アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 満潮に乗って

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    ポアロはプロローグから登場するけど殺人が起きるまでがけっこう長い
    それまではロマンスと人間ドラマがおもしろいから読むのには飽きなかった
    ヒロインのリンのキャラクターに感情移入できるかによってラストの評価は別れそう

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    2025年11月17日
  • ホロー荘の殺人

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    クセの強い女性たちが各々に荒ぶっていておもしろかった。男性たちの影が薄すぎ。笑
    さすがのポアロもそんな女性たちに飲み込まれそうに見えたけど、そこはさすがの名探偵。
    グレンジ警部なんて途中から消えてしまった。笑

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    2025年11月16日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    初アガサ・クリスティ

    この主人公は長年何をしてきたんだろうかと……

    人の言葉や思いにずーーーーっと向き合わずにきたジョーン
    そのつけがラストにきてる

    自分勝手な幸福論を押し付けてきた結果、きっと誰にも幸せを願われずにいくんだろうな

    子供のために主人のために

    その奥にあるのは変化を恐れる自分のため

    なんてプア・リトル・ジョーン

    勇気を持ち合わせないプア・リトル・ジョーン

    せっかくの回心のチャンスを与えられたというのに

    最後のエピローグの最後の一文

    一番愛している人間にそんなことを思われているとは

    なんて哀れなプア・リトル・ジョーン

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    2025年11月16日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    ポアロシリーズ ③

    大富豪のロジャー・アクロイドが刺殺される。
    ロジャーの友人であるジェイムズ・シェパード医師と、私立探偵を引退し、からまつ荘でカボチャ作りにいそしむポアロ(ただし、カボチャ作りには飽き飽き)が捜査に乗り出す

    これも、ですが約100年前に書かれたってことが、すごいなぁ。面白いもの。

    ロジャー・アクロイドの死で利益を得る者。謎の人物。ワクワクします。
    風のように広がる村の人々の噂話。詮索が好きだけど人がいいキャロライン。クスッとしてしまう。

    ジェイムズ・シェパード医師が書く、この事件についての手記の最後の言葉が大好きです。

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    2025年11月16日
  • 春にして君を離れ

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     おそらくは世界で一番有名なミステリ作家、アガサ・クリスティ。彼女のノン・ミステリ作品で、しかも彼女の書いた物語の中で1、2を争う傑作であるという下馬評はずっと前から知っていた。ずっと手に取らなかったのは、クリスティのミステリ以外の部分、ちょっと気取ったような繊細な心理的なやりとりの部分が面倒だったからだ。ただ、最近クリスティのミステリを読むと、そういう部分が少しおもしろく感じられて(大人になったのかもしれない)、よし!とおもむろに手に取ったのである。

     最初は少し退屈だった。何よりも主人公の語り口調というかキャラクターが妙に鼻について、「ああ、嫌いな方のクリスティだな」と思った。が、読み進

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    2025年11月16日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    ポアロシリーズは初読だったが、楽しめた。最後まで犯人像が絞り込めず、ハラハラした。昔に書かれた作品だが、現代の推理小説に大きな影響を与えていることを実感した。

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    2025年11月15日
  • 春にして君を離れ

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    何もかもに恵まれ、妻として母として人間として素晴らしい人生を送ってきた…と自分では思っている主人公のジョーン・スカダモア。
    第二次世界大戦前のイギリスで何不自由なく暮らしていたが、家族に多少の不満は持っていた。
    バグダッドで暮らす末娘家族を助けるために出かけた帰り、鉄道の不通で数日間一人の時間を過ごす。
    いつも忙しく生活を送っていた彼女が自分や家族を顧みた時、ある事に気付かされる。
    自分の至らなさに気付き、帰宅してすぐに夫に謝ろうとしたものの、帰宅した時にはその思いは消えていた。
    何もかも自分が正しく、周りの人を正さなければ、と思うタイプの人ジョーン。
    なぜ周りの人はそれを指摘しないのだろう?

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    2025年11月15日
  • 三幕の殺人

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    ネタバレ

    オリエント急行からの今作品。名作に次ぐ名作、脱帽です...
    毎回ちゃんと「まさか!」と騙されてしまうが、今回もご多分にもれず。最後のポアロの語りには、現実の時間を完全に忘れさせられ、薄暗いホテルの一室でのポアロの語りに、驚愕と興奮をもって耳を傾ける聴衆になってしまった。
    ポアロシリーズの犯人たちのサイコパス具合には毎度毎度度肝を抜かれるが、今作もなかなかのもの。恋愛感情が人を三人も殺させてしまう動機になるなんて。恐ろしい。そこに目を向けてこんな物語をつくってしまうアガサ、やはり恐ろしい。

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    2025年11月13日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    今読むと、こういう感じね。となるが当時はかなり衝撃的だったのではないかと思う。
    犯人も予想しやすいのだが、それでも面白いのはすごいと思う。

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    2025年11月13日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    ABCの頭文字の入っている人が、その頭文字で始まる地名で順番通りに殺害される。ポアロへの挑戦状のような手紙も送られていて、狂気の人の犯行として捜査は始まる。

