アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスの会話が小気味良くて楽しい!あらためてクリスティーの多彩ぶりにも感動。
    この作品と「火曜クラブ」はalltime Bestだが、そう考えると、クリスティーは短編集もハイレベル。
    特にトミーとタペンス物は全5冊で、毎回趣きが異なる。この作品のような思いきり遊んで楽しい雰囲気はこの二人にピッタリなので、もっと書いてほしかったな~。

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    2015年10月20日
  • 秘密機関

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    ハラハラドキドキの冒険活劇もの!
    トミーとタペンスが
    ジュリアス、エジャートン卿、ブラウン
    とめっちゃすげー人たちとの間で
    めっちゃすげーことに巻き込まれていくと言うか自ら巻き込んでいくというか
    はちゃめちゃな感じが読んでいてとても楽しかったです!

    ジュリアスのお金持ち具合に
    実際周りにこんな人いないからなのか
    え?ありえんくね?無理じゃね?
    ってちょっと思ったけど
    金持ちだから金使って全て解決する感じがとても好感持ててよかったw

    タペンスの
    肝の座った感じもまたかっこいい!!

    面白かったですとも!

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    2015年09月05日
  • 復讐の女神

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    これはなかなか。
    最初は読者もミスマープルと同じく、まったく事件の予備知識がないまま旅にだされるので、読んでいてちょっと退屈、というかモヤモヤするんだけど、事件がだんだん見えてくるとそれに連れて加速度が増していきます。

    前作で知り合った金持ちの頑固じーちゃんの遺言に従って動いていくのだけど、あのいいキャラしたおじーちゃんの存在が所々に感じられるのも好ましかったです。

    事件の動機も、その周りの人たちの不自然さも上手に配置されていてとても面白い作品でした。

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    2015年07月16日
  • 謎のクィン氏

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    久々に本棚奥からひっぱり出してきて何度目かわからない再再読。
    昔からアガサクリスティの中で1,2を争うぐらい気に入っていて、何度も読んでるわりによく無くすので3回ぐらい買いなおした気がします。

    内容的には安楽椅子探偵…とはちょっと違うけども色々なところを動いて回る感じでもない。
    またミステリのようだけれどもファンタジーのようでもありと言う雰囲気が全面に漂っている。

    突然現れる神秘的な人物ハーリ・クィン氏は、主人公たちの話を聞き、主人公たちから話を聞き、それを組み立て事実を話すが、決して答えを与えず主人公たちに答えを導き出させて、そして答えが出ると魔術のように消えて行く。
    そんな不思議な感じ

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    2015年07月08日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    ラフィール氏の死亡記事を読んだ数日後にラフィール氏からの依頼がミス・マープルの元へ。事件の内容も何も分からないままにラフィール氏に指定された観光バスツアーに参加するミス・マープル。同じツアーに参加するミス・ベンサムとミス・クックが本名ではないと気がつくミス・マープル。ツアーの参加者エリザベス・テンプルからラフィール氏の息子マイクルの恋人の話を聞かされる。「愛」で死んだ娘。ラフィール氏の依頼で館に招待してくれたグリン婦人。彼女の姉妹クロチルドとアリシア。マイクルの放蕩三昧の生活。少女を殺害し逮捕され収監されているマイクル。ツアー中落石で意識を失うエリザベス・テンプル。ラフィール氏に依頼され接触し

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    2015年05月27日
  • 死者のあやまち

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    してやられた、という感じ。
    相変わらず犯人が読めない。
    途中冗長な感は否めないが、最後の怒涛の展開は目を離せない。

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    2015年04月11日
  • 邪悪の家

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    殺人事件が起こる大分前から物語がスタートし、事件の発生を防ごうと奔走するポアロ。

    若い女性に翻弄されている感のあるポアロが微笑ましい。

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    2015年02月18日
  • 葬儀を終えて

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    ポワロシリーズ25作品目(32作品中・・・ただし、サイト参照につき定かではないし、短編集除く)。引退しているポワロがどのようにして登場するのか、ワクワクしながら読み進んだ。友人が多いポワロは、またもや友人からの依頼である。財閥主人が亡くなった原因が不明なまま、次の事件が起こる展開で、最後まで犯人がわからない。ポワロは、飽きのこないミステリーだ。

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    2014年12月15日
  • 象は忘れない

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    ポワロシリーズ。
    過去の作品「五匹の子豚」のように、10年以上前の事件の真相を推理する内容。ポワロの友人である推理作家が過去の自殺事件の真相を一緒に推理していく。夫婦二人の自殺として処理されたこの事件は、当時から疑惑が残されていた。そこで、当時の関係者の話を聞いて謎解きをする。象は忘れない、、、とは、象は何年経っても忘れないことから、関係者も何かしら覚えていることがあるという話。この殺人は、愛情絡みであり、ポワロシリーズで初めて途中経過から犯人がわかってしまった。読み上げていくうちに、自分の推理が正され、今までにない感覚であった。それでも、続きが読みたい気持ちは最後まであり、満足のいく結末でよ

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    2014年11月17日
  • 愛の旋律

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    アガサ・クリスティが別名義で発表した、ミステリではない小説。
    クリスティの人生に波乱が起きた後に書かれた長編で、ドラマチックで面白い。
    渾身の出来に、さまざまな思いが浮かびます。

