アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 葬儀を終えて

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    ポアロものの傑作!
    「あら、リチャードは殺されたんじゃなかったの?」大富豪アパネシー家の当主リチャードの葬儀を終えた後の遺産分割の家族会議の際、変わり者で末の妹コーラは無邪気にいった・・・・。
    出だしからぐいぐい引き込むストーリ展開は素晴らしい!さすがクリスティ♪
    そしてコーラは次の日に殺害される。
    果たして誰が、何の為に?!

    ラストは実に意外で人間の心理の洞察の深さを感じました!忘れられない作品。

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    2010年12月25日
  • 火曜クラブ

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    序文や解説にも記載されているように、後半の短編は後に書き足されたものであるせいか、謎の品質が高いように感じました。ただ、前後半通して、ミステリの楽しさと同時に主人公の魅力や謎をとりまく人間性が描かれていて、ミステリプラスアルファの面白さがあります。

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    2026年10月04日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    ほう、そう言う事だったんですね。

    と思わず言わずにはいられない結末でした。アガサ・クリスティーのポワロ物には、『オリエント急行の殺人』であったり、『そして誰もいなくなった』の様に、意外な結末を迎える作品が少なくありませんが、これも、その中の一つに数えられると思います。

    やはり、古典と呼ばれる作品は、面白いですね。

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    2026年10月03日
  • ABC殺人事件

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    アガサ、ポアロ、11作目。堀内静子訳。

    有名作、初読み。
    いつものヘイスティングズの語りではあるが、彼以外の記述が併用されている構成であり斬新。

    以前読んだ三幕の殺人に似ていたなとちょっと感じた。けれど二重罠が仕掛けられているなんて。まぁ、そんなに単純ではないだろうなと思っていたけれど。人間の汚さを感じた。奥深い。
    ラストのポアロの独擅場にはやっぱり興奮した。

    解説にあった、(クリスティーをライバル視していた)エラリイ・クイーン、読んでみたい。

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    2026年10月03日
  • ABC殺人事件

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    ミステリーの記念碑的作品
    時々、クラシカルな雰囲気に浸りたくなる
    大まかな筋は知っていたが、それでも楽しく読めた
    多少都合良すぎる証拠は後出し感あり
    それにつけてもポアロの説得力よ
    ふと、思う これ、ミッシングリンクじゃねぇじゃん

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    2026年09月29日
  • オリエント急行の殺人

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    あまりにも有名なので残念ながらトリックは分かっていて読んだけど、それでもワクワクしてよめる。

    乗ったことがない豪華な寝台列車のイメージが膨らんで楽しくなる(特に食堂車ってどんな感じなんだろう…一度は乗ってご飯を食べてみたい)
    完璧な勧善懲悪の世界と、不釣り合いなほどあっさりとした引き際がお見事

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    2026年09月28日
  • ABC殺人事件

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    クリスティが読みたくなって。

    A.B.Cと事件が立て続けに起こり、またしてもなにもわかっていないヘイスティングスと、なにかわかったようなポアロ。

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    2026年09月28日
  • 雲をつかむ死

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    ネタバレ

    ポアロシリーズ⑩

    先日、通勤電車が出発時間になっても駅から動き出さない。「何かあったのかなぁ〜」と思っていたら、車内アナウンスが流れてきた。
    「女性専用車に、蜂が侵入したため対応しております」
    なるほど!そういう事もあるのね〜!

    ということで、この本です。

    旅客機の中で金貸しの女性が死んでいた。首には針で刺された跡が。
    機内には黄蜂が飛んでいた。
    そして、毒の塗られた吹き矢と筒も見つかった。
    彼女の殺害方法は?動機は?

    今回のポアロは、イギリスのジャップ警部に、犯人にされかけたことをからかわれ、
    フランスのフルニエ警部には、物事を難しく考えないと気がすまないのかと眉をひそめられていましたが、灰色の脳細胞は冴えわたっていました。

    乗客の持ち物リストで犯人の目星がつくって!流石だわ〜!

    そして、恋のキューピッドにまでなってしまうポアロが、またダンディだわ〜!

