【感想・ネタバレ】文芸オタクの私が教える バズる文章教室のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

文章とは、言葉とは、書くこととはについて三宅さんの情熱がたっぷり詰まった作品。
少しばかりマニアックな内容も分かりやすい例えがあったから、凡人の私でも理解することができた。

文章を書いていく上で、これが正しい、あれが正しいなんてないんだなと感じさせられた。

その人に個性があるように文章にも個性が...続きを読むあるから、自分らしい表現ができるようになりたいなと思った!

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Posted by ブクログ 2023年10月09日

読み物としてもとっても面白い、更に文章における表現方法をかみ砕いてわかりやすく解説している実用的な本でした。
作者がいかに文章というものを多面的にとらえ、個性に着目しているのかがわかりました。
バズりたい人も、バズりに興味がない人も一度読んでみてほしい!文章ってやっぱり面白いよな~と再確認できる本で...続きを読むした。

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Posted by ブクログ 2023年05月30日

三宅さんの文体が好きで、同じように書きたいって思って読んだ。
なので、三宅さん自身の文章のテクニックが紹介されると思いきや、全然違った!
「バズるつかみ」とか「バズる組み立て」とかのテーマごとに、作家、タレントなどいろんな人の文章が紹介されて、解説されていた。

読みやすい文章や、つい読んでしまう文...続きを読む章って、ふわっとした感覚でやってるものかと思っていたけど、説明できる技術があるんだ。

どうすれば実践できるかも最後に「まとめ」で書いてくれているので、「やってみたい!」ってなる。
でも、しいたけさんの、「最初に意味不明な言葉を放り込む」とかやりたいのになかなか浮かばない!やっぱり文章書くのが上手な人ってすごいんだなあ。

技術を使わない場合の文章も見せてくれて、「え!なんか普通だ…読みとばすな…」って文章に変わるのも面白かった。

今までは本で、「何が書かれているか」しか興味持てなかったんだけど、「どう書かれているか」が気になるようになったし、
自分も文章を書くのを楽しめるようになった。

「読んだふりしたけどぶっちゃけ〜」の時もそうだったけど、三宅さんの興味にいつも取り込まれるから、すごいな〜って思う。読んでよかった!

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

バズる文章術を、さまざまな作家さんを例に分かりやすく述べられている


●しいたけ
 最初に何か、ひっかかり があると、どうしても続きを読みたくなる
先にあえて、刺激的かつ意味不明な言葉を放り込む

●佐々木俊尚
 何と無く自分でも答えを知ってそうな問いを投げかけられるも、心の壁を作れない

●森鴎...続きを読む
 最初にしつこく これは記憶だ と、伝える
文章を書く人は全員過去型と、未来型の二つに分かれる
つまり書き方が、過去に向きがちな人と、未来に向きがちな人が存在する
夏目漱石は未来型
森鴎外は過去型

 (ex)森鴎外➡︎古い話である。僕は偶然それが明治13年の出来事だと言うことを記憶している。


●北原白秋
 2つのものを並べて始める
 (ex)桐の花とカステラの時期となった


●村上春樹
 読みたくなるリズムを使う
 文章とはリズムだ
•同じ語尾を3回繰り返す
•長い文章を二文、3文に切ってみる


●林真理子(コラムニスト)
カギカッコの中でお芝居をする
(ex)私はこの年になってやっと分かった事がある。他人の恋愛にむやみに興味を持ちたがる女と言うのは決して主人公にはなれないのだ。『あの人とあの人はデキているらしい』…


●綿矢りさ
 語尾をぶった斬る
体言止め

(ex)さかきちゃんは美人。でも亜美ちゃんはもぁと美人。明白な事実


●三浦しをん
口語をより口語らしくする


●上橋菜穂子
読点でテンポを操る
読点を増やすことで、まるで生身の人間が直接語りかけてくれる様に感じる
(ex)この道を、よいしょ、よいしょと登っています

●さくらももこ
 オチを先に書いてしまう


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Posted by ブクログ 2023年01月15日

とても具体的に文章の書き方を伝える本だと思います。内容は、50個ほどの文章や詩、歌詞、ブログ記事をモデルとしてそれぞれに使われてる工夫を分析しながら、三宅先生が自作の例文を添削して表現や構成の効果を味わうという形で成り立っています。知らない作家さんの文章を知るきっかけにもなりますし、実際に添削する前...続きを読むと後をみて学ぶことができるので実用的です。文章書きさんにはもちろん、三宅先生の読書が気になる方にもおすすめです。

