あらすじ
「とっさに言葉が出てこない」「アイスブレイク的な雑談が苦手」「飲み会で昔の話ばかりする大人になりたくない」……そんな時、話題の本や漫画、最新の映画やドラマについて魅力的に語れる人は強い。社会や人生の「ネタバレ」が詰まったエンタメは、多くの人の興味も引く。ただ、作品を読み解き、その面白さを伝えるには、実は「コツ」がある。気鋭の文芸評論家が自ら実践する「『鑑賞』の技術」を徹底解説!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い!
私は普段そんなに読書をする方ではないが、三宅さんの本は読みやすくて面白くてスイスイ読めてしまう。
本の中で「この作品が面白かった」「この本はこう読める」って具体的な作品名を挙げて批評するのってあまりないと思っていて(私が読んでこなかっただけかもしれない)。
だからいろんな作品のことが書いてあって新鮮でした。
それに読みたい本が増えました!
Posted by ブクログ
本の考察の書き方とか、この本を読んだら、自分の感想文みたいなのを書いてみたいと思った。ただ読んでるだけだとすぐ忘れてしまうし、鑑賞用ノートをつけてみたい。このブログでも書いてるけれど、しっかり他の本と比較したり、何かのテーマを言葉にしたりやってみたい。三宅香帆さんが進めている本で女の国会新川穂立さんの本も買ってみた。楽しみだ。
Posted by ブクログ
三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」が実はあまり刺さらず、別の本も読んでみようということで手に取りました。
タイトルに書いてある「話が面白い人」は何をどう読んでいるのかと言う問いに対し、比較・抽象・発見・流行・不易の五つの技術を使った鑑賞方法を用い、三宅さんがこれまでに触れてきた文学・ドラマ・漫画をどう捉えたか具体的に語られて行く、と言う構成。
個人的には、p.132から始まる令和の「こじらせ男子」が持っていないもので語られる男女論が面白かったです。女性は早い段階から人生の選択を迫られることが多いのに対し、男性はより選択が広まることを良しとする世間で生きていくなかで、個としての欲望がわからなくなってしまうのでは、という点。
全体的に、三宅さんによる様々なコンテンツ紹介が面白くて、これも読みたいあれも見てみたいと興味が広がるのでおすすめです
Posted by ブクログ
読むこと、鑑賞することの技術を上げる。読むことの価値を上げたい、との三宅さんの言葉にぐっときた。すごく難しそうな技術が5つ。
①比較…ほかの作品と比べる
②抽象…テーマを言葉にする
③発見…書かれていないものを見つける
④流行…時代の共通点として語る
⑤不易…普遍的なテーマとして語る
実際の三宅さんの鑑賞文は硬さと柔らかさのバランスがいい。視点が新しいし語彙のバリエーションが豊富。うちも技術をつけて解像度を上げたい。
Posted by ブクログ
比較、抽象、発見、流行、不易
これから意識して読んでいこうと思うけど
例えば国宝、私も観たけどあんな立派な感想は出てこない。
読んだもの見たものの感想アウトプットの量をこなし、少しずつ自分の批評レベルを上げていきたい。
あとがきの「本を読むように人の話を聞く」っていうのも良いなと思ったけど実際結構難しいよなと。
Posted by ブクログ
タイトル通り発信するためのネタ、インプットをどの様にするのが効果的かを「鑑賞」という点から述べている。
特に「鑑賞」の後の発信までの過程を料理に例えている点は非常に理解しやすく、加えてその技術として比較、抽象、発見、流行、不易の5つを具体的に挙げていて実践しやすくなっている。話すだけでなく、書くことも含めた情報発信の一助となる一冊。
Posted by ブクログ
話が面白い人の思考とやり方について知りたいと思って読みました。
感想は読みたい本、映画、アニメ等が増えました 笑
何を言ってんだ?ってなると思いますが自分も思ってます
でも悪い意味ではなく、なるほど!となる著者の思いや考えだったし共感できるところも多いので気楽に見るのが良いのではないかと
固っ苦しい文章ではないので読みやすいし少しずつ読むのもありだと思います
Posted by ブクログ
三宅さんの読書や、ドラマ、映画の楽しみ方を知れる内容。
テーマの探し方のコツや深読みの仕方がわかるのだが、話しが面白い人というより、頭が良い人の咀嚼の仕方かなと感じます。
でも、文学に携わる人のブックガイドってこんなに魅了的に感じるので、読み解く技術とか伝え方って勉強になります。
Posted by ブクログ
5つのポイントはよく説明されていたけど、本の大部分はnoteやその他媒体で過去出されたものがほとんどで、新しいもの!という感じではなかったと感じた。ポイントがどのように実際の文章で生かされている点がわかったのは良かったかな。
さまざまなコンテンツが紹介されているので、ブックガイドとしては充実の内容!
