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2008年の刊行以来、セキュリティ関連部門で長期間トップをキープしている『新版暗号技術入門』の改訂版です。
「対称暗号」「公開鍵暗号」「デジタル署名」「PKI」「PGP」「SSL/TLS」など、暗号技術の基礎を、たくさんの図とやさしい文章で解説しています。
今回の【第3版】では、これまでの基本的な暗号技術の解説に加えて、大幅な加筆修正を行っています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
翔泳社のITエンジニア本大賞2017 TOP10にも選出された名著。暗号化技術の歴史やロジックが丁寧に解説されています。
一口に暗号化といっても多岐にわたりますが、鍵暗号、SSL/TSL、デジタル署名といった基礎的なトピックは網羅されており、改訂版では近年のトレンドまで触れられています。
図解が多用されているので、入門としては最適です。どういう仕組みで機能しているのか、どういう理屈でその技術が安全といえるのか、この手の技術本としてはかなり理解しやすいと思います。
ITセキュリティの重要性は増す一方ですので、エンジニアには特に読んでほしい一冊です。ページ数が多いのでぜひ電子書籍で!
Posted by ブクログ
暗号技術と聞くと、難解な数学や専門的な理論を思い浮かべて尻込みしてしまう方も多いかもしれません。ですが、本書『暗号技術入門 第3版』は、そうした先入観を心地よく裏切ってくれる一冊です。
平易な文章と豊富な図解によって、読者の「なぜ?」に寄り添いながら、複雑な技術の構造を一つひとつ紐解いていきます。専門書でありながら、まるで対話するように読み進められることに、まず驚かされました。
本書が印象的なのは、「この暗号技術で何ができて、何ができないのか」を正面から教えてくれる点です。なぜそのような設計になっているのか、どういう攻撃手法が想定されているのか――読み進めるうちに、ただの知識が実感を伴った理解に変わっていきました。
たとえばSSLやハッシュ関数といった、日常的に使っていながらも「実はよくわかっていなかった」技術が、本書を通じてはっきりと輪郭を持ちはじめます。その過程で、自分の中にあったあいまいな理解が、ひとつずつ整理されていく感覚がありました。
また、難解と思われがちな数学の要素も、抽象的な記号や数式ではなく、現実の例や図解を通じてやさしく伝えてくれます。数学に苦手意識のある私でも安心して読み進めることができました。
暗号は、現代のインフラや社会を支える“見えない技術”です。その仕組みと人間の工夫。その技術の本質に触れられる書籍だと思います。
Posted by ブクログ
現代コンピュータで使われている暗号技術について網羅的に、また入門としては十分な粒度で知ることができた。
個人的には公開鍵暗号や共通鍵暗号など重要かつ概要は知っているけど詳細がよくわかっていなかった技術について、アルゴリズムレベルで理解できたことはよかった。
解説が非常に丁寧で読みやすいので、した知識や数学的な知見がなくても丁寧に読み解けば理解可能だと思う。
セキュリティ関連で手に取った本の中では絶対的な良書。
本書で繰り返し言われている以下の点についてはシステムを設計運用する上で注意するようにしたい。
・暗号アルゴリズムは隠すのではなく、一般に公開され十分に検証されているものを使うこと
・暗号技術が堅牢であってもシステムを運用する人間の意識一つで、セキュリティは簡単に破られてしまう
Posted by ブクログ
それぞの暗号技術がなぜ必要なのか順序だてて説明されているので非常に頭に入りやすい。
・盗聴防止(機密性)
→「共通鍵暗号」
→鍵配送問題
→「公開鍵暗号」
・改竄防止(正真性)
→「一方向ハッシュ関数」
→なりすましは検出できない
・なりすまし防止(認証)
→「メッセージ認証コード」(通信相手に証明)
→リプレイアタック
→シーケンス番号・タイムスタンプ・ノンスなどをメッセージに含める
→第三者には証明できない
(MACは共通鍵を用いるため受信者も算出可能)
→否認を防止できない
・第三者に対する証明・否認防止
→「デジタル署名」
(デジタル署名は送信者秘密鍵を用いるため、受信者は算出不可)
→署名検証に使う公開鍵をすり替えられたら、偽証可能
・公開鍵のすり替え防止
→証明書
→公開鍵基盤(PKI)
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