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Posted by ブクログ 2022年10月14日

1.文章を書く仕事が増えてきたのでいつもとは違う切り口で読んでみたいと思って読みました。


2.文章オタクの著者が語るバズるための文章術です。一般的にこの本の魅力はハウツー本に分類されてしまいますが、著者自身が楽しみながら書くというところが大前提となっています。
それをふまえて、文章を書くことにつ...続きを読むいてどれだけのテクニックが詰まっているのかをさまざまな著書を例に挙げながら書かれています。太宰治だったり、松井玲奈だったりジャンルを問わず例に挙げているので読み応えがある一冊となっています。各著者達の魅力はなんなのか、核となる部分はどこなのかをわかりやすく示しているのがとても良いです。

3.いつもなら固い文章ばかり読んでいましたが、本書はゆるく名作を紹介しつつ読み手がすぐに実践できるテクニックを紹介してくれてる印象を持ちました。わかりやすかったので、すぐに試せるところばかりです。まずは「全てを説明しない」「オチのコントロール」をテーマにやっていきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2022年03月12日

「せっかくいい文章を書けた(と思う)のに、誰にも見てもらえない。いいねが付かない」
そんな経験ありませんか? 自分はそんなことだらけです。

 これまでさまざまな文章読本を読んだ中で、この本は自分に最も合う、納得できそれでいてわかりやすく真似しやすい。こんなにもさまざまなジャンルの文章を分析し、解説...続きを読むし、口語で説明できる著者に惚れた。
論文になるくらいの勉強量と調査と解釈。二十歳そこそこの若者とは驚きである。

 一般の文章指南の本は、高名な文豪の文を並べこれがスゴイと言う。
この本の場合はそれをさらに令和の時代にまで広げ、たくさんの現代文やドラマ脚本・コラム・ブログ文章・スピーチにまで言及している。
 文学通で読書好きの限られた人向けでなく、普段あまり文章を読まない「今」の人々の心をも鷲掴みにする方法を解説している。

 バズるというのは、パワーワードで最大瞬間風速を出しトレンドに乗るという意味であろうが、この本では ”もしバズらせることができたとしても、中身を伴わなければ一過性のもので終わりやすい” と斬る。
 ”「また会いたい」と思ってもらえる人になれればいいように、「また読みたい」と思ってもらえる文章が書ければいい” というのが著者の本心である。

 例文・名文の上に、堂々とかわいい赤字で添削するように細かく「ここがポイント」と書いてくれている所が親しみやすくわかりやすい。

 一章の『バずるつかみ』というのが非常にためになる。
 書きたいことはある。だがうまく書けないという人は、ここを読んで序文を真似するとよい。よりよりヒントがたくさんのパターンで紹介されている。それ以外でもこれなら自分も書けそう。こうすれば読んでもらえるのかという発見がたくさんある。これを読んで読書がさらに楽しくなった

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Posted by ブクログ 2021年05月15日

文章の書き方、プレゼンの見せ方、コミュニケーションの取り方など、汎用的で本質的なスキルが得られるすごい本。

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Posted by ブクログ 2021年01月26日

着眼点がとても個性的で、ふむふむナルホドだなと感じた。
あなたもきっとこの手の本は好きだと思う。
私は、もともと書くことが得意ではない、メールも本当に得意ではない、本書を読んで色々な技術が身についたのだ。夜中のコーヒーを飲みながら、心地の良い眠気と会話している。

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Posted by ブクログ 2020年10月09日

今まで文章を書く時は必ず、

・読者は誰か
・読者にどう届くか
・読者が何を思うか

は考えてきた。

文章が読み手ありきであることも意識してきたつもりだ。

でも著者は書き手と読み手の関係性について語っている。

・読み手との信頼関係を大事にしましょう。
・読んでもらうための努力をしましょう。
...続きを読む上から目線はやめましょう。
・共感を得られることがこの時代に求められる書き手の態度だよ。
・世の中の人たちは共感を求めているんだよ。

この本は、インターネットで不特定多数の読者に発信する文章の書き方を教えてくれる。

何より著者の文体が誠実さにあふれていて、一番のお手本になっている。

書店でタイトルだけ見てスルーしていたが、
Youtubeで著者が話しているのを見て、購入を決めた。買って大正解だった!

