【感想・ネタバレ】君たちはどう生きるかのレビュー

あらすじ

著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か.それは,人生いかに生くべきかと問うとき,常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ,というメッセージであった.著者の没後追悼の意をこめて書かれた「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」(丸山真男)を付載.

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Posted by ブクログ

15歳のコペル君の心の成長を通して読者に対して問いを投げかける作品でした。
小説的に進むのでとても読みやすい。
またコペル君の経験は読者が生きてきたなかでどこかで経験してきたようなものであり、自分の過去を回想しながら読みました。
最初にこの本が出たのは1937年。日本は日中戦争から太平洋戦争へと向かっているとき。そこから90年近く時が経ちましたが、人間の根本的な部分は同じであり当時を生きる人も今を生きる私たちもどう生きるか、その問いは変わらないのだと思いました。
28歳で読みましたが、10代のときに読んでみたかった作品です。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

感じたことを考え抜くこと。
言葉で説明できるほど解像度をあげること。
最近SNSなどでショートして集中力も思考力も崩壊してる私には感じるとこがたくさんある。
続いたことのない日記ですが、私もノートという形でもう一度始めてみようとおもう。

惰性で生きている気がしている今日。
一体どう生きたらいいのか

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

目に見える世界だけを生きるのはもったいない。本当に大切なものは目に見えない世界にある。自分が心からしみじみと感じたことを大切に生きようと思う。

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2025年10月27日

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ネタバレ

貧富の差によって人間の優劣は決まらないと思うし、お金を持っていなくても尊敬するべき人間は山ほどいるのだと思う。人間同士本当に相手のことを思って愛し合うということは、見返りを求めない好意の積み重ねだと思う。私は概ね、叔父さんと似た価値観を持って生きてきた。

けれどこの歳になって、自分と全く正反対の価値観を持つ人と会い、やっぱり自分は未熟だったから、受け入れられなくて、自分から離れてしまって、そしてその日から今までずっと考え続けている。

正しさとは一体何なのか。貧乏なんかにはなりたくないと、自分はお金持ちになることに執着するなんて、馬鹿げた考えだと思った。自分よりできない人に手を差し伸べるのではなく、なんでこんなこともできないんだと一笑に付すなんて、どうしてそんなに心が冷たいんだと叫びたくなった。でも、そんな世界で今まで、負けないように頑張って生きてきたんだねと、認めてあげることもできたのではないか。正しさと正しさの衝突が戦争なのだとしたら、相手の考えを間違っていると断定してしまうのではなく、そんな世界もあったのか、そんな世界で頑張って生きてきたのはさぞ大変で、切なかったろうねと、寄り添う力こそが自分には必要だったのではなかろうか。

大人になると、コペル君のいる場所よりもより広い場所で生きなければならない。生きることがかなり複雑になってくる。それと共に、どう生きるかもかなり難しい問いになってくる。ただ、自分はこれからも今まで自分なりに培ってきた倫理観で、周りの人たちを大切に思って生きていける自分でありたい。そしてその倫理観を分かち合える人々が、周りにいてくれると良い。

残念ながら自分は人類の進歩に結びつくような英雄的精神を持っている訳では無い凡人中の凡人ではあるけど、いろいろな考えを持つ人に接する中で、できるだけ学び取り、考え、自分というものを見つめ直しながら、生きていきたいと思った。

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2025年10月02日

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小学生の時に母がコレいい本だから読んでご覧、と言って手渡されたのが日本少国民文庫の「きみたちはどう生きるか」。戦前に刊行された本で旧仮名遣いでとても読みにくかった。挿絵入りで分からないところは母に聞きながら読んだ。親友がいじめられているのに勇気がなくて助けに行けなかったことで悩むコペル君とおじさんのエピソードが心にのこりました。時が移り変わり次男がが中学校から副読本として岩波文庫を持ってかえりました。彼が使い終わった後譲り受けて再読。挿絵もそのままだったので嬉しく思いました。