    原題は「巨人の糧」で、天才はすべてを捧げつくすといった意味合いが主で、さらに二重の意味も‥
    オペラ劇場で画期的な新作「巨人」が公演され、評判となるプロローグ。

    さかのぼって、作曲家ヴァーノン・デイアの子供時代から。
    幼いヴァーノンは内気で、空想の友達と遊んでいた。
    みごとな邸宅でナースと女中達に囲まれ、裕福に育ったのだが。
    実は父は邸宅を維持するために結婚し、母は留守がちな父をなじり、喧嘩が絶えない。
    生命力豊か

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    2014年11月16日
  • ABC殺人事件

    購入済み

    名作です

    色あせないとは、こんな小説のことを指すのでしょうね 。大人になって読み返すと昔は見えなかったものが見えたりします。

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    2014年09月02日
  • アクロイド殺し

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    日曜夕方、独居中年の部屋から「ブラぁボォ!」との叫びと共にまばらな拍手が聞こえたとしても怯えることはありません、お隣さん。
    恐らく彼はアクロイド殺しを読了しただけなのだと思います。
    そんな侘しい話はさて置き、オリエントでは味わえなかった氏の真価を見た気がしました。
    これは面白かった!
    所謂フーダニットの真骨頂。
    登場人物の巧みな使い方で真相を消臭した読ませ方にも唸らせられますが、それを終盤徐々に緩めて読者に嫌な予感を植え付けていく展開では頁を捲る奴隷と化すしか道はありませんでした。
    今日という記念日を覚えておこう。

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    2014年08月17日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ポワロシリーズ。戯曲として作られたものの小説版である。舞台は科学者の屋敷読書室のみで、ポワロがヘイスティングズと一緒に解決していく話だ。ジャップ警部も出てくる馴染みのキャストで楽しんだ。毎度ながら、最後まで犯人が推測出来ないストーリーで満足度あり。

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    2014年07月14日
  • 無実はさいなむ

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    ネタバレ

    冒頭から怪しい様子で、これから殺人が起こると思った。
    主人公が向かったのは、2年前に殺人事件が起こった家。そこに住む子供のいない夫人が殺されていた。夫人は、戦争孤児を引き取り夫と共に暮らしていた。解決していた事件が冤罪だったことによる家族のもつれを描いている。最後まで犯人はわからず、読み応えありでクリスティのミステリーの良さを再認識した。「そして誰もいなくなった」と同等な満足度だ。

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    2014年04月28日
  • そして誰もいなくなった

    Posted by 読むコレ

    そして誰もいなくなった。
    とてもスッキリした終わりだった

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    2014年03月20日
  • 無実はさいなむ

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    アガサクリスティーの代表作『そして誰もいなくなった』が家庭内で起こる。人々の疑心暗鬼が良く描かれている。犯人はいつものごとく予想外。

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    2014年01月23日
  • 秘密機関

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    名コンビですねえ。
    ハラハラさせられつつも、その場しのぎでうまく行っちゃうところが楽しい!
    本格的にアガサクリスティにハマってしまったようです。

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    2013年10月28日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

     アバネシー家の主人リチャードが心臓発作で急死する。葬儀を終えたのち、遺言執行人エントウィッスルは集まった親戚たちに故人の遺言を発表する。するとその時、リチャードの末妹コーラが「リチャードは殺されたんでしょ」と言い放ち、そこにいる全員を凍りつかせる。実は親戚の者たちはすべて、ひどく金に困っていたのだ。そして葬儀の次の日、コーラが殺される。
     クリスティが生んだ名探偵エルキュール・ポワロものの、知る人ぞ知る傑作。ミステリーの真相とは、作者が仕掛けたミスリードを作者自身がひっくり返すことだ。そこでひっくり返る事実が大きければ大きいほど、意外であれば意外なほど、そのミステリーは成功したと言えるだろう

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    2013年08月26日
  • おしどり探偵

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    他のトミーとタペンス作品同様、派手なアクションなんかは無く、
    ややもすると淡々と話が進む感じもするんだけど、
    相変わらずな二人の会話とキャラクターに味があって独特な面白さ。
    また読みたくなる面白さ。クセになる。

    解説(?)にもあるように、中には「そりゃないよ」
    っていうトリック(と呼べるのか)もあったりするけど(笑)、
    それ以外はクリスティ巧いなーと感心しきり。

    トミーとタペンスの距離感がすごく好き。
    憎めない二人。理想の“おしどり探偵”。

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    2013年06月29日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    一番の面白さは、ポアロと一緒に謎解きに参加してる気になれるところだろう。他の作品では、ポアロだけが手掛かりをつかみ、読者はヘイスティングスと同様、訳の分からないまま放っておかれる。
    この話では、ポアロが一人ずつ訪ねていくのに同行してるような気分になる。ポアロがどこに疑問を感じたのかなど、ドキュメンタリーを見てるような臨場感が物語を引っ張っていく。もっとも肝心なところは明かさず、最後はいつもの関係者を集めた解決編になるのだけれど。

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    2013年05月10日