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

正直に言う。『バズりたい』
カッコ悪くてもいい、注目を集めたいのだ。
そんな訳で、ちゃんと勉強をしようと思って手に取ったのが本書である。

「文芸オタク」と枕詞に書いてあるように、色々な文章を例にとり、注目すべき観点を丁寧に解説してくれている。
表紙はちょっとゆるキャラがエッチな格好をしているけれど...続きを読む、内容は非常に濃厚な実技になっている。

本書を読みながら取ったメモを参考にしつつ、今後のブログやXライフを送っていきたいと思う。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

ポップな表紙とイラスト、そしてバズる文章教室という題名等、従来の文章読本とは様相の違う本書は、読んで楽しいエッセーだった。
文豪たちが書いた文章読本とは違い、各方面から選ばれた文章のどこが面白いのか、どういう文章が読みやすいのか、読者を引きつけるのかなど、人に読んでもらう文章の書き方のエッセンスが著...続きを読む者のセンスで分析されていて興味深かった。

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Posted by ブクログ 2023年10月02日

実に読みやすかった!
私自身、自分の語彙力の無さを日々痛感しているので…少しでも学びになればと思い手に取った一冊。

眠くても、読みたくなる。続きが気になる。そんな本に久しぶりに出会いました。昨日買って、あっという間に読み終わってしまった。この感覚久しぶり。

読後は、役に立ったな〜よりもこの作者さ...続きを読むんの語彙力、文章力に圧倒される…もっと他の本も読みたくなりました。明日、書店に寄って帰ろう。

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Posted by ブクログ 2023年04月14日

頭脳明晰な文芸評論家であり文芸オタクの京大生による著名な作家の文体や文章構造の分析を基にして文章を学べる本。(というか教科書レベルによく分析されています。文章教室でテキストにしてる人絶対いるはず。)

どうして私はこの文体に引き込まれてしまうのか、私はどうしてこの文体が好きなのか、と疑問に思っていた...続きを読む点を明確な分析と考察により、解き明かしてくれる。この筆者、めちゃくちゃ賢いなぁ。(って当たり前だけど。私よりは当然数百倍賢いはず)

バズる=注目を浴びる。
人生に1度くらい私もバズってみたい、とは思うけど、まだそこまでの情熱が持てない..。

もっとバズる文章を勉強したいと思った時に書き込みと付箋でいっぱいにさせてください。

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Posted by ブクログ 2022年09月04日

あなたの書きたいことを自由に書きなさい。そう言われても何を書いたらいいかわからない。
書きたいことがあったとしてもどうやって書いたらいいかわからない。
起承転結はわかるけど「うまく書けないなあ」と思う。先生に聞くと言葉の使い方や読み手のことを考えてと言われる。
わかるけどわからない。
そんな時にこの...続きを読む本は心強い。

文章を書くことにはいろいろな方法があるのに、それを知らないまま「さあ、思ったことを書きなさい」と言われても困るし、「となりの人と読み合ってアドバイスしあいましょう」とか言われてもどう読んでなにを話したらいいかわからない。
学校の中で起きていることはだいたいこんな感じで、作法としての文章を学ぶのは大学以降のレポートや論文くらい。大人になってから仕事や生活に必要な文章をなんとなく身につけたという人がたくさんいるんじゃないだろうか。

でも、本当はもっと文章でいろいろなことを表現したい、コミュニケーションしたいという人は多いんじゃないだろうか。
知らない言葉を調べるように、いま自分が欲しい文章のテクニックを調べられる、しかも肩ひじ張らずに「あ、こんな書き方いいな」と真似したくなる親近感。

いま、これを書いている自分もそうだが、「ちょっと文章書いてみるか」という気にさせてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2022年08月07日

”バズる”ってことは、やっぱりネット向け?と思って読み始めた私。
作者の思惑は「そうではないよ」って。「テクニックを駆使して一時的に大きな拡散を狙う」ことが苦手な人向けに、書いた本であり、目の前の人の心をつかむ文章の書き方を伝えたいそう。(自分が思っていたことを作者も予想していたかのような言葉)

...続きを読む多種多様な作者、作品の一部を取り上げながら、人の心に刺さるような、” もっと読みたい”と思わせるような文章の書き方を教えてくれる本、作者の個人的見解も交えながら文章の書き方、表現のしかたを知ることができるのでとても勉強になる。
私は、この本で得たことを少しだけ実践している最中。