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2025年10月02日

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ジブリ映画に取り上げられたことからこの小説を知った。ジブリ映画の元なのだから児童小説であることは容易に想像つくが、世間ではそのような扱いをしていないように感じてたし、なので、この本を手に取って改めて、児童小説なんだ!と驚きを覚えた。
でも大人にもメッセージ性があると感想を述べている方がいたので、どんな内容かと興味が湧いた。
感想は、児童向けとはいえ、経済論や哲学がこんなに散りばめられているなんて!!と感動した。
叔父さんが日記を通してコペル君に、コペル君の感じたことや体験をそれだけで終わらせずに、想像力を働かせて人としての成長に繋げなければいけないことを伝えていく。
叔父さんの年齢の2倍以上の人生を生きているが、その言葉はグッとくるし、叔父さんが伝えたい生き方がどんなに難しいことか。
まえ書きの追記の中で丸山真男氏が、かつ子さんに対して「何をいうか、生意気な小娘が」と、辛辣な印象を述べているが、かつ子さんが女性ではなく男性であれば違う印象をもつのか?女性が男性の前でナポレオンの偉大さを雄弁することが、何故そんなに鼻白む必要があるのか?
この小説の初刊は1937年で、当時は女性に参政権も与えられていない。女性は家に入っていろ、そんな時代だから、丸山氏はかつ子さんの言動に不快感を感じたのか?丸山氏は著者がかつ子さんをどのような位置付けとして登場させたのかは不明だがとおっしゃっているが、現代を生きる私としては、著者はこれからは性別関係なく女性も活躍していくべき、その象徴として、男性に負けじ劣らず自分の考えをはっきりと述べるかつ子さんを登場させたのだと信じたい。かつ子さんのような女性を見て、何を感じ、これからをどう生きるかを問いたかったのではないかと思う。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

タイトルどおり、学生時代にこれから残された時間をどう生きるかということを問うた作品です。人間の悩みと過ちを自分自身がどう受け止めるかが大切なことを改めて感じました。たいてい、自分中心に物事を考え、自分の都合の良いように解釈しようとするから、言い訳が生まれます。言い訳から自分の中で認めようとしない方向へ自然と傾いていくのを、どれだけ止められて、それを認めていけるかというこ戸を若い世代に説いているものです。コペル君と同世代のときに読むこと、そしてコペル君のお母さん、おじさんの世代になったっときに読むことで、このタイトルの答えを少しでも答えられるようになるのではないかと思いました。

この作品を読んで考えて欲しいと宮崎駿監督は思って、映画にしたのでしょうかね。世界中のコペル君と同じ世代の人々が読んだら、きっと地球の破滅を防ぐ一歩になるかもしれないという希望を持ちたくなりました。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

何年まえだろうか、映画「君たちはどう生きるか」が話題になった時、本書が漫画化された書籍が注目された。それを手に取ってみたはいいものの、当時の自分には全くと言っていいほど刺さらなかった。

そして今、本書を読み、心の底から感銘を受けた自分がいることに驚いている。
読み進めるほどに、今の自分のために書かれたものだと錯覚してしまうほどに、ものすごく素直に受け止めていた。
中でも印象的なのは、第五章におけるナポレオンの精神性と第七章におけるパスカルの引用。これは紛れもなく今の自分のために書かれたものだ。
「人類の進歩と結びつかない英雄的精神も空しいが、英雄的な気魄を欠いた善良さも、同じように空しい」
自分はまさしく、人類の進歩と結びつかない英雄的精神を追い求めていた。それがいかに空しいものなのか。なるほど。
「王位を奪われた国王以外に、誰が、国王でないことを不幸に感じる者があろう。」
人間の悲しみや苦しみ、後悔にどんな意味があるのか。これを省みることにこそ、人間を人間たらしめる所以がある。なるほど。

本に書いてあることをこれほどまでに素直に受け止め、これほどまでに感銘を受けたのは初めてな気がする。ついついこんな長々と感想を残したくもなっちゃったよ。

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2025年09月12日

Posted by ブクログ

「そこで、最後に、みなさんにおたずねしたいと思いますーーー君たちは、どう生きるか」

高層デパートの屋上から、粉ミルクから、学友から、
主人公のコペルくんはあらゆるものから人間関係とはなにか、あるいは社会とはなにか、想像力を発展させ、時には思考し中学生という幼さあられど、一つ一つを学んでいく。
それは大人になっても決して消えない、生きるにあたって重要な価値観の形成である。
もう1人の語り手「叔父さん」は、コペルくんの思考をフィードバックしながら私たち読者に問いかけている。さて、君たちはどう生きるのか、と。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

映画を知らずに、池上彰さんの本で薦められていたから読んだ。とても良かったし、全ての人が読んだ方が良いし、この本を中学生高校生で読みたかった。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

本書を手にとったきっかけは、
中1長女の読書感想文の課題が
学校から出ていたから。
娘には、ジュニア向けの
ポプラ社のものを。私は、
大人向けのこちらの岩波文庫を。

主人公のコペル君が叔父さんとの
対話を通して、社会構造や
人間関係について深く考え、
成長していく物語。

戦時中の小説とはいえ、
現代までロングセラーに
なっている理由がわかった気がした。
どんなに時が経とうとも、
誰にとっても人生の共通課題だから、
長く読み継がれて来たのだろう。

読み終えて感じたことが二つあった。

一つは、私にも子供の頃に
叔父さんのような大人が身近にいたら、
どんなに良い影響を与えてもらっていたか…
なんてことを考えてしまう。
環境というものは、本当に大事だなぁと。

