【感想・ネタバレ】「話が面白い人」は何をどう読んでいるのか(新潮新書)のレビュー

あらすじ

「とっさに言葉が出てこない」「アイスブレイク的な雑談が苦手」「飲み会で昔の話ばかりする大人になりたくない」……そんな時、話題の本や漫画、最新の映画やドラマについて魅力的に語れる人は強い。社会や人生の「ネタバレ」が詰まったエンタメは、多くの人の興味も引く。ただ、作品を読み解き、その面白さを伝えるには、実は「コツ」がある。気鋭の文芸評論家が自ら実践する「『鑑賞』の技術」を徹底解説!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

話が面白い人には、ある共通の技がある。まったく関係ないと思っていた二つのものを、突然つなげるのだ。
本をインプットするだけのやつはつまらない、しっかりとアウトプットをすることに意味があると思った。

読みながら「これは何と似ているか」と問い続ける習慣だ。本を単体で消化して終わりにせず、すでに知っている何かと摩擦させる。その摩擦の数だけ、話の引き出しが増えていく。

話す力は話す練習では伸びない。
読み方を変えることで伸びる。
その逆説が、妙に清々しく刺さった。

0
2026年05月02日

Posted by ブクログ

自分では割と本を読んできた方だと自負していたが、私はまだまだだと痛感させられた。日本の現代文学や映画等から「父性」が完全に霧消している、というのは非常に興味深い。付録の「話が面白くなるブックリスト」もお得感があって良い。

0
2026年04月30日

Posted by ブクログ

「本を読むように、他人の話を聞く」ことが大切
作者の言葉を聞くように、他人の話を聞く。
だとすれば、よむ技術は会話の時に他人の話を聞く技術でもある。相手の話を聞いて、それを解釈して伝える。

人の話を聞いてて、どことなく「相手の話だから自分の事じゃないし」「この場を取り持つためにどう返したらいいか」としか思えないことがよくある。
どう解釈したか、それを伝えるだけで相手と自分が身のあると感じれる会話ができるのかなー。

解釈する方法
①比較 ほかの作品と比べる
②抽象 テーマを言葉にする
③発見 書かれてないものを見つける
応用として
④流行 時代の共通点として語る
⑤不易 普遍的なテーマとして語る

三宅さんの書評が単純に面白くて、いくつもの作品が読みたい本一覧に参入。これぞ三宅節。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

読書をする上で技術を身につけると、より広い理解ができるということが分かった。インプットする段階で様々な角度から考察し、自分の中で咀嚼することで、人に話すアウトプットの際に多様な作品をつまみ食いする形で提供することができる。結果続きが気になる話ができる人になる。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

もちろん誰もが話が面白い人になる必要はない。しかしながら社会人である程度の立場の人間なら、多少は話を面白くする技術は必要だと思う。私はまだ年齢的にそういう機会はないのだが、飲み会の席(自社=内輪の飲み会や、他社も参加するようなパーティのような場も含む)で乾杯の音頭を取る際の短いスピーチを聞かされる側の人間としては、少しでも話は面白い方が良い(つまらない話を聞かされると「はよ乾杯させんかい!」と心の中でツッコむ)。
著者によると話が面白い人は、インプットした小説、漫画、ドラマ、映画などの内容を比較、抽象、発見、流行、不易の5つの型の内のどれかに当てはめ、面白く話すための「ネタ」としてストックしておくのだという。インプットしたコンテンツの内容を分類して自分の中に貯めておけば、世相を捉えた話や、どの時代も変わらない不易な話の引き出しには困らなさそう。著者による5つの型の例もふんだんに提示され、読んでみたい作品も見つけることが出来、ブックガイドとしてもこの本はお勧め出来る。

0
2026年04月27日

Posted by ブクログ

読みやすいし、次々に紹介されていく本はたちまち読みたくなってしまい、読んだら読みたい本リストが一気に増えてしまった一冊。

考察を楽しむにはそれなりの知識が必要なのだ。たしかに本を読んでいて、これまで読んだ他の本との繋がりを感じると楽しくなる。これからもっとたくさんの本を読んでいきたい。三宅さんくらい速読できれば…。

0
2026年05月18日

Posted by ブクログ

表題に関連する各技術は、作品評を通した実演のため、未読・未鑑賞の作品は、しっかり読めないのが歯がゆい。また、技術を使うためのデータベースは自身に帰結するはずなので、限界はありそう。
ともあれ、著者の紹介する作品群はどれもこれも面白そうで、流石は三宅氏。比較・抽象・発見・流行・不易

