アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ポアロシリーズ⑨

    元俳優チャールズのパーティーで、誰からも慕われる老牧師がマティーニを飲んで死んだ。その後、チャールズの友人の医師が、自宅パーティーでポートワインを飲んで死んだ。死の状況は瓜二つ。
    犯人はどうやって2人に毒入りの酒を飲ませたのか?
    チャールズ、サタースウェイト、エッグは素人探偵として事件を調べ始める。そこに顧問として参加することとなったポアロ。

    なかなか進んでいるようで進まない推理。
    なかなか掴めそうで掴めない犯人像。
    そんな中、チャールズとエッグの恋は深まる。
    しかし、ポアロの推理で一気に真相が明らかになると、そういうことか〜!!!と全てが繋がっていく。犯人の動機に唖然。

    0
    2025年09月21日
  • 死との約束

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エルサレムを訪れたポアロが聞いた殺人計画。やがて中東を旅行中のポイントン夫人が殺害される。元刑務所の看守で義理の息子や娘たちを支配する暴君だったポイントン夫人。

    昔、映画館で『死海殺人事件』を見たときはあまり面白く無かった気がするけど、原作の方は面白い。
    ポイントン家の人たちにイライラしたりするけど、事件の展開はとても良い感じ。

    0
    2025年09月20日
  • アクロイド殺し

    Posted by ブクログ

    早川書房のフェアでつい手に取ってしまいましたが、アガサクリスティーはやっぱり面白い!ゴリゴリのミステリー最高。

    文中でちゃんと手がかりが提示されてるのになぜ分からんのか!?自分よ!

    犯人は当てずっぽうでもなんとなく分かるんですが、トリックとかは分からんのです…悔しい。この作品には賛否あるようなのですが、面白かったので大好きです。

    0
    2025年09月18日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    オリエント急行でも思ったことだけど、人物描写がすごく上手くて、登場人物が多いけど映像で頭の中に浮かぶ。シチュエーションも王道密室ミステリーで、次々人が死んでいく。好きです。
    物語が始まった時からジャクリーヌが犯人と思わせつつ、違うんだろうな〜と思う。各登場人物が色々掻き乱してきて面白い。そこが逆に取ってつけた感を感じてしまったけど。(お金持ちおばあちゃんの盗み癖の話とか必要だった?とか)
    なんか最後がバタバタして終わったのもオリエント急行みがありました。犯人分かってからはなんか進行が雑じゃないか?ミステリー小説であってヒューマンドラマではないからなのか、、最後のジャクリーヌとサイモンの件はあ

    0
    2025年09月16日
  • オリエント急行の殺人

    Posted by ブクログ

    作品名はもちろん知ってるけど実は読んだことがなかったポワロシリーズ。というか初めてのアガサ・クリスティー作品。
    普段海外文学を読まないから独特の言い回しが最初は少し読みにくかったけど、話が進むにつれて展開が気になって最後はどんどんページが進んだ。

    解説の有栖川有栖さんが言っているように「スレてない初心者のうちに読んで楽し」めて良かった。ほかのポワロシリーズも読んでみたいと思える作品だった。

    ポワロが外見に対して正直な表現をするなど個性の強い人物だったり、〜人はこうで〜とか国籍によって評価したり、表現が面白かった。昔の人達はこういう風に思ってたのかなぁと興味深かった。

    0
    2025年09月15日
  • 茶色の服の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初はあんまりかなと思ったけど、最後の方は話が動いて面白かった。ただ、アガサクリスティの他のものがめっちゃ面白いのでイマイチに感じてしまう。殺人の方法に謎があるわけではないので、ミステリーより冒険物語よりかも。主人公の勇敢さが好きでした。こんな女の子いたら惹かれるなってすごい思った。外国作品あるあるで名前がわからなくなったが、なんとかついていけました。

    0
    2025年09月15日
  • もの言えぬ証人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    振り子のようにポアロ作品に戻って本作。
    知人の勧めで順序関係なく借りられた作品から読んでます。ありがたやま。

