アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • エッジウェア卿の死

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    アガサ、ポアロ、7作目。福島正実訳
    物語の最序盤、アメリカの女優カーロッタ・アダムズの《人物模写》、モノマネのシーンから始まって、さすがにここにトリックの匂いがプンプンしてはいましたが、でも途中犯人候補が増えていき、絞れぬまま、そう来たかーと結局最後にやっぱり唸るハメになりました。

    離婚を望んでいる女優ジェーン・ウィルキンスンの夫エッジウェア卿が自宅で殺された。妻ジェーンは事件当夜、屋敷での目撃証言があるのだが、一方でその時刻に鉄壁のアリバイがあった。。

    真相に迫る中、ポアロが自分を騙そうとした俳優ブライアン・マーティンに罪の報いを与えたシーンはすごい人間臭いなぁと意外や意外でした。完璧人

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    2026年04月06日
  • 火曜クラブ

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    ネタバレ

    13編の短編集

    各々が、真相を知る事件について語り、話を聞いた人たちで推理をし、真相を当てる火曜クラブ。

    参加者は、警視総監や弁護士、牧師に医師に作家に画家と、人の行動や心理に詳しい職業。
    それでもみんなが真相の解明に苦戦する中、ミス・マープルは淑女らしく慎み深く全てを明らかにしていく。
    編み物の目を数えながら、セント・メアリ・ミードの誰かを思い出しながら。

    マープルの鋭い目の付け所と、鮮やかな解決が爽快なのと、マープルの甥のレイモンドへの温かくも甥っ子には少し耳が痛い指摘がなんとも微笑ましい。

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    2026年04月06日
  • オリエント急行の殺人

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    アガサ・クリスティの作品、初めて読みました。
    今までにないミステリー作品だと思います。
    面白かったです。

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    2026年04月06日
  • ゼロ時間へ

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    「ゼロ時間へ」。なんてワクワクするタイトルでしょうか。まるでSF小説のような。
    殺人が起きるその瞬間をゼロ時間として、物語りはそこに至るまでの人間模様がとても丁寧に描かれていて、このような展開の作品は意外と少ないかもしれません。
    この先に必ず殺人がおきるとわかっているので誰が犯人なのかを疑いながら読んでいたのですが、出てくる人が皆怪しくて。どのような展開になるのか全くわかりませんでした。
    そして本作では名探偵が不在で、バトル警視が捜査にあたるのですが、クリスティー作品で名探偵不在というのも新鮮でした。

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    2026年04月05日
  • オリエント急行の殺人

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    著名な作家さんと知りつつも、この人の作品を読んだことがなかったので、よく名を聞くオリエント急行の殺人を読んでみることにした。
    洋書の和訳は読みにくいことも多いが、この本はとても読みやすいと思う。

    淡々と検証が進んでいく。驚くような展開はない。
    ただし、真相を除いて。

    まさかこのようなオチになるとは。
    自分でも読みながら推理してみたが、この展開は想像できなかった。
    確かに名作と言われるのも頷ける。

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    2026年04月05日
  • 殺人は容易だ

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    ポワロでもマープルでもなく、ルーク。
    誰やねんと思って読み始めましたが、さすが素人探偵。思い込み強いし、軽率すぎ!
    ちがうちがう!と思いながら読みました。楽しかった〜

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    2026年04月02日
  • パディントン発4時50分

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    やっぱり、名作というだけの事はありますね。ミステリーの醍醐味に、一番怪しそうな人物が実は全然犯人では無く、人畜無害そうな人物が犯人であるという事がありますが、この作品はそれを地で行っています。

    それと、その謎解きの話に至る事柄として、誰も信じてはくれない、走行中の電車の車窓から一周見かけたことが、実は重大な事件であるという事をミス・マープルが見破って、ちゃんと事件が存在していることを示してから謎解きに入るという流れも良いです。

