アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • オリエント急行の殺人

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    終わり方が、とても印象深かった。正しくは無いけれど、ポワロの人間味が出ていて、とても良かった。また、仲間に加えないことで守った人の存在が、この殺人の悲しさを伝えている気がした。

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    2026年02月17日
  • おしどり探偵

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    トミー&タペンス若夫婦の冒険譚を集めた短篇集。
    全15篇も読めるなんて嬉しい。
    軽快なテンポで事件を解決していく二人のやり取りが微笑ましい。
    ポアロともマープルとも違った魅力があって楽しいんだよねえ。
    各話のモチーフとなる“探偵小説”を読んでいると、さらに面白さが増す。
    過去にブラウン神父シリーズを読んでいたので『霧の中の男』はちょっとテンションが上がった。
    そう!まさにそんな感じ!と懐かしい気持ちになった。
    チェスタトンもそのうち読み直そうかな。

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    2026年02月15日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    他のクリスティ作品のような派手さがある訳ではないものの、ストーリー構成や人物描写が飽きさせない。途中のエピソードとの関係性、ちょっとした描写にヒントが散りばめられており、比較的犯人が想像しやすかった方だと思う。心理描写の上手さ際立つ一冊だった。
    優れた小説家は優れた人間観察者と言われるが、真面目な紳士のサイコパス性を見抜き、犯罪計画に仕立て上げる様はミステリーの女王という呼び名に相応しい組み立てだと思うのだった。

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    2026年02月15日
  • オリエント急行の殺人

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    映画版を観たとこだったので話の内容は知っていたにも関わらず、どんどん物語に惹き込まれていく。近年にある探偵モノとは違い、正義が全てではないと気付かされる。やはりアガサ・クリスティは天才なのだと思える作品でした。

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    2026年02月14日
  • オリエント急行の殺人

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    翻訳されてるから、まぁ読みにくい。
    ところどころ「!」やフランス語が出てきたり、登場人物も多くてカタカナの名前だしわかりにくい。

    なんとなく、こうなんだろうなという結末を描いて(推理して)ミステリーは読むのだけれど、想像の斜め上をいった。
    大昔にこんな作品を書けるなんて、さすがミステリーの女王。

    すぅっと身体に馴染んでくるような結末でした。
    今度、映画版も見てみたいと思います。

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    2026年02月13日
  • ビッグ4

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    クリスティー文庫を1から読む企画の第4巻め。

    国際犯罪組織ビッグ4とポアロの対決。
    これまでとは違う雰囲気のハラハラ展開で楽しめた。
    たくさん出てくる登場人物といろいろな場面展開が、最初は意外な感じがしたけれど、今観ている「ダウントンアビー」の時代と重なって映像が浮かんできたり、作中に出てくる「日本の大地震」は昔聞いた父が体験した地震(年代的におそらく)かもとわかったり、違う部分でも楽しめた。

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    2026年02月13日
  • ナイルに死す

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    しつこくaudibleで3つ目のアガサ・クリスティー作品。
    登場人物が多く、事件が複雑に絡み合っていてなかなかボリュームがあった。
    痴情のもつれを中心に物語が進むのでとっつきやすく、ナイル川のエキゾチックな舞台と終始漂う不穏な空気感もあり、長いけど飽きがこない。
    事件の真相は途中で気づいてしまったけど、最後の最後まで気が抜けない話で楽しめた。

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    2026年02月12日
  • オリエント急行の殺人

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    『そして誰もいなくなった』を読んだらミステリー熱が出たので次はこちらをaudibleで。
    証言が淡々と続くのと、登場人物が多くて誰がどういう行動をしたのか、客室の配置がどうなっているのかを頭の中で記憶するのが難しかった。
    ざっくりとしか理解していないまま聴き、不完全燃焼で終わりそうな不安があったけど杞憂だった。
    まさかそんなトリックで物語が収束するなんて。新しさすら感じた。
    代表的な傑作作品に選ばれているのにも納得。

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    2026年02月11日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    離婚してからも元旦那の親戚の集まりに参加しないといけないのはなんと辛いことか‥そりゃ殺人事件も起きてしまう‥犯人が誰なのか最後まで裏切られる展開だった。ケイをそこまで悪者にしなくてもと不憫に思った。

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    2026年02月10日
  • 葬儀を終えて

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    久しぶりのアガサクリスティ。
    人物の名前を覚えるのに苦労したが、それぞれの人物像、情景が目に浮かぶように書かれていて、ページを捲る手は止まらなかった。

    この時代特有の見栄っ張りさと、女性や人を雑に扱う男性の登場、最後がやや呆気ない感などはあるにせよ、やはり安定に面白く、テンポの良さも小気味良くて好きな話。やはりお金持ち一家の殺人事件ものは、王道だけど面白い。全てが自分と対極にあるからなのか笑?

