ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
評価5/5
現代社会において必要な本だと感じた。情報量が増えるということは頭の中で正しい処理を行わない限り、濁流のように情報に押し流され、本当に重要な見逃すかもしれない。事実、そういった情報が重要視される社会であるからこそ自分にとって何が重要なのかを見分ける必要がある。優先順位をつけるということの価値が上がっている世の中だといえるだろう。だからこそ頭の中を整理し、1番重要なことを捉え続けることが必要になるし、その術を手に入れなければならない。そこに一石を投じてくれました。
この本は1つの物事に「集中」する方法を教えてくれています。
優先順位⇒捨てる⇒実行
このサイクルをいかに回すことが出来るか、またこのサイクルの重要性を説いています。基本的にはこの1つ1つをどのような基準に基づいて行うのか、例示を出しつつ方法論を示してくれている。
そのためには自己理解をすることが不可欠であると感じた。
自分で何を最優先事項とするのか、ある程度自分で定めるところが必要ではあるが、その優先度合いの付け方、捨て方、行い方を教えてくれるのでどんな人でもエッセンシャル思考を試すことができるでしょう。(慣れるまで脳負荷はすごそうですが)
「より少なく、しかしより良く」
これを実現するための方法論やメリットを示してくれるそんな1冊です。
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Posted by ブクログ
SNS社会において、私たちはしあわせを感じられなくなっているメカニズムを解き明かし、その対処法を「プロのナマケモノ」から学び、限られた命を味わい尽くす方法を提示した一冊です。
現代人のこころの平穏を乱すのは比較・慣れ・不安といった「脳のバグ」です。まずはこの仕組みを理解し、外側の出来事に振り回されるのではなく、「今その体験に意識をむけ密度を上げる」ように脳をしつけていく「サバリング」の実践が紹介されています。また、言葉では置き換えられない体験そのものの手触りである「クオリア」に着目し、その感度を高める練習の大切さも説かれています。
本書では「感謝日記」や「不安を書き出す」という手法が提案されている一方で、言葉にすると感動が薄れてしまう「言語隠蔽効果」を指摘しています。体験を言葉に落とし込もうとすると、脳はその不完全な言葉を正式な記憶として上書きしてしまい、記憶から鮮やかな色彩が失われてしまうというわけです。
これを防止し、体験を成熟させるために、本書では以下の4つが挙げられています。
1. すぐ写真を撮らない(記憶する必要性を下げてしまう)
2. 体験中に文章を考えない(前頭前野が働き没入が弱まる)
3. 数値で測らない(アンダーマイニング効果による内発的動機の低下)
4. 「ながら」で味わわない(シングルタスク徹底し、スイッチングコストを避ける)
これらは、日頃からSNSをやっている私としてはなかなかドキッとさせられる指摘でした。旅先で写真や動画を撮ることで思い出を残し、後から見返す楽しみがあると思っていましたが、知らず知らずのうちに「レンズ越しに見た風景」ばかりが記憶に残り、SNSでの反応を意識してしまっていたことに気づかされました。少し意識して「最初の5分間はカメラをしまって五感で味わう」といった小さなルールから始めてみたいです。 -
Posted by ブクログ
Audibleにて拝聴
本当に、無駄に謙虚であろうともしなければ、自分をよく見せようという欲もない方なんですね。戦争で亡くなったお母様のために生きようという気持ちは、きっと覚悟といったものではなく、自然と湧き出てくる感情なのかなと。
達観している、世を捨てている、世界に期待をしていない、諦めているとかそういったことでもないですよね。死ぬのが怖いということはないけれど、明らかにおかしくなっている現代の15年後をこの目で見たいという純粋な興味でもうちょっと生きたい、という所が印象的でした。
60代になったら『大河の一滴』を、90代になったら本書をまた読み返したいと思います。 -
Posted by ブクログ
逝きし世の面影
著:渡辺 京二
出版社:平凡社
平凡社ライブラリー 552
考えさせられる書でした。
江戸から明治に変わったときに、日本は気が付かないままに重要なものを失った。
同時代を生きた日本人にはわからなくても、異文明からやってきた外国人は分かった。
その手がかりをその外国人が残した書籍から解読していくのが本書である。
江戸時代は、世界に稀なる、稀有の文明の時代であった。それがじわじわと滅んで、明治・大正・昭和へと進んでいく。日本文化は変わらないが、江戸の文明は滅んだというのが本書の主張なのである
荒々しい日本の自然が生んだものは、共同体として生きることを選んだ日本人の誠実さや、あきらめだったと感じました。昔から、贅沢に暮らすことが幸せではなく、少し窮屈ではあるものの、共同体として生きることを日本人は体得していたんだと思います。
日本が近代化を進めるにあたって、少しずつなくなっていったものがそこにありました。
滅んだもの
・個人が共同体のために犠牲になる状況で、各人がまったく幸福で満足しているように見えること
満足しており幸福であるという印象
・贅沢に執着心をもたないこと、簡素、単純極まりないもの
清潔な家屋、広々とした部屋、部屋には家具らしいものがほとんどないこと
清潔感、街路を掃き清めるという心、生活習慣
・落ち着いた色の服装を好むこと
将軍から庶民まで、質素でシンプルである、富者も貧者もいない
本物の平等感、われわれは皆おなじ人間であると心の底から信じる心
・平和で、争いの少ない和やかな社会
礼儀と優雅にみちた気品のある民
平等で自律的な人々と社会
・忍耐強い勤労
穏やかな表情
・きわめて優秀な農業技術
欧州の農民よりも幅広い独立性を享受している日本の農民
・生活に隠しどころのない裸体の風習、混浴
