アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    灰色の脳細胞名探偵ポアロの活躍を書いた一冊

    極秘書類を託したいとの依頼を受け、依頼人のもとに向かったポアロを待っていたのは、依頼人サー・エイモリーの変わり果てた姿だった。
    犯人探しと共に、行方不明となった極秘書類の在り処も探すこととなったポアロ。

    イギリスでありながら、紅茶ではなくブラックコーヒーというあたりで、ある程度あらましが分かりそうですが・・・。

    戯曲の小説化ということで、基本的に大きな場面転換はありません。
    それ故、他の作品よりも個々の登場人物の動き、それに伴う心理の変化を想像すると、さらにこの作品を楽しめると感じました。
    事件発生の様子を思い返しながら、灰色の脳細胞と共にコーヒーの如く漆黒の謎を楽しんでください。

    0
    2015年03月29日
  • メソポタミヤの殺人

    Posted by ブクログ

    舞台が今までにないところで新しい。トリックも言われてしまえばそんな物かと思うが、やっぱり言われなければわからない。犯人の意外性や被害者を取り巻く人間関係はやはりクリスティらしく面白かった。

    0
    2015年02月14日
  • パーカー・パイン登場

    Posted by ブクログ

    探偵ではなく心の専門医というパーカー・パイン。優れた分類能力で人々の悩みを解決。
    全部で12編の短編集。オフィスで引き受けた6話と休暇中の旅先で関わることになった6話。
    ポアロでも登場するミス・レモンとオリヴァ夫人も登場していてびっくり。
    たまに失敗もあったりしてそこも面白かった。

    0
    2015年01月31日
  • ポケットにライ麦を

    Posted by ブクログ

    マープル第六作”A Pocket Full of Rye”
    毒殺された実業家のポケットの中に入っていたライ麦。
    続けて殺された夫人、そしてメイド。

    ラストのマープルに宛てた手紙が切ない。

    0
    2014年11月29日
  • 愛の探偵たち

    Posted by ブクログ

    マウストラップの舞台を観てから読みました。犯人わかってるけれど面白いです。短編だから通勤中に飽きずに楽しめます。

    0
    2014年11月24日
  • 満潮に乗って

    Posted by ブクログ

    大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。
    戦後、後ろ盾としてのゴードンを失った弁護士や医師らクロード家の人々は、まとまった金の必要に迫られ窮地に立たされていた。
    “あの未亡人さえいなければ”
    一族の思いが憎しみへと変わった時・・・戦争が生んだ心の闇をポアロが暴く。
    (当書裏表紙あらすじより)

    解説を読んで初めて知ったんですが、クリスティー作品の中後期には本作のようなタイプが幾つかあるんだそうです。
    クリスティー作品の超有名作品「ナイルに死す」もそのタイプに入るそうで、そのタイプとは「ドラマ性の高いミステリー」なのだそうです。
    曰く、「事件がなかなか起きない」「事件に関わる人々の物語が詳しく書かれている」というものなのだそうです。
    実際、本作は冒頭にポアロが少しだけ出てきて以降、半分をクロード家の人々の状況や遺産を相続した兄妹の事をつらつらと描写することに費やしています。
    「誰かが殺されてドラマが始まる」にではなく、「様々な問題を抱えた登場人物たちの誰が犠牲になり、そして誰が犯人なのか」という読み方が出来る作風とも言えるそうです。
    なるほど、そういう読み方をすると全然違った感じになりそうです。

    こういったことを全く知らずに読み始めたので、なかなか事件が起きないなぁ、と感じながら読んでいました。
    だから前半は読むスピードが遅かったんですが、事件が起きてからは一気でした(笑)
    え、こいつが犠牲者になるのか!
    絶対犯人と思ってたけど違うの?
    おっと、そうくるのかぁ!!
    と、事件の謎解きでは見事にヤラれました(^^ゞ
    読み直してみたくなる作品、ということで星4つにしました♪

    0
    2021年09月21日
  • 予告殺人

    Posted by ブクログ

    マープル第四作"A Murder is Announced"。
    ローカル誌に掲載された殺人予告。
    そしてその予告通りに事件が起きてしまう。

    最後まで騙された。
    途中なんとなく読み過ごしていたけれども、
    読み返すと確かに疑わしいのだ。
    後から読んでちゃんと納得できるのは良い。

    そしてドラ、ミッチー、バンチといい、
    個性的な女性脇役が良い味を出している。

    ただ少し話が長いとは思う。

    0
    2014年09月29日
  • アクロイド殺人事件

    購入済み

    なかなかです

    大ドンデン返しというやつです。
    その後も幾つの小説がこの展開を援用していますが、やはりオリジナルには独特の迫力を感じます

    0
    2014年09月14日
  • ポケットにライ麦を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミス・マープルシリーズ第6弾。
    今回はマープルの家で教育した若いメイドが事件の中で殺されていたことから怒りに燃えたマープルが登場する。そのせいかいつも以上に警察に協力しているし活動的な雰囲気。
    被害者の死に方は歌に合わせたもの…というところからああいう風になるとは。
    ラストのマープルには普段からは窺えないあんなに熱い人だったんだと感じた。後の「復讐の女神」はマープル自体のことかなと勝手に推測。

