あらすじ
「具体と抽象(の往復)」。その思考回路を持つと、あなたの知的能力は劇的に進化する! 「具体⇔抽象」とは、抽象化と具体化という形で具体と抽象を行き来する思考法のこと。斬新な発想をできるようになるだけでなく、無用な軋轢やコミュニケーションギャップの解消にも役立ちます。そこで本書では、「抽象化と具体化の基本動作」から「仕事・日常生活における実践・応用の仕方」まで解説するとともに、トレーニング問題も多数用意しました。 ●問題:「目覚まし時計」「懐中電灯」「旅行代理店」「カメラ」「お金」の共通点は? ●問題:「自動車の座席」と「年末に配られるカレンダー」の共通点は? ●問題:「理系」と「文系」の違いは何でしょうか? ●問題:「成功」の反意語は何でしょうか? ●問題:「現象と理論」「一般論と例外」「チャーハンと中華料理」「物々交換と貨幣取引」……どちらが具体で、どちらが抽象でしょうか? こうした問題を解くうちに「具体⇔抽象」の思考回路が身につき、「自分の頭で考える力」が飛躍的にアップする一冊!
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Posted by ブクログ
かなり難しい!何となく会議などで意見が合わないというタイミングで読むと良い。抽象⇄具体⇄抽象とすることで内容を別のものにも活かしていける。上司として部下を育てる方法についても、どこまでこちらが手を出すべきかという点について学びになった。
Posted by ブクログ
日々生活している中で物事を具体的なものとしか捉えていることが多かったがこの本を読んで具体と抽象を行き来することでもう一段階上の思考領域で物事を捉えることができるのではないか。特に私はビジネスマンとして目の前に転がってくる様々な問題に対して具体と抽象を行き来して思考することで、問題の本質、アイデアが生まれるのではないかと感じた。まずは目の前の事象が具体なのか抽象なのかを意識して生活するとこから始めていきたいと思う。
Posted by ブクログ
具体と抽象についていままで全く理解ができていなかったと感じ、新しい発見ができた本だった。
例えば、具体の世界と抽象の世界はマジックミラーになっており、具体→抽象は見えない世界だからこそ話が噛み合わない。そのことを理解したうえで、抽象の世界の人は、具体の世界の人に話をしないと話が伝わらないのは当然のことだと理解した。
その他も、ゼネラリストという言葉を知った。それは、広く浅くではなく、物事を俯瞰的に捉えて、領域に依存しない抽象レベルの概念を探れる人のこと。
そこから、私が目指したいところはゼネラリストだなと新しい発見があった。
Posted by ブクログ
素晴らしい本。具体・抽象の概念をわかりやすく学べます。まだ途中ですが、全部は必要ないくらいです。読みたい人は全部読めばいいと思います。途中と最後くらいで十分でした。これからのAI時代、AIに使われる人間にならないために、必読です
Posted by ブクログ
私は完全なる具体は人間。
抽象的なことばかり言って、具体を語らない上司が苦手です。
一方で相手も具体の世界でしか考えない私が苦手。
この本を読んでどちらが良い悪いとか言う正解はないことを学んだ。
両方を往復することで、深く広く思考ができる。
私が苦手な抽象化をすることで、思考の広がりは生まれる。これを腹落ちさせることができたのは良かった。
Posted by ブクログ
本書を読む目的:
具体と抽象の考え方を学び、課題解決に新たな視点を取り入れたい。
個人的まとめ:
具体と抽象という視点を持てるようになると、「本当の問題は何か」が発見できるようになる。
感想:
「なぜ話が嚙み合わないのか」、「どうして意見が食い違うのか」などが具体と抽象の観点で解説されており、特に僕自身がその視点を持っていなかったこともあり、とても良い学びになりました!
(副次的効果として、意見が対立してしまった場合などでも「見ている世界が違うだけなんだ。」と相手を受け入れる気持ちが育まれた気がします。)
具体 → 抽象 → 具体のトレーニングは実際に自身が直面している問題に当てはめてみると、中々学んだ通りにはうまく脳が働かず、引き続き能動的に思考していこうと思います。
本書を通して「具体と抽象」の概念を知ることができたことがすでに大きな学びだったと感じております!
