アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    読み終わってすぐ冒頭から読みなおし。
    初読では普通に読み流していた部分ががらりと姿を変え、背中がぞわぞわしました。

    たった一言で全ての本質を変えてしまった犯人の頭の良さに戦慄。
    私がアガサ・クリスティを読みあさるきっかけにもなった本です。

    ところでささいなことですが、あちらのあの時代のお葬式って遺影使わないんでしょうか。

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    2017年08月23日
  • 暗い抱擁

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    いやー、すごい。今更だがすごい。さすがクリスティー、さすが女王、と言うしかない。

    まず人物の造型がもう。。。テレサ、カッコいい。287ページからのレディー・セント・ルー、カッコいい。ヒューっと口笛を吹きたくなる。

    深みある警句の数々、過不足なく拾いあげられた人生の断片から立ちのぼってくる”愛とは何か”。
    これ読んじゃうと、昨今のミステリが子どもっぽく思えてしまう。
    いやー、女王、まいりました。

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    2017年03月17日
  • 忘られぬ死

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    『ささやく真実』を読んだので、美女、パーティーでの毒殺という共通項のあるこちらを再読。5年前に読んだけど見事に忘れていて、誰が犯人だっけとどきどきしながら読んだ(笑)。うん、やっぱりおもしろい。動機から言ったら、途中まではみんな犯人に思えてしまうほどで、ひょっとしてこれそういう話だっけ……なんてw ラストのさわやかさも見事。

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    2016年12月01日
  • 魔術の殺人

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     相変わらずクリスティーは心理描写が上手すぎてそこらの小説よりも安心して読める。

     ストーリーを読み進める中で何処を軸に推理を進めれば良いのか迷ってしまった。一瞬だけあの方法を想像したもののあまりにも想像の域を出ない推理だったのですぐに放棄してしまったくらい。
     今回登場する容疑者は主に三つのタイプに分けられるように思う。善人、演者、精神異常者。だからこそ登場人物たち全てに対して表と裏があるように勘繰ってしまう。夢見がちな人間に見えたキャリイでさえも終盤には浅い人間ではないことが判るのだ。クリスティーは読者の抱いた印象を崩す事無く人間の意外な一面を描くことが非常に得意なように思える。
     また

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    2016年09月08日
  • 復讐の女神

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    ミス・マープルシリーズの長編11作目。9作目「カリブ海の秘密」の続編にあたる。
    クリスティが最後に執筆したマープルシリーズでもある。

    【あらすじ】
     「カリブ海の秘密」で知り合った大富豪のラフィール氏が死去した。氏の遺言である事件の調査を引き受けることになったマープルだが、漠然とした情報のみが提示され困惑する。やがて、死去前の氏の計らいでイギリス各地の名所・庭園を回るバスツアーに招待されたマープルは、ある場所で悪の気配を感じ取る。

    【感想】
     「カリブ海の秘密」の続編ではあるが、関係者の再登場は故・ラフィール氏と元秘書程度なので、この本を先に読んでも楽しめる。最初は事件の陰すら暗中模索状態

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    2016年07月18日
  • マン島の黄金

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    大好きなクリスティの短編集、さらっと読み進めてしまうにはもったいなく感じ、ひとつひとつ大事に読みました。「崖っぷち」「名演技」の話しのテンポやキレの良さには感服。また、クリスティのロマンスをこの本で初めて読んだんですが「孤独な神さま」のような内容は‎オドレイ・トトゥにでも演じて映画としても観てみたい作品でした。そしてなにより、ハーリ・クィンとサタースウェイトのファンとしては、ふたりの再会に秘かに喜びました。

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    2016年02月16日
  • NかMか

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    テレビ放映をきっかけに、「秘密機関」に続き、
    かなり久しぶりに読んだ。
    若かった二人も、中年の夫婦に。でも、冒険心旺盛なのは相変わらず。スパイが誰かラストまでわからず、楽しめた。

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    2016年02月01日
  • おしどり探偵

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    シャーロックやブラウン神父など名探偵達の手法を真似ながら謎を解いていくミステリー短編集。
    トミー&タペンスの中で一番好き。

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    2016年01月25日
  • オリエント急行殺人事件

    購入済み

    テレビドラマを見て。

    年始に放映されたテレビドラマ、オリエント急行殺人事件を見て、原作も興味を持ち読みました。
    ミステリーはあまり読みませんが、登場人物が多彩でとても面白い作品です。
    ドラマとあわせて見ると違いが比較的出来、また設定を日本にまた、ドラマの枠に納める努力も分かり、より面白いです。
    また、訳者のコメントにあった、筆者の代表作アクロイド殺人事件も読みましたが、面白かったです。お薦めです。

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    2015年12月20日
  • クリスマス・プディングの冒険

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    ほぼポアロの短編集
    初めてのポアロ作品です!
    とっても華麗に事件を解決していく感じ・・・
    そりゃ人気になるわ!
    って思いましたw
    本当に1つの探偵の完成形です!
    かっちょいい!!
    最後にミスマープルの短編が1話あります。
    マープルさんのね安心感すごい!