Posted by ブクログ
三宅さんの本は実質作品紹介集みたいなところがあって面白い。新しい作品を知って読んでみたくなる。
「何をどう読んでいるのか」の説明ばかりだとねむくなっちゃうし、実例として紹介がたくさん読めてよい本です。
Posted by ブクログ
「感想を書くのが苦手だな…」と思って手に取ったんだけど、著者が紹介する“5つの視点”がまさに自分の弱点を言語化してくれた感じ。感想と批評は違うものかもしれないけれど、切り口を持って読むだけで作品の見え方がこんなに変わるんだと実感した。
“面白さをどう伝えるか”の技術がとても参考になった。単に「良かった」で終わらせず、紹介された5つのテーマに沿って感想を書いていく、これはぜひ真似したい。
そして何より、例として挙げられている作品への著者の批評がどれも面白い。読みながら「この本も読みたい」「この作品も気になる」と次々に積読が増えそうな危険な一冊だった。
今はネットで誰でも気軽に感想を発信できる時代だからこそ、こういう“読み方の技術”を知っていると世界が広がる気がする。読書感想文が苦手だった人にもぜひ手に取ってほしい。
Posted by ブクログ
後半は著者の本に対する感想がメインとなっており本題から少しずれていた気がする。
が、前半で書かれていた与えられたものを受け取るだけでなく、意識的に話を解釈することで他人に伝えられるようになるという点は納得。
「読んで終わり」だけで終わるのは勿体無いと思わせてくれる良いきっかけにはなった。
Posted by ブクログ
文字のコミュニケーションより言葉のコミュニケーションのほうが苦手意識があるなあと常々思っていて、なにかきっかけになるかもと思って手に取ったこの本。
話し方まで落とし込むにはちょっと難しい気がするけど、本を面白く読むにはどういう視点を持つといいか、と思うと興味深い本でした。「本の読み方」だと他の書評と差別化ができないから話し方の本にしたのかなあ。
とはいえ、本をたくさん読んで面白く話をすることが武器になる、というのは共感。一見相反するようにも思うあとがきも良かった。
Posted by ブクログ
「人の話を聞くように本を読む」というのが共感できた。
自分自身、文を読んでるというより、その文を書いてる著者と対話しながら読んでいる節があるからだ。
どういう視点から本を解釈するのか参考にはなった。
Posted by ブクログ
文芸評論家である著者が、面白い話をするための鑑賞の技術を紹介した一冊。
著者は文芸評論家として、書籍だけでなく、テレビドラマ、映画、漫画など様々なものを評論するにあたり、どのような手法を使っているかという手法を紹介した技術解説編と応用実践編の2部構成なのですが、ボリュームとしては実践編がほとんどで、著者の連載やnoteを引用しています。確かに評論家がこういう風に情報収集し、関連付けて批評するというのを垣間見ることは面白いですし、様々な作品のガイド的に読むのはありだとは思います。ただ、それを普通の人が再現できるスキルとして解説されているかというと、難しいなと感じました。実践編については、もう少し具体的な解説を加えてもらった上で展開してもらえると、よかったのかなと思ってしまいました。
▼どうすれば話が面白くなるのか
「鑑賞」の技術
読んだもの観たものを、「ネタ」に変える技術
▼物語鑑賞「5つの技術」
① 〈比較〉ほかの作品と比べる
②〈抽象〉テーマを言葉にする
③ 〈発見〉書かれていないものを見つける
④ 〈流行〉時代の共通点として語る
⑤ 〈不易〉普遍的なテーマとして語る
▼会話するとき
「本を読むように、他人の話を聞く」ことが大切
<目次>
まえがき
第一部 技術解説編
1 話が面白いという最強のスキルについて
2 味わった作品を上手く「料理」してネタにする
3 具体例でわかる! 物語鑑賞「五つの技術」
4 「鑑賞ノート」をつけてみよう
5 読解力があればコミュニケーション上手になれる
第二部 応用実践編
1 〈比較〉ほかの作品と比べる
2 〈抽象〉テーマを言葉にする
3 〈発見〉書かれていないものを見つける
4 〈流行〉時代の共通点として語る
5 〈不易〉普遍的なテーマとして語る
Posted by ブクログ
タイトルで興味を惹かれて手に取りました
感想としては
著者のお奨め本の一覧というか
確かに、興味深い本も幾つかあり
それはそれで興味を惹かれましたが
本のタイトルと内容は少し掛け離れているかな…って
もっと技術的に本を読み進める方法とか
どの様な所をかいつまんで
会話に活かして行くのかとか
そう言ったより突っ込んだ具体的な話しではなく
あくまで最近の本や映像作品などの紹介が
主だった内容に
ちょっと肩すかしを喰らった印象でした
Posted by ブクログ
ベストセラー新書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」の著者が、
自分の話が面白くなくて困っている人のために書いたノウハウ本、、
というのはタイトルからそう読めるだけで、
内容は著者がNoteに掲載している読書やドラマの感想を書いたコラム集。
これをあえて5分類 比較・抽象・発見・流行・不易 に分けて、
この5つの技術を使って作品を料理してネタにすれば、