もう一つは、
「北見くんに対する上級生のリンチ事件」
のところ。自分に降りかかった
「あの時なぜこうしなかったのだろう」
という後悔は、大なり小なり
誰にでもあると思う。
それは時間をかけて自分の中で
消化していき、その経験は無駄
ではなかったという所に落ち着く。
これには、自分の体験からも
とても共感できた箇所だった。

まだまだ深く読み込めていないので、
再読しようかと。最後にある
吉野氏による「作品について」と
丸山氏の「まえがき」を読んで、
もっと丁寧に読み、自分の中に
しっかりと落とし込みたいと思う☻

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2025年06月06日

Posted by ブクログ

【未来の君たちへ・・・】
名著とは?
時代を感じさせない人のココロを映しているから名著なんだと感じる。
1️⃣哲学書なのに自分のような無知のものでも考えさせられる。言葉を変えるなら、作者の吉野さんと対話しているように吸い込まれてくる感覚になった。
2️⃣作者吉野さんの語りかけ、私はこう思うけど、あなたはどう思う?これからの社会の中で他者の気持ちを考えた上で自分に問う。
"忍耐"という自分の中に湧き上がる言葉があった。
3️⃣気づき。自分の捉え方一つで物事の見え方までもが人それぞれの絵が変わってくる。
自分の生き方に答えは決まっているわけではないけれど、自分にとっても他者にとっても幸せになる生き方を問い続ける。
未来だけではなく、今をどう生きるか?問うてくれている優しさ・暖かさを感じる時間を過ごせた。
人のつながりを一つの時代の中でどう作り上げていくのか?あなたはどう思う?常に問い続ける。自分に問い続ける。それこそが大切。どう行動していくのか?
そうだ!行動すること。勇気を持って一歩踏み出す行動を問う。勇気あるものが時代の一頁を紡いでいく。ちっぽけな自分よどう勇気を持って行動する?

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学生のコペルくんが体験する身近な事象→社会の仕組みの流れで書かれていて小難しい社会論がスッと入る。ただ、それでも難しいから再読必須。盧溝橋事件だったり、日本も世界も混沌の中書かれた本であり、その背景が垣間見える。正直そんな古い本と知らずに読んだのでびっくりだけど、核になるものはこんなに時代が移ろいだ今でも変わっていない。

一章で一作品書けるのでは?と思うくらいとても濃い内容。考えさせられるけど、すぐ忘れちゃいそうでもったいないので都度アウトプットする。
1
-自分を中心としてものを見たり考えたりする性質があることを理解する。
-そんな考え方をしてたら、世の中のことも本当のことも知れない。→地動説にしがみついてたら天動説は出てこない

2
-たくさん経験していく
-感じたことから自分の思想を知る

3
-見えないところでいろんな人と繋がって生きている。人間通しの争いが起きるのは、人間らしい関係ではない。見返りを求めず好意を尽くすそんな関係ができたら、、

4
-自分、他者に対しての尊厳の気持ちをもつ。(身分だったり外的要素で判断しない
-自分の境遇に感謝をしたい
-自分が生産者として社会に貢献できることを探す、実践したい

5
-どんな英雄も川の流れの一瞬。どんなときも流れに逆らわない。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

読みやすいのに本質的。小学生の日常をもとに話が展開するので、誰もが共感しながら読めると思う。少し前に読んだので、再読したい。

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

叔父さんのノートブックからは、大人になった私にまだ欠けていた事を教えてもらいました。大変恥ずかしくもなり、コペル君と一緒に成長させてもらいました。

叔父さんのノートブックでは、人間同士が敵対することは痛みや苦しみを感じる事なのだから、それは人間の本来の姿ではないといいます。本来は人間同志調和して生きていくべきなのだといいます。なのに現実世界は戦争があり、憎しみ合いが尽きません。
コペル君はこういった人間世界の矛盾に気がついたからこそ、自分がこれからどう生きていくのか、なんとなくわかり始めたようでした。

最後に問われたあの言葉で、既に大人になってしまった自分は、今までどう生きていたのかな?これからはどう生きるのかな?と自問するよい機会になりました。

コペル君と同年代の中学生にぜひ読んでほしいです。
私も若い頃に呼んでおきたかったです。
とても良い本だと思います。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

ぼろぼろと泣いてしまいました。著者の吉野源三郎は、帝国主義下の日本で、数少ない自由派のうちの一人だったそう。自分もリベラルな視点を持ち続けられるように毎日勉学に励まなければな、と思わせるような作品でした。

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

青少年向けの作品だけど、大人にも響く。
一見当たり前のようだけどなかなか難しい、とても大切なことが散りばめられている。

特に雪の日の話やその後のお母さんの石段の話が印象的。
「こうしたらよかった」という後悔はいくつもあるけど、それを経験として自分の中に蓄積していき、次に活かせば良いという話に少し救われた。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