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    2026年03月31日
  • 火曜クラブ

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    少し駆け足で読んでしまった感は否めないですが、どれもおもしろくとても印象的でした。
    個人的には『バンガロー事件』と『溺死』こそマープルなんじゃないかなぁと勝手に納得してしまったかもしれません。
    ただただあの観察力と洞察力…もとい思考が欲しいと思っちゃいます。

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    2026年03月29日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    アガサ・クリスティーの作品に出てくるのは、エルキュール・ポワロだけではありません。こちらのミス・マープルもいますね。ってか、一人の作家が、複数の探偵を描くのって、他にあるんですかね?アガサ・クリスティー以外の作家はあまり聞かない気がします。以前からこの作品のタイトルは知っていたのですが、何故か今まで読んでいませんでした。

    なるほどね。童謡に沿った形で事件が起きていくという設定の作品はほかにもたくさんありますが、これは、その嚆矢とも言えるのではないでしょうか。もっとも、作中で意外に早い時期に、事件の順番が童謡通りではない事が判ってしまうんですけどね。

    あと、ミス・マープルで特徴?なのが、シャ

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    2026年03月26日
  • 三幕の殺人

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    ネタバレ

    いやはや今作のクリスティーは「舞台上における照明係的立ち位置(脇役)に配した探偵の有効な魅せ方」とかそんなお題でこの作品を書いたのではあるまいな(笑)と思うほど、ポアロを外して、あくまで主眼は素人探偵を中心に話を進めている。

    むか〜し、昔に読んだ確かミス・マープルものだったと思う作品でめっちゃマープルさんが出てこなくて恐ろしくつまらなかった気がする(うろ覚え…そのうち読み直したい)作品よりはポアロさん登場してる気がしたので、そこはちょっと謎にほっとしたりして可笑しみもあったかな、と。

    最初の登場シーンの描写が「しかしいまここにいるエルキュール・ポアロの目には輝きがなかった。心配そうで、少し

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    2026年03月24日
  • ブラック・コーヒー

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    よかったです!

    舞台を観るのも好きなので、戯曲も好き。
    舞台装置の指示もうれしい。

    2つともストーリーにさほどパンチはないですが、それぞれ楽しめました。

    ブラックコーヒーはポアロさんが出てるので、TVシリーズを思い浮かべながら楽しみました。
    こちらは犯人はともかく、誰もが怪しいという話の展開が良かったです。

    評決は、とても良いエンディングでした。
    だって、現実なら、ライザは死刑ですよ…個人的にラブ絡みのサスペンスは好きなので、推理不要の展開はコロンボシリーズ的でよかった。
    ヘレンは、絵に描いたわかりやすい今も昔も変わらず存在する、金持ちで自信家の若い女性。実際にそういうヒトたちは、そう

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    2026年03月30日
  • カーテン

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    ラストの「エルキュール・ポアロの手記」のインパクトが強すぎて読後の感情が全部そこに引っ張られる。
    「スタイルズ荘」で「ヘイスティングズ」と共に「ポアロ自身が決着をつける」といった要素達が、ポアロ最後の事件として完璧すぎて感服してしまった。
    そして暗鬱さの残る終わり方がまた衝撃と共に心に残り続けそう。

    クリスティー作品でこれまでたくさん騙されてきた「視点人物を利用したトリック」に、今回もまた気持ち良くハマってしまった。
    特に今作は、犯人も動機もトリックも何ひとつそれらしい予想が全くできなかったので、全ての謎が解き明かされた時の気持ち良さ、加えて今回は陰鬱な感情もひとしおだった。
    全ての真相を知

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    2026年03月22日
  • 愛の探偵たち

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    このところわりとヘビーな作品が続いたので、ここらで安心と信頼のクリスティーを。
    クリスティーの短編集はかなりあっさりな作品が多いのですが、これは短いながらもそれぞれの探偵たちのキャラの魅力が存分に発揮されており、読み応え◎な一冊でした(⁠^⁠^⁠)