Posted by ブクログ
自分の頭で考えるための本。「あえて答えを載せていないのは、ほとんどの場面では絶対的正解などなく、あるのはむしろ「これを解として先に進んで良いのだろうかという自問自答との戦い」なので「もやもやに耐える事から始めてみてください」。具体化とは違いを明確にする事。代表出来ないから現場。折り曲げの法則。日本の学校はモノづくり教信者の養成工場。マジックミラー、そもそも気づきたくも無い人にとっては何の成果も出ないだけではなく、大きなお世話だと思われる。気づいてしまった人の主張は、勝手に一人で言っているから賛同したい人は賛同してくださいくらいがちょうど良い。
Posted by ブクログ
新任マネージャーですが、自分の悩んでいたことをメタ的に捉えることができるようになり、考え方の美が広がったと思っています。
作者の具体と抽象は以前読みましたが、その内容をさらに深掘った感じです。
トレーニングと書いてますが、比較的読み物のボリュームが多いです。
物事を見るときに縦の広がりを意識して、今どこの階層の話をしてるのかを考えられるようになりました。
Posted by ブクログ
本書は、マネージャークラスであれば必須である、『抽象化力』や『概念化力』といった、所謂「コンセプチュアルスキル」を、仕事でどう活かすか考えるのに最高の本です。
私自身、中間管理職である為に、日頃、遭遇するコミュニケーションギャップの構造が、驚くほど明快に解説されていて、個人的には感動レベルで納得できる内容でした。
と、同時に、「その仕事はまかせる」と指示しておきながら、出来映えにはあれこれ口を出してしまう――そんな自分の未熟なマネジメントぶりを思い知らされ、反省させられることも多々あり。とにかく学びの多い一冊です。
実態として、『具体と抽象』という縦の相関関係を理解できたとしても、その概念を自在に行き来し、理想解を描きながら現実解へと落とし込むこむには、相当の経験値とセンスが必要だと思います。本書は『トレーニング』と銘打っていますが、恐らく一度読んだ程度で何か変わることはなく、この本の問いかけをキッカケに、日常の中で『あ、そういえば、この場面は抽象レベルでの理解度の違いかもしれない』と、事後的に体験を積み重ねていって、いずれ地力として身につく類のものではないでしょうか。
いずれにせよ、本書はコンセプチュアルスキルを高めるだけでなく、具体と抽象の障壁を越えて現実世界で活かすための、非常に実務的なゴールを掲げている点が素晴らしいコンセプトであると思うのです。マネージャー必読の一冊として、今後も何度も読み返していきたいと思います。
Posted by ブクログ
安定期の具体、変革期の抽象
すごいな、具体しか考えられない人を動物扱い
抽象化は一言で表すこと
わかった、あの人が具体例でしか理解できないことが。抽象化できないからだ。マジックミラー、見えないのだ
Posted by ブクログ
抽象的にものごとを考えることが苦手であり、管理職に向けて具体と抽象を行き来することが重要であるも指摘を受けたため購入した第四弾。4冊目ということもあり、前の本でも綴ってたなのと思い返しながら読むことができた。この本では、具体例が多かったこともあり、縦の具体と抽象、横の知識と経験についてより意識させられた。その上で、抽象化は自分に都合のいいことを切り取るため、「どういう条件のもとで」「どのような目的で」を明確にしないとコミュニケーションは当然にできない。前提は話せるものの、目的意識が欠如するので意識する。
また、Why目的は抽象、How手段は具体であり、抽象化の人しか見えてない景色があるからこそ、自分より上のレイヤーと話す、聞く機会を増やして高めていきたい。
★抽象化は、前提条件をおいたうえで、共通項を抜き出すこと。そのうえで、優先順位をつけて、捨てることを決めること。
Posted by ブクログ
ハウツー本ではなく概念を解説してくれているので、体系的に具体と抽象の関係を学べた。
自分が今話しているのがピラミッドのどの位置なのか、相手はどこを想定していそうか、を意識するだけでコミュニケーションが改善しそう。
抽象は都合よく切り取ること。
抽象は自由度が高い。具体は選択肢が多い。
Posted by ブクログ
【持ち家 vs 賃貸の思考】
・「購入して所有する」or「都度払いで利用する」という視点で見れば、サブスク vs パッケージソフトと同じ構造。
例:Netflix(月額)とDVD購入(所有)の違いと同じ。
