アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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購入済み
カルチャーショックというのか
異文化交流というのか
誰も彼もがひと癖も二癖もあるような人たちばかりで、面白かった。
常識が通用しない世界にあっては
自分で思う常識なんて
勝手な思い込みに過ぎないのだなと思った。 -
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ネタバレ優秀な弁護士の旦那とそれぞれ結婚し巣立った3人の子供を育て上げた主人公のジョーン。
理想的な人生を歩んできたと盲信してきたジョーンが徐々に不都合な真実へ直面していく物語はシンプルだが面白い。
この作品の終盤帰りの車内で出会う人物にもうすぐ戦争が始まると告げられるシーンがある。僕の知識が乏しかっただけでもしかしらそれまでの場面でそういった伏線が散りばめられていたのかもしれないが、なにも知らずに呑気に読んでいた僕はそのセリフにどきりとした。なによりジョーンの自己認識という最もミクロな物語と戦争というマクロな物語を自然と接続させる表現力とセンスがとてつもないと感じた。
孤独の中で内省を深めたジ -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下、推理。
まずざっくり10人がマザーグースされる(?)のは序文とかマザーグーされるときでわかるので、途中で死んだと思われたやつが生きているパターンだろうな、とは予想がつく。
当初疑っていたのは軍人の爺さん。
なんでかというとあの爺さんの動きがやたらと犯人に都合良すぎるので、さすがにここから飛び降りとか目撃されて消えるのだろうな、と思ったら撲殺死体で発見。さすがにこれは偽造しようもないだろう。
で次に疑ったのが若い女。ヒステリー起こしたのがわざとではないが、犯人としての戸惑いのようなものが感じられたため。
しかしさすがに判事殺すのは無理では……ということでパス。
で最後に医者。これは -
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Posted by ブクログ
『クリスマス・プディングの冒険』
ポワロに宝石捜索を依頼するが、捜索の宛所はクリスマスの片田舎。寒く、快適でないだろうからと、ポワロが行くのを頑なに嫌がるところが人間味あって面白かった。
クリスマスぽくて微笑ましいながらも、謎の手紙や殺人事件と推理どころも欠かさない。全体通して、ドロドロとも殺伐ともしていなくてクリスマスに読むのにピッタリだと思う。
「プラム・プディング」や「牡蠣のスープ」はじめ、イギリスのクリスマスの慣習をなぞることができて良かった。
『グリーンショウの阿房宮』
ミス・マープル名探偵の一編。とんでもなく大きく古びた美しい建物、老主人を巡る人間模様が秀逸。ミス・マープルの推 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアガサクリスティの作品は11冊目。
今回も面白かった!
お盆休みに読むのに最高の作品だった。
エジプトやナイル川の景色や豪華な客船。
自分も見てきたみたいに世界観に入り込めて楽しかった。
外はあまりに暑すぎるので、
涼しい部屋に居ながら、国も時代も飛び越えて、
旅行気分になれる小説ってやっぱり最高だ。
それに加えて、ミステリーとロマンスも。
長編だが、クリスティお得意の人間関係の描写が面白く、すらすらと読めた。
今回は犯人の目星はついたが、
それでも丁寧な心理描写やエジプトという、
心踊る舞台に、退屈することなく読めた。
ロザリーは報われて良かった。
これまでの苦労分も、アラートン夫人に -
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Posted by ブクログ
「自分は正しい」という善意が、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまう。そして、自分では正しいと思っているからこそ、そのことになかなか気づけない。本作が描いているのは、そんな「無意識の罪」の怖さなのだと感じた。
ジョーンは、偶然砂漠で家族から離れて一人になることで、これまでの人生を振り返り、自分が良い妻・良い母としてしてきたことが、実は家族の気持ちを無視していたのではないかと気づいていく。しかし家族のもとへ戻ると、結局また「自分は正しかった」という元の考え方へ戻ってしまう。
人は何かに気づいたからといって、物語のようにきれいに変われるとは限らない。この現実的で救いきらない結末に、本作の静か -