あなたも話が面白くなりますよ、
と整えただけ。
なんだよ。
ベストセラーの乗っかって、二匹目?のドジョウを狙っただけの新書じゃないか。
自分が接した作品の感想はそれなりに楽しく、
知らない作品の感想でも、こんな風に分析すると厚みのある立体的な感想になるなあ、
自分のコラム(これか!)にはないなあ、
なんて関心はするけれど、
税別980円をかけて買って読む本ではない。
でもなあ、本の感想を書いて飯が食えるひとはうらやましいなあ。
1994年生まれ。自分の娘世代だ。頑張ってるなあ。
第一部 技術解説編
1 話が面白いという最強のスキルについて
2 味わった作品を上手く「料理」してネタにする
3 具体例でわかる! 物語鑑賞「五つの技術」
4 「鑑賞ノート」をつけてみよう
5 読解力があればコミュニケーション上手になれる
第二部 応用実践編
1〈比較〉ほかの作品と比べる
欲望と格差が引き起こす人間ドラマ──『地面師たち』vs『パラサイト』
「ここ」を肯定して生きる──「成瀬」シリーズvs『桐島、部活やめるってよ』『あまちゃん』
「推し」時代の師弟関係──『メダリスト』vs『ユーリ!!! on ICE』
強くなりたい少年たち──『ダイヤモンドの功罪』vs『実力も運のうち 能力主義は正義か?』
なぜ中年男性はケアをしないのか問題──『LIGHTHOUSE』vs『OVER THE SUN』
息子であり、父であり、夫ではない男たち──『君たちはどう生きるか』vs『街とその不確かな壁』
幸福は「つくる」時代──『キレイはこれでつくれます』vs『感性のある人が習慣にしていること』
2〈抽象〉テーマを言葉にする
ケアの倫理の物語──『ダンジョン飯』『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』
父性の在り方を問う物語──『不適切にもほどがある!』『喫茶おじさん』
ネットがつれてきた感情──『エレクトリック』『##NAME##』『ハンチバック』
アンコントローラブルの文学──『ともぐい』『八月の御所グラウンド』
ローカル性の復活──『地図と拳』『しろがねの葉』『この世の喜びよ』『荒地の家族』
「親ガチャ」に外れた人生のその後──『水車小屋のネネ』
3〈発見〉書かれていないものを見つける
消えたブラザーフッドの行方──『女のいない男たち』『ドライブ・マイ・カー』
令和の「こじらせ男子」が持っていないもの──『こっち向いてよ向井くん』
ポスト「逃げ恥」時代の家庭問題──『海のはじまり』『西園寺さんは家事をしない』『SPY×FAMILY』
ブレーキをかけないという才能──『メダリスト』
4〈流行〉時代の共通点として語る
更新される青春小説──『成瀬は天下を取りにいく』『二木先生』
「おいしいごはん」は幸せの象徴か──『おいしいごはんが食べられますように』『デクリネゾン』
シスターフッドの潮流──2022年上半期芥川賞候補『おいしいごはんが食べられますように』
令和の源平ブーム──『鎌倉殿の13人』『平家物語』『犬王』
オリンピック・フィクション──『円』『NEVER SAY GOODBYE』『幻の旗の下に』
今なぜSFがウケるのか──『三体』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
AI翻訳と海外文学は交わりうるか──『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
SNSでバズる短歌──『あなたのための短歌集』
「死にたい」をめぐる言説──『「死にたい」とつぶやく』『死にたいって誰かに話したかった』
「はて?」「なぜ?」が求められている──『虎に翼』
正しさをめぐる問いかけ──『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』『訂正可能性の哲学』
右肩下がりの時代と若者たち──『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』
芥川賞候補作は時代を反映する──『バリ山行』『サンショウウオの四十九日』
5〈不易〉普遍的なテーマとして語る
物語は陰謀論に対抗しうるか──『方舟を燃やす』『女の国会』『一番の恋人』
「推し」ブームの変遷──『推し、燃ゆ』
「私小説」が流行る理由──『文藝』「ウィーウァームス」『アイドル2.0』
名作リバイバル・ブーム──『THE FIRST SLAM DUNK』
村上春樹の継承者を考える──『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ブランチライン』
『光る君へ』と源氏物語──『光る君へ』『あさきゆめみし』
「ノンフィクション本三宅賞」を決めてみる──『太陽の子』『ネット右翼になった父』『母という呪縛 娘という牢獄』
ウクライナ、灰色の空──『ペンギンの憂鬱』『ウクライナ日記』
あとがき
付録 話が面白くなるブックリスト
Posted by ブクログ
読書の仕方というなんとも読書初心者の私にぴったりの本である。読んでみると既存の読書の仕方本とは違い、彼女のnoteや寄稿などが本の3分の2を占めている。これは「習うより慣れろ」という筆者のメッセージなのか?