0
2026年05月16日

Posted by ブクログ

各種いろいろ速読するための、なんというか、コンテクスト理解と、他人に、どう面白く、ジャンル分けで伝えるか、…的な感じ。
最後のあとがきなどにあるように、まぁ、知ってた方が、より面白くなる感性が広がる、的な感じ、なのかなぁ。と。

0
2026年05月05日

Posted by ブクログ

比較、抽象、発見、流行、不易の5パターンを使って、本や映画を解釈していくための方法と具体例をたくさんあげてくれているわかりやすい本。三宅さんのYouTubeとかをみてから読んでいると、三宅さんの人柄が文章から伝わってくる。このかた、やさしいし、作品への愛がすごく伝わってくる。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

三宅香帆さんが、
ここ数年、読んだり鑑賞した本、漫画、ドラマなどを例に取り上げ、
面白く伝えるポイントを伝えてくれる本。

私は、自分の話が大して面白く無いと普段から思っていたこともあって、この本を手にとってみたわけなのですが、、
技術を生かそうというより三宅香帆さんおすすめの本や漫画をぜひ読みたい。やっぱNetflix入ろうかなあという気分になった一冊。

推し活の考察は、時期的にこの本の後になってしまったのか、朝井リョウさんの「イン・ザ・メガチャーチ」にも通ずるものがあり、(資本主義とつながる推し活)興味深かったです。

あとがきの「本を読むように、他人の話を聞く」という言葉がとても良かったです。
私は本を読むように人の話を聞いているだろうか。
普段も忘れずにいたい言葉でした。

0
2026年04月28日

Posted by ブクログ

本書は、面白い話し方の技術を体系的に解説するというよりも、「どのような視点で作品を読むか」に焦点を当てた一冊だった。序盤で主張はほぼ提示されており、その後は著者自身のエッセイなどを例に挙げながら具体的な読み方を示していく構成になっている。
提示される5つの視点はシンプルながら有用で、作品について語る際の切り口として参考になると感じた。一方で、テクニックを体系的に整理して説明する内容を期待していたため、全体としては例文中心の構成にやや物足りなさも感じた。
それでも、「面白さは情報量ではなく視点によって生まれる」という考え方は印象に残り、今後の読書や感想の持ち方に活かせそうだと感じた。

0
2026年04月17日

Posted by ブクログ

三宅香帆さん文章が本当に上手いですね。
軽いのですが、中身のあることを的確に読み取らせて下さいます。

あとがきに「会話するときは、本を読むように他人の話を聞く」とありました。すごく納得しました(^^)

それに、本を読む技術って確かに大切ですね。本に深く共感できるようになれそうです。

読む技術にあわせ多くの書評を読ませていただき、読みたい本が増えました。何読んでいいか最近分からなくなっていたので、本当によかったです。
(^^)

本を読む技術が高まると、話を聞く技術も自動的に高まりそうです(^^)

三宅さんスゴイですね。
もっと早くこの本を読んでおけばよかったです。

ありがとうございました。

0
2026年04月13日

Posted by ブクログ

「抽象」テーマを言葉にする、と「ネットがつれてきた感情」を興味深く読んだ。作品を鑑賞した後「この話のテーマは何だったのだろう?」と考えてみることを始めたい。

0
2026年04月11日

Posted by ブクログ

インプットしたものをどのように解釈し、どのように面白さとしてパッケージして伝えるのか。そのための5つの技術が、具体的な作品と筆者自身の読み方を通して紹介されており、とてもわかりやすかった。

印象的だったのは、「何となく読む」ことを頭ごなしに否定しないところである。自由に読むことの面白さを認めたうえで、「こういう読み方もある」とそっと手ほどきしてくれる。その距離感が心地よかった。

「読む」という行為は、本来とても自由で、どこまでも広がっていく営みだと思う。本書は、その自由さを狭めるのではなく、むしろ楽しみ方を可視化してくれるガイドマップのような役割を果たしていた。

面白く話す、面白く伝えるということは、まず自分自身が作品をどう面白がるかを知ることから始まるのかもしれない。そんな当たり前で大事なことを、改めて考えさせてくれる一冊だった。

0
2026年03月31日

Posted by ブクログ

せっかく「話が面白くなる技術」と共に書かれていたのに、本文を普通に「ブックガイド」として読んでしまった(笑)!

