アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • アクロイド殺し

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    アガサ、ポアロ、第3作目。羽田詩津子訳
    読み始めると真相にはやく行き着きたくて一気読み。すぐに結論に持っていきたがるヘイスティングズと似てるかもーと、今回ポアロのセリフ内でしか登場しない友人に心を寄せる。
    今回の語り手は第一発見者の1人である医師シェパード。文章は淡々と事実が羅列まとめられ、今までと違い大人が書いた読み物に感じた。所々引っかかる表現があって、半分くらい読み進めると、姉キャロラインとの会話などからも犯人の目星がなんとなくつき始めてしまった。あー、残念。1人1人容疑者を礼儀正しく排除していく名探偵ポアロに敬意を表する。頭がよくやさしい外国人ポアロに誰もが心を開いていく過程が好き。

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    2025年11月06日
  • そして誰もいなくなった

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    初めて読んだ。クラシックなのに思ったより古臭くなくて(新訳なのでその力が大きそう)、本当に心の底から筋を知らずに初読だってので新鮮に楽しめた。ラストの種明かしは見事だが途中で読者が気づけるような作りでは無かったな。86年も前の小説なので当時の空気が読めて興味深かった。執事に対して誰もがあからさまに見下した態度を取ってる点や女性たちの描写などから時代を感じた。現代のミステリのテクニックからしたらことさらこれが素晴らしいという気にはなれないけども、さすが古典の名作として時代の淘汰に耐えてきただけあって今でも通じる面白さはあった。

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    2025年11月04日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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     女流推理作家が主催するハロウィーン・パーティで少女が殺害され、生前に「私は殺人現場を見たことがある」という爆弾発言をした一方で彼女が虚言癖であることから皆信じていなかったが、徐々に過去の殺人事件との関連性が浮かび上がってくるミステリーで、ポアロが事件関係者達に事情聴取をしていくにつれて真相を解明する仮定や犯人のミスリードが上手くハロウィーンにうってつけの作品だった。

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    2025年11月01日
  • 五匹の子豚

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    ポアロシリーズ、ドラマや映画で見たことありましたが、小説ははじめて読みました。
    ドラマのポアロもとても魅力的ですが、小説の方がずっと面白かったです!
    真犯人がちょっとだけ納得いかなかったですが、伏線の回収やキャラクターの心情描写もすごいし、文章が力強いと感じました。
    他の有名な作品もドラマでしか見たことがないので、今度読んでみようと思います。

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    2025年10月31日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ネタバレ

    とても読みやすくてアッという間に読み終わってしまいました。

    マープルがしきりに子供が気になると言っていたので、てっきり成長した子供が復讐の為にマリーナを狙っていたのだと思いきや……
    上手く誘導されてしまいました。

    一カ所だけ、マリーナの夫が被害者の事を「あの女…」と表現している所があって
    何故なのだろうと思っていたのですが
    すでに夫は知っていたと言う事だったんですね。

    蓋を開けてみればシンプルなのに
    ラストまで謎が解けなくて
    とても楽しめました。

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    2025年10月31日
  • ゴルフ場殺人事件

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    犯人当てとかフェアプレイとかではないがストーリーが二転三転してサービス精神旺盛。あとヘイスティングスがダメ過ぎておもろいし、いいキャラだ。
    スタイルズ荘に続いて最も意識の埒外にいる人物を犯人に据えてどんでん返しを演出する所からは、新人作家クリスティの意気込みが感じられる。

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    2025年10月30日
  • ハロウィーン・パーティ〔新訳版〕

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    面白かった
    スタイルズ荘、オリエント急行、ナイルを読んだが、1番好きだった
    最後の最後まで犯人が絞れず、のめり込んだ
    映画は期待せず、また観ようかなと

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    2025年10月30日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポアロもの。富豪がフランスで殺された事件に挑むポアロ。地元フランスの名刑事との火花散らす対決が面白い。ヘイスティングスの人間臭さが随所に現れていて、ミステリーに色どりを添えている感じがまたいい。

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    2025年10月29日
  • そして誰もいなくなった

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    10人の男女が集まり、1人ずついなくなっていく様子と童謡の歌詞通りに進み、次は誰なのか、気になりながらどんどん読み進めることができた。

