アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    人が死ぬ云々ではなく、自己認識と周りからの認識のずれがどのくらいあるのかを描いた物語。
    自分の良い方向に解釈してしまう、人の自己中さがよく描かれていて、現実世界でもこういうことあるよなと思いながら面白く読んだ。
    解説も、読んだ後の総括として読むにはとても良かった。

    0
    2026年08月10日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    社長が毒殺され、ポケットにはライ麦が…
    そして殺人は続いてく。
    ポケットにライ麦入ってて気付かないかな?ってのは置いといて。

    穏やかなマープルの違った一面が見えた。
    悲しみと安堵が同時にやってくる終わり方だった。

    社長の義姉の毒舌が面白かった。
    一緒に住んでる家族に向かって地獄の業火に焼かれればいいって(笑)

    0
    2026年08月10日
  • 五匹の子豚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛感情は相手への見方にも影響があって面白い。
    エイミアスみたいな不倫男はたくさんいるんだろうな…と思った。
    英語の受け取り違い、みたいなのが面白かった。細かな言葉で伏線はってあり、ん?と軽く思うけど引っかかりはしなくて…真相を話す場面でその部分を指摘されるとすぐに確かに…となる程度のすごい伏線感。

    0
    2026年08月09日
  • マギンティ夫人は死んだ

    Posted by ブクログ

    ポアロの過去の事件を解決するシリーズ。他は五匹の子豚だったかな。

    準主役と言ってよいくらいのオリヴァ夫人。
    自身の探偵小説に愚痴を言っているシーンがあるが、これがクリスティ本人の愚痴をオリヴァ夫人に代弁させていたのかな?かなり悪態をついていた。

    登場人物が多い(途中で増える)ので、相関図とか書かないと分からなくなった。

    0
    2026年08月09日
  • 三幕の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以下、推理。

    1人目の犠牲者が善良らしい病弱らしい牧師で、これはポワロのセリフも考えるといかにも事故というか病死っぽい。
    そう考えると2人目以後がメインというか、事件的だろう、と2件目起こった時点で想像。

    で、そう考えるといかにも怪しいのがエッグ。八百屋お七的に役者を呼ぼうとしたのではないか……という推測ができる。これは手紙を見たときのポアロの疑問(なぜ自分ではなく役者に手紙を出すのか)にも通じる気がする。ただ、パトロンがエッグの心をある程度見抜いているので「実は」という展開にはなりにくいような気がしないでもない。
    あと、医者が死ぬ瞬間を直接見たのがエッグ、役者、パトロン、ポアロの中ではエ

    0
    2026年08月09日
  • 予告殺人〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    火曜クラブが合わなかったから不安だったけど面白かった!

    犯人は当てられたけど動機が全く分からなかった。
    新聞に殺人予告の広告。
    それを見た近所の人が野次馬的好奇心でその場所にワラワラ集まる。
    そこに現れた男の目的は何だったのか、何故殺人が起きたのか、何故殺そうとしてるのかの答えが分かった時はやられた!って思った。

    外国人メイドのミッチが好きすぎる。
    ムカつくんだけど憎めない。

    ただ名前だけ登場するって人が多すぎる。覚えておかなきゃいけないのかこれっきりなのか分からずメモがヤバイことになる。
    22人くらいいる。

    0
    2026年08月09日
  • 火曜クラブ

    Posted by ブクログ

    数年ぶりに読み返したけどやっぱり良いな。
    ミス・マープルの洞察力には相変わらず舌を巻く。
    真相を知る者が昔の事件を語り、聞いた者はその解決編を推理する。
    たったこれだけの話が、なんでこんなに面白く感じるのか自分でも不思議。
    この1冊で13回も驚けるという贅沢を噛み締めつつ、楽しませてもらいました。

    0
    2026年08月08日
  • ABC殺人事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。


    「カストから何を聞き出せると言うんですか?」
    エルキュール・ポアロは微笑んだ。
    「嘘です」「その嘘を通じて、私は真実を知るのです」
    かっこいい!!

    0
    2026年08月08日
  • 白昼の悪魔〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夏休みに読むのにちょうど良い1冊。海辺で読みたくなる。トリックはもちろん、ラストにマーシャル大尉とダーンリーの会話も素敵で爽やかな気持ちになった。

    0
    2026年08月08日
  • 火曜クラブ

    Posted by ブクログ

    ミス・マープルの初登場作品を今更ながら。
    (シリーズの最初に読むべきだったか。)
    多様な事件の詰まった短編集で、流石にこれだけの情報で推理してみせるのは無理がある気がしつつも、飽きなく楽しめる良質な短編集。

    0
    2026年08月08日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    今でこそ自他境界とかいう概念が広く知られているけど、きっとそうではなかった時代に自他境界ガバガバな母親の違和感をこんなにも描写できるアガサクリスティーがすごすぎる、

