ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
論理的思考力とは我々日本人から見れば物事を順序立てて順に説明していくことと思われがちだが、必ずしもそうではない、論理的思考力は不変ではなく、さまざまな形があるということを知った。
本書では四つの論理的思考力の形が紹介されていた。自分の主張を相手に正しいと認めさせるのに適したアメリカ型の経済領域の思考、多くの人の利害に関わり多くの人から受容されなければならないことを慎重に論証することに適したフランス型の政治領域の思考力、ある普遍の真理に向かって物事を論証するのに適したイラン型の法領域の思考力、相手の共感を誘い、多くの人に受容されるのに適した日本型の社会領域の思考力だ。
これらはどれが正しい -
Posted by ブクログ
大切だと思ったこと
・質より量
用意周到に準備して臨むよりも、試行錯誤を繰り返しながら成功に近づく。最初の一歩をいかに早く実行に移せるか。
・成長型マインド
失敗は欠かせないもの。学習のチャンスと捉え多面的に分析する人こそ成長していくということ。
・データで分析
検証する時にイメージと感覚だけで行うと人間は都合のいいように作り替えてしまう。航空業界のブラックボックスのように動かし用のないデータで検証することでより信憑性の高い振り返りとなる。データがない場合は意図的にデータを取り入れる仕組みを作れ。
・失敗を受け入れる風土作りが全て
懲罰ではミスの報告が減っただけで実際のミスは減らない。組 -
Posted by ブクログ
「失敗は成功のもと」が丁寧に解説されている。
実際の航空事故、医療事故などが臨場感たっぷりに描かれていて引き込まれるし考えさせられる。
・進化・成功のカギは「失敗とどう向き合うか」
・チームワークが機能すれば、緊急事態でも部下は意見を言いやすい。
・フィードバックが無ければ何年訓練や経験を積んでも向上しない。
・失敗に対してオープンで正直な文化があれば、組織全体が失敗から学べる。
・失敗から学ぶには、システム(失敗を最大限に活かすシステム)、スタッフ(躊躇なく情報提供できる)の2要素が不可欠。
・フィードバックを重視し新たな状況への適応を続ける姿勢が進歩や進化をもたらす。
・認知 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者はフリーの専務を務める川西康之氏。1983年生まれ。東大在学中に起業。その後2016年にフリーに参画されたらしい。
感想。とても面白い。フリーの1→10、10→100のお話。
備忘録。
・フリーは2019年に上場。当時は年商50億円、従業員400名。2025年には年商330億円、従業員2,000名にまで拡大。
・本書は組織づくりの話だが、本題を始める前に「資金と成長戦略が揃っていることは大前提」と付言されている。その通りだ。
・組織づくりの中核は、フリーらしいカルチャーを全社員に浸透させ、それを一人ひとりが体現すること。制度やルールはそのためにある。組織内のあらゆる制度や施策を、 -
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表紙に“教養として”と書いてあったので、読んでみました。
本当に不思議と心が軽くなります。
それは私がこじらせているからなのか。。
全然知らない世界、考え方が面白くてすらすら読めました。
読み進めている中、東洋哲学って面白い!もっと知りたい!
また違う本読みたいなぁって思っていたところ
最後まで読むと、あとがきに「知識を増やしたい」を目的としたら危険ですよ。と注意が。(笑)
“東洋哲学は、「楽になるため」にあります。”
忘れないメモ
・すべてが変わっていくこの世界で、変わらない「自分」を作ろうとするから苦しい
・この世界はすべて「フィクション」
・ひとつのものに宇宙をみる
・からっぽだ -
Posted by ブクログ
つい最近、ハイキューの北信介の人徳の高さに感銘を受け、北さんのようになりたい!と常々彼のことを思い馳せる毎日だった。
たまたまこの本を手に取って感じた既視感の正体は、北さんとブッダの、生き方の核となる部分が響き合っているからかもしれない。
「反復・継続・丁寧は心地ええんや」「俺を構築すんのは毎日の行動であって、結果は副産物にすぎん」
これらのセリフを聞くと、北さんは機械のような人だと感じる人も多いかもしれない。しかし、仏教的な観点から彼を見ると、彼は「作務」を心得ていると言える。
著者の言葉を借りれば、作務とは「集中や充実感といった心の快を大事にして一つの作業を続けること」である。1つ -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に勉強になった。
アジア・太平洋戦争において、日本軍が何をしてきたかに焦点を当てた本。あまり冷静には読めないというか、日本軍の残虐非道な行いによって、数えきれないほどの人が命を落としたという事実に打ちのめされる。人を人とも思わない態度、軽んじている様子が伝わってきた。国として二度と同じ過ちを繰り返さないよう、この事実を受け止めて反省し、努力し続けなければならないと思う。
戦争が起こるということは戦場があり、そこには日々の暮らしを送る民間人がいるという視点が私には少し欠けていたかもしれない。戦争を知らない世代には、いまこの場が戦場になるかもしれないと想像することすら難しい。こうやって記録や体
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