アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    越してきた隣人はきっと元理容師に違いない〜などと噂されつつ、苛立ってかぼちゃを投げつけ、シェパード医師に当たりそうになる、お茶目な隣人がポアロとは笑

    この本自体が有名なのもあって、犯人については読む前から知っていた。
    それでも最後の最後に種明かしされると、なるほど、手記という形なので書き手に都合のいいような言い回しがなされている箇所があっても普通なのだと、改めてもろもろ指摘されていくと面白かった。
    また、話の〆も本人による反省点とこれからについてで、すっきりした終わり方だった。

    中古で文庫本を購入して読んだのだが、その表紙が三谷幸喜版ドラマのプロモーションだった。
    シェパード医師役は大泉洋

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    2026年01月06日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    かなり前にドラマを観て、真相が衝撃だったので、犯人は覚えていた。
    読者の思い込みを利用して、それまで見えていた人間模様を根底からひっくり返すのはクリスティー作品によくある展開だけど、今作はその巧さが際立っている。

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    2026年01月05日
  • 春にして君を離れ

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    最後が恐ろしすぎて鳥肌がたった。
    惨たらしいとはこの事。
    賛否両論あるけど、このラストの衝撃で怖すぎて星をマイナス一にした。怖すぎる。

    でも実はこういうのって日常にたくさん隠れてるよね、の答え合わせをしてくれている優しい結末なのかもしれない。

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    2026年01月05日
  • 牧師館の殺人

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    名探偵ポワロと双璧を成すアガサ・クリスティーの生み出した名探偵ミス・マープル長編第1作目。ポワロがシャーロック・ホームズの系譜なら彼女はブラウン神父の系譜と思われる。というのも一見するとただの老婦人だが極めて正確な観察力と洞察力というところと教区の信者ではなく村人を引き合いに出すところは似ている。違うの事件の性質でトリッキーさだろう。本書は後世に残るトリックではないが非常に読みやすく真相に現実味がある。またキャラクターとして歴代の名探偵達に劣っていないところは魅力的といえよう。

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    2026年01月03日
  • NかMか

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    一作目である『秘密機関』の続きが読めるぞ、と意気込んで頁を捲ったら20年経ってて驚いた。
    なるほど、この間に短篇集出てるのか。
    今度買いに行こ。
    でもこの夫婦、年齢に関わらずチャーミングだよねえ。
    トミーの潜入先に先回りしたり、危険と隣り合わせなのに楽しんでしまうタペンスには敵わない。
    冒険小説があまり好きじゃなくても「面白いな」と素直に思える数少ないシリーズです。

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    2026年01月03日
  • ビッグ4

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    個人的には面白かった。最初の方は騙された。
    ミステリー要素というかアクション寄りだがストーリーとしては面白かった

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    2026年01月01日
  • アクロイド殺し

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    ミステリー好きなら多分知っているであろうトリックを恐らくは初めて効果的に使用した傑作。トリックについては藤原宰太郎というトリックバラシの鬼のような作家がいてその人の著作で先に知ってしまった。
    なのであまり期待せずに読んだが、改めて読むと古臭さ(もちろん時代的な古さはあるけど)と強引さがなく抜群に読みやすいのでオチに納得がいく。未知の状態で読んだら更に楽しめたと思う。
    本編と関係ないけど引退したポワロがヘイスティングの事をしみじみ語っているのが凄く良かった。

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    2026年01月01日
  • そして誰もいなくなった

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    あるある展開の連続ね〜と思うのもそのはず、その全てのあるある展開の祖がこれなんだなっていう納得の元祖ミステリー小説だった。オリジナルの威力。構成と語り手の移り変わりがすごく見事で楽しくて、あとヴェラの脳裏から離れない記憶がすごく自然に想像できて面白かった。古いお屋敷じゃなくて近代建築のお屋敷なの良かった。島の風景の想像にこの前行った賢島の風景が役立った。

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    2026年01月06日
  • ポアロのクリスマス

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    ネタバレ

    えらく“かっこよさ”を押してくるなぁと思ったら、そうきたか!
    クリスティの描写からわたしもあの人はかっこいいと思ってたのに。
    やられたわ。

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    2025年12月31日
  • そして誰もいなくなった

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    絶海の孤島の館に集まる男女たち、そして始まる連続殺人……。ミステリーの定番ストーリーだけれどキャラクターが多いにもかかわらずテンポ良く進んでいくのは小気味良さすら感じた。トリックの細かい部分はご愛嬌。
    オマージュ作品も多いのでネタバレを知る前に読んでおけてよかった。

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    2025年12月31日
  • ABC殺人事件

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    有名なポアロの小説をちゃんと読みたくて。

    ポアロの元に挑戦状が届く。
    ABCと名乗るものから、挑戦状の通りAから始まる町のAから始まる老人が殺害された。その殺人事件には必ずABC鉄道の案内が置いてある。

    それをきっかけに、続いてBとCの町から同じイニシャルの人が殺害された。
    だがDだけは違った。謎が残る中ある一人の精神疾患の男が犯人ではないかと殺人犯として逮捕される。

    犯人の頭の良さと、それを上回るポアロの知恵、洞察、頭の回転の早さ。ポアロだけしか見えない犯人像がちゃんと見えている。人間の裏の顔がどんなものか気づいてる。すごいよ全く犯人が分からなかった。

    もう、大変だ。アガサ・クリステ

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    2025年12月30日
  • カーテン

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    ネタバレ

    ポアロもの(ラスト)。

    原題に「POIROT'S LAST CASE」とあるように、ポアロ最後の事件でございます。

    ヘイスティングズは、ポアロの招待で彼との出会いの場所、〈スタイルズ荘〉に再び招かれます。
    久々に対面したポアロは、老いと病で自由の利かない身体になってしまっていたものの、ご自慢の“灰色の脳細胞”は健在でした。
    そんなポアロはヘイスティングズに過去に起きた、一見無関係に思える5つの殺人事件の背後に潜む人物が、このスタイルズ荘に滞在していると告げて・・。

    あぁ・・なんて、悲しい結末なんだろう・・。

    ポアロの最期についてはクリスティー他作品の“無神経な”解説などによっ

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    2025年12月30日
  • そして誰もいなくなった

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    読みやすくて全然分からなくて面白い!
    最後の最後まで見事に騙された…(?)

