アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 三幕の殺人

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    元俳優のパーティーで非の打ち所がない牧師が殺害。そして更なる殺人事件が…というところまではありがちだが、元俳優と恋人と俳優のパトロンが素人探偵として主演であり舞台の様に役どころが決まった三幕構成なのが珍しい。素人探偵たちがメインでポワロは主演でなく助っ人扱い。この様に記すと地味な小品かと思われそうだが、さにあらず。むしろ衝撃度が大きい。

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    2026年05月11日
  • オリエント急行の殺人

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    列車内で悪評高い富豪が殺害されるも乗客全員にアリバイがあるという難事件に名探偵ポワロが挑むミステリー史に残る傑作。『アクロイド殺害事件』とは違う意味でタブーに挑戦した作品で恐らくポワロシリーズでも知名度は高い。話自体は面白いというより証言が入り組んでいて混乱してくるが真相が分かった時の驚きは未読であれば一読の価値ありと言いたい。

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    2026年05月11日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    冒頭、ポアロが浜辺で日光浴する人達について『死体が並んでるみたい』の発言、後になってこれが効いてくるとは驚きました。
    被害者のアリーナは、「ナイルに死す」のリネットを彷彿とさせるような、あまり好かれる性格ではない美女でした。ただリネットと違って、狙った男性の視線を自分に向けるのが上手いタイプかと思いきや、実は男性に上手いこと騙されてしまう側の女性であることが最後の最後で分かって、かなり意外でした。アリーナはなんだか少し可哀想な女性だったのかも、と切なくなりました。そういえば、リネットは賢く慎重な女性でしたが、本当の意味での自分の理解者がいるのかと苦悩していたのを思い出しました。ステレオタイプの

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    2026年05月10日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    海外作品になれてないからか推理しながら読めず、犯人がわかってもふーんとなってしまった。
    読み慣れてる人やじっくり読める人にとっては面白いと思う
    再読せねば!

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    2026年05月09日
  • 邪悪の家

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    よくよく考えてみると、ポワロって、何故だか既に“引退”している設定になっているんですよねぇ。それなんだけど、現役時代の名声と、本人の飽くなき事件解決への欲望によって、“引退”の身にも拘らず、数々の事件を解決に導いていくという。素直に、現役のままでいられなかったのかな?

    この作品も、一応“引退”の身のポワロが出てきます。やっぱり、そこを何とかという感じで引っ張り出されてきた挙句、難事件に取り組むという事になるんですよね。

    タイトルが『邪悪の家』となっていますが、う~ん、邪悪なのかな。いろんな欲望が渦巻いている家での事件でしたね。

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    2026年05月09日
  • 青列車の秘密

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    やはりミステリー界の女王の作品です。
    ポアロのキャラクターは映えてるし、ストーリーも面白かったです。
    アガサ作品は男女のもつれが多いですが、今回もしっかりありました。

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    2026年05月09日
  • エッジウェア卿の死

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    奔放な美人女優の夫、エッジウェア卿殺人事件にポワロとヘイスティングが挑むシリーズ7作目。前作同様に詳しく感想を述べるとネタバレになりそうでもどかしいけど『邪悪の家』の犯人と同水準の冷酷さ、知能の高さ(機転は本作の方が上かも)、胆力といって差し支えない。

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    2026年05月08日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    1日で読み切れて、人が多く死ぬのにあっさりとして嫌な気持ちにならない、ただミステリーの要素だけが入ってくるすごい本

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    2026年05月08日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    ポワロシリーズはスーシェの映画やドラマを映像で見たことはありますが、本で読むのは初めてでした!とても読みやすくて直ぐに読んでしまいました。
    私は今エジプト旅行中です。
    ナイル川をクルーズして過ごす最中に読む本はどれがいいだろうと考え、ナイルに死すを選びました。
    訪れる場所や船内、クルーズを共にする仲間は物語の中とはもちろん違うけれど、
    船内の揺れやナイル川を流れる川の音、朝と夜の涼しい風、真昼の天高い太陽、全てを感じながらの読書でした。
    とても良い読書であり、経験になりました。
    お話自体は最後がすこし、悲しくはありますが、無事に物語が完結したこと、幸せになれた人たちがいることに安心を覚えて、私

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    2026年05月07日
  • 邪悪の家

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    ポワロシリーズ6作目。命を狙われた女性のためにポワロとヘイスティングが事件解決に挑む長編。先にドラマ版を観ていた(タイトルは違っていた)ので読んでいて先は分かってしまった。その事が悔やまれる程、ドンデン返しというべき意外性がある。それも理不尽なモノでなくキチンと作者は提示しており作品として質は高いと思う。
    詳しくは書けないが真犯人の知能の高さは勿論の事、冷酷さがかなり際立つ。個人的に傑作。

