残課題になっているのだろうか?

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

陽キャ陰キャ論争を否定することに違和感を覚えた原因が何となくわかった。レッテルを貼りたいのではなく、黒か白かどっちだろうなっていう単純な疑問だった。

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2023年12月12日

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