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    2015年11月09日
  • 秘密機関

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    ネタバレ

    ドラマ化により再読。やはりおもしろい!
    トミーとタペンス物はこの明るさと軽さが最高。ふたりの会話が今でも充分おしゃれ。
    ラスボスやネタはわりとすぐに読めてしまうけど、この作品の魅力はそこではないんだな、と懐かしく楽しく読み進めた。

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    2015年10月27日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスの会話が小気味良くて楽しい!あらためてクリスティーの多彩ぶりにも感動。
    この作品と「火曜クラブ」はalltime Bestだが、そう考えると、クリスティーは短編集もハイレベル。
    特にトミーとタペンス物は全5冊で、毎回趣きが異なる。この作品のような思いきり遊んで楽しい雰囲気はこの二人にピッタリなので、もっと書いてほしかったな~。

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    2015年10月20日
  • 秘密機関

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    ハラハラドキドキの冒険活劇もの!
    トミーとタペンスが
    ジュリアス、エジャートン卿、ブラウン
    とめっちゃすげー人たちとの間で
    めっちゃすげーことに巻き込まれていくと言うか自ら巻き込んでいくというか
    はちゃめちゃな感じが読んでいてとても楽しかったです!

    ジュリアスのお金持ち具合に
    実際周りにこんな人いないからなのか
    え?ありえんくね?無理じゃね?
    ってちょっと思ったけど
    金持ちだから金使って全て解決する感じがとても好感持ててよかったw

    タペンスの
    肝の座った感じもまたかっこいい!!

    面白かったですとも!

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    2015年09月05日
  • 復讐の女神

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    これはなかなか。
    最初は読者もミスマープルと同じく、まったく事件の予備知識がないまま旅にだされるので、読んでいてちょっと退屈、というかモヤモヤするんだけど、事件がだんだん見えてくるとそれに連れて加速度が増していきます。

    前作で知り合った金持ちの頑固じーちゃんの遺言に従って動いていくのだけど、あのいいキャラしたおじーちゃんの存在が所々に感じられるのも好ましかったです。

    事件の動機も、その周りの人たちの不自然さも上手に配置されていてとても面白い作品でした。

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    2015年07月16日
  • 謎のクィン氏

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    久々に本棚奥からひっぱり出してきて何度目かわからない再再読。
    昔からアガサクリスティの中で1,2を争うぐらい気に入っていて、何度も読んでるわりによく無くすので3回ぐらい買いなおした気がします。

    内容的には安楽椅子探偵…とはちょっと違うけども色々なところを動いて回る感じでもない。
    またミステリのようだけれどもファンタジーのようでもありと言う雰囲気が全面に漂っている。

    突然現れる神秘的な人物ハーリ・クィン氏は、主人公たちの話を聞き、主人公たちから話を聞き、それを組み立て事実を話すが、決して答えを与えず主人公たちに答えを導き出させて、そして答えが出ると魔術のように消えて行く。
    そんな不思議な感じ

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    2015年07月08日
  • 復讐の女神

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    ネタバレ

    ラフィール氏の死亡記事を読んだ数日後にラフィール氏からの依頼がミス・マープルの元へ。事件の内容も何も分からないままにラフィール氏に指定された観光バスツアーに参加するミス・マープル。同じツアーに参加するミス・ベンサムとミス・クックが本名ではないと気がつくミス・マープル。ツアーの参加者エリザベス・テンプルからラフィール氏の息子マイクルの恋人の話を聞かされる。「愛」で死んだ娘。ラフィール氏の依頼で館に招待してくれたグリン婦人。彼女の姉妹クロチルドとアリシア。マイクルの放蕩三昧の生活。少女を殺害し逮捕され収監されているマイクル。ツアー中落石で意識を失うエリザベス・テンプル。ラフィール氏に依頼され接触し

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    2015年05月27日
  • 死者のあやまち

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    してやられた、という感じ。
    相変わらず犯人が読めない。
    途中冗長な感は否めないが、最後の怒涛の展開は目を離せない。

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    2015年04月11日
  • 葬儀を終えて

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    ポワロシリーズ25作品目(32作品中・・・ただし、サイト参照につき定かではないし、短編集除く)。引退しているポワロがどのようにして登場するのか、ワクワクしながら読み進んだ。友人が多いポワロは、またもや友人からの依頼である。財閥主人が亡くなった原因が不明なまま、次の事件が起こる展開で、最後まで犯人がわからない。ポワロは、飽きのこないミステリーだ。

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    2014年12月15日
  • 象は忘れない

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    ポワロシリーズ。
    過去の作品「五匹の子豚」のように、10年以上前の事件の真相を推理する内容。ポワロの友人である推理作家が過去の自殺事件の真相を一緒に推理していく。夫婦二人の自殺として処理されたこの事件は、当時から疑惑が残されていた。そこで、当時の関係者の話を聞いて謎解きをする。象は忘れない、、、とは、象は何年経っても忘れないことから、関係者も何かしら覚えていることがあるという話。この殺人は、愛情絡みであり、ポワロシリーズで初めて途中経過から犯人がわかってしまった。読み上げていくうちに、自分の推理が正され、今までにない感覚であった。それでも、続きが読みたい気持ちは最後まであり、満足のいく結末でよ

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    2014年11月17日
  • 愛の旋律

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    アガサ・クリスティが別名義で発表した、ミステリではない小説。
    クリスティの人生に波乱が起きた後に書かれた長編で、ドラマチックで面白い。
    渾身の出来に、さまざまな思いが浮かびます。

    原題は「巨人の糧」で、天才はすべてを捧げつくすといった意味合いが主で、さらに二重の意味も‥
    オペラ劇場で画期的な新作「巨人」が公演され、評判となるプロローグ。

    さかのぼって、作曲家ヴァーノン・デイアの子供時代から。
    幼いヴァーノンは内気で、空想の友達と遊んでいた。
    みごとな邸宅でナースと女中達に囲まれ、裕福に育ったのだが。
    実は父は邸宅を維持するために結婚し、母は留守がちな父をなじり、喧嘩が絶えない。
    生命力豊か

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    2014年11月16日