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

物語の鑑賞5つの技術
①比較
他の作品と比べる
②抽象
テーマを言葉にする
③発見
書かれていないものを見つける
④流行
時代の共通点として語る
⑤普遍
普遍的なテーマとして語る


鑑賞ノートを付ける

54ページ
青春=教室=学校
この国のムラ社会的なものの象徴
閉鎖的で同調圧力が強く、ヒエラルキーは固定されているが、逃げることも許されない空間。それが教室であり、日本という国を表現したものそのものであった。

ここに生きなきゃ行けないけど、ここから出たい
でも、出られない
それが教室が比喩として表現されている

桐島、部活辞めるってよや君の名は

桐島=部活
君の名は=自分の住んでいる土地

から出ていく様子は、グローバル化する日本そのものを描いていたと解釈することができる

今までは教室の内側で悩む学生
ここではないどこかに行きたいと思うかここではないどこにも行けないとおもうか

ここではないどこかへという願望は日本というムラ社会で生きる人々の悩みを表現している

それを更新したのは成瀬シリーズ
成瀬はここ教室を肯定するからだ

私も滋賀にいればよかった
島崎は一度滋賀を離れないと、滋賀の良さを肯定できない。しかし成瀬は、滋賀を離れなくても、滋賀を肯定できる。ここ=地元を地元にいながら最上級に肯定する

悩むということは何かを否定して何かを選択するプロセスである。だとすれば、成瀬が悩まないように見えるのは、なにも否定しないように見えるからだろう。

0
2026年05月16日

Posted by ブクログ

自分が読んだ本を他の人に興味を持ってもらえるよう紹介するのはなかなか難しいと普段から感じていたので、ベストセラー作家である著者から何か得られるものはないかと考えたのが、本書を手に取った動機です。

作品鑑賞の技術として、①比較(ほかの作品と比べる)、②抽象(テーマを言葉にする)、➂発見(書かれていないものを見つける)、④流行(時代の共通点として語る)、⑤不易(普遍的なテーマとして語る)の5つの観点が紹介されており、これまで本を読みながら、頭の中で無意識に想起していたことが明確に言語化されたように思います。

ただ、この本のほぼ大半が、上記5つの技術の具体例として、著者の過去の鑑賞記録が並べられているだけであり、読んでいて面白いし、着眼点など参考になる点は多々あれど、本の構成としてはやや安直との印象を拭い去ることができませんでした。

私は流行に疎いので、最近、発表された作品を知ることができ、いくつか読みたい本リストに登録もしたので、ブックガイドとしては良かったです。

0
2026年05月16日

Posted by ブクログ

タイトルとはズレがある内容で、近年の本や映画の感想が中心。同じものを読んでみるのがいいなかな。5つの技術論は覚えておけばいいとは思うが、一定程度の読書経験がないと使いこなせないし、そもそも過去の読書経験を引き出すことが求められると思う。それが苦手なので、この本を手にしたのだが。

0
2026年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五つの技術
❶比較:他の作品と比べる
❷抽象:テーマを言葉にする
❸発見:書かれていないものを見つける
❹流行:時代の共通点として語る
❺不易:普遍的なテーマとして語る

鑑賞ノートは、ブクロクですね。
『発見』には、物語中の発見もですが、読み進める中で過去・現在の自分とリンクした部分や、反射的に何を感じたのかも当てはまりそうだと感じました。内容の記憶もさすことながら、その本を読んだ事があるのかさえあやふやになっている今日この頃。そういう意味でも、記録は大事ですね。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

立て付けは本のタイトル通りだが、要は著者のブログ記事をまとめたもの
小説やドラマについて著者なりの切り口で語っていてそれなりに楽しめるが、これを読めば自分の話が劇的に面白くなるぞ!みたいな本ではない
タイトルからどういった効能を期待するかで評価が分かれそう

0
2026年05月07日

Posted by ブクログ

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読み分かりやすかったので、この本を手に取りました。1部と2部に分かれていて、1部が技術解説編2部が応用実践編です。作品を料理してネタにすると言う考え方や、応用実践ではカテゴリごとに具体的な方法が示されている構成が分かりやすかったです。作中で、たくさんの作品が紹介されます、量が多いのは良いのですが、一つ一つの作品がほぼタイトルしか追えず、読みづらい印象がありました。せっかくなら次に読みたい本に出会いたいので、もう少し深い取り上げ方がされてれば良かったなと思いました。