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    2026年02月08日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    ページのほとんどは所々不穏な雰囲気が漂う身分違いのラブストーリーで、終盤でミステリーに変わり、真相が明かされると「うわーそういうことかーよく出来たミステリーだなあ」となるんだけど、さらに結末まで読むと、これはラブストーリーとかミステリーとかのジャンルに収まる作品じゃなく人間誰しも少なからず持つであろうひとつの感情を深いところまで突き詰めた作品なのだと感じた。

    事件の起こらない前半部分は、展開自体がモテない男の都合良すぎる妄想を覗き込んでいるようなこっ恥ずかしさがあり、正直「なんでこれ読んでるんだっけ?」と我に帰る瞬間もあったが、語り口の上手さで退屈はせずスラスラ読めた。
    事件が起きてからは文

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    2026年02月07日
  • ねじれた家

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    アガサ・クリスティー仲間(と私が勝手に思っている)の同僚が、私が勧めた『春にして君を離れ』を読んでくれたので、彼女おすすめのこちらを読んでみました。

    アガサ・クリスティーのノンシリーズもの。
    原題は『CROOKED HOUSE』。
    1949年の作品。

    一族の当主が殺され、それまでなんとか均衡を保っていた家族が綻びだすというクリスティーお得意の展開。
    主人公チャールズはポアロでもマープルでもなく、ヒロインと結婚したいだけの外交官なので、殺人事件は一向に解決せず、物語の大半はこの「ねじれた家」の「ねじれた家族」の話が続きます。

    しかしながら、それがおもしろいんだな。
    さすがのクリスティーとい

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    2026年02月04日
  • 書斎の死体

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    ミス・マープル長編シリーズ第2作目。書斎に見知らぬ女性の死体が発見されるというショッキングな事件。厳密なる科学捜査の発達した今日では使えぬトリックかもしれないが、真相を知った時には驚いた。
    温厚篤実そうに見えて細部に渡る観察と冷徹な推理を下せるミス・マープルの名探偵ぶりが良い。

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    2026年02月04日
  • 杉の柩

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    ネタバレ

    犯人特定の直前に新しい情報が与えられるので、本格推理小説というにはやや無理がある気がする。犯罪をめぐる人間ドラマとして読んだほうが良い。裁判シーンで始まり、時間をさかのぼり事件の詳細を描き、再び裁判シーンに戻る構成は効果的である。特にエリノアの超然とした態度が、「殺人を心に描いた」罪に殉じようとしたからであるというのは、彼女が高邁な人物であるという伏線もあいまって、殺人事件よりも気の利いたトリックになっている。古い映画の「陽のあたる場所」でモンゴメリー・クリフトが同じ理由で死刑を受け入れていたが、今作ではピーター・ロード医師がそのような態度を批判する。映画の結末は嫌いじゃなかったが、高邁すぎる

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    2026年02月04日
  • ひらいたトランプ

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    トランプゲームのルールが分からず、中盤くらいまで読んでて面白くない感じが続くんだけど、最後の2、3章で一気に面白い。

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    2026年02月03日
  • おしどり探偵

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    アガサ・クリスティーの別の面を感じる
    作品です。ポアロやマープルとはまた
    違った、明るくて元気なやり取り、
    絶妙な夫婦ワーク(チームワーク)を楽しむ
    ことが出来ました。この夫婦のシリーズ
    全て読みたい!と思いました。

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    2026年02月03日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ルイーズは、ビートルズにおけるオノ・ヨーコみたいなイメージ? 和気あいあいとしていた発掘チームを乱す“つれなき美女(ベル・ダーム・サン・メルシー)”とのこと。
    美しく賢い分、冷酷で、常に注目を集めていないと我慢できなかったと。でも、書き手のミス・レザランは優しい人だったと言っているし……一体どんな人物?? と、ルイーズの人物描写がいまいち自分のなかで定まらず、入り込めなかった。

    それと、元夫に気づかないことなんてあるか? 夫の方も、死にかけた後まったく新たなキャリアを築き、高嶺の花の女性をまた口説き落とすことなんてできる? とその無理矢理設定にも入り込めず。

    何より、「メソポタミヤ」という

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    2026年02月02日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    名探偵ポアロ最初の事件であり、アガサ・クリスティのデビュー作品です。
    100年以上前の作品のはずなのにまったく違和感がなく、スッとクリスティの世界観に入っていけます。だからこそ今でも人々に愛されるミステリィ作家なのかなと思います。
    ポアロのあの愛嬌と紳士的でありながら一癖ある感じ、ヘイスティングスの女性に振り回されるコミカルさ。1作目から2人のキャラクターが出来上がっていたことに嬉しくなりました。

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    2026年02月01日
  • 未完の肖像

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    素晴らしかった!
    クリスティのウエスト・マコット名義で書いた本を読んでいる。これもまた恋愛、家族について考えさせられる。

    死を選びそうな女性(主人公)が、出会った人にこれまでの人生を夜通し話すというスタイルで、幼少期の話から始まる。そこは正直読んでいて少しダルい感じもしてしまうのだが、主人公が内気な妄想好きの少女だった、ということがわかる。少女が大人になって、恋愛話が出てくると、一気に面白くなってくる!いろんな人から救愛されるのだけど、ちょっとでも違和感を感じると、彼女は流されず、断る。きちんと自分の好きな人を結婚相手として選ぶことができた。はずなのだが、ずっと続くと思われた結婚関係が、相手

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    2026年02月01日
  • 死との約束

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    ネタバレ

    ポアロシリーズ⑯

    「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
    その言葉は夜の静寂へと流れでて、ややしばらくその辺りを漂い、やがて闇の中を死海の方へ消えていった。

    冒頭から不穏な空気が満ちる。
    そして、その場に居合わせてしまうポアロ。

    家族を抑圧し支配下に置くボイントン夫人。歪んだ家族の形に、ボイントン家の誰もが陰気で無気力でどこか張り詰めていた。

    そして、ヨルダンでの家族旅行の際、ボイントン夫人が死んだ。その手首には注射の跡があった。


    ボイントン家の誰もが疑わしい。しかもポアロの聞いたセリフが疑念を後押しする。

    しかし、ポアロは現場の事実を整理し、関係者の証言を聞くこと

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    2026年01月30日