アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ネタバレ当時賛否両論巻き起こったのも頷ける。一人称の小説だと思わせておいて、その実犯人の手記だったとは。だから全てを語っていなくても全然問題ないし、読者はまんまと騙される。勘が鋭い人なら語り手の医者に違和感を抱くんだろうな。騙された方の自分は悔しい。序盤の電話の件は違和感あったけど、医者が犯人だと確信は持てなかった。
こんなのズルじゃんと思わなくもないけど、よくよく考えたら途中で医者が手記を書いてるの明かされてるし、気づいてないだけで伏線は精密に張られていたのではないかと思う。もう一度読み返したらまた新しい発見がありそうな推理小説だった。 -
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ネタバレ⚠️ネタバレ注意⚠️ ※ポアロシリーズ過去作のネタバレもあり
著者の得意とするこの手のテクニックにまた騙されちまった。むしろお前が見抜ける作品あるのかよと思われそうだが。もう流石に"この技"はないだろうと油断していた。悪く言えば過去作の使い回しであるが、それが連続すると見事に決まる。
今作はわざわざモノマネ女優までフェアに登場させているのだから、このトリックにも実現可能性が保証されているし、成功したかを電話で確認までしているのだからリスクが極めて低い。実際に○○○○○に気付いて殺された奴もいるわけだし。
トリックは見事◎で動機も前例なし◎(自分の読んだ中で)。ミス -
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ネタバレはっきりいって今までのクリスティー作品の中でダントツで面白かった。親友に婚約者を奪われた哀れな女性の行く末に心を揺さぶられた。無限に拡散していく人物相関はどこに着地するのだろう?ととにかく夢中になって読んだ。まだ著作を5分の1も読めていない私だが、読んだことない方にクリスティーのおすすめを聞かれたら現時点では真っ先にこれをお勧めすると思う。
【ネタバレ強め】【シリーズ過去作ついても触れるので注意】
肝心な時に限ってピタリと当ててしまった。当てたくなかった。なぜ当てられたかというと同シリーズの過去作にほぼ同じと言ってもいい犯人の設定と動機があるからだ。どうしてもその作品の使い回しという印 -
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ネタバレポアロシリーズ⑨
元俳優チャールズのパーティーで、誰からも慕われる老牧師がマティーニを飲んで死んだ。その後、チャールズの友人の医師が、自宅パーティーでポートワインを飲んで死んだ。死の状況は瓜二つ。
犯人はどうやって2人に毒入りの酒を飲ませたのか?
チャールズ、サタースウェイト、エッグは素人探偵として事件を調べ始める。そこに顧問として参加することとなったポアロ。
なかなか進んでいるようで進まない推理。
なかなか掴めそうで掴めない犯人像。
そんな中、チャールズとエッグの恋は深まる。
しかし、ポアロの推理で一気に真相が明らかになると、そういうことか〜!!!と全てが繋がっていく。犯人の動機に唖然。 -
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オリエント急行でも思ったことだけど、人物描写がすごく上手くて、登場人物が多いけど映像で頭の中に浮かぶ。シチュエーションも王道密室ミステリーで、次々人が死んでいく。好きです。
物語が始まった時からジャクリーヌが犯人と思わせつつ、違うんだろうな〜と思う。各登場人物が色々掻き乱してきて面白い。そこが逆に取ってつけた感を感じてしまったけど。(お金持ちおばあちゃんの盗み癖の話とか必要だった?とか)
なんか最後がバタバタして終わったのもオリエント急行みがありました。犯人分かってからはなんか進行が雑じゃないか?ミステリー小説であってヒューマンドラマではないからなのか、、最後のジャクリーヌとサイモンの件はあ -
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作品名はもちろん知ってるけど実は読んだことがなかったポワロシリーズ。というか初めてのアガサ・クリスティー作品。
普段海外文学を読まないから独特の言い回しが最初は少し読みにくかったけど、話が進むにつれて展開が気になって最後はどんどんページが進んだ。
解説の有栖川有栖さんが言っているように「スレてない初心者のうちに読んで楽し」めて良かった。ほかのポワロシリーズも読んでみたいと思える作品だった。
ポワロが外見に対して正直な表現をするなど個性の強い人物だったり、〜人はこうで〜とか国籍によって評価したり、表現が面白かった。昔の人達はこういう風に思ってたのかなぁと興味深かった。 -
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ネタバレ振り子のようにポアロ作品に戻って本作。
知人の勧めで順序関係なく借りられた作品から読んでます。ありがたやま。
さて、冒頭「エミリイ・アランデルは五月一日に死んだ。」とちょっと急な掴みで始まりつつ、その後は割としずしずとポアロの捜査が進んでいく。
ただし、エミリイの視点で死に至るまでの彼女の疑念と恐怖を読者は知るし、ポアロさんが少ない手がかりからそれを認識していく様子にワクワクする。その間ちょこまかと口を挟んだり、表情で物語ってしまうヘイスティングズの存在が相変わらず可笑しい。
おまけに「もの言えぬ証人」たる飼い犬の気持ちまで雄弁に語っちゃったりして、なおさらヘイスティングズ〜!となるとか、な -
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やったー犯人当てられたーっ
といっても、別にトリックで当てたわけでもなく、仕込んであったアリバイ操作を見破ったわけでもない。
多分クリスティなら、コイツを犯人にするだろうなあという、そういう推理小説を読み解くのにそれはどうよという……いわゆる当てずっぽう的なものである。それでも毎度毎度外しまくっていた身としては、それなりに嬉しい。
ミス・マープルシリーズでは一番最後、完結作品としてクリスティの死後に発表された本作は、ある意味思いっきり作者の書き逃げ的なものなんだろうと思う。なんせ感想を持ったとしても、書いた本人はもうこの世にいないのだ。ただ最後のポアロ作品で同じく死後に発表された「カーテン」に -
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ネタバレ集中力と記憶力がいる小説だった。事実と虚構を自分でも疑いつつ、しかもポワロの一歩先をいく推理についていくので精一杯だった。というかほとんどついていけてすらいなかった。人物関係も複雑で、数分単位の時間のずれも気にしなくてはいけないのが大変。こんな複雑な設定と展開を描けたアガサクリスティの脳みそが知りたい。オチは予想はしていた。こういうパターンもあるだろうなと。ただそれ以前に自分は内容を50%くらいしか理解していないだろうと思った。ミステリーは、メモをとりつつ、吟味しながら読んだ方がいいのだろうか。それとも今回のようにスラっと呼んでもいいのだろうか。この気持ち悪さとどう対峙するべきか気になった。真
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