【優先順位と抽象度】
・優先順位をつけられる人は抽象度の高い視点を持っている。
・すべてを大事にして捨てられない人は、具体的な物事にとらわれすぎている。
例:毎日ToDoが終わらない人は、何が重要かを抽象的に判断できていない。
【抽象化とは】
・共通点を見つけ、ひとつにまとめる「分類」。
・「なぜ(Why)」と問うことで次元を上げる。
例:「会社に遅刻した」→「なぜ遅刻した?」→「移動手段のリスク管理が不十分だった」
【具体化とは】
・「どうやって(How)」と問うことで抽象を現実に落とすこと。
例:「健康を保ちたい」→「どうやって?」→「毎朝30分ウォーキングする」
【川上と川下】
・川上=抽象、川下=具体。上流の意図が下流の行動になる。
例:「教育改革をする」→「具体的には学習指導要領を変える」
【本質とは】
・抽象化の結果生まれるもので、見えづらいが重要。
・ただし、自分に都合の良い「本質」だけを切り取る危険もある。
例:「あいつはバカだ」という発言は、具体的内容を無視した抽象的なレッテル貼り。
【不毛な議論の原因】
・抽象と具体が混在していると、噛み合わない。
例:「加害者の人権も大事」vs「自分の家族が被害者なら言えないだろ」は抽象と具体のズレ。
【他人と自分の見え方の差】
・他人には抽象化して一般化、自分には具体的に特別視。
例:「上司が怒ってる=怖い人(抽象)」でも、自分が怒ると「今回は正当な理由がある(具体)」
【行動の定義】
・体を動かすかどうかではなく、リスクを取り、他者に影響を与えること。
例:ブログに非公開で書いても「行動」ではなく、公開して誰かの考えに影響して初めて「行動」。
【折り曲げの法則】
・失敗と成功は対立せず、成功までのプロセスとして連続している。
例:何度も挑戦して成功した起業家の失敗は、成功の一部。
【第一印象と心理】
・第一印象が悪い人の方が、後の印象が改善されやすい(変化への敏感さ)。
例:最初無愛想だったが、会うたびに優しくなると好印象に変わる。
【読書と抽象・具体】
・抽象的な本は、読者が自分で具体化することで価値が高まる。
・具体的な情報だけならネットで十分だが、抽象は本でないと難しい。
例:マネジメント理論(抽象)を自分の職場に当てはめて改善する(具体化)
【抽象⇄具体のカギは能動性】
・自然には具体に流れてしまうため、抽象に上がるには「考える意志」が必要。
例:会議で出た意見を「何が共通しているか?」と考える意識が抽象化。
Posted by ブクログ
半分くらいは具体と抽象と同じ内容。しかし物事を考えるうえで、どの抽象レイヤーにいるのか考えるステップを挟むことで妥当な考えごとなのかどうか確認しながら進めることができるようになる。かもしれない。
社会人歴を重ねるにつれて理解できる抽象レイヤーを上げていけるとよい。
という意味で良い本だと思うが、これ読んでると自分はわかってる側の人間だと思ってしまうけど、さらに上位の抽象概念を扱う人からするとまだ甘いとかはありそう。
Posted by ブクログ
【概要】
(誰が書いた、概要)
具体と抽象の内容からその違いから、なぜ両方の能力が必要なのか、またこれらを磨く方法について書かれている。
(読むきっかけ)
・自分の日々の仕事をしている中で具体的な指示で仕事ができるのは当たり前で抽象的な指示でその仕事に応えることが必要であると言われたことで興味を持ったため。
(活かしたい内容 ※2点程)
・抽象的な内容で動ける人を目指す。
なぜなら、プロであるとは少ない要望でその人の希望を叶えられる人だから。
また、相手の方も希望や理想は分かっているが、そのプロセスが分かっていない。
だから、そこはプロが叶える。
・自分は抽象的にみて、他人は具体的(個別)にみる。そのようにすることで自分を冷静にみることができ、他人の良いところをみることができる。
(結論や感じたメッセージ)
具体と抽象は往復をできて価値がある。
偏りがあるとお客様の要望等に答えられない。
具体的には、多くの問題がある時に具体的に整理して伝える必要がある。
その時に相手の問題や課題が抽象から具体のどの間にあるか把握した上で説明をする必要があるから。
Posted by ブクログ
一人称であれば具体と抽象を行き来する事で思考を深める事が出来る。
二人称以上でのコミュニケーションでは、相手が今、具体と抽象の中でどの位置で考えているかを意識する事でコミュニケーションギャップを埋める事が出来る。
思考力を鍛える指南書となる1冊!^_^!