    みんな自前の道徳の鎧でがっちり身を固めてるのね。


    こんな面白い名作でも、自分ではなかなか選ばないからおすすめされたことに感謝。

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    2025年12月30日
  • 春にして君を離れ

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    「ミステリーの女王」であるアガサ・クリスティー氏。平易な文章と特殊な設定で読者をミスリードするエンターテイメント性が特徴だが、こういう作品も書けるんだなあと感心(当たり前か…)。
    本作では殺人は起こらない。しかしミステリーとしては最も怖いかもしれない。そしてある意味哀しい物語。
    主人公ジョーン・スカダモアのような承認欲求の塊のような人っているよねと思いながら読んでいた。気付くようで気付かない。気付いたと思ったらまたふたたび日常に戻る。それを支えるのはある種の諦観を伴う周囲の哀しき愛。茫漠とした時に包まれ孤独のなかフラッシュバックのように猜疑心とともに真実に迫っていく過程の心理的機微の描き方が見

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    2025年12月29日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ネタバレ

    ミス・マープル シリーズ ⑧

    「鏡は横にひび割れぬ
    ああ、わが命運もつきたりと
    シャロット姫は叫べり」

    自宅のパーティーで、招待客と挨拶をしていた女優のマリーナが見せた一瞬の表情を言い表すものだ。
    その後、招待客の親切すぎる女、ヘザー・バドコックは毒殺される。マリーナが飲むはずだったお酒によって。
    ミス・マープルは村の噂話やパーティーの参加者の証言から殺人の謎にせまる。

    年を重ね、ままならない自分の環境や変わりゆくセント・メアリ・ミード村を嘆いていたマープルは、年寄りそのものだったが、捜査の話を聞き、殺人の謎を追う姿は、頭脳の明晰さは相変わらずで、さらにどんどん活気を取り

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    2025年12月28日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    地に足のついたサスペンスでこわかった。

    子育て中の身には人ごとではない。自分と向き合うこと、自分が子どもたちにしたことに向き合うことは怖い。彼女と一緒にわたしも自分と向き合うことになった。
    ジョーンが過去に向き合い悔い改め、変わろう!と決意するも、日常に戻れば漫然と元に戻っていくのは本当にリアル。人はそうそう変われないのだ。

    ジョーンが毒妻毒母なのはもちろん否定できない。けれど、その被害者であり子どもたちの理解者であるように振る舞う夫こそおそろしい人だ。農場経営に踏み切れない勇気のなさを妻が反対したせいにする。愛情もかけず、育児もメイドまかせなのに子どもをコントロールしようとする伴侶から子

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    2025年12月27日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    面白かった!
    「終わりなき夜に生まれつく」がとても良かったので、次にこちらを手に取ってみたのだけれど、
    題名の付け方が秀逸だと思う。
    そこでこの言葉が出てくるんだ!と、驚きと
    ニヤリ感が混ざってしまった。

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    2025年12月25日
  • 象は忘れない

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    早いもので、今年も「クリスマスはクリスティー」の時期がやって来ました♪
    てなわけで、久々のポアロもの。

    文学者昼食会に出席したオリヴァ夫人は、ミセス・バートン=コックスなる女性から奇妙な依頼をされます。
    その内容は、“自分の息子・デズモンドの恋人で、オリヴァ夫人の名付け子・シリヤの両親が過去に心中事件で亡くなっているが、夫と妻のうちどちらが先に拳銃を撃ったのか?”というもので…。

    過去に起きた心中事件を再調査して真相追求する、所謂“回想殺人”ものですね。
    他の方のレビューにもありますが『五匹の子豚』を彷彿させるものがあります。

    さて、後期ポアロもの準レギュラーともいえるオリヴァ夫人が(心

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    2025年12月24日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    クリスマスに集まった家族に怒る殺人事件が舞台。時期はクリスマスだけど、クリスマスっぽさは無い話だった。「マクベス」からの引用から幕が開いたり、『クリスマス・キャロル』を模したようなストーリー構造なのがお洒落で良い。犯人も(私には)予想外の人物で、ポアロの名推理を楽しめた。被害者があまり同情できる人物でなかったからか、事件解決後に残された関係者達のハッピーエンドを匂わせるラストにホッとした

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    2025年12月24日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    やっと読めました。ミステリーの名作として名高い本作でしたが、登場人物の細かさ、調書を進めていくなかで少しずつ判明する事実や推論に、読者としても引き込まれていきました。最後の1ページは、当時の慣習だったのか、あくまで探偵だからなのかという想像で終わりました。
    悲痛な人物を被害者に仕立て上げるとこで、容疑者の心を逃がしているようにも感じ、ある種王道でもあるかなと思いました。
    身近なミステリーという言葉が合っているかわかりませんが、そういった感想でした。

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    2025年12月24日