    0
    2014年08月02日
  • 予告殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはりクリスティーはミステリーの女王だった、としみじみ感じました。
    ドタバタ?風に始まって連続殺人も起き展開の素晴らしさ。
    一気読みでした。

    0
    2014年07月22日
  • メソポタミヤの殺人

    Posted by ブクログ

    アガサクリスティーのポアロシリーズ。
    中近東を舞台に事件が起こる。ポアロの世界観のある、とても読みやすい一冊。それぞれの人間観察をしながら読むと面白いかも。

    0
    2014年03月15日
  • 予告殺人

    Posted by ブクログ

    奇抜なタイトル、犯人設定、得意の電気系統…クリスティらしさを感じる作品です。登場人物と台詞が非常に多い。クラドック警部の手がかりに導かれるくだりの運命的なところなど、こういうの有るかもと思います。違和感、引っかかりなどから謎がほつれていく…。そしてマープルはクリスティの分身なのかな、とも思えます。
    それにしてもクリスティは挑戦的な作品が多いですね。手品師は客に挑戦するな、と言われていますが。

    0
    2014年03月14日
  • 秘密機関

    Posted by ブクログ

    20代前半のトミーとタペンスの冒険・推理・ロマンス小説。本格ミステリーというよりも少年少女向きな感もあるが、とても面白い。英国娘タペンスは元従軍看護士で、無鉄砲な冒険好き。一方のトミーはいかにも英国青年らしい沈着な元士官。久しぶりに出逢った幼馴染の貧乏者同士は、「ヤング・アドベンチャラーズ」という会社で新聞広告を出そうとし、スリリングな冒険が始まる。また、謎解きでは結局クリスティーの術中にはまってしまった。

    0
    2014年02月11日
  • クリスマス・プディングの冒険

    Posted by ブクログ

    100ページから50ページの短編6篇(ポアロ5篇、ミス・マープル1篇)が収めてある。探偵小説や推理小説にありがちなスリリングな展開やハラハラする感情からは少し遠い小説である。本書はクリスティーの特質か、劇的要素を抑えて、事件が淡々と進んでゆく。しかし、この小説の面白いところは、事件に隠された「なぜ」が巧妙に筋だてられ読者に少しずつ開示されてゆくところだと思う。論理的な構成に、なぜ、なぜ、の気持ちを持ち続けたまま読んでゆき、思いがけない謎解きと結末を迎える。そこが面白い。

    0
    2013年12月05日
  • ブラック・コーヒー

    Posted by ブクログ

    戯曲「ブラック・コーヒー」と「評決」の2編収録。

    「ブラック・コーヒー」
    資産家の息子。その嫁。嫁に付き纏う男。詮索好きの叔母。
    そして資産家が殺された。絡まる動機と疑心暗鬼。
    核爆発の方程式を巡る国際スパイの暗闘。
    人物の心理描写をスキャンダラスに描くアガサ十八番の展開。
    勧善懲悪、無敵のポワロ。クリスティ初のオリジナル戯曲。

    「評決」
    自ら傷付いても慈悲の心を優先させる学者。
    学者と運命を共にする三人の女性。
    慈悲の心は多くの不幸を引き起こすのか。

    あなたは自分が信じられることはどんどんやります。
    その結果他の人がどうなろうとお構いなしです。
    あなたを愛しています。でも愛だけでは充分ではありません。
    私は私のようにごく普通の人を見つけます。

    私は、愛する者に苦しみをもたらすような男だったのか。

    なぜ帰ってきたんだね。

    私がおばかさんだからよ。

    0
    2013年11月15日
  • メソポタミヤの殺人

    Posted by ブクログ

    考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込みます。
    さらにルイーズは寝室で奇怪な人物を目撃したと証言しました。
    しかし、それらは不可思議な殺人事件への序曲に過ぎませんでした・・・。
    過去から襲い来る悪夢の正体をポワロは暴くことが出来るのか?
    中近東を舞台にしたクリスティ作品の最高傑作。―解説:春日 春樹 より

    話はひとりの看護婦エイミー・レザランのレポート形式で綴られます。
    遺跡発掘現場で働く様々な人間達。
    彼らはエリック・ライドナー博士をリーダーに家族のような雰囲気でした。
    しかし今年の調査隊には奇妙な緊迫した空気が漂っていました。何故か?