    あっ、電車は何事もなく出発しましたよ〜。

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    2026年09月27日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    語り手自身が犯人という大胆な仕掛けで有名な作品だが、私は序盤の語り口に不自然さを感じ、かなり早い段階でシェパードを疑ってしまった。翻訳の影響もあるのか、肝心な場面だけ曖昧に語る文章がかえって目立っていた。それでも、嘘を書くのではなく「書かないこと」によって読者を欺く発想は面白い。驚きよりも、文章そのものをトリックとして成立させた構造が印象に残った。

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    2026年09月27日
  • シタフォードの秘密

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    『シタフォードの秘密』は、降霊会や雪に閉ざされた村という不気味な設定ながら、意外にも軽快な読み口のミステリーだった。トリックや犯人は比較的小粒だが、伏線が丁寧に張られており、真相には十分な納得感がある。何より魅力的なのはエミリー、エンダビー、ジェイムズの三人の関係性で、特にエミリーの快活ながらも愛情深い言動が印象的だった。ウィリット夫人の描写が少なかったのは少し残念だが、作品全体としては人物描写の巧みさが光る良作。最後にエミリーがジェイムズを選ぶ結末も好ましく、読後感の良いクリスティ作品だった。④

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    2026年09月24日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    ネタバレ

    当時の法律では同罪状で2度起訴されることはない、などの背景知識がなく、初読のとき犯人当ては無理だった。
    再読して、「ああ、この衝撃だ」と思い出した。
    エヴリン好きだったので、前読んだ時も私まで裏切られたような感じがしたっけなあ。

    クリスティはどの作品も容赦ない切れ味のほかに、どこかおしゃれな感じが漂ってて、この空気感好きだなあと何度読んでも思う。
    しばらくはクリスティ再読です。

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    2026年09月23日
  • 雲をつかむ死

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    時代的には、第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の1930年代らしいです。飛行機を使っているので、もう少し後かと思ったんですが。しかも、この作品が出た1930年代には、舞台となったプロメテウス号の様な21人も乗客を乗せることが出来る旅客機は数少ないながら特定できていないっぽいですね。イメージに近いDC-3は、この作品の刊行後に世に出てきているらしいです。

    そんな、当時としては最新の乗り物での、ある意味密室殺人なのですが、ポワロの灰色の脳細胞は見事に解決しています。まぁ、自分も容疑者のひとりであるわけなので、解決しないわけにはいかない状況だったんですけどね。

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    2026年09月22日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレしない感想は難しいだろうから、未読の人はネタバレ喰う前に作品に戻った方がいい。
    ちゃんと面白いかありら安心して読み進めるといいです。

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    2026年09月22日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ネタバレ

    【再読】
    ポアロの秘書ミス・レモンの姉ハバード夫人が寮母を務めるロンドンの学生寮で、盗難事件が相次ぐ。依頼を受けて調査を始めたポアロだったが、女子学生の一人が犯行を認めたため事件はあっさりと解決。だがその後、その学生シーリアが死亡した。当初は自殺と見做されていたものの、それは他殺であったことが発覚する。ポアロは近頃紛失した物品と殺人事件に関連があるものとみて捜査をすすめる。
    さらなる犠牲を出した後、ようやくポアロは真相に辿り着く。犯人はナイジェルだった。ナイジェルはリュックの底を加工して薬物の売買を行なっていたが、ある時たまたま警察が寮を訪れた際、発覚を防ぐためリュックを切り裂いた。その現場をシーリアに見られたため彼女を殺した。さらにナイジェルの密輸には、服飾品バイヤーのヴァレリ・ホッブハウスもかんでいた。

    シリーズの中では知名度もさほど高くなく地味な作品だが、ミス・レモンに国際色豊かな学生たちにと、登場人物の個性はシリーズ随一。学生寮が舞台ということもあり、気取った登場人物が多いのも特徴。
    また、すり替えられた遺書や毒薬などミステリ要素も申し分なし。
    ●見どころ
     ・みんな大好きミス・レモン
     ・『葬儀の後に』に引き続き、目的を隠して潜入したのにバレてしまうポアロ
     ・唐突な長崎生まれ
     ・愛すべきアキボンボ