0
2026年05月07日

Posted by ブクログ

私の理解力不足で「ん?」となって止まることが多かった。三宅さんはスゴイ。そして自信があるので(もしくは仕事だから)言い切る。でも、時々違和感かあって「ん?」が起きる。
「ん?」が続きつつも、やはり三宅さんの文章は面白いので一気に読んでしまった。
国宝のテーマを今日も考える。宿題の三宅さん的正解を教えてほしい…
話が面白い人にはなれなくても、読んで良かった一冊。

0
2026年04月30日

Posted by ブクログ

本の紹介本のように感じられた一冊。
読んだことのある本については、「そうそう」と共感し、対比された未読の本については、「読んでみたい」と思いました。
鑑賞するように、またネタ帳を作るつもりで、比較・抽象・発見、そして「不易流行」の視点をもって読書したいと思います。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

ネタとして本を読むというのは面白い視点だと思った。
メモしたり比較するのがよいらしい。
その方法を色んな本で実践したものを紹介しているが、参考にはなるがその例が割としつこい印象。
抽象的なことをまとめたり、テーマを探したりするのは難しい。

0
2026年04月27日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれこの本を購入。
結論、この人が言いたいのは 話が面白い人は、話の引き出しが多く、もっと話を聞きたいと思ってもらえるポイントをたくさん持っている人だと言っている気がする。

そのポイントを持つための手段が書かれており、作者の体験談(実際の批評)を元に説明されている。

私自身、そんなに本を読んだことがないので、この手段を使うのはまだまだ、難しいなと思ってはいるが、アニメや本、映画やドラマを見て、比較することは楽しそうだなと感じた。

総じて、何もかもたくさんの経験を積むことが大切だと思った。質より量(良質転換)

0
2026年04月21日

Posted by ブクログ

どう読んでアウトプットしていくかわかりやすく解説してあった。村上春樹の本が所々出てきたのが嬉しかったし、「冷静と情熱のあいだ」なんて、1994年生まれの著者が読んでたなんて、意外だった。物語の続きが読みたい問題…すごくよくわかる。でも読みたいような、読みたくないような。初恋の人に会いたいような会いたくないような気持ちとちょっと似てるかな?がっかりしたくないのよ。がっかりするぐらいだったらいい思いのまで終わらせたい…そんな気持ち。

0
2026年04月05日

Posted by ブクログ

インプット術はさらっとしていて、三宅さんがnoteや連載で書かれた批評集だった。本のタイトルとイメージが違う本ではあったけど、三宅さんの批評は熱量が高く、私も本を読むぞ!とモチベーションがあがる。本やドラマのガイドとして読むのもあり。これから多くの作品に触れていけば、比較したり抽象化したり出来るようになるのかな?

0
2026年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三宅香帆さんの「『話が面白い人』は何をどう読んでいるのか」を読みました。
彼女は料理の仕方として、①比較、②抽象、③発見、④流行、⑤不易の5つの切り口で捉えて、テーマを料理すると良いという。まあ、そういう切り口を当てはめて分析するのは確かにものの見方としては面白い。
ただ、この本はその具体例として、三宅さん自身が書かれた、主に文芸評論的な文章を集めたというのが正しい。5つの切り口に合わせて紹介されているので、確かにそうなのかもしれないが、むしろその具体的な中身が気になるし、面白い。なるほど、面白さを伝える技術も様々なりなのかな。とても読み応えのある一冊でした。

0
2026年03月30日

Posted by ブクログ

おもしろい話をするには、筆者のようにたくさんの本や漫画や映像を見なければならない。
絶対筆者は一日48時間持っているに違いない。
あと、途中からのサンプル(?)が読みにくくなって積んだ。

0
2026年05月15日

Posted by ブクログ

「なるほど!」と思う言葉や、本書で紹介されている「読んでみたいな」と思う作品を知れたことは良かった。

ただ、本書自体は読書術のノウハウについて語ったりしているわけではなく、9割が著者の感想文というか、なんか“あとがき集”みたいな感じ。
特に後半は「著者の日記かな?」みたいな感想文が連発する。
タイトル通りの内容を求めているのなら、なんとなく本書ではない方が良いんじゃないかと思います。

0
2026年04月14日

「社会・政治」ランキング