    この緊迫した空気は、物語のほぼ前半を支配し読者をも不安な気持ちにさせます。
    生意気な小娘、人の心を弄ぶお嬢様育ちの女性、翻弄される男達。
    殺人予告の脅迫状、怪しい人影・・・。

    ついに殺人事件が起きます。何人もの容疑者は誰もが決定打に欠けます。
    謎が煮詰まり、半ばお手上げ状態となった所で、満を持して名探偵ポワロが登場します。
    ここから後半は、事件と人間関係の謎が解明されていくストレス解消のスタートです。

    なるほど結局そういうことか・・・。気になる人物達も収まる処に収まって、
    更にはオリエント急行殺人事件への期待も抱いて気持ちよく本を閉じました。
    アガサの生涯の伴侶 考古学者マックス・アローワンとの出会いが生んだ記念の一冊。

    0
    2013年11月15日
  • 検察側の証人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画「情婦」を観た後で原作を読む。やっぱ法廷のシーンは映像の方が迫力がある。それだけビリー・ワイルダーが原作に忠実に作ったってことか。


    2022.05.08
    久しぶりの再読。
    やっぱり最後のどんでん返しは、わかっていてもハラハラドキドキ。面白かったー!

    0
    2013年11月26日
  • 予告殺人

    Posted by ブクログ

    アガサ・クリスティーの長編で、登場探偵はマープル。

    ある朝、イギリス田舎ののどかな村、チッピング・クレグホーンでは、いつものように地方紙「ギャゼット」が配達されていた。いつものように新聞を読んだ村人は仰天した。広告欄に、殺人の予告が載せられていたのだ。予告通り、6時半に、指定された家に集まる村人たち。誰もが悪ふざけだと考えていたが、事件は本当に起こった。たまたま村に滞在していたミス・マープルが持ち前の好奇心から調査を開始する。

    伏線の巧みさと、村ののどかさが印象に残る作品。特にある伏線については、途中で何度も言及されているにもかかわらず完全に読み飛ばしてしまっていた。もっと気をつけて読むべきだった。

    クリスティ作品の例に漏れず、登場人物は脇役に至るまで個性的。中でも、被害妄想気味な移民メイドのミッチーがいい味を出している。雇いたくはないけど。

    0
    2013年09月09日
  • メソポタミヤの殺人

    Posted by ブクログ

    遺跡チームの宿舎で起きる殺人事件。途中からぐんぐん面白くなった。犯人かなと思った人も殺され予想もつかない真犯人だった。そして誰もいなくなった ABC殺人事件ほどではないが読ませる力はさすがクリスティと思う
    。

    0
    2013年08月21日
  • アクナーテン

    Posted by ブクログ

    古代エジプトを舞台にした戯曲。
    ミステリではなく、有名な王アクナーテンの生涯のポイントを描いたもの。

    多神教が信じられていた古代エジプト。
    中でもアメン神殿が王をしのぎかねないほどの大きな勢力を持っていた。
    アクナーテンの母である王妃ティイは、神官の横暴に不信を抱きつつも権力を守るために神殿と結びつき、息子の純粋さを心配しているところから始まります。
    軍人のホルエムヘブは信仰心は薄く現実的でまったく違うタイプだが、まじめさに通じるところがあり、アクナーテンは親友と思うほどになる。

    王位についたアクナーテンは、太陽神であるアテンのみを信じる一神教とし、遷都して芸術家を集め、皆が愛し合う平和で美しい都を築こうとする。
    外敵に襲われた属国や友邦に援軍を送ることを拒み、大罪人も厳罰を与えずに穏やかに反省させようとするアクナーテン。
    エジプトは混乱し、次第に衰退していく。
    美しい王妃ネフェルティティは夫を愛し続けるが、夫の宗教観を理解はしきれない。
    貴族の少年ツタンカーテン(後のツタンカーメン)はネフェルティティの次女と結婚し、後継者となるのだが。
    忠実だったホエルムヘブはついに耐え切れなくなり、王の暗殺を決意。
    ネフェルティティの姉妹は野心家でホルエムヘブの妻となることを選び、後に王妃となるのだった‥

    ホルエムヘブが軍人から王になったのは史実で、第18王朝の最後の王。
    アテン神信仰を異端としてアクナーテンら4代の事績を抹消したため、正確なことがわからないんですね。
    そのあたり、空想を膨らます余地もあるという。

    アクナーテンは一神教をおこしたことでキリスト教社会では人気があるそう。なるほど。
    紀元前1350~1334年頃の在位。
    キリストの早すぎた先駆者といったところでしょうか。
    (日本人にとっては、多神教を信じる庶民感覚もわかる気がするんだけど)
    この時代についてはクリスチャン・ジャックの「光の王妃 アンケセナーメン」が詳しく、面白いですよ。アンケセナーメンは少年王ツタンカーメンの妃になった王女です。

    アガサ・クリスティは考古学者マックス・マローワンと1930年に再婚。
    この作品は1937年に執筆されていたが未発表で、1973年に刊行された。
    気に入っている作品だそう。
    個性豊かな歴史上の人物をいきいきと描き出した筆致は乗っていて、気に入っていたのはわかる気がします。

    0
    2013年07月03日