Posted by ブクログ
具体と抽象が何であるのかはわかりやすかったが、自分の引き出しが少なすぎて演習があまり意味をなさなかった気がする。もう少し知見が増えたら読み返したいと思う。
Posted by ブクログ
具体と抽象の関係は横軸での両極ではなく、抽象を頂点として具体に裾野を広げるピラミッドの構図である、という視点に腹落ちさせられた。
自分の事は抽象(メタ)で認識して、他人のことは具体で個別事情をよく見るようにすることを心がけていきたい。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
著者の「具体と抽象」を読んで、あと1歩でわかりそうだけどさっぱりわからない…という状態に陥っていたので、本書も追加で読んでみた。
トレーニングの問題をみるうちに、ようやく言いたいことがわかった気がする。
気がする、と言っているうちは私はまだ「抽象で見えている世界」には到達できていないのだなあと感じた。
Posted by ブクログ
上司に勧められた。仕事をするうえで、具体例を数多く出すことが重要だとおもっていたが、俯瞰して抽象で考えてみる習慣をつけたい。上司が話すことが抽象的であっても、自分がそれを具体にしていくことも意識したい
Posted by ブクログ
具体⇄抽象の概念において抽象化と具体化の必要性を説いているのだが100ページくらいにまとめられる内容を長々と同じことを繰り返しているような印象を受けた。
本書のメインテーマともいえる「具体→抽象化→抽象→具体化→具体」という流れを上手く説明できているとは言い難く読者が置き去りにされている感があり、抽象化が苦手な人が学びたくても眠たくなるのではないだろうか。
【演習問題】の凶悪事件が起きた後のSNS上でのコミュニケーションの問題は、実際に「一階と二階でお互いの見えない場所での空中戦」となっていて噛み合わないことに疑問に思っていたため興味深い内容であった。
折り曲げの法則で考える「成功と失敗」は紙一重の内容は面白い。
成功と失敗を両極に起き、真ん中(どちらでもない)で折り曲げると両者は紙一重(変化を起こす)となり、その対極はどちらでもない(何もしない)となる。
読者を選ぶ本だと思う。
Posted by ブクログ
歯切りのよい文体かつ図や具体例も多いため、とてもわかりやすくすっと頭に入ってくる!
具体と抽象を行き来するコツが書いてあり、すぐにでも実践したくなる!
仕事だけでなく、普段の会話や考え方もアップデートできるような、そんな内容でした!
Posted by ブクログ
相手をみるときは具体的な部分がわからず、抽象概念で見てしまいあるべき論を展開しがち、一方で自分をみるときは具体的な内容も見えるため、あるべき論をかざされてもすぐに違うと言い返す。その通りだと思った。こうなることを想定した上での分析が必要。
Posted by ブクログ
具体と抽象とは何か?がわかる1冊。筆者のいいたいことは、知識も大事だけど、共通事項を見つけ、考える力を身につける抽象的思考が重要とのこと。仕事において、色々悩みはありますが、確かに物事は具体と抽象に分類でき、問題発見と解決が重要だなと思います。
ただし、後半になるにつれて、あきてきました。そこがもったいなかったかな。。
【アクションプラン】
①一言でまとめると?なぜ?共通でいえることは?をいしき。
②前提条件と目的を考える。
Posted by ブクログ
どうして最近の自分が望むようなものではないのか
指示待ちの人間になっているからなんだな、と本書を読んでわかった
一通り読んだけど、受動的で具体的が好きな今の自分にはちょっと難しかった
もう一回読む
具体⇄抽象という反対概念を行き来して、自由に使えるようになりたい
Posted by ブクログ
感覚的に分かっていることを説明してくれる。
要所で陥りがちな錯覚(自身の具体化と他人の抽象化)から抜け出すための思考訓練付き。思考訓練についてはあまり参考にならないが、日常の中で意識をする働きかけにはなる。