哲学?倫理?タイトルらしく深いテーマを物語の中でストレートに、また学生の子どもに対しての語り方で伝えてきてくれるのでわかりやすい。後半の仏像のあたりはちょと難しかったけども。叔父さん博学すぎやし、コペル君とても良い子。自分に嘘をつけない正直なところ、胸がキュゥーってなった。昔の時代の口調?が個人的にほっこりして、心地良かった。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

コペルくんが幼いながらも純粋に考え、それを叔父さんに表現する対話が素敵だった。いつもは優しく諭してくれていた叔父さんが、ある事件の時は毅然と厳しい言葉を投げかけるシーンが心に刺さった。

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2025年05月30日

Posted by ブクログ

物語形式で読みやすいのに、哲学書としての濃度が高い。というより、物語形式だから言葉としての理解を超えて疑似体験としての理解ができた。

心の内では思っていても行動まで至らない事が多いのは、自分の中での体験が希薄で納得しきれていないからなんだろう、と改めて感じさせられた。

あと最後のガンダラーラの仏像の話がシンプルに面白い。最近、歴史って広大ですごく面白い物語なのでは?と思い始めてきた。

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2025年05月21日

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芸術や学問に国境はない。コペル君の鋭い視線で世界を感じ取り、叔父さんの文章がそれに心地よいリズムで知識を追加していくスタイル。
良心を感じる心にも国境はないと思いました。人生において心打たれたことがあれば、それは私にとってどういう意味合いをもつのか是非考えてみたいと思います。

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2025年05月11日

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児童文学にしては倫理的な話
善の心を持った人々が主体なので、そうでない方々の哲学も書いていただきたかったところ

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2025年03月26日

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何故、今このタイミングで読むことになったのか?
随分前に漫画版がかなり流行って購読はしていたが積読のまま、気づけばブームは風化し本棚にひっそりとたたずむ。今回は岩波文庫版を手に取る。何故、今か?それは私の関心の矢印がそこへ向いたからに他ならない訳だが、その要因は?
さて内容はと言うと熱いものがある。涙が溢れる。
物語の主人公コペル君の成長の側にはメンターとしての叔父さんの存在が大きい。人として善く生きるとは?そして誇りを失わずに進む為には?読む者によっては全く響かない可能性もある。それはまだこの本を読む準備ができてないだけかもしれない。

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2025年03月23日

Posted by ブクログ

「君たちはどう生きるか」という問いは、事あるごとに波のように押し寄せてくる、やっかいな難問だ。この本は、人との関わりのなかで自身はどうあるべきかを考えさせるもので、この手の悩みを持ちやすい中高生をターゲットとして想定されているが、決して見失ってはならない指針を思い出すという点で大人も定期的に再読するに値する良書だと思う。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

物語になっている。正直、苦手な文章。
哲学的だった。
戦前に書かれた名著。
読むのにかなり時間がかかった。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

映画を見て読み始めた。道徳の教科書のような、善く生きることの重要さを伝える内容であったが、堅苦しくなく読み進められた。戦前の東京の空気感が読み取れるという面でも興味深かったし、それでいて古臭さは感じず洗練されている印象だった。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

長年、たなざらしにしていたこの本をやっと読む機会ができた。もともと少年向きの本として書かれているので、老人となった私が読むと面はゆい。やはり、十代、せめて二十代前半によむべき本だ。今更、どう生きるか、なんていわれても、あまり修正の効かない年になってしまっているからな。
ちなみに、私は、この本を、四国を歩き遍路しているときに、夜に宿で読みました。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

映画の主題歌を歌った米津玄師さんが好きで、この作品を手を取りました。自分の語彙力が乏しく、読み終えるまでかなり時間を要しました、、(^_^;)

人生において、人として大切なことが記されていました。道徳の教科書のような感じ、、
ただこうしなさいと直接的に書くのではなくて、コペルくんをメインとする物語を通して、読者に気づかせるような形で描かれていました。

自分が悪いのに正直に言い出せなかったり、怒られるのが嫌で嘘をついたり、幼い頃自分もあった、、
そのとき死ぬほどした後悔を、これからも胸に留めて生活していきたいです。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

叔父さんのコペル君への教育の仕方がとても参考になる。
自分の息子にはコペル君のように育って欲しいと思えたので、父親の立場になってからこの本に立ち返って来たい。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

「人間らしく」ということばは、化鳥(泉鏡花)の精神に従って私には認められないように感じる。けれど。けれど、滑稽と言いきれない、教育とも思想ともまたちがう、「この世にうまれた個としてたいせつにしなければならないもの」に撃たれた気持ちでいる。

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2025年04月16日

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