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    2026年09月19日
  • アクロイド殺し

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    きっと学生の時に読んだ記憶がありますが、ほとんど覚えて無かったのと、「アクロイドを殺したのは誰か」を読みたくなったので改めて読みました。
    改めて面白い!
    語り手の視点だと思って読んでいると、ある段階で手記だと気がつくこの辺りが鮮やかで驚きました。

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    2026年09月18日
  • アクロイド殺し

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    物語の書き手が犯人という構成を100年前にこんな高度に書いたというのが凄すぎる


    翻訳の関係もあって地の分は読みづらいところがあったり、結末までかなり冗長に書かれていたりはあるが、各キャラの個性があって退屈せずに読めた。

    推理には全く関係ないが「どこから見ても愚か者じゃないですよ。だだ-恋に落ちた愚か者というだけです」のところ何気に好き

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    2026年09月18日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    ネタバレ

    クリスティにしてはトリック?が凝ってて良かった。

    葬儀に現れ、事故死とされた事件が実は殺人だったと告発した人物が、翌日遺体で発見されるという掴みの良さ。しかもそれが別人という真相は面白い。
    ただ、首を傾げる癖を真似たとき、鏡越しに見ていたから違和感なかったが実は逆に傾げていたなんて後から気づけるだろうか?そこはゴリ押し感があると感じる。
    まぁ言い出したらキリがない。

    ロザムンドは結構気に入ったキャラ。バカっぽいけど大切なことは知っていて、男のバカさも理解しているのが格好良かった。妊娠して女優を引退。お母さんになる。
    ポアロ「その職業はあなたに最もお似合いですよ」
    んーかっこいい!

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    2026年09月15日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    富豪アバネシー家の当主リチャードの葬儀が執り行われた後、宏壮な邸「エンダビー・ホール」で親族が一堂に会した中、莫大な遺産の分配が伝えられた。遺産の大部分はリチャードの弟ティモシー、亡き弟の妻ヘレン、妹コーラ、甥ジョージ、2人の姪スーザンとロザムンドに6等分されるという内容であった。自分の取り分を聞いて素直に喜んだ末妹のコーラは、小首をかしげて無邪気に言い放つ。「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」その一言が、一族を怪事件へと巻き込んでいく。

    面白かった!結末が分かってからの衝撃。人って本当に何を見て何を分かっているか、全然当てにならないんだなって思う。分かったような気でいて、事実は違うかもしれない。ミスリードの上手さに舌を巻きました。そして意外と小さなミスが綻びとなるということも、ミステリーとしては本当に良い作品だなと思う。クリスティの作品は人間関係の機微が細やかで、今回のように夫婦や兄弟関係が複雑に絡み合っていると余計に混乱してしまいました。新訳は読みやすくて古臭さもないし良かった。

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    2026年09月13日
  • 書斎の死体

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    ミス・マープルが出てくる長編作品の2作目。

    舞台設定的には、推理小説にある典型的な設定かな。ちょっと気になったのは、主人公がミス・マープルなので仕方ないのかもしれませんが、警察の捜査の動きが余り描かれない事。スラック警部の描写が、結構示唆的だと思ったんですが、あまり描かれませんでしたね。

    結末は、謎解きまで一気に進むんですが、なんか微妙にノックスの十戒と言われる推理小説の原則から外れているような気がするのは気のせい?犯人像について、結末を描くまで、明かされていなかった点があると思うんだよねぇ。

    とはいえ、古典(と言うほど古くないかもしれないけど)の作品で、良く読まれている理由が分かった気もします。面白かったです。

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    2026年09月13日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    星4

    若い頃にハマったアガサクリスティー。
    30冊位読んだかな。
    特に、灰色の脳細胞ポアロが好きです。
    数年振りに読みましたが、見事にミスリードに騙されました。
    やっぱり面白いですね。
    次は何読もうかな?

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    2026年09月12日