    さて、冒頭「エミリイ・アランデルは五月一日に死んだ。」とちょっと急な掴みで始まりつつ、その後は割としずしずとポアロの捜査が進んでいく。
    ただし、エミリイの視点で死に至るまでの彼女の疑念と恐怖を読者は知るし、ポアロさんが少ない手がかりからそれを認識していく様子にワクワクする。その間ちょこまかと口を挟んだり、表情で物語ってしまうヘイスティングズの存在が相変わらず可笑しい。
    おまけに「もの言えぬ証人」たる飼い犬の気持ちまで雄弁に語っちゃったりして、なおさらヘイスティングズ〜!となるとか、な

    0
    2025年09月14日
  • スリーピング・マーダー

    Posted by ブクログ

    やったー犯人当てられたーっ
    といっても、別にトリックで当てたわけでもなく、仕込んであったアリバイ操作を見破ったわけでもない。
    多分クリスティなら、コイツを犯人にするだろうなあという、そういう推理小説を読み解くのにそれはどうよという……いわゆる当てずっぽう的なものである。それでも毎度毎度外しまくっていた身としては、それなりに嬉しい。
    ミス・マープルシリーズでは一番最後、完結作品としてクリスティの死後に発表された本作は、ある意味思いっきり作者の書き逃げ的なものなんだろうと思う。なんせ感想を持ったとしても、書いた本人はもうこの世にいないのだ。ただ最後のポアロ作品で同じく死後に発表された「カーテン」に

    0
    2025年09月14日
  • アクロイド殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    集中力と記憶力がいる小説だった。事実と虚構を自分でも疑いつつ、しかもポワロの一歩先をいく推理についていくので精一杯だった。というかほとんどついていけてすらいなかった。人物関係も複雑で、数分単位の時間のずれも気にしなくてはいけないのが大変。こんな複雑な設定と展開を描けたアガサクリスティの脳みそが知りたい。オチは予想はしていた。こういうパターンもあるだろうなと。ただそれ以前に自分は内容を50%くらいしか理解していないだろうと思った。ミステリーは、メモをとりつつ、吟味しながら読んだ方がいいのだろうか。それとも今回のようにスラっと呼んでもいいのだろうか。この気持ち悪さとどう対峙するべきか気になった。真

    0
    2025年09月14日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初のミスマープルシリーズ。
    すごく面白かった。ポアロシリーズはなんというか歌劇的というか戯曲的な感じがあるけども、それとはまた違った感じで、人間関係中心に焦点が当てられ穏やかな中で進んでいく感じがある。
    最後の手紙が悲しくなった。

    0
    2025年09月11日
  • 火曜クラブ

    Posted by ブクログ

    はっきりした証拠がない推理も結構多くて、これ確証ないけどいいの?のとは思ったけど、人間観察から推理するっていうのは面白かった!

    時代の違い、台詞が長い、覚えにくい人名、脇道にそれる話題…などがちょっと読みにくかったけど、筋書きやトリックはシンプルでわかりやすい。
    短編集なので、いろんな事件が楽しめてよかった。

    0
    2025年09月11日
  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    スタイルズ荘の怪事件、そして誰もいなくなったに続いてアガサ・クリスティ3作目
    今のところ1番面白かった!テンポが良くて読みやすい。

    0
    2025年09月10日
  • 杉の柩

    Posted by ブクログ

    シンプルな事件と思わせておいて、あれよあれよと見える視点がガラリと変わるテンポの良さがたまらない。自分も探偵と思って読んでいけば解けそうなくらい文章に真相がしっかりと描かれているのがすごい。いつもながらそこそこページあるのにあっという間に読んでしまう。

    0
    2025年09月09日
  • ナイルに死す

    Posted by ブクログ

    ポワロものを順に読んでいるところだけど、改めてホント面白い。たぶんほとんど以前に読んだことがあると思うが、ありがたいことにほとんど忘れているし、デビット・スーシェのポワロシリーズも見ていないので謎解きの部分でも全然犯人がわからないけれど、本作ではめずらしく途中で予想したとおりだった。ポワロの「情け」に救われる。