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Posted by ブクログ 2022年02月26日

正しい技術なんてなくて、好みの問題だよな〜と思った。

確かにこういう文章好き、って思ったものがいくつかあった。

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Posted by ブクログ 2022年01月29日

幅広い文献からの引用で自分の読書量の少なさを痛感した。文書の書き方・技術は、読書量に比例するんだろう。

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Posted by ブクログ 2021年03月24日

ときどき著者独自の目線すぎてついていけないところもありつつ…知ってる文が出てきた時、腑に落ちる言い回しがされていて、この独特な雰囲気の本が面白く感じました。
ひとつあたりの話しが長くて読み進みにくくなった時点でまとめだけ読むことにしました。ただまとめだけではピンとこないものも多かったので、気になると...続きを読むこだけ本文を読み直してます。
この1冊によりいろいろな書き方、いろいろな受け取り方が学べました。

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Posted by ブクログ 2021年03月15日

著者の読書好きが伝わる本。

バズる文章術!というキャッチーなタイトルとは裏腹。
すごく硬派で、知識量を感じさせる。

文章ってこんな自由でいいんだなーと目から鱗でした。

特に開高健の一節。同じ文末が続き歯切れが悪い。でもすごくいい。

他にも句読点打ちまくったり、接続詞を大幅に削ってしまったり…...続きを読む…それが味になるし面白味になる。


他人の文章を読むときに、こういう着眼点で特徴を、捉えていくんだなぁ、とすごく参考になった。

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Posted by ブクログ 2021年02月27日

普段からSNSをやっているし、舞台や映画の長文の感想を書いたりnoteを書いたりするのが趣味なので、「パワーワード」や過激な主張に頼らせずに読ませる文を書きたいなと思って読んだもの(フォロワーのおすすめ)。
堅苦しくない口語調の本なので学生時代国語、現代文の授業が好きだった人で文章やブログを書くのが...続きを読む好きな人だとサクッと読めると思う。1冊読み切ったけど技法が全部頭の中に入っているわけではないので、定期的に読み返して読ませる文章書ける人になりたいです

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Posted by ブクログ 2021年02月06日

作者は自身がバズりまくった経験から、書評ライターという道に進んだ方。これを読んで投稿したらすぐバズる!かどうかはわからないけど…文章論として面白かった。文豪からアイドルまで愛を持って文章を分析していて、知ってる人は「そうそう、そこがいいの!」と同意し、知らない人は「へぇ、そんな人(書き方)がいるんだ...続きを読む、読んでみようかな」と思える。自身の読書の幅を広げるきっかけにもなりそう。ただ個人的に残念なのは、本のタイトルを目的としている為か、題材にエッセイが多いこと。作者のよりオタクな文芸論も読みたいので、他の作品にも手を伸ばしてみます。

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Posted by ブクログ 2020年12月31日

バズる文体について解説する本です。
読ませる文章を書きたいと思っていたので参考になります。

取込やすいものもあったしさっそく使いたいです。

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購入済み

短くまとまり読みやすい

2020年05月30日

 内容自体は他の文章読本でも見たことがあるようなことばかりで、特に目新しいことが書いてあるわけではないが、読みやすさ、わかりやすさは頭一つ抜けている印象。

 ある界隈の常識を別の界隈にわかりやすく伝えるメッセージがバズることがあるが、まさにそれを体現しているように思う。『文章を書くのが大好き』...続きを読む界隈の常識を、『SNSでつながりあいたい』界隈に伝える。そんな感じの書籍だ。

 文章読本として目新しいことがないからと言って、読んでつまらないわけではない。著名人の文章の書き方を主題にしたエッセイとしても十分に面白い。
 いろんな作家、エッセイスト、アイドル等々の文章が広範囲に集められていて、それぞれを書評家の著者が「この部分がこんな風にいい」と解説してくれているのだ。「なるほど、そこでそう思うんだな」と納得したり、「思う、思う」と共感したり、「ええ、そこをそんな風に受け止めるんだ」と心の中でツッコミを入れたりと、読んでいて楽しい。

