アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 蒼ざめた馬

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    上質のミステリー。
    犯人は誰か、ということよりも早くこの先が知りたい!
    という欲求でグイグイ進んでしまいました。
    もっと、登場人物の一人ひとりを分析しながら
    葛藤を繰り返し、反芻しながら読むべきミステリーなんでしょうが。

    単純に驚かされています。

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    2012年05月21日
  • 三幕の殺人

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    ポアロもの。冒頭のキャスト紹介からワクワクさせるような内容。
    ポアロが中心に謎を追ってゆくという形式でないのは、珍しいですが、
    真相は・・・!
    毎回気持ちよく騙されてパタンと本を閉じた時の「はぁ~」
    クリスティファンにまた一歩近づいてしまった。
    順不同ですが。

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    2012年04月01日
  • 象は忘れない

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    過去の事件を掘り返すことで、今現在起こりつつある犯罪を・・・という、ポアロもの。
    アガサクリスティー晩年の作らしい。

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    2012年03月05日
  • 死の猟犬

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    アガサクリスティには珍しく、超常現象などを主に納めた、短編集です。

    他の小説では、現実味に溢れる、理に適った推理を展開するので、幽霊や超能力などとは無縁の人かと思っていたのですが、これを読むと、その考え方が変わってきます。

    アガサクリスティという人物が不思議に見えてくる一冊です。

    中には、ぞくっと来る短編も有りますので、ただの推理物に飽きた方は、是非お試しください♪

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    2012年02月20日
  • バートラム・ホテルにて

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    憧れのイギリス!いつかは行ってみたい国になった理由の1つはこの本。古きよくエドワード朝時代を残すバートラムホテル。バターたっぷりのマフィンやシードケーキ、燻製にしん、キドニーパイ、ベーコン、グラウスの冷肉、ヨークハム、オックスフォード・マーマレード。どんだけうまそうな料理出てくんねん(笑)田舎の村のどこにでもいるおばあさまにして、鋭い観察眼をもつ名探偵、ミス・マープル。ホテルの滞在客の謎、愛憎渦巻く親子の謎を解き明かしていきます。この本読んだら本当にイギリスに行きたくなるよぉ。

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    2012年02月14日
  • チムニーズ館の秘密

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    最高に爽快なミステリーでした。さすがクリスティー☆バーネットの『消えた王子』のあとがきに載っていたので読み始めたのだけれど,やめられなくて一気読みでした。内容はとても似ているけれど、どちらも引けをとらない面白さでした。

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    2011年11月09日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポアロの秘書のミスレモンのお姉さんが登場します。
    下宿屋で起こる不思議な盗難事件。
    盗難事件の解決が、殺人事件へと展開していく。

    靴の紐のように、順々に事件が大事になっていく。

    ポアロの推理と、警察の捜査とが、順に進んでいって、、、

    オーソドックスな展開で、最終的な場面に進んでいく。

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    2011年08月14日
  • 未完の肖像

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    メアリ・ウェストマコット名で書かれた小説は、どれも面白い。
    アガサクリスティの本を数十冊読んだ後で、同じ作者だということを知っていて読んでいるからかもしれない。
    特に、アガサクリスティの自叙伝を読み、アガサクリスティの一生を知ってから、メアリウェストマコット作の作品を読むと、どれもアガサクリスティが登場しているように読める。

    マープルものの「ミスマープル」、ポアロものの「アリアドニ・オリヴァ」、トミー&タペンスの「タペンス」など、アガサクリスティの分身は多い。
    アガサクリスティの分身を見つけることが、アガサクリスティの作品の楽しみ方の一つになっているかもしれない。

    アメリカ出身の

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    2011年08月14日
  • 黄色いアイリス

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    アガサクリスティの短編集は、マープル、ポアロがときどき出てくる。
    できれば、マープル、ポアロが出てくる短編は、それぞれにまとめてもらえると嬉しい。

    どうして、こういった構成でまとめられているのかが分かりにくかった。

    長編でも、最後がなんとなく足早だと感じる作品があるが、
    短編だと、より足早感がある。

    翻訳が丁寧なので、一度英語でも読んでみたいと思った。

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    2011年08月14日
  • 愛の探偵たち

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    アガサクリスティ本を読み始めて、50冊を超えたので、
    だいたい話の展開方法がわかってきた。

    短編集なので、いろいろなパターンがつまっている。
    マープルものもたくさんはいっている。

    「三匹の盲目ねずみ」が一番最初で、一番ながそうなのに、なぜ本の題にならなかったのだろう。

    「三匹の盲目ねずみ」は、最後までどのパターンかが思いつかなかった。

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    2011年08月14日
  • アガサ・クリスティー自伝(下)

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    アガサクリスティの経験、推測で生まれてくる登場人物たちの原点が、
    自伝の中にたくさんあることが分かった。

    物語の中の主人公、登場人物と、アガサクリスティの性格の似た点の背景が分かった。
    感情移入しすぎずに、たんたんと書かれた自伝は、資料としては貴重だ。
    アガサクリスティ解説を書く人には必須の材料だ。

    上を読み飛ばしながら進んだので、
    アガサクリスティの本を全部読み終えたら、
    もう一度、上から読みなおそうと思う。

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    2011年08月14日
  • 満潮に乗って

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    英語の表題だと分かりやすい。
    taken at the flood
    floodというと、洪水かと思っていたが、
    波が押し寄せる、満ち潮もの状態なのかもしれない。

