アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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アガサ、ポアロ、5作目。青木久惠訳
豪華列車ブルートレイン内で起きた殺人事件。資産家の娘ルースが殺される。たまたま乗り合わせた名探偵ポアロが殺人の謎に挑む。
怪しいのは、、別居中の夫デリク?(不倫相手いるし、義父に離婚を突きつけられてるし)父親に無理矢理別れさせられた元恋人アルマン?(今で言うロマンス詐欺っぽい事やってるし)意外と資産家老婦人の元世話係で遺産相続人のキャサリンかも?(登場した理由がいまいち分からなかったから)
勝手に色々推測したがやはりポアロのようにはいかない。結果的に夫が逮捕されたが、真犯人は意外なところから出現!お金は人を狂わせる。
「何が重要か。何が重要でないか。ーーし -
Posted by ブクログ
学生時代以来振りの再読。
改めて感じたのは、本作のミステリー性が「事件の謎」を解くものではなかったということ。
それよりも事件がどうやって起こる状態に至るのか、その過程こそがこの作品のテーマではないだろうか。
犯人探しやトリックが肝ではない。
登場人物の造形や互いの距離感、感情のもつれの積み重ね。どれも単体では些細だが、それが事件に向かって整然と配置され、事件の起こる「ゼロ時間」へと収束していく。
伏線の回収も見事だが、その伏線は日常会話や何気ない描写として置かれている。回収される度に「あれもそうだったのか」と感じる心地よい構造。
探偵役も名探偵ではないが、それでもポワロと地続きの世界 -
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Posted by ブクログ
有名なポアロの小説をちゃんと読みたくて。
ポアロの元に挑戦状が届く。
ABCと名乗るものから、挑戦状の通りAから始まる町のAから始まる老人が殺害された。その殺人事件には必ずABC鉄道の案内が置いてある。
それをきっかけに、続いてBとCの町から同じイニシャルの人が殺害された。
だがDだけは違った。謎が残る中ある一人の精神疾患の男が犯人ではないかと殺人犯として逮捕される。
犯人の頭の良さと、それを上回るポアロの知恵、洞察、頭の回転の早さ。ポアロだけしか見えない犯人像がちゃんと見えている。人間の裏の顔がどんなものか気づいてる。すごいよ全く犯人が分からなかった。
もう、大変だ。アガサ・クリステ -
Posted by ブクログ
ネタバレポアロもの(ラスト)。
原題に「POIROT'S LAST CASE」とあるように、ポアロ最後の事件でございます。
ヘイスティングズは、ポアロの招待で彼との出会いの場所、〈スタイルズ荘〉に再び招かれます。
久々に対面したポアロは、老いと病で自由の利かない身体になってしまっていたものの、ご自慢の“灰色の脳細胞”は健在でした。
そんなポアロはヘイスティングズに過去に起きた、一見無関係に思える5つの殺人事件の背後に潜む人物が、このスタイルズ荘に滞在していると告げて・・。
あぁ・・なんて、悲しい結末なんだろう・・。
ポアロの最期についてはクリスティー他作品の“無神経な”解説などによっ -
Posted by ブクログ
ネタバレミス・マープル シリーズ ⑧
「鏡は横にひび割れぬ
ああ、わが命運もつきたりと
シャロット姫は叫べり」
自宅のパーティーで、招待客と挨拶をしていた女優のマリーナが見せた一瞬の表情を言い表すものだ。
その後、招待客の親切すぎる女、ヘザー・バドコックは毒殺される。マリーナが飲むはずだったお酒によって。
ミス・マープルは村の噂話やパーティーの参加者の証言から殺人の謎にせまる。
年を重ね、ままならない自分の環境や変わりゆくセント・メアリ・ミード村を嘆いていたマープルは、年寄りそのものだったが、捜査の話を聞き、殺人の謎を追う姿は、頭脳の明晰さは相変わらずで、さらにどんどん活気を取り -
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Posted by ブクログ
早いもので、今年も「クリスマスはクリスティー」の時期がやって来ました♪
てなわけで、久々のポアロもの。
文学者昼食会に出席したオリヴァ夫人は、ミセス・バートン=コックスなる女性から奇妙な依頼をされます。
その内容は、“自分の息子・デズモンドの恋人で、オリヴァ夫人の名付け子・シリヤの両親が過去に心中事件で亡くなっているが、夫と妻のうちどちらが先に拳銃を撃ったのか?”というもので…。
過去に起きた心中事件を再調査して真相追求する、所謂“回想殺人”ものですね。
他の方のレビューにもありますが『五匹の子豚』を彷彿させるものがあります。
さて、後期ポアロもの準レギュラーともいえるオリヴァ夫人が(心