    収録されているのはノンシリーズ1編、マープルもの4編、ポアロもの2編、そしてクィン氏1編。『謎のクィン氏』は未読なため、彼とはお初になります。
    マープルものはいずれも、セント・メアリ・ミード村の魅力爆発!という感じで(褒め言葉)、なんとも微笑ましく読ませてもらいました。特に「申し分のないメイド」で、かつて仕込んだメイドのために奮闘するマープルさん

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    2026年03月22日
  • 死との約束

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    ネタバレ

    前半はミステリーというより問題のある家族とそこから若者たちをどうにか救い上げようとするサラの物語としてそれなりにのめり込んだ。
    ただそこからペトラのキャンプに舞台が移ると、自分の経験と想像力と知識の無さのせいでいまいちそこの情景が浮かんでこなく、画を浮かべながら読書する自分にとってはちょっと辛かった。

    それでもこの話好きだなーと感じたのはポアロによる尋問と謎解きが始まってから。
    アクロイド殺しのように全ての容疑者が嘘をついているけど、そのほとんどが家族の誰かを疑いながらも庇うために嘘をついていたというのがストーリーとして美しいし、はまらなかったパズルが埋まっていくような爽快感もあり素晴らしい

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    2026年03月21日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    アガサクリスティの本はまだ4~5冊しか読んでいないけれど、人物描写が巧み。見事に騙されるというのか、裏切られるというのか。本書もまさしくそうで、これもまた大どんでん返し。犯人はあの人だとミス・マープルは断言するのだけど、その立証というのか、事件解決はニール警部に任せて自宅へ帰ってしまう。「そんな中途半端な・・」と思っていたら、1通の手紙がマープルを待っていた。この手紙が何とも切ないけれども、締めくくりにはふさわしい。面白かった。

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    2026年03月20日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    中学生の頃以来のポアロ作品。ヘイスティングズの語りが面白く、彼の今後を見届けたくなった。他の作品にも出てるのかな?犯人の意外性やトリックはとりあえず置いておくとして、被害者や家族の関係など、物語として面白かった。ポアロも思ったより人間味溢れていて、関わった人のその後の人生も考えて、解決してるんだなあと知って、好感がもてた。これがクリスティが今も読み継がれている理由なのかもしれないな。

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    2026年03月15日
  • スリーピング・マーダー

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    ネタバレ

    マープルシリーズで一番最後に発表された作品という事で、中々読む事が出来なかった。ポアロシリーズ最終作の「カーテン」は学生時代学校の図書室に作品があって、知識がないまま読んでしまったが、「スリーピングマーダー」については読んだらいよいよマープルシリーズが終わってしまうという想いもあり中々読むことが出来なかった。
    クリスティ作品が大好きでほとんど作品は読み終えた為、いよいよ今作を手に取った次第だ。

     ミスマープルと若い夫婦の組み合わせはかなり抜群で、過去にもマープルと若い女性を組みあわせた作品がいくつかあり、とても面白い作品になっていた。今回もリード夫妻の無鉄砲な冒険に対し、マープルは心配しなが

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    2026年03月15日
  • 邪悪の家

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    ネタバレ

    自分がすごい! と思ったのは、なんか途中でピンと来て真犯人がわかったからですね!
    とはいえ、マグダラが2人だとは思わなかったよ。そこは意外だった。
    タイトルの「邪悪の家」、原題は知らないけど、「邪悪【な】家」でないのはそういうことか、と思ったり。
    クリスティ作品は多いから、結構読んだつもりでも読んでない作品がこうして出てくるのが楽しいですね。

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    2026年03月11日
  • ヘラクレスの冒険

    A

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    ポアロの短編集です。
    面白かった。
    短編なので読みやすいのは良いけれど
    解き明かすべきポイントに気づけないまま
    読み進めてしまう。
    それでもともかく、どれもみな面白かった。

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    2026年03月09日
  • メソポタミヤの殺人

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    さすがクリスティって言える作品ですね
    前半にそのコミュニティに関わる物語を丁寧に描写しながら伏線を張り、意外な真相に至る
    さすが。

    3159冊
    今年58冊目

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    2026年03月09日