    殆どはヘイスティングスの語り口調なのだが、ヘイスティングスの知らぬところで犯人らしき人物の怪しい動きが書かれていて、ポアロシリーズではあまり見かけないし、全く繋がりの無さそうな人の連続殺人というのもシリーズではめずらしい。

    この中でポアロが犯人に対して最も怒りをあらわにしたのは、殺人そのものではなく、その犯行を無実の、精神的弱者のやったことにしようとしたこと。
    作品の中盤でも、それでも無実の人間が疑われるよりは進展が無い方がまだまし、

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    2025年11月13日
  • アクロイド殺し

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    当時としては、型破りな推理小説だったのだろうか。解説を読んでいると、冒頭から手のひらの上だったんだなと思う。
    釈然としなかったので2回読んだが、確かによくできているミステリーだった。
    最近のミステリーも(このミスとか、)犯人を意外な人にしたかったら、ここまで緻密に書いてほしい。

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    2025年11月13日
  • そして誰もいなくなった

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    現代のミステリー作家の多くに影響を与え、他作家のミステリー小説の帯や紹介等で、今でも度々名前が出る小説。やっと読む事が出来た。

    内容は今まで私が読んできた小説と状況は似た様な物。
    むしろ、私が読んできた物の元祖と言われてるからそうなのかもしれない。
    話のテンポ感や文章の読み易さは凄い。
    登場人物が海外の名前なので、私自身の憶えにくさはあれどそれでも読み易い!
    そして次の犠牲者の亡くなり方のヒントはあれど、どの様に事件を起こすのか、それをワクワクしながら次々に読んでしまう。
    かなり細かく区切られながら語り手の視点が変わり、其々の焦りや他の者に対する感情を見るのも楽しかった。

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    2025年11月12日
  • ポアロ登場

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    ドラマ版『名探偵ポワロ』の吹き替え版を先に視聴していたので違いが楽しめた。バラエティに富んでいるが案外コナン・ドイルのトリックをクリスティ風にアレンジしていたりとシャーロック・ホームズの影響も伺える。個人的には長編の方が面白いが本短編集ではヘイスティングとの仲が良いんだが悪いんだかの友情が素敵。
    なおタイトルからするとこれが初登場っぽいがポワロの初登場は『スタイルズ荘の怪事件』なので注意されたい。

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    2025年11月11日
  • 火曜クラブ

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    「ミス・マープルと13の謎【新訳版】」 (創元推理文庫)のハヤカワ文庫版。ちなみにこっちの方が出版が早い。でも私は先に創元推理文庫版で読んだ、のだが気が付かなかった。
    どこかで読んだことある気がするなぁって思ったんだよなぁ…笑

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    2025年11月11日
  • 青列車の秘密

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    ドラマ版で富豪の秘書の年齢が気になってたけど
    やっぱり原作は若かった
    ヒロインのキャサリン・グレーがとても素敵でした
    自分の気持ちを抑えて生きてきたのが
    よく分かる描写は素晴らしかった!
    ポアロの人を見る目と誰のことも信じない観察眼がすごい
    原作の方が人物関係がごちゃごちゃして面白かった

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    2025年11月10日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    犯人がわかった瞬間は、そうなの!?ってなった。
    どんでん返しとは違う驚きで素直に面白かった。
    この作品が105年前の作品ということが何よりもすごい。

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    2025年11月08日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    ポアロが主人公のアガサ作品の第2幕。
    時代背景などを感じさせない情景を思い起こさせる書き方が面白さを際立たせる。
    少々内容を書くとポアロのモナミ(親友)ヘイスティングスは少し間が抜けているのか純情に一途である事で物語を迷走させる箇所も面白い。

    今作では、ポアロを打ち負かそうとジローが出てくるが、敵う訳もなく大口を叩いて退散すると言う。

    そんな中で起こるミステリーが展開されていく。
    読んでいく中で少し地理的な事も必要になるが、それはさておきストリートと謎解きに関しては現代の作家では思いもつかない発想で読者を迷走へと誘いながら最後にはすっと落ちどころを持ってくる読み手にとってはこの上ない爽快感

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    2025年11月07日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    そして誰もいなくなった以来2作目のアガサ・クリスティ。
    こういう古い小説を読むと今の小説とは違う点があって面白い。1番感じたのは、何回も刺してるから女の犯行だ、とかイギリス人だからこう、イタリア人だからこう、みたいな感じのセリフ回し。今の時代はこういう偏見にセンシティブだからその時代ならではの物を感じられた。
    もちろん事件の方も面白かった。一見バラバラに見える乗客の関係性が繋がって真相に辿り着くのが気持ち良くてスッキリした。全員が犯人だっていうのは度肝抜かれた。昔のものだけど斬新で新鮮だと思った。その時代に描かれたものが今読んでも衝撃を与えてくれるのは本当にすごい。
    終わり方も良くて面白かった

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    2025年11月06日
  • 春にして君を離れ

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    読ませたい人間が何人かいる
    俺自身もその1人で、見につまされる部分もある

    自分を客観的にみる方法を知りたい。

    ど名作。教科書に載るべき。

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    2025年11月06日
  • リスタデール卿の謎

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    どんな謎やミステリーに展開するんだろうとわくわくして読んでいたら、最後は、「あら、そういうこと亅って感じの話で成り立っている印象を受けました。でも、どの話も面白かったです。

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    2025年11月06日