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Posted by ブクログ 2024年02月04日

いや、面白いよ、コレ!
文章をこんな風に解説するのは、読んでいて面白い。
ただただ、感じたいだけの人には余計に思えるかもなぁ。
何だろうなぁ〜。
どんな世界にも解説とか考察みたいなのはあるじゃない?
ルフィの仲間力とか、そういう漫画を解説したものとか、関ジャムで音楽の解説をしたりとか。
そういうのを...続きを読む余分に思う人もいると思うのよ。そういう目線で見たくない。みたいな。
そういう人には向いてないかなぁ。
そういう目線で見始めて、単純に楽しめなくなったりすることもあると思う。
それは好みだと思うな。

僕自身は割と面白く読めたけれど、果たしてそれが、本当に解説された著者が考えてやったことかどうかはわからない。
感じるままに書いたらそうなっただけなのかもしれない。それを紐解かれても…という気持ちもあると思う。
変にこれを意識し過ぎて書くとおかしくなるかもしれないし、そこら辺が難しいかなと。

僕は一歩引いて、こんな目線もあるんだ〜程度に読ませて頂いた感じです。

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Posted by ブクログ 2021年10月03日

様々な著名な方の文章が紹介され、それをもとに書き方のポイントを教えてくれる。こんなにたくさんの文章を分析し、紹介してくれることが凄いと思う。

ただ、それぞれの書き手には、それぞれの背景や書き方の特徴がある。書き手の性格のようなものなので、それらをすべて自分のものにするのは難しいと感じた。

自分が...続きを読むやってみたいと思う書き方を真似てみるのがよいかもしれない。

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Posted by ブクログ 2021年02月08日

作家本人が意識してコントロールしているのか、それとも無意識にやってるのかはわからないが、どっちであれそれができるから作家なんだろうなあ。
教則本というよりは、著者の「ここのこれやばくない?(ハスハス」みたいなテンションがかわいらしかった。本当に好きなんだろうなあ。

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Posted by ブクログ 2021年01月21日

一般的にいうバズるテクニックのような話ではなく、文章の書き方や表現の仕方で興味を惹く、いわゆる正攻法のバズる文章の書き方を考察している本。
数々の名だたる文章のスペシャリストたちの文章に対する深い分析はなるほどと思うし読んでいても面白かった。
しかし、自分が想像していた方向性と違ったことと、実際にテ...続きを読むクニックとして使っていけるかというと難しいと思うのでこの評価である。

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Posted by ブクログ 2020年11月14日


作者は文章の庶民的なソムリエだと感じた。夏目漱石、江戸小噺、斉藤孝、かっぴー、綿谷りさ。いろんなジャンルや時代を行ったり来たり。さまざまな文章を手に入れ管理して、文章の知識や背景はもちろん何が効果的を実例を交えて伝えてくれている。専門的にならずすぐ使える目線で書かれているのが優しい。文章を味わい尽...続きを読むくしている。

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Posted by ブクログ 2020年09月23日

人を惹きつける文体や文章について、そのカラクリや書き方のテクニックが言語化されている。現代文の参考書でこういうのがあったなあ。すごくわかりやすい。

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Posted by ブクログ 2022年06月01日

教科書のようでいて、実のところ、形を変えた文体ウォッチング本。
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僕は食べるのが好きだし、料理をするのも好きだ。
読むのと書くのは、同じような関係なのだろうか?

…と、これは本書でいう「星野源の未熟力 未解決問題モデル」にあたる書き方、だろうか。
古今のさまざまな書き手の書き方を研...続きを読む究して、それぞれの「まとめ」をした本である。
「文章で的確に伝える」という技術ではなく、「文章で楽しんでもらう」という文芸的な目線で書こうよ、と呼びかける。

興味を引きそうな見出しをいくつか挙げてみると、

・会話割り込みモデル 林真理子の強調力
・主観バリバリモデル 谷崎潤一郎の気分力
・妄想上昇モデル 秋元康の裏切力
・配役固定モデル 上野千鶴子の一貫力

など。それぞれの文章をあげ、ポイントに線をひいて、まとめてくれてある。永らく触れていない学校の参考書のようだ。
それでは、これが参考書となって文章の勉強になるのだろうか。

否、この本は文章教室の形をとった、著者の「ねえねえ聞いて聞いて」という読者とのコミュニケーションだ。
モノマネの強調力に似ている、といってもいいかもしれない。
こうすればうまくかける、と教えるのではなくて、このひとってこうだよね〜、という、見つけちゃった的楽しさの共有。

『もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら』の逆のアプローチと言うか、とにかく、たしかに文芸的目線で読んだら面白かったよ!

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