それはさておき大変読みやすかった。以前読んだ推しを同人の著書『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(ディスカバリー・トゥエンティワン、2024年)(以下言語化する技術)と同様読書初心者を意識していることがよくわかる。小説や新書独特の難しい言い回しや日常会話で出ないような言葉は極力なく(もちろん寄稿の中にはあるが)話し言葉を用いることで非常に読みやすくなっている。
内容に関しては先ほど述べたとおりだが、『言語化する技術』とかぶっているところがあり、『言語化する技術』を講義本だとすると、本書は実践編といったところであった。
Posted by ブクログ
まんまと買って読んでしまった。
タイトルにある方法論(①比較、②抽象、③発見、④流行、⑤不易という視点)は、冒頭で少し触れられるだけで、本書のほとんどは著者の今まで書いた書評・レビューを再構成したものらしい。
しかも、あまり①〜⑤がうまく機能してる感じもなく、例えば『地面師』と『パラサイト』の比較が経済格差で別の階層の人が接触する話という程度の指摘がされるだけだったりする。一番楽しい書評は自分が読んだことのある本の書評だったりするので、とにかくフックになる作品が挙げられている。
とにかく作品の批判をしない姿勢は一貫していて、多少ピントがズレたこと言っていても「この作品が好き」というスタンスを崩さないので嫌味な感じがない。これが今の時代っぽさなのかも。読み終わって、『邦キチ映子さん』っぽいノリだと気づいた。
Posted by ブクログ
言っていることは至極単純で明快。
話が面白い人になるための方策を、どのように実践するか、実際の作品を紹介しつつ例示してくれる。
様々な本や映像作品の批評もあり、三宅さんの考えがよく分かる。が、解決策を提示している訳ではない(趣旨が違うからそれで良いのだけど)ので、少し物足りない。そうそう、そうなんだよ三宅さん!と思うけど、その先の気づきまで欲しい私には、肩透かしを食らった気分。
方策を示して貰ったので、私も実践してみようと、このメモを始めた。
Posted by ブクログ
様々な本や映像作品を例に挙げて説明してくれているが、私が観たことがないものもばかりで、頭に入って来なかった。機会があればそれらの作品を観てみたい。
Posted by ブクログ
「なるほど!」と思う言葉や、本書で紹介されている「呼んでみたいな」と思う作品を知れたことは良かった。
ただ、本書自体は読書術のノウハウについて語ったりしているわけではなく、9割が著者の感想文というか、なんか“あとがき集”みたいな感じ。
特に後半は「著者の日記かな?」みたいな感想文が連発する。
タイトル通りの内容を求めているのなら、なんとなく本書ではない方が良いんじゃないかと思います。
Posted by ブクログ
ブックリストだと思って読んだと言っても過言ではない1冊。本の読み解き方を5パターンに分類し、どんなふうに読んだかが具体例と共に書かれてる。
この本読みたい!こんな風に解釈したい!
そう思わせてくれた。
本を批評するのって技術がいるんだって、体感できた気がする。
Posted by ブクログ
三宅さんの本はとても勉強になるので、
いくつか読ませていただいてます。
今回の本もタイトルに惹かれ、読ませていただきました。
ですが、ほとんど毎回そうなのですが
いつも三宅さんの本の紹介が上手すぎて...
「自分が面白く話すため」という目的はそっちのけで
「あぁ、この本読みたい、チェックチェック」
に忙しかったです(笑)
しかも、今回は本だけでなく
Netflixの番組にポッドキャストまで、
チェックせざる終えない、この幸せ♡
それだけで読んだ甲斐がありました!