    0
    2025年09月09日
  • 復讐の女神

    Posted by ブクログ

    私の持っているマープルシリーズ
    最後の作品
    そしてマープル最終巻
    本来は続きもあったらしい
    読みたかったなぁ…

    ようやく面白い!と思えた今回の
    「復讐の女神」
    何から手をつければ?何を望まれているのか?
    全く分からない状態でスタートする。
    少しづつ見えてくる問題。
    怪しく見える人々。
    今回も 犯人は当てることが出来ず!
    本当に上手いなぁ
    アガサ・クリスティに翻弄された笑

    この作品でも感じた
    他人の見解が全てではない。ということ
    三姉妹の1人に様子のおかしい女性が居たが
    注意深く観察するマープルが
    素晴らしいな、と思った

    日本語訳がおかしいのか
    少し意味の取りづらさが
    たまにあったけれど

    0
    2025年09月08日
  • そして誰もいなくなった〔コミック版〕1

    Posted by ブクログ

    昔原作を読んだのですが淡々とした語り口が多くあまり印象に残らなかった作品だった記憶があります。
    しかし、コミック版は各キャラクターの心理描写が丁寧に描かれており原作よりも格段に読みやすく感じました。
    おすすめです。
    アガサ・クリスティの他の作品もぜひコミカライズしてほしい

    0
    2025年09月07日
  • 蒼ざめた馬

    Posted by ブクログ

    毒物関係の本を読むと、タリウムという毒物の名前が出てくる。この毒の紹介につきものなのがアガサ・クリスティの『蒼ざめた馬』という作品で、前々から気になっていた作品だった。
    オカルト趣味満載だという説明文ではあるが、内容はいたって普通のミステリ、オカルト的な要素はあるけれども、それが主体ではなくあくまで彩りだなという印象。毎回のことだけれど、今回も犯人当てには失敗して、つくづく自分には探偵の才能がないと痛感した。とはいえ、毒物関連の本での予習をしていたのでトリック自体はわかったので、それでちょっとだけ安堵していたりする。
    あと、主人公と最初は良い雰囲気だったのに、結局本人のあずかり知らない間に駄目

    0
    2025年09月06日
  • 終りなき夜に生れつく

    Posted by ブクログ

    探偵が出てこない方のクリスティ。
    「春にして君を離れ」でクリスティの心理描写力に驚いたので、今回も知らないクリスティを見れることを期待しながら読んだ。

    呪われた地<ジプシーが丘>で大富豪の女性と出会い、天才建築家の友人に家を立ててもらい、夢のような生活を送る・・・はずが。
    最初から最後まで不穏な空気がずぅっと漂っている。このはっきりしない空気間のまま最後まで読ませるクリスティはやっぱりすごい。

    翻訳も好きな感じだった。

    0
    2025年09月05日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある会社で人が殺され、周囲の人物に聞き取りを行っていくと、お家騒動が発端の事件であることが分かる話。
    話中に何度か発生する事件は童話をもとに進められているものとみられ、題名のライ麦もその一環として死体のポケットに入れられることになる。

    情報収集はニール警部、問題解決はミス・マープルが担当する2主人公制。
    ミステリーだと解決役の方が良く書かれがちだが、的確な作業分担という感じだった。

    登場人物が多く、同じことを何度も人物らに聞いていく地道な捜査が書かれ、だんだんと話が分かってきたり、人物間の話の食い違いで新しいことが発覚していく辺りが面白い。最後に送られてきた手紙がなかなか悲しい感じがした。

    0
    2025年09月03日
  • オリエント急行の殺人

    Posted by ブクログ

    こんな結末ありか!?という感じは否めないが、これはこれで楽しく読めた。
    翻訳も違和感なく、古臭くもなく、とても読みやすかった。

    0
    2025年08月30日