    潮の満ち引きに関するいろいろな言葉が引用されていた。
    どれも読んだことがない文献なので、いちど確かめようと思う。

    ロザリーンが、性格がよいことになっていたので、読み進みやすかった。
    味方したくなる人間と、味方したくない人間とがあるのは仕方がないことなのでしょうか。

    結果としては味方していた2人は犯人でなかったのでよかったが、
    結果はハッピーエンドとはいえないのだろう。

    遺書が結婚で無効になるが、その場合は全

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    2011年08月14日
  • マン島の黄金

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    「愛の旋律」の解説で、もとい、訳者の「アガサクリスティとウェストマコット」という訳者あとがきで、本書の「壁のなか」が、愛の旋律の登場人物と対比して考えることができるとの示唆があった。

    アラン、その妻イザベルとジェーンが、
    愛の旋律のヴァーノン、ジェーン、ネル、との関係との比較だ。

    愛の旋律を先に読んでいたので、なるほどと思いながら読んだ。

    アガサクリスティの作品にある、アガサクリスティ自身は誰だろうと思いながらも読んだ。

    アガサクリスティ作品の楽しみ方の一つだと思った。

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    2011年12月24日
  • 葬儀を終えて

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    最後の最後まで、最初の事件が解決したのか、解決しなかったのかがわからなかった変わった作品です。

    本筋の事件が何かがわからないまま終わってしまった。

    最後の仕掛けの展開の速さについていけなかったのかもしれません。
    分厚い本なので、結論知ろうと、あわてて読んだのがいけなかったのかもしれません。

    東京、大阪の新幹線くらいの3時間近い時間があるときに読むべきだと反省しています。

    ポアロもののなかでは、読み応えがありました。

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    2011年08月14日
  • 予告殺人

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    予告に基づいた殺人が本当に行われる。
    はじめは冗談だと思って読んでいた。
    本当に殺人が行われ、びっくりした。

    全部題材を伏線として提示しているのか、
    これから題材を提示するのか。

    どきどきしながら読み進みました。

    ps.
    イギリスの田舎町は、こんなに地元の人は集まってパーティをやるものだろうか。
    ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによいかもしれません。

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    2011年08月14日
  • 教会で死んだ男

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    ポアロものを中心にした短編集。
    なぜ、ポアロもの以外を入れたのかの趣旨の説明がない。

    短編ものでは、似た作品があったり、重複して収録していたり、
    単行本、文庫にするのであれば、収集の方針を示して欲しい。

    「クラブのキング」は、終わり方が解せない面もあった。
    警察ではないとはいえ、犯罪に対する対応方法は、どうなっているのだろう。

    ポアロの性格からすると、長編の方が合うような気がする。

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    2011年08月14日
  • ベツレヘムの星

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    新約聖書を読んだ事がある人なら、
    クリスマスの物語として楽しめるかもしれない。

    新約聖書を読んだ事がないと、
    書かれている意味が分からないかもしれない。

    大人よりも、子どもが読んだ方がいいかもしれない。
    意味を分かることより、展開を楽しめるから。

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    2011年08月14日
  • ポケットにライ麦を

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    映像作品を先に見たので、ポケットにライ麦をが、マザーグースだということが想像できました。
    映像作品では、マープルがわりとはやめに登場していました。
    文庫を読み進んで、どこで登場するかが楽しみでした。

    ミス マープルものは、イギリス文化を知るために読んでいるので、マザーグースねたは、とてもうれしいです。

    これまでは、マザーグースの歌だけを聞いても、いま一歩ピンとこないことが多かった。
    サスペンスで利用してもらえると、すごく親しみがもてるようになります。

    映像作品で、曲がついているので楽しく聴いてから、文字で読むと音楽がよみがえってきます。

    とはいうものの、最初に見たときは、な

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    2011年08月14日
  • リスタデール卿の謎

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    「車中の娘」「エドワード・ロビンソンは男なのだ」「事故」など、
    短編12とも、面白く読みました。

    「6ペンスのうた」は、やや悲しい物語ですが、
    人間の感情の機微に触れるものでした。

    アガサクリスティをたくさん呼んでくると、結末を類型化し、
    今回は、どの終わり方をするのだろうと想像しながら読み進みます。

    2-3候補をあげながら読むのですが、この短編集での結末で
    予想しなかったものがいくつもあります。

    だから、読むのが辞められない。

    「リスタデール卿の謎」は、半分読み進むまで分かりませんでした。
    3番目の候補で思いついた結末が当たりでした。

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    2011年08月14日
  • 死者のあやまち

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    ずばり、探偵小説作家が登場します。
    ひらいたトランプが初出とのこと。

    いろいろな方の小説に、小説家が登場します。
    赤毛のアンや、若草物語のように、小説家になる少女の物語のように、
    自叙伝とはいえないまでも自分の性格と物語の登場人物の性格が交錯するような話もあるような気がします。

    残念ながら、アガサクリスティの性格を知らないので、登場人物の性格がアガサクリスティの性格とどのように交錯しているのかがわかっていません。

    自叙伝風、伝記風の書籍を読んでから、また読み直すと、味わいが深いかもしれないと思っています。

    この話を受けて、再度登場するのが、「ハロウィーン・パーティ」です。

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    2011年08月14日