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    2025年10月26日
  • 杉の柩

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    ネタバレ

    聴く耳を持つものにとっては、真実同様の価値があります。ときには、真実以上の働きさえします。」 人は嘘をつく。不都合な事実を隠すためであったり、誰かを守るためであったりと理由は様々。それらを紐解くことてポアロは真実を導き出す。一番不利な立場にあったエリノアが最後まで嘘をつかなかったことが、ポアロを最も悩ませていたという仕掛けがとても良い。

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    2025年10月21日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポワロシリーズ2作目。さっぱり面白くなそうなタイトルで期待もしないで読んだが、正直かなり面白かった。ミステリーだけど恋愛モノとしても良い。それより評価したいのは意外な真犯人の狡猾悪辣なるキャラクターでこの点では1作目を超えているように思う。またポワロだけでなくライバル刑事が出てくるのも話が飽きない構成。何より各章の引きが前作同様に上手い。
    ヘイスティング大尉の恋愛模様についてはコナン・ドイルの『4人の署名』のオマージュだろうか。恋に狂って酷い行動の連発だが逆にここまで徹底すると応援したくなる。何気に魅力的な人物。

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    2025年10月21日
  • そして誰もいなくなった

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    十角館の殺人を読んだため、こちらも読みたいと思った。こちらの本もカタカナ名で覚えるのが大変だった(最後まで覚えられてないかも)
    ミステリーはやはりおもしろいなぁ

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    2025年10月21日
  • ABC殺人事件

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    ずっと読みたかった作品!やっと読めた!
    90年前に発売されたとは思えないくらい読み応えがある作品だった。

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    2025年10月18日
  • ホロー荘の殺人

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    ネタバレ

    序盤からドロドロしてたけど、「ヘンリエッタ」と言った言葉の意味を知った時、感動した。
    エドワードとミッジには幸せになってほしい……

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    2025年10月16日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    禿頭口髭小男にして尊大なる名探偵エルキュール・ポワロの初登場にしてアガサ・クリスティーのデビュー作。個人的にはデュパン、ホームズ、ホームズのライヴァルシリーズを経て遂に読み始めた。ワトスン役としてヘイスティング大尉がいたり舞台が館というミステリーのお約束は引き継いでいるが翻訳が良いのか元の構成が良いのか非常に読みやすく、しかも意外な真相というイキナリ面白い。キチンと情報が提示されてフェアな感じで結末まで進むのは現代ミステリー中興の祖といった印象。ツッコむのは野暮だけどヘイスティング大尉の記憶力は何気に尋常ではない。
    ちなみに本書を読む前にドラマ版の方を視聴したが、それでも楽しめた。読後感がスッ

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    2025年10月15日
  • 検察側の証人

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    アガサクリスティは毎回騙されるので今回は騙されないぞ…と思いつつ読んだらやはり騙された。騙されるの楽しい。
    結末は正直スカッとしていい。どうせ有罪になるならやってしまおう

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    2025年10月13日
  • ナイルに死す

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    面白かった
    スタイルズ荘、オリエント急行よりも個人的に好いた
    『当てはまらない真実から出発する』シャーロックホームズも同じようなことを言っていたような
    映画も観てみようかなと思う

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    2025年10月13日
  • 殺人は容易だ

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    ネタバレ

    ドラマが放映されることを知り、それなら、とドラマの前に原作を読みました。これからドラマ視聴します。

    ポアロやマープルも出てきません。
    素人探偵であるからこその思い込み推理で、読者の私も一緒にあーでもないこーでもないと考えさせられる。
    ブリジェットとの会話でその思い込みに気づき、犯人にいよいよ迫る…かと思いきや、読者は気づきます。クリスティーがここで終わらせるはずはないと…。そいつが危険よぉー!!早く助けてー!!

    犯人の動機にぞっとしました。

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    2025年10月13日
  • そして誰もいなくなった

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    かなり昔に読んだかもしれないけど…再読。
    いろんなミステリーを読んできた今、トリックにさして驚かないのが悲しい…
    一番最初に触れるミステリーなら最適。

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    2025年10月12日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    実は乗客全員が事件の関係者で被害者に恨みがあり、結託して行われた犯行。圧巻。そしてその真相ではなく違う仮説を警察に話そうと決めるラストは個人的には好きだった。倫理的にはアウトかもしれないけど被害者がクズすぎて犯人たちに同情するので胸スカ。
    ハバード夫人の正体には驚いた。
    ほぼ事情聴取ターンだったけど、怪しい点が見つかって二転三転していくのが面白くてのめり込んで読めました。

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    2025年10月11日