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    2026年05月07日
  • 青列車の秘密

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    列車で殺害されたのが大富豪の娘、そして顔は潰されていた…というなかなか絵面的にグロい事件。冒頭から各登場人物たちが丁寧に描写されているので割と人間関係は頭に入りやすい。トリックはけっこう凝っている…というか意外性があった。
    何気なく読み飛ばしていたがキャサリンがミス・マープルと同じ村に住んでいるという嬉しいファンサービス。テレビアニメでは実現していたが原作でポワロとミス・マープルの共演があったら楽しかったと思うけど、まあ書くのは大変なのだろうなと思う。

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    2026年05月07日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ミス・マープルシリーズで記憶が正しければ江戸川乱歩も絶賛していた。本書が素晴らしいのはまずはタイトル。引き込まれるよね。これ設定を変えれば現代ならばSNSとかになる訳だしかなり普遍的な事をやっている。
    あまり書くとネタバレになるので控えるがマープルシリーズもポワロに劣らず面白い事が分かった。

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    2026年05月06日
  • エッジウェア卿の死

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    『邪悪の家』に続いてポアロがまたしても犯人に上手く利用されてしまう
    それにしても犯人に全く同情できない
    そして被害者の一人エッジウェア卿の抱えてた秘密は何?
    当時の読者はこの描写だけでピンときたのか?
    さっぱり分からない
    そして犯人に全く同情できない

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    2026年05月03日
  • 検察側の証人

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    ネタバレ

    わたしが読書に求めているものの一つである、
    えぇー!と驚きたい、という欲を
    短い作品ながら、終盤に何度も満たしてくれた。
    アガサ・クリスティが描くのが得意な
    人間の多面性をしっかり見せてくれる。
    こういう
    人間の奥行きにゾクッとするタイプのお話、
    大好きです。

    当時、舞台を観たひとたちは楽しかっただろうなぁ。
    羨ましい。

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    2026年07月01日
  • オリエント急行の殺人

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    名作を読みたい!と思い手に取って、一気に読み終えた。私の周りはこれまでネタバレする人はいなかったので助かった。
    あまり多くは語れないけど、「この人犯人じゃないの?!」と思い自分も推理しながら読み進めた。でも私の予想とは違った。びっくり。
    途中で「ん?」となり、あるものを数えて「おお…?!?!」となり、「最後そうなるよなー!くぅぅぅ!」という感じ笑 アホみたいな感想にしかならないけど、とにかく面白い!

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    2026年05月02日
  • ひらいたトランプ

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    1番怪しくない人が犯人と、言い聞かせながら読んだのに、やっぱり何度も覆された。
    ブリッジのルールを分かっていればもっと楽しめたのかも。

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    2026年05月02日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    アガサクリスティーの作品は昔からちょこちょこ読んでいたが、ポアロをシリーズ物として1から読んだことがないと思い、ポアロ初登場である今作を読んだ。

    ポアロが少様子のおかしい一線を退いたおじいさんのように描かれていて、私が覚えているポアロ像と少し異なっていた(偏屈で頑固なところは変わらないが)。
    内容はミステリーとしてしっかり読み応えがあり、犯人を推理しながら面白く読むことができた。

    アガサ作品を読むたびに思うが、時代や国が違うので設定に戸惑うことが多く、また翻訳なので理解に時間がかかってしまう。
    ポアロ作品を読み終えたときに、少しは理解度が上がっていたら嬉しい。

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    2026年04月30日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    面白すぎる。一気に読んだ。
    最後の方、まだここから何かあるのか!?っていう二転三転する展開がすごかった。
    お母さんとの関係の不穏さの理由が最後でわかるのとか圧倒された。
    クリスティー、こんなんも書けんのか……。

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    2026年04月29日
  • 青列車の秘密

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    原題が『The Mystery of the Blue Train』という事で、正にブルトレの秘密です。

    エルキュール・ポワロのシリーズをいくつか読んでみてわかったのが、シャーロック・ホームズの場合は、自分の所に事件の解決を求める依頼人がやってくるという形態であるのに対して、エルキュール・ポワロの場合は、たまたまその場に居合わせたとかいう形態が多く、明確な依頼人という存在が居ないという事も少なく無いんですね。これは、不勉強でした。

    それと、ポワロは常にヘイスティングスと一緒にいるわけではないという事も知りました。むしろ、一人で行動している事の方が多いのかもしれません。

    昔から読み継がれる

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    2026年04月26日
  • カーテン

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    まさかの結末でした。

    まさかポアロが・・・・・・

    口だけ出して、自らは直接手を下さない影の犯人を罰することは法律ではできないだろうから、今後被害者がでないようにするためにと、あのような行動をとったのだとは思うのですが、なんともやるせなかったです。

    「法では裁けない悪をどうするか?」重いテーマでした。

    ポアロほどの実績・名声のある探偵なら、持って行きようによっては警察だって動いたのではないかと思うのですが、やはりそこは小説なので。

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    2026年04月25日