アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ネタバレアガサ・クリスティー が生んだ「推理をしない名探偵」ハリー・クイン登場。ハリー・クインは(たぶん人間ではない)「死者の代理人・恋人たちを救う男」なので、推理しなくても最初から全てを知っている。そこでハリー・クインは、「他人の人生の傍観者」サタースウェイト老人にヒントや霊感を与え、彼に事件を解決させる。
事件が解決し、ハッピーエンドで終わっても、ハリー・クインは悲しげに去ってゆくことが多い。その理由は、
1.死んだ男が、生きている妻・恋人を救うため、「死者の代理人」ハリー・クインに仕事を依頼する。ハッピーエンドで終わっても、死んだ男の愛は、生きている妻・恋人に届かない。届いても、死んだ男が生 -
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ネタバレ2年間の海外赴任から帰国したチャールズ。恋人のソフィアとの再会。彼女の祖父アリスタイド・レオニデスの死。殺人事件として疑う家族。父親である警視総監ヘイワードの協力でレオニデス家にやってきたチャールズ。アリスタイドの若い後妻ブレンダ。ブレンダとの関係を疑われる家庭教師ローレンス。事件直前まかされていたレストラン・チェーンを破産させた長男ロジャー。消えた遺言状。チャールズに事件の秘密を語るソフィアの妹ジョセフィン。ジョセフィンが見たというブレンダとローレンスの恋文。事件の秘密を知ると公言するジョセフィン。何者かに襲われ重傷を負うジョセフィン。事件直後に荒されたジョセフィンの部屋と恋文。
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自信家で慎重だがやるときはやる漢トミーと、好奇心の塊でアグレッシブすぎる行動派タペンス夫妻が、ミステリー小説で培ったノウハウを活かして様々な事件を解決するシリーズ第2弾。
さすが夫婦揃ってミステリーマニアだけあって、要所要所にリスペクトキャラが登場します。
誰もが知ってるベイカー街のコカイン探偵から、日本では翻訳されていない元ネタ誰かわからないですよ探偵まで。さらに自身が生み出したベルギーの自惚れ屋まで登場します。
全編軽いノリですが謎解きはしっかりしてますし読み応えは充分あります。何より読後の余韻は心地よくちょっと幸せな気分になります。 -
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ネタバレ『厩舎街の殺人』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
ガイ・フォークス・デイの夜、花火の音にまぎれて発射された銃弾。密室の中で自殺と見える状態で発見されたアレン夫人。不自然な遺体。銃弾の跡と逆の手に握られた銃。再婚をまじかにしていたアレン夫人の過去。アレン夫人の親友であるプレンダリースの行動。死の直前にアレン夫人に会っていた強請り屋のユースタス少佐。
『謎の盗難事件』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
兵器省長官メイフィールド卿の屋敷で行われたパーティ。新型の爆撃機の設計図についての相談をしていたメイフィールド卿とキャリントン卿。部屋の中から盗まれた設計図。ドイツのスパイとの噂のあるヴァンダリ -
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ネタバレミス・マープル・シリーズ
自分の会社でコーヒーを飲んでいたレックス・フォテスキュー。突然倒れ死亡したレックス。死因は毒殺。事件当日屋敷を離れていた彼の後妻アディール。息子であるパーシヴァル。パーシヴァルに内緒で感動していた息子ランスを呼び戻そうとしていたレックス。警察が容疑者としてマークしたアディール。青酸性の毒物で殺害されたアディール。事件当夜から姿を消したメイド・グラディス。事件の翌日帰還したランス。何者かに絞殺され鼻に洗濯バサミをつけられたグラディス。事件を知り現場に駆け付けたミス・マープル。グラディスに行儀作法を教え込んだミス・マープルの義憤。グラディスの恋人の正体。かつてレックスと -
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ネタバレエルキュール・ポアロ・シリーズ
ラマット国で起きた革命。アリ・ユースフ王から宝石を託されたの友人ボブ・ローリンスン。姪であるジェニファーの持ち物に隠された宝石。国からの脱出中に死亡したアリ王とボブ。ジェニファーが入学した名門校メドウバンク。入学手続きの時にジュリアン・アップトンの母親が目撃した人物。アリ王の従姉妹シャイスタの入学。彼女に送られる荷物を監視するために庭師として潜入したアダム。何者かに殺害された体育教師スプリンガー。殺害現場の体育館。ジュリアとジェニファーのテニスラケットの交換。校長の秘書アンのアリバイ。校長の引退と後継者の噂。殺害されたドイツ人教師ヴァンシッタート。後見人の公爵