アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭、ポアロが浜辺で日光浴する人達について『死体が並んでるみたい』の発言、後になってこれが効いてくるとは驚きました。
被害者のアリーナは、「ナイルに死す」のリネットを彷彿とさせるような、あまり好かれる性格ではない美女でした。ただリネットと違って、狙った男性の視線を自分に向けるのが上手いタイプかと思いきや、実は男性に上手いこと騙されてしまう側の女性であることが最後の最後で分かって、かなり意外でした。アリーナはなんだか少し可哀想な女性だったのかも、と切なくなりました。そういえば、リネットは賢く慎重な女性でしたが、本当の意味での自分の理解者がいるのかと苦悩していたのを思い出しました。ステレオタイプの嫌な女という記号的な描写でなく、それぞれに違う一面をキャラクターに持たせるのは、流石アガサクリスティだなと感じました。
それにしてもレッドファン夫妻の犯行、手慣れすぎて少しリスキーすぎる気がしました。
浮気、不倫された側の女性のことを可哀想だと思って、犯人から除外して考えていましたが、ナイルに死すのジャクリーンといい、今作のクリスチンといい、強かな女達だな…。クリスティ作品のサレ女達は信用ならない…。
リンダ生きてて良かった!お父さんと、ロザモンドと穏やかに暮らせそうで良かった! -
Posted by ブクログ
ポワロシリーズはスーシェの映画やドラマを映像で見たことはありますが、本で読むのは初めてでした!とても読みやすくて直ぐに読んでしまいました。
私は今エジプト旅行中です。
ナイル川をクルーズして過ごす最中に読む本はどれがいいだろうと考え、ナイルに死すを選びました。
訪れる場所や船内、クルーズを共にする仲間は物語の中とはもちろん違うけれど、
船内の揺れやナイル川を流れる川の音、朝と夜の涼しい風、真昼の天高い太陽、全てを感じながらの読書でした。
とても良い読書であり、経験になりました。
お話自体は最後がすこし、悲しくはありますが、無事に物語が完結したこと、幸せになれた人たちがいることに安心を覚えて、私のナイル川クルーズとエジプト旅行もカーテンを引こうと思います。
一からポワロシリーズは読んでみようという気になりました! -
Posted by ブクログ
アガサクリスティーの作品は昔からちょこちょこ読んでいたが、ポアロをシリーズ物として1から読んだことがないと思い、ポアロ初登場である今作を読んだ。
ポアロが少様子のおかしい一線を退いたおじいさんのように描かれていて、私が覚えているポアロ像と少し異なっていた(偏屈で頑固なところは変わらないが)。
内容はミステリーとしてしっかり読み応えがあり、犯人を推理しながら面白く読むことができた。
アガサ作品を読むたびに思うが、時代や国が違うので設定に戸惑うことが多く、また翻訳なので理解に時間がかかってしまう。
ポアロ作品を読み終えたときに、少しは理解度が上がっていたら嬉しい。 -
Posted by ブクログ
原題が『The Mystery of the Blue Train』という事で、正にブルトレの秘密です。
エルキュール・ポワロのシリーズをいくつか読んでみてわかったのが、シャーロック・ホームズの場合は、自分の所に事件の解決を求める依頼人がやってくるという形態であるのに対して、エルキュール・ポワロの場合は、たまたまその場に居合わせたとかいう形態が多く、明確な依頼人という存在が居ないという事も少なく無いんですね。これは、不勉強でした。
それと、ポワロは常にヘイスティングスと一緒にいるわけではないという事も知りました。むしろ、一人で行動している事の方が多いのかもしれません。
昔から読み継がれる作品って、面白いです。 -
購入済み
なるほど
叙述トリック作品のオススメでたびたび見かけて気になり、このたび読了。
犯人は知らずに読みましたが、わりと序盤から違和感があって怪しいな?と思っていた人が犯人でした。でもこれ、叙述トリックが浸透していない時代に読んでたらかなりの衝撃だったでしょうね。
作中でやけに女性心理に明るいなと感じていたら、そうでした作者はクリスティ女史。
今も昔も、日本でもイギリスでも女性の思うところは共通してるんだなぁと感心しました。(なんの感想?)