    0
    2026年08月08日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    夫婦、親子でも、お互いのことを分かっているようで、まるで分かっていない。でもそれを受け入れることで生活が成り立っている。誰もが薄々気づいていることを嫌というほど思い知らされた気がした。

    0
    2026年08月07日
  • アクロイド殺し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったけど…日本語訳の影響なんか、ところどころ言い回しに少し違和感。。

    映画版の『オリエント急行殺人事件』と『ナイル殺人事件』はどっちも好きだったから、『アクロイド殺し』も映画で観たいなぁ、というところだけど叙述トリックもの?だからむずいか。

    翻訳小説は、物語を追うことに意識が向いちゃって、文章そのものの美しさとか表現に感動する感じは少し薄れなーーもし原文で読めて、そのニュアンスまで理解できたらもっと面白いんやろうけど。

    改めて、本は母国語で書かれた作品だからこそ味わえる魅力があるんだと感じました…。
    ★3.8くらい!

    0
    2026年08月06日
  • オリエント急行の殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お孫さんの「まえがき」から興味が湧く。この時代は同じ電車に乗った人と気軽に話して友達になる。旅行は冒険だという。楽しそうな時代で素敵。

    0
    2026年08月06日
  • パディントン発4時50分

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全体的に雰囲気すごい良かったのだが、終盤の謎解きはいまいちだった。いや当たらなかったからでなくて。

    以下、個人的な推理。
    全体的にわからなかったが、主たる容疑者である三人の息子たちに明瞭な差が薄く、さらには作中で言われているとおりわざわざ遺産の配分をいくらか増やすために殺害するというのは考え難い。

    なのでメインのキャラ以外だろう、ということで候補に上がったのがエマ(女性)、妹の父(ウェカピポの妹の夫みてぇだな。金髪)、医者(黒髪男性)。
    で、明らかに男性、黒髪、長身ということなのでここは逆に適合しないエマだろ! とあたりをつけたが残念。

    0
    2026年08月05日
  • オリエント急行の殺人

    Posted by ブクログ

    何年か前に野村萬斎さんのお正月特番ドラマで見た覚えがあり、今回はオーディブルのみで楽しみました。
    ヤッパリ外国名だと書籍で楽しまないとダメですね!
    次はズルをしないでちゃんと読みます。
    ただ、お話の進め方伏線回収は現代も続くミステリの原点、教科書だと感心しました。
    クリスティがいなければ今のミステリも違ったかも…

    0
    2026年08月05日
  • オリエント急行の殺人

    Posted by ブクログ

    バスで遠出する際に、そういえば読んだことなかったかな、と思って読み始めました。
    途中で、こんな結論だろうなと思っていたら、後半になるにつれて強くそう思うように。きっと覚えていないだけで、映画かなんかを過去に観ていたのだろう。
    ただ、それを差し引いても、面白かった。

    0
    2026年08月03日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    人生は不断の進歩の過程。死んだ自己を踏み石にして、より高いものへと進んでいくのです。

    娘の家の帰路、雨の影響でバグダッドで足止めにされ、主人公が自己を省みる話。
    家に帰ったら幻かのように全てを忘れ、いつも通り過ごしていく。

    自分自身、自己本位で生きてはいけないなとすごく考えるが、なかなか難しいなといつも感じる。
    一波乱起きそうで結局は日常に戻っていくのはもやもやするものでもあり、リアルでもあるなと思ったが、その辺も含めて面白く読めた。

    0
    2026年08月03日
  • 春にして君を離れ

    Posted by ブクログ

    ジョーンの内省で自分に気付いていく過程と思い違いに気付いていない部分は共感できて面白かった。家に帰って日常生活に戻ると結局は、っていうところもわかる!

    子どものことは何でもわかっている、って自ら口にする母親って、毒親だわって思うけど、殺人事件のないアガサクリスティの作品で人間の闇を感じた。

    ロドニーとレスリーの部分は、何か起こるんじゃないかと、推理小説を読んでいるようにドキドキした。

    思わぬトラブルで幾日も帰宅できず、時間を持て余していたら、自分もジョーンのように家族や過去を振り返り反省すると思う。でもそういう機会がないことを祈る。

    0
    2026年08月02日
  • 終りなき夜に生れつく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【ネタバレ注意】この物語は単なる共犯劇ではなく、語り手マイクの自己が崩壊していく心理ドラマだった。彼はエリーへの愛を語りながら、実際には彼女の持つ未来だけを欲し、歌の場面でさえ“愛している自分”を演じていたにすぎない。グレタとの関係も同様で、共犯というより支配と依存の構造があり、エリー殺害後のマイクは「操りやすい駒」から「危険な共犯者」へ変化した。グレタが離れようとした瞬間、マイクの自己物語は崩壊し、彼は現実を保てなくなる。ラストの殺害は愛の破綻ではなく、崩壊した自己を守るための歪んだ手段だった。④

    0
    2026年08月02日