人情と情愛にもとづく妥協と許し合い、その情愛を保証する性生活
女郎屋を政府が管理する異質な社会
・ムスメという独特な魅力、自由気ままを満喫している
日本の女は美しいというより、感じがいい
実質的な男女平等、隔離部屋もベールもない
たてまえとしては、男に隷従をしているが、現実は、自由で、男に対しても平等かつ自主的である
・日本のこどもは、まるで成人した大人のように賢明で落ち着いている
日本のこどもは、小さな大人である
・江戸は、自然の楽園
鳥類の天国、爬虫類や虫ですら、殺生をしない日本人
日本の建築美は自然と相互に調和している美である
人々の楽しみは、四季の自然を楽しむことである
馬、牛、鶏は、家族であり、決して殺して食べるための対象ではない
それらは、いい値で売買されてはいたが、外国人が食用として求め得るのであれば、いくら積まれても売ることはしない。それは、家族であるからだ
・日本人の寛容性、無宗教観、諦めにも似た死生観
目次
第1章 ある文明の幻影
第2章 陽気な人びと
第3章 簡素とゆたかさ
第4章 親和と礼節
第5章 尾雑多と充溢
第6章 労働と身体
第7章 自由と身分
第8章 裸体と性
第9章 女の位相
第10章 子どもの楽園
第11章 風景とコスモス
第12章 生類とコスモス
第13章 信仰と祭
第14章 心の垣根
あとがき
平凡社ライブラリー版 あとがき
解説 共感は理解の最良の方法である 平川祐弘
参考文献
人名索引
ISBN:9784582765526
出版社:平凡社
判型:B6変
ページ数:606ページ
定価:1900円(本体)
2005年09月09日初版第1刷
2023年10月29日初版第42刷 -
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【要約】
ここ数年におけるデジタルの進化は凄まじいが、人間の脳はデジタル社会に適応できていない。
【気付き】
・スマホの依存はおそろしい。ポケットに入ってるだけでも影響力がある。
・週3日、最高で45分の運動はストレスを緩和し、不安を除去し、集中力を高める効果がある。
・子供のスマホは1日1時間以内に制限すべき。
・SNSで他人の素敵な日常を見せられると、自分と比較して自信を失ってしまう。
・ボス猿はセロトニンの分泌量が多い(社会的地位が高いと実感している結果)、ただし、その地位を失った途端にセロトニンが減少し、うつ傾向になるという実験結果がある。
・snsがない時代の比較対象はクラスメートなど数十人だった。しかし、今はインスタグラマーが完璧に修正してアップした画像を見させられ、「よい人生とはこうあるべきだ」という基準が手の届かない位置に設定され、その結果、自分は最下層にいると感じでしまう
【学びを今後にどう活かすか】
・スマホと物理的に距離を置く
・朝ランする。今やってる筋トレを継続する。
・目覚まし時計を買う -
Posted by ブクログ
既読の『キリンの解剖』と『ゾウが教えてくれたこと』は、どちらも女性研究者だった。本書のクジラも女性、これっれ偶然? そしたら、本書のコラムのテーマが「女性研究者は大きいものに萌える?」
2021年刊。著者は科博の先生。海生哺乳類が専門。動物の種類も広範囲だが、仕事の内容も、調査研究から標本の保存や展示までと、多岐にわたる。本書は、その仕事の魅力(あるいは3K度)をわかりやすく紹介。解剖や骨格標本の作製にいくらかかるか、「突撃!カネオくん」ふうの記述もある。
どっかの浜辺にクジラやイルカが漂着したとなれば、さっそく駆けつけて解剖。でも、野次馬の方々も集まって来る。解説しながら、仕事をする、いわば無料の解体ショー。このクジラやイルカの座礁・漂着(ストランディング)の謎には、かなりのページを割いている。個人的には、マナティとジュゴンの解説が興味深かった。
(p.s. 4章はイルカの祖先の話題。タイトルは「かつてイルカには手も足もあった」。手も足もあったら、イルカではないと思うんですけど。) -
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特にスタートアップを念頭に、顧客の理解〜収益の算定〜製品設計〜事業の拡大までを、24のステップに細分化して説明した書籍。
足がかり市場でやるべきことを、ステップ毎に説明してくれているので流れのイメージがつきやすい。
説明されているのは、実用最小限のビジネス製品(MVBP)の検証までの流れなので、新規ビジネスの最初のステップについて重点的に説明してくれている。
自分が所属しているのはJTCなので、スタートアップのやり方や流れとは異なる(その通りに実践しにくい)部分も現実的にはありそうだが、所属母体と関係なく全てに共通する考え方なので、できるだけその通りに実践していきたい。
巻末で書かれている通り、行動あるのみ、だと思う。 -
購入済み
面白かった
お酒が飲めない人向けの飲み物の本を探していたけれどなかなかなく、この本にたどり着きました。
ティードリンクの理論がわかりやすく書かれており、写真もおしゃれで読んでいてとても楽しかったです。 -
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「指導計画の作成に時間がかかる」「子どもの行動にどうアプローチすればよいかわからない」という悩みをすっきりと解消してくれる、非常に実践的で頼もしい一冊です。
難解に思われがちなABA(応用行動分析)の理論が、現場でそのまま使えるレベルまでわかりやすく噛み砕かれて記述されています。具体的な行動の捉え方や目標設定の手順が明確なため、読んですぐに個別の指導計画(IEP)へ落とし込める構成が圧巻です。
根拠に基づいたポジティブな行動支援の視点は、子どもの「できた!」を増やすだけでなく、指導者や保護者の迷いを安心感に変えてくれます。計画作成の手間を劇的に減らしつつ、指導の質をぐっと高めてくれる、特別支援に